グッド・ドクター

せと先生、みなと先生が配属してきたその日から、担当として、理解してくれている姿に、こんな先生に、私も子供も、もしものときは担当してほしいなと思ってしまったほどです。
優しさや気配り、患者の子供たちへの愛が、伝わってきます。

湊を優しく見守る夏美役にぴったりだと思います。指導係として厳しい時もありますが、湊の考えをきちんと受け止め一人の医者として認めていることがよく分かります。
ただの先輩ではなく、姉のように寄り添う姿にも見ていて安心感があります。

相手の表情や反応を気遣うような優しげな表情や穏やかな口調から、先入観を持たずに相手に歩み寄って理解しようとする瀬戸の姿勢が伝わってくるところが良いですね。目の前で苦しむ患者を救いたいという強い思い、医師としての信念が伝わる強い眼差しも素敵です。

登場シーンはちょっと冷たい感じの嫌な役なのかなと思いましたが、徐々に優しい雰囲気の良い感じの役になっていき。
優しく声をかける演技や一生懸命に話す演技などが、とても気持ちがこもっていて良かったと思います。

演技に深みが増してきてすごくいいと思う。特に表情の表現がいい。とても自然体で美しく輝いている。特に第3話は患者と向き合う1人の医師としての真摯な姿勢、苦悩、優しさをとても良く表現できていたと思う。見ていて胸を打たれ、泣けた。

女性医師ならではの、厳しくも優しくて温かい一面が演技によく出てると思いました。今まで色々な役柄をされてますが、芯があるブレないキャラクター作りは上野樹里さんの演技の素晴らしいところだと思います。主人公とのやりとりも、ほのぼのとして好きです。

新堂に対して「どうせ理解出来ないでしょ」という感じではなく、彼にも分かるように穏やかに諭すように話す姿が長年子供を相手にしている瀬戸の医師としてのキャリアを感じさせて上手いです。真実を知りたがる将輝を辛そうに見つめる表情も患者の立場にたって物事を考えてくれる、患者と距離の近い先生という雰囲気が感じられて良かったです。

中堅どころの女性医師役が上野樹里さんにはまっていて、とても素敵でした。上司の医師に意見する場面や、ドラマの主人公である研修医の青年にあたたかなまなざしをむける姿、指導医としての戸惑い、医療機関に携わる者としての毅然とした態度、小児病棟の子供たちにむける優しく安心感のある姿勢や診察手術などのシーンでの落ち着いた雰囲気とセリフの言い回しなどにひきつけられました。こういう女医の方が実際にいて、小児医療の現場で頑張っているのだろうと思わされました。

表情豊かでとても良かったです