教場

ドラマが始まる前は、理不尽な鬼教官と健気な生徒の話だと想像していました。しかし実際は教官の風間は独特の威圧感はあるものの言っている事はもっともで、生徒の方が変な人が多いと思いました。岸川によって、楠本が立体駐車場に挟まれた時、風間はなかなか助けず、楠本に尋問みたいにされた時はひどいと感じましたが、それは楠本の勘違いを正すためであり、楠本の命を救うためなんだと分かった時は、感動しました。スペシャルドラマで久しぶりに、面白い物に出会えた気がしました。

銃で脅して宮坂を辞めさせようとしてた南原の悪事をすべて見抜いた上で断罪した風間がカッコよかった！あの銃がオモチャでも南原はしゃべっちゃったんじゃないかと思えるほど、全てを見抜かれているんだという恐怖心と銃を向けている風間の迫力がすごかったです。
次はどんなことが起こるんだろうと思っていたらまさかの女の友情展開で、そこにしっかり恋愛要素も入っていて今までとのギャップにやられました。
全体的に風間が厳しいことを言うシーンはしっかりとした理由があったので最後まで鬼教官には見えませんでした。いつの間にか普通にいい教官と少し成長した生徒たちの学園ものになっていたことには驚きましたが、最後の感動的な展開も違和感を感じなかったので新入生たちのストーリーも見たいなと思いました！

原作が話題のミステリー小説だけあって楽しめました。警察学校の生徒間で次々に事件が起こり、中弛みすることが一切なく、ずっとテレビに釘付けになりました。木村拓哉さんは風間教官のイメージではないと思って見始めましたが、良い意味で裏切られました。風間教官は冷徹な鬼教官だけど、女子生徒から憧れられる部分も持ち合わせているのなら木村拓哉さんの起用は正解だったわ。納得。
他の出演者もそれぞれ素晴らしかったです。特に工藤阿須加さんは昔と比べて格段に演技上手になったなと思います。最後はミステリーというよりお仕事ヒューマンドラマで終わり、感動的でした。

いつもと違う木村拓哉が見られて、予想以上に面白かった。もっと年配の俳優が演じたほうがしっくりくるとも思ったけど、キムタクの存在感がいい意味で出ていたと思う。
警察学校の内情も分かるドラマで興味深かった。
生徒同士の嫉妬や恨み、競争などいろんな感情からストーリーが組み立てられていて、オムニバスドラマみたいで面白かった。
キムタクが演じた教官に起きた過去が詳しく明かされずとても気になるし、ラストには次の生徒が入校していて、絶対続編があると思わせる終わり方にワクワクしちゃった。

キムタク主演なのでもっと軽いノリかトレンディーな内容を期待していたのですが、子供と観ていてとても怖く、残酷なシーンも多く、途中観るのを辞めようかと思ったほどでした。
その分惹かれる場面も満載でした。
ミステリー要素と「警察官とは？」「警察に向く人、向かない人」など、家族で考える要素も含まれているのもよかったです。実際ドラマを見ながら子供と色々と話すことができました。
警察学校で学んでいる新人のキャステングもとてもよかったです。実際には、本当にこのように学んでいるのだろうか？という点が知りたかったです。

木村拓哉さんが風貌を変えてまで演じた教官は、原作のイメージとはちょっと異なりましたが、画面に登場するたびに、ぴりっとした緊張感がありました。
脚本が君塚良一さんで、セリフも人間味のあるものに置き換えられていたような気がします。

今までにない独特の世界観で、久しぶりにキムタクのドラマに釘付けになって見てしまった。
警察学校が舞台のミステリーということで興味深かったが、生徒たちに起こる様々な問題を風間公親が生徒たちより先回りして問題を解決していくストーリーは新しく、最後まで緊張感のある作品だったと思う。
これまで見てきたキムタクにはない、強烈なインパクトのあるキャラクターだった。

久しぶりに夢中になったドラマでした。
生徒がどんどん脱落していく場面がリアルで、ドキュメンタリーをみているような錯覚をするほどでした。
物語だとはわかっていながらも、あまりに厳しい世界に思わず力が入り、複雑な感情になりました。
教師と生徒、どちらの気持ちにも胸を熱くさせられました。
木村拓哉演じる風間の言葉や動きのひとつずつに迫力があり、圧倒的な存在感に感動です。

