いだてん～東京オリムピック噺～

女中姿がよく似合っています。天狗倶楽部の面々の裸姿に嬉しそうに小さく拍手をしたり振りをマネしたり、何をやっても可愛いし、台詞がなくてもそういった仕草や表情だけで天狗倶楽部や弥彦の理解者なんだろうなと伝わってくるのが良かったです。

和歌子に小説のあらすじを語るシーンの演技が印象的でした。消え入りそうな震える声や和歌子の反応を見てクルクル変わる豊かな表情で、シマの極度の緊張をコミカルに、チャーミングに演じていたと思います。小動物のようなちょこまかした雰囲気がとても可愛らしいです。

マナー講座を受ける四三を見つめる眼差しがとても良かったです。心配そうな、頑張れというエールが込められているような真剣な表情をしていて、もしかしたら屋敷にきたばかりで西洋のマナーに慣れていなかった昔の自分と重ねているのかなと感じました。洋装のメイド服姿も似合っていて可愛かったです。

シマちゃんかわいいね。日本髪っていうのかなあの髪型。とても似合ってるよね。あんな目がキラキラした女中さんがいたらご主人がほっておかないんじゃないか？着物を着てのお芝居は大変だと思うけど立ち居振る舞いもそそとしていていいと思う。

久々に登場のシマ、相変わらず小さくてエプロンがよく似合っていて可愛かったです。髪型も服装も洗練されて女中の頃のおぼこさがなくなり、大人の女性の雰囲気もあって年月の経過をしっかり見た目で表現しているところも良かったです。

ただの女中さんかと思ってたけど、もしかして重要人物なのかと注目してます。
女子だけどスポーツやってみたい、と話す表情がキラキラしていてすごくかわいい。
夢をかなえるために働きながら勉強している頑張り屋さんの雰囲気が伝わってきます。

前にNHKに出ていたときは前髪が上がっていたけれど、今回は前髪が下りててかわいい！そんなかわいい女の子なのに、女子だって走りたい！と楽しそうに話したり、悔しそうにしたりするところに応援してあげたい！という気持ちになる。

小柄で童顔なので女学生と並ぶとどちらが生徒なのか分からなくなりますが、そこが生徒との距離が近い、二階堂とは違う新しい時代の先生っぽさがあって良いと思います。増野を前にした時のはにかんだような笑顔やウエディングドレス姿、「嫁になんか行かなきゃいい！」と絶叫する姿など、何をしても可愛らしくて、その場にいるだけで周りがパッと明るくなる不思議な魅力があります。

豪邸で働く女中の時の演技は魅力的で素晴らしかったものの、時が移ろい女学生となった辺りから感情表現が、情緒不安定に思えてしまう発狂した言葉が多く、見ているのがツラくなってしまい、最初の頃からの成長というものが感じられなかったのが残念だ。

このドラマでの彼女の魅力は女子スポーツに憧れる普通の、一般の女性を演じきってくれた事だったと思います。
歴史に名を残す偉大な功績を残した訳ではない、だけど女子スポーツ黎明期からただ女子が思い切りスポーツができることを夢見ていた、ああきっとこの時代の女性にはこういう人がいたのだろうなと言うことを思わせてくれる、その存在感はドラマのリアル感をとても引き立たせてくれたと思います。
本当に可愛くなってきて何だか段々親戚の娘さんみたいな気持ちでシマちゃんを見ていたので、関東大震災で行方不明になったときは本当にショックで最後まで生きていてくれないかなって願うくらいでした。でもこの震災がどれ程ひどいものだったかを伝えるためには一般の都民であった重要登場人物である彼女が被災することには大きな意味があったのだと思います。
たくさんの偉人たちに囲まれた中の一般人という役でなおその存在感を最期まで強烈に残した彼女は本当に素晴らしかったと思います。

あなたの笑顔にまた会えて幸せよ！金栗さんがしまちゃんと間違えてたり、お父さんの前であなたは1パーセントも入ってないと言ったり、とても面白かったです。お父さんにおぶられてお母さんを探していたりくちゃんがみんなの愛情をたっぷりと受けたからあんなに柔らかな可愛らしいお嬢さんになったのねーなんて勝手に想像できるほどいい笑顔でした。りくちゃんとしてまた韋駄天で可愛らしい笑顔を見たいです。

杉咲花さんは、シマちゃんを演じた時にも、その可愛らしさと芯の強さに目が釘つけになりましたが、シマちゃんの娘のりくとして再登場した時にも、変わらぬ可愛らしさに画面に引きこまれてしまいました。りくが登場した時、初めは「シマちゃんと同一人物だ！」と思いましたが、髪型も替え、表情もまだ10代のあどけない雰囲気にしていて、シマちゃんとりくを、きちんと演じ分けているところがすごいと思いました。

シマとりくの一人二役を演じていますが、シマ役では額をだして髪をひとつにまとめた姿、りくではおかっぱ姿で登場し、どちらも杉咲花さんが演じているのに、母と娘できちんと演じ分けられているのがすごいなと思いました。見た目だけでなく、シマの場合はおっとりと落ち着いた風情で話し、りくはちょっと高めの声で話すなど、細かいところも区別していて、若いながら演技者としての力量を感じさせる女優さんであると思いました。

最初の役もその娘の役もとっくに死んでしまったんだけど、若い頃死んでしまったということが逆にみずみずしく印象に残っていて時たま回想で出てくる花ちゃんがとても躍動感があっていいよね。和服姿もとても似合っていて可愛らしい。