教場

林遣都さんの新たな一面を見られたと思いました。
爽やかでかっこいいイメージがあった林遣都さん、優しい人をも上手に演じる事ができる林遣都さんなのに、今回のドラマでは狂気を感じました。
根暗で下向きな感情表現から、そこから少しずつ感情や思考の歯車が崩れていく様子、見開いた目に感じる狂気。
彼はその演技で、ドラマ内では実際には多くは語られない、プレッシャーとか悩みとか考え方の未熟さとかを演じ上げていたところが、すごいなぁと思いました。

平田があの宮坂を追い詰めるところが最後にぞくぞくしてこの教場を一気に狂気と隣り合わせの緊迫した世界へ引き込んだと思う。
実際は爽やかで運動神経抜群でイケメンな素の林遣都君だが見事に真逆のおどおどして落ちこぼれで、警察官の息子でありながら成績が悪く卑屈な人生を送る平田へと、誰かわからない位の役への入り込み方で、惚れ惚れする位完璧な演技でした。

当然演技なのでしょうが父親が警察官なのに当の息子は転職を繰り返しのいわゆるダメ息子。今度こそと意気込んで警察学校に入るけれど初っぱなから失敗ばかりで向いてない、でも辞めると父さんに顔向け出来ない…悩んだ末に同情してくれた仲間を道連れに自殺未遂する。林遣都さんって過去のドラマでも演技が絶妙です。この人普段もこんな人格なのかも、といちいち思わせます。今回のドラマでもダメ男振りがはまっていて適役すぎてコワイ位でした。イケメン俳優の部類ではないけれど演技力は抜群だと思います。

おどおどしていて、まさか二面性があるとは思っていなかった。不運な人生だったかもしれないが、周りから哀れまれていると勝手に感じていて、可哀想な人だと思った。林遣都は変な役柄が多いが、その中でも今回は抜きん出ていたように思う。

これは文句なく平田の闇が教場への興味を誘い、後編までの緊張感をもたらしました。林遣都、素晴らしかったです。

インパクト、、、！

劣等生で何をやってもダメな感じや、狂気的な演技もうまく出せていて、観ていて本当に怖かったです。役に入り込んでいるなという印象を受けました。全体的に見れば出演シーンは少ないですが、印象に残るキャラクターだったと思いました。演技の幅が広い役者さんだと感じました。

凄い演技力でした。

いつものキラキラ感は全く消して平田和道の不気味な雰囲気にゾクッとしました。

遣都くんの演技凄かった