※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 4.2 /5.0(83.2%) | 208位 /1087件中 |
キャスト 4.7 /5.0(93.6%) | 73位 /1087件中 |
演出 4.3 /5.0(85.4%) | 150位 /1086件中 |
音楽 4.6 /5.0(91.8%) | 33位 /1087件中 |
感動 3.4 /5.0(67.6%) | 344位 /1082件中 |
笑い 3.2 /5.0(64.4%) | 348位 /1082件中 |
スリル・興奮 4.0 /5.0(79.4%) | 176位 /1079件中 |
脚本・ストーリー 4.2 /5.0(83.2%) | 208位 /1087件中 |
キャスト 4.7 /5.0(93.6%) | 73位 /1087件中 |
演出 4.3 /5.0(85.4%) | 150位 /1086件中 |
音楽 4.6 /5.0(91.8%) | 33位 /1087件中 |
感動 3.4 /5.0(67.6%) | 344位 /1082件中 |
笑い 3.2 /5.0(64.4%) | 348位 /1082件中 |
スリル・興奮 4.0 /5.0(79.4%) | 176位 /1079件中 |
内容の濃い回だった。変な宗教のウイルスからのパンデミックかと思いきや、それだけでは済まない。まあ、相棒ではこの手の話はどこかのシーズンかで既にありそうだけど。今回特異で興味を引いたのは2070年から来た少年少女。ま、そんな事はあり得ないのだけど、彼らの暮らしていた状況がドラマに中とは言え存在していた事が衝撃的。犯人は一体誰だったのだろう。ウイルスを撒こうとした宗教代表、ウイルスを作った科学者、そして、隔離し嘘の史実を伝え続けた作家。どれも罪が重すぎる。
仕掛けが壮大すぎて、はじめは話についていけませんでした。遺伝子工学と宗教法人の話が中心かと思ったら、いきなりタイムリープ発言が飛び出したりしたので、どうなることかと思ったら、小説にちなんだ閉鎖集落の話になって、相棒らしい突飛さだな、と感じました。話題がいろいろ多岐にわたって混乱しましたが、それについていける設定の右京さんの推理力がすごいな、と思います。
それにしても「花の里」が本当に閉店したという設定は寂しいです。月本幸子には、また是非ゲスト出演してほしいです。
現代社会には欠かせなくなったように思われるSNSは人を休ませる事なく全ての生活について回り、役に立つ反面、人を追い込む事がコンピューターの専門家でなくても簡単にできてしまう恐ろしさを再認識させられた。
山奥に創られた理想郷は、冠城が言っていた通りに子供たちがとても幸せそうにしていて良かったように思えたが、嘘の歴史を植え付ける大人の身勝手な行動は、SNSの中にあるフェイクと変わらず悪意と同等と思えた。
右京と冠城が花の里の閉店を話したが、次回のシリーズから幸子の女将姿で出てこなくなると思うと寂しさが大きくなった。
警察は事件が起こった後にしか動けないのを、今回は幸子の思いを汲んで受け子になった彬を冠城が間一髪救う展開に、相棒の中で初めてドキドキしながら見ていたのが新鮮に感じた。
彬を陥れた淳のただの妬みが腹立たしく、彬と淳の雰囲気を見比べれば、生きるための努力の仕方の違いがよくわかり、淳の腐った考えを右京が話させて、巻き添えになった彬に謝らせた流れは絶妙だった。
幸子が旅立つ事を想像していなかったので驚くと共に寂しさが残る終わり方だった。
2週にわたって幸子さんがメインの回で「これはもしかして…」と心配していましたが、本当に相棒を卒業されるなんて…。花の里は毎回視聴者もほっこり一息つける癒しの場所だったのでとても寂しいです。彬役の浦上さんの若さゆえの向こう見ずな危うさと緊張感溢れる演技、鶴田さん演じるシナトラのいい加減そうだけど人情味あふれる温かい芝居が素晴らしかったです。
仮面夫婦の実態があまりに赤裸々で、しかも妻の妹が利用されているのかしているのかわからないくらい食い込んでいて、いかにも相棒らしい現実的なドロドロの事件だな、と思った。何度も夫が犯人かと思わせておいて、思わぬどんでん返しが続いたので、いい意味で振り回された。結局罠を張りまくった妻は、何の罪に問われるのだろうか。社会的制裁は受けると思うけれど、それにしても法律的にはインサイダー取引くらいしか問えないのではないか、と思うとズルいなと感じた。
