小吉の女房

2019年1月期
総合評価: 4.14 / 5.0 (回答者数7人) 174 位 / 989件中
※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 4.0 /5.0(80%) 288/990件中
キャスト 4.1 /5.0(82.8%) 400/990件中
演出 4.0 /5.0(80%) 249/989件中
音楽 3.4 /5.0(68.6%) 553/990件中
感動 3.7 /5.0(74.2%) 179/985件中
笑い 3.9 /5.0(77.2%) 138/985件中
スリル・興奮 3.1 /5.0(62.8%) 516/982件中
7コメント
1 | | みっちりねこ | 2019-01-25 09:20:40

今回のいいところは、福冨慶士郎演じる麟太郎が持って行ったように思います。わらじの件で当意即妙な受け答えをしているシーンが良かったです。母親のお信の教え、というか生活の知恵、ということになっていますが、ドラマ内では悪者っぽくなっているおばば様がいてこその、作法と受け答えだろうな、と感じました。
暴れん坊な父小吉ですが、お信にしっかり仕切られている面も見えてきて、なかなかいい親子だと思います。
麟太郎が無事出立を迎えられて良かったです。

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2 | | みっちりねこ | 2019-02-01 16:50:57

お信と小吉のやりとりで「そんなバカがあるか」、「だんな様の方が」というシーンが、面白かったです!本当におしどり夫婦という感じで、無職で貧乏でも幸せな雰囲気がにじみ出ていました。「家庭円満が息子の成長の秘訣」というような筋が見えてしまっているのは難ですが、強面のおばば様の存在も含めて、結構当たってっているのかもしれません。また、バカばかりやっている小吉ですが、意外に人徳があるのも見えてきて、良かったです。

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3 | | エミリー | 2019-02-11 12:30:27

ひとり息子がお城でのお役目から下がり、親の下で暮らすようになさった際に、息子が父親を見て小馬鹿にしたような仕草を母親は見逃さなかったところは実に鋭い描写でした。また息子が野良犬に急所を噛まれて生死を彷徨った際に、父親が死神を息子から遠ざけようと奇声を上げて剣を振り回し、息子の傍から離れず寝ずに守る姿は親子の深い愛情を見せてくれる名場面でした。また親しくお付き合いのあった住民たちが子供の回復を願って地蔵尊を回ってお札をもらってきたという場面は、人々の人情の深さが見事に表現されており、思わず涙を誘うものでした。

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4 | | みっちりねこ | 2019-02-11 21:30:57

息子を思う小吉の行動が裏目にでてばかりで、息子に軽蔑されたり町中から狂人扱いされたりしているのが、ほろ苦くもあり、面白くもあった。祈祷をしているシーンなどはやりすぎだな、と思ったけれど、息子の回復後にきちんと「お礼参り」の出ていたところが、江戸の風物をよく描いてる感じでよかったと思う。お信のお百度参りや看病のシーンは絵になるような真摯さときれいさで、胸を打たれた。小吉との対称ぶりが、現代にも通じる父母の差になっていて、興味深かった。

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5 | | みっちりねこ | 2019-02-24 10:50:56

貧乏とはいえ旗本の家系と鼠小僧もどきがこんなに近い関係にあるというのは少し納得の行かない面もあるのですが、小吉とお信の人情味あふれる性格を表すにはぴったりだな、と思いました。盗みのシーンでは怪文書の筆跡があまりに下手だったり、武家の側が「取り逃がしたら面目がつぶれる」という理由でわざと追求しなかったりなど、細かいところにウィットが効いていて、面白かったです。
しかし2人とも、息子の出世を考えて行動を慎むかと思いきや、相変わらずの自由ぶりなのには、ほのぼのしてしまいました。

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6 | | みっちりねこ | 2019-03-07 00:15:50

お信の内助の功が最後まで小気味よくかつコミカルで、よかったです。お信が将来を考えて、小吉の保身に使える文書を隠匿していたのには、グッジョブ!と思いました。
兄が強権発動しようとした時に、小吉を守るために親子がが揃ってオリに入るように主張したのには驚きもあり、面白かったです。
しかもおばば様も味方してくれて、素敵でした。
最後に父のようにならない、いやなってほしい、というやりとりがあったのは、心が暖かくなるエンディングでした。

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7 | | aska | 2019-04-30 17:41:36

海舟の父、勝小吉による自叙伝であり古典の名作でもある『夢酔独言』を下敷きに、山本むつみ氏が丁寧に脚本化された良質なホームドラマです。
コミカルだけれど奥深いストーリーに引き込まれるのはもちろんのこと、勝家の居間や江戸の風物、季節の花々、緑溢れる寺社の佇まいなど、美しい映像を眺めているだけでも癒されます。
加えて、物語にぴったり寄り添う劇伴がこれまた秀逸でした。
放送が終了してから早や2か月になろうとしていますが、「小吉の女房ロス」が治まる気配がありません。。。

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