今までになかったキムタクを見ることができました。変にカッコつけることのない、存在感のある風間が優しく魅力的でした。教場という題材も、知らない世界のことで興味深かったです。
大島優子演じる楠本の、心の変わり具合を導いた風間、感謝する楠本が良かった。彼女の未来が見える気がします。生徒達と一線を引いて、言葉少なく指導する事はとても難しいけれど、警察官とは何かを考えさせられました。魅力的な枝元が、授業半ばで進路変更するシーンも見応えがありました。
人間の本質を問うドラマだと思います。

キムタクが白髪交じりの教官ということで、珍しく強面の役柄でしたが、色んな過去を背負って年齢を重ねた素敵なおじ様風で魅力的でした。
少しの変化も見落とさないキムタクの鋭い勘と徹底的に追い詰める気迫に見入ってしまいました。
ハラハラする場面が多い中、最後に厳しくする理由が分かり、感動的な話に結びつき涙しました。
生徒のそれぞれの背景が事件の引き金になっていることも話に惹きつける要素となって、その後の人生を歩んでいく様子も見所でした。

前後編のドラマでしたが連続ドラマにしていいくらい濃いストーリーでとても楽しめました。キリリとして一つも笑わないキムタク良かったです。これからはもっと本当の汚れ役にも挑戦してもらいたいなと思いました。今が旬の若手俳優キャスティングも互いに対等に競い合ってドラマを盛り上げてくれてまして。誰が警察官に向いていないのか、何が警察官にとって必要なことなのか、向いていないという人は切り捨てて退官させられる話でもいいように思いましたが。それでは警察官になる人がいなくなってしまいますね。心を入れ替えて成長していく様子も無理なく描かれていたと思います。

キムタクの白髪姿でドラマするから見ようかなと軽い気持ちで見たらドハマりしました。キムタクもオレキムタク！って感じじゃなくて渋いおじさま路線でいけばまだまだ需要はあるんじゃないかなと。生徒役も知ってる子からこれからの子もいて、ワタシ的に生徒役もみんな演技上手かった気がする。
ただ、警察になりたい人たちみんな闇が深すぎるし、実際あんな歪んだ性格の人が警官になられても正直守ってくれなさそうだし怖いなとは思った。フィクションだからハラハラしながら見れたが実際に警察学校があんな闇深い生徒ばかりだとシャレにならんなぁとは思った。

警察学校という閉鎖的な空間をほぼリアルに描かれていたように思う。
教官の”学校はふるいに落とすところだ”と言うセリフから始まるところが印象に残っていて、学校にありがちな生徒同士の絆とか努力を描くのではなく、生き残る為の厳しさや裏切りを表現している。
普通に見ていると、ただ教官の冷酷さが目立ってしまうが、なかなかその真意を探っていくのも面白いものだ。
少し釈然としないのは、教官の過去についてほとんど語らなかった部分で、続編を予感させる終わり方だった。

自分のゆるい生活を見直したいと思いました。

警察官の方々が凄くリアルだったとコメントされているのを見ましたし、緊迫感があり、色々な人生を背負った生徒がそれぞれの思いを胸に訓練に明け暮れてようやく警察官になれる過程が見れて良かった。良く警官モノ、刑事モノはあっても教場を取り上げた作品は改めて初めてだったな、こんなに警察官になる方は厳しい訓練を乗り越えてるんだなと感動した。
とても面白いドラマだった。

二夜だけとは勿体ない
シリーズものなので続編希望

メインとなる生徒数が多すぎて、2話では理解できない部分があった。また、教官の過去についてもうやむやな部分があり、途中からは熱が冷めてしまった。
警察学校という、未知の領域がステージとなる為、もう少し省略できるストーリーや、逆に説明が足りないところもあったと思う。生徒同士の友情など、生活を通して培ったものもドラマの中で表現してもらえると、もっと共感できたかもしれない。
ラストシーンは今後の展開が気になるものだったので、続編があるとすれば、また見たいとは思う。

キムタク感が無くて引き込まれたのはさておいて、このドラマの内容と現実過去発生した女子大生ストーカー殺人事件が私の中で重なってしまった！
第一、取り調べと被害届の対応のやり方がうまく出来ないと退校させられるのはげんに警官が被害届を無視して解雇されたので。
終盤に差し掛かって警察嫌いだったという都築は、風間教官にそれをぶつけるも私は当時大学生だった娘を殺された両親の警察嫌いがそれ以上に酷いと感じた。
そんな都築が、市民に愛される警察官になりたくて入校したなら私は条件としてまず被害届を無視しないように忠告するだろう（笑）