小さな巨人

そういう演出だからなのかも知れませんが、如何にもセリフ口調といった感じの演技が、昔のドラマのようで、それがいいという人もいるのでしょうが、私は嘘くさくみえるし、どこかダサい感じがしてあまり好きになれません。

劇団に所属しているので、滑舌がよく、セリフに感情をのせるのが上手いと思いました。
この枠のドラマは、熱血主人公が多く、演技も少々オーバーで、大きい表現が求められているような気がするのですが、舞台俳優なので、大きい演技は得意なので、見ていて安心感があり、背が高く、見栄えがするので、この枠のドラマの主人公としてはぴったりだと思いました。

好き、嫌いは別として、悪役から、善人まで幅広く演じられる俳優だと思います。

彼のこの上ない清潔感が、高坂の高い正義感にとてもよくハマっていると思います。このドラマにはたくさんの名俳優が揃っていますが、長谷川さんはその中でも抜群の存在感で皆を引っ張っていると思います。身長の高さも一役買っていますよね。

長谷川さん演じる警察官がとても情熱的かつ冷静な視点を持っていて、リアリティーがあります。
毎回長谷川さんの出るドラマは見ていますが、今回が最も長谷川さんに合っているかもしれない。

『デート～恋とはどんなものかしら～』では文学オタク気質の軟弱な引籠り青年を演じたが、今回のドラマでは気骨ある警察官を見事に演じている。その演技の幅は驚異的である。出世コースからの挫折に負けず、巨悪と戦う精神と、明晰な頭脳を持つ正義の警察官の役を正確にこなしている。

長谷川博己は、今までとは違った存在感を出している。これまでは、どちらかというと軟弱なタイプの印象が多い中、絶対悪事の証拠を掴むのだという執念を感じ、ドラマに引き込まれる。殺人の証拠となるUSBの一部を発見した時の演技は素晴らしかった。視聴者も悪人の成敗ができた達成感を味わえて、清々しかった。

長谷川博己さんの出ている作品は数多くみていますが、いつもと雰囲気がまた違って、かなり大げさな癖のある演技で、とてもぴったりな役どころで良いと思います。片眉を上げて話すアップになるシーンが特に好きです。

今まで長谷川博巳さんをあまり意識して見ていなかったのですが小さな巨人を見て正義感が強く真面目なだけでなく色々なピンチにあった時にも機転が利く刑事役にとても合っていると思いました。家庭でのお茶目な感じもすごく素敵でした。

香坂警部の役どころにピッタリだと思います。
エリートでスマートで、事件に対する姿勢も部下や仲間を思う気持ちも、観ていて気持ちがいいです。
ファンならずとも株は上がっているのでは？と思います。
長谷川さんは家政婦のミタのイメージが強かったのですが、今後も刑事ドラマで是非拝見したいです。
長谷川さんと岡田さんもピッタリなコンビです。

もう少し上手いと思っていたが、想像していたよりかなり下手でガッカリしています。
スマートな役なら似合いますが、アツイ役は似合わないのかな？と思います。
顔の表情だけで演じるには、もともとの顔が地味なので少し残念な感じです。