我が家のヒミツ

日常のあるあるをよく表現していたと思う。子育てや家事に専念していて、誰にも感謝されない、褒められたいというのはよく実感でき、感情移入してしまった。自分もネットオークションをしたことがあるので、あーあるあると思いながら見ていた。40歳の誕生日には何もなかったけど、41歳の誕生日になって子供達からも夫からも祝福されるというのがよく分からなかった。娘の母親に対する態度がひどくて見ていられなかった。紀子が小さな幸せを見つけられて良かった。

主演の、佐藤仁美さんの演技がとにかくうまい！主役で見ることは今まであまりなかったけれど、脇でも存在感のある役者さんだと思っていたら、主演でもやっぱりうまい！
妊婦さんの、ちょっとしたことが気になったら止まらない、不安定な心の状態がていねいに表現されていて、妊婦あるあるだ～、と納得でした。
笑いを交えて、深刻になりすぎないバランスも絶妙で、でも最後にちょっとホロッとさせられたり。見ていてあっという間でした。

隣に越してきた人が怪しいという設定は新鮮だったが、刑事か警官かどちらかだろうというあらかたの推測がついたので、スリルには欠けた。まさか夫の上司が関係しているとは思わなかったので、それは面白かった。自分の妊娠時代を思い出して、そういえば細かいことが気になっていたな、と懐かしかった。お互いを想い合っている夫婦がほのぼのとしていて良かった。