大草原の小さな家

マイケル・ランドンといえば、アメリカ西部開拓時代の父として私の心に残っています。どんな苦境に立たされても父さんがいればきっと大丈夫！と思わせてくれる頼れる父親像にぴったり。マイケル・ランドンは残念ながら54歳という若さで亡くなっていますが、ドラマであの「父さんに」会えるのはとても嬉しいことです。

常に家族を愛し、暖かい目で見守る姿は、演技してるように見えず本当に血の繋がった父親のようです。
馬を乗りこなしたり、畑仕事、製材所などで働く姿は実にたくましく、がっしりした肉体美は本物の労働者の体です。
それでいて家族に向ける優しさとのギャップに、理想の父親、夫の姿そのものです。

演技とは思えない労働者の仕草です。木を切ったり、馬を扱う様子や、家具を作る様子など本当の農家の人のような手つきと体型です。
バイオリンを弾きながら踊ったりとあまりにも自然で驚きます。
なによりも、家族に優しく妻を愛するところは理想の旦那様そのものですね。

大人になって改めて見ると、マイケル・ランドンさんは演技がとても上手なのだと気がつきました。妻のキャロラインに向ける眼差しもキュートで魅力的です。いつもは父として頼もしい表情ですが、たまに駄々っ子みたいになって妻にたしなめられるときの顔は心を鷲づかみにされます。

やっぱりこのドラマにはマイケル・ランドンが絶対に欠かせないと思います。安心感のある演技で、観ていてホッとできます。彼の優しい表情や話し方は、私も子どもと接する時には見習わなければならないと思いました。

頼りがいのある「お父さん」にぴったりハマった役どころだと思います。このドラマでの役が良かったが為に他の役でもそう見えてしまいがちでしたが、その後のTVドラマ『ある勇気の物語! 孤独のマラソンランナー（英語版）』では主演のみならず監督と脚本も務めるという多才ぶりも発揮をしました。

もう、大好きです！嫌なことがあって屋根裏部屋のベッドに一人クヨクヨしている娘の隣にそっと座ってあげるシーン、今でも忘れられません。強くて優しくて逞しくて、バイオリンを弾いて家族団欒。ヨレヨレの服にサスペンダー姿がカッコ良すぎ。

アメリカの田舎町で、仲良く暮らす家族を支え働き者で優しい父親で、その上頼りになり妻や子を心から愛しており、本当に理想の男性像である。
その上、街の人からも愛され、孤児の男の子をも預かって育てるなど、尊敬に値する。

男の子を欲しがっている様子は本当に本人が欲しがっているようであった。一方、既にいる家族に対しても落ち着いて生活できる場を探し移住を繰り返すなど、強い家族愛があることを言葉でも行動でも表現していた。ローラとアルマンゾが結婚をしようとしたときにまだ早いと認めなかった様は本当に父親そのものにみえた。

子ども心に濃い顔立ち、ヘアスタイルが個人的に苦手で最近改めて見てもそう感じます。ドラマは好きですが、お父さん役の監督で脚本家で俳優でという強い立ち位置が見え隠れするのだけは苦手です。