14話は絵美子の自己顕示欲の強さと妹の姉への憎しみなど、女は怖いなとゾクっとさせられる展開で面白かったです。たまにはこういう女の情念一色のストーリーも新鮮で見ごたえがありますね。自分は平凡な人間なので、自分がもう一度注目されるためにそこまでする?!と絵美子の気持ちは全く理解出来なかったですが、結果的に姉妹に利用されただけの坂崎が気の毒だなと思って観ていました。
幽霊という観点に当てられたのは久々だが、展開は目新しいものがなく、意外性もない。
早々に結末が予想でき、内容が薄いと感じた。
右京さんは、幽霊の存在を大いに主張するキャラなのだから、もっと食いつきぶりを見せてほしかった。
ストーリー上でも死なせる理由は全くない人が死んだり、その人の死に顔を見せて笑いを誘いたかったのかもしれませんが、それはあんまりです。
長くやっている番組だからネタ切れ感は否めませんが、完全に脚本で遊んでいるようにしか思えません。
毎シーズン楽しみに視聴しているが、このシーズンの脚本はあまり良脚本とは呼べません。
辻褄が合わず、納得出来ないものが多い。最終回で拾い上げてくれるなら別の話ですが。
ホラー要素が入るとどうして面白いのだろう。
必ずトリックがあるとわかっていながらも観ながらドキドキしてしまった。ひとは死ぬものの殺人事件などは起きず、それもまた相棒の魅力のひとつだなぁと思った。
相棒らしいひとひねりあるオチだった。幽霊騒ぎには理由があったけれどさらに謎を右京さんが暴くという…マンネリになりそうでならないのは事件の性質が毎回全然違うからなのかなぁ。冠城がいつも自信たっぷりすぎて鼻につくので、そろそろ初代亀山のような人間味のある刑事とのコンビがみたい!!
家の建て替えを拒む宮川兄妹を見て「庭に死体が埋まってるんじゃないの?」と冗談で言っていたら本当に予想通りの展開で何だかなという感じでした。怪奇現象も子供騙しみたいな胡散臭い雰囲気があり、本気で怖がっている厚子が滑稽に映りました。相棒シリーズって幽霊とか怪奇現象ものがたまに出てきますが、個人的にオカルトに興味がないのであまり惹かれないストーリーでした。
相棒season17は人間の醜いところがわかりやすく描かれている。容疑者は自分が正義感が強いからと思ってこの職についたのかもしれないけど、結局弱さゆえに人の命を奪うことになってるし、殺された人の父親は金欲しさゆえにとった行動が他人を不幸に巻き込んでるというのを棚にあげて人を責める言動をとっている。人間の弱さや黒いところがよく見える内容。見ているこちらは飲み込まれてイライラしてくるけど見てしまう。
選ばれたキャストはそんな人間性を上手く表現している。
杉下右京(水谷豊)はいつも冷静沈着で我を通すのではなくいろんな人の立場になっていつも考え行動をおこしている。
立花(袴田吉彦)は自分の弱さゆえに人の命を奪ってしまった事に後悔の念を持ちさらに自分をおとしめる様な悪ループの方向へと向かって行動を起こして行く様子を上手く演じている。
取材ディレクターの野田(やべきょうすけ)は芹沢(山中崇史)の仕事への熱につられ、どんどん突っ込んだ取材をしていく率直な内面を持った人物を上手く演じている。
亘(反町隆史)は自分の考えや意見を出しながらも個々の空気感を読んで言動をおこすのが上手く人としてとても羨ましくなる見本としたいと思わせてくれる人物を上手く自然に演じている。
相棒のシーズンをまたいで、キャストの使い回しはよくあるので仕方がないと受け入れていますが、他にもっといい俳優いるだろってツッコミたくなる人は勘弁して欲しいです。ドラマの出だしが警察24時みたいで、これまでとテイストが違うなってワクワクしました。中盤までは良かったのですが、途中からいつもの警察不祥事っぽい流れになってしまって残念でした。相棒って警察官が絡む事件が多すぎます。その複雑な立ち回りも、相棒の面白さの要素ではあるのですが。
第三者から見た杉下警部の人物像という設定は面白いので、今度は違う形で誰か密着してくれないかなぁと願います。
捜査一課密着24時とかオールバック刑事とか、ちょっと遊び過ぎな感じもしましたが新鮮な試みで面白かったです。真犯人が何でも他人のせいにするクズで腹が立ちましたが、右京さんが一喝してくれたので少しスッキリしました。いつもは後輩ポジションの芹沢の熱い一面が垣間見れたのも良かったです。
相棒はロングセラーの一話完結の刑事ドラマなので、脚本家も複数いて回によって全くテイストの異なる部分があり好き嫌いが割れる部分もあるかと思います。しかし今回は、サスペンス大好きな人にはたまらない心理トリックもの。よくある告知の、「あなたは絶対騙される」という文言が好きならハマるはずです。刑事モノに精通している人でも、読めない展開にハラハラしたのではないでしょうか。
登場人物が多くて裏で繋がってるのではとすぐに予測できるのですが、犯人の何が目的なのかが不透明なまま最後に真実が暴かれるという王道の展開。ラストを聞けば、伏線は確かにあったのにと悔しくなります。二重の目的を達成する犯行計画と、臨機応変に対応する犯人の執念が刺さります。
お正月スペシャル、久しぶりに神戸さんが登場したのが嬉しかったです。冠城とのツーショットはスタイリッシュで格好良く眼福でした。ストーリーもよく練られて面白かったですが、ゲストの大地真央さんの演技が下手過ぎるのが残念でした。スター然としたオーラや存在感、美しさは世界的歌手という役柄にぴったりだったと思いますが、相変わらず喋ると台無しで一人相棒の世界観から浮いていたのが勿体なかったです。
右京さん、冠城ペアのするどい洞察力、普段隠れている仲間を大事にするという本当の優しさがにじみ出たストーリーの回でした。家の権力をかさに着てダメ息子を育ててしまった父親の愚かさと、親への愛情がありながらうまく表現できない息子、弱い者への暴力でストレスを発散する若者など、現代社会の闇の部分を政治家一家で描写し、わかりやすい内容だったと思います。普通の人なら見逃す、あるいは巨大権力の前に恐れて逃げ出す事件の隠れた本質をついていく展開が見事で、最後にちょっと笑えるシーンを作って終わったところが救いになりました。
9話は普段あまり目立った出番のない伊丹がメインで、芹沢との絆が感じられる展開だったのが新鮮で面白かったです。敷島親子の身勝手な思想には心底腹が立ちましたが、伊丹の命がけの証拠がちゃんと生かされて親子を断罪出来たのは良かったです。
8話はエンパスや呪い、オカルトといった非現実的なテーマのストーリーでしたが、主となる殺人事件の解決だけでなく、人々の思惑が2重3重に重なる凝った展開が待っていたのが面白かったです。自分の研究のために人間をモルモットのように利用した猪瀬が法で裁けないのは本当に腹立たしいですが、右京が言ったような顛末を辿るのなら少しは気持ちがスッとします。
刑事物ならではのセオリーもありながら、杉下、冠城、青木トリオが絶妙なバランスで成り立っている感じが面白い。
プレシーズンからの相棒らしさ、というのはこの構成になってから少し薄れてきた印象があるけれど、トリオもなかなかいいなと思いました。
特に今回は「特命係の亀」という伊丹のセリフと、それに返す「懐かしいっすね~!」という芹沢のテンションと表情が、亀山薫が相棒だった頃からのファンには嬉しい演出だったと思う。
カメと右京と通勤途中のサラリーマンたちという構図が面白く、今までにないおとぎ話風なオープンニングがとても新鮮に感じで、カメに導かれて血を流し倒れるホームレスから省庁の談合に向かって話が進むのが素晴らしく、さすが人気長寿番組だと感じた。
相棒ファンに対するサービスかのようにやたらと匂わす初代相棒の雰囲気に、もしかしたら冠城の次は初代のカメが復活するのかと感じた。
前回と同じように、ゲスト出演した俳優が演じた元官僚の鮫島の思い通りに特命係が動き、敵を排除するというのが続いたのが気になった。
2年前の政府の談合疑惑と、それを手助けした官僚のその後、同期の友人を死なせたくない思う仲間の優しさについて表現されていたと思います。
他人を突き落としてでも上に上りたいと野心を抱く、人の醜さと、そのお陰で記憶を無くした今回の主役。殺されかけたと記憶喪失でいる事で、2年前に救ってくれた谷川は今敵なのか、名前が分かって消される心配を無くす頭の回転の早さ、過去に政府がしたことを右京さん達によって浮き彫りにしようとした頭の良さがとても魅力的で、最後の憑き物が落ちたような爽やかさが印象的でした。
最終的に全てを打ち明け、自首することで、自分を救ってくれた谷川を上へと上げようとする恩返しも、「あいつ大丈夫なのかな・・・?」と笑っている彼と、2年間生きてるよと新聞に載る短歌を見てホッとしていたと語る谷川と二人の絆が見えて、とても素敵な話だったと思います。
右京が亀を追いかけて事件に遭遇するというOPがシュール且つ斬新で、こんなに長い間シリーズを続けていてもマンネリせず新鮮さを失わないところが相棒の魅力だなと再認識しました。久しぶりに伊丹の「特命係の亀」という台詞が聞けたのもシリーズファンとして嬉しかったです。
ブラックパールを使い詐欺をして金を奪い取っていた連続殺人容疑の掛かった遠峰小夜子の独特の雰囲気が気持ち悪くて恐ろしく、花の里の女将をしている幸子もパールが好んでいる話をして、亡くなった谷岡の秘書も本物では無かったもののイミテーションのブラックパールを身に付けていて、パールに秘めた怪しい魅力を上手く表現できていたと感じました。
また、化け物のような小夜子が1回限りでなく、これからも登場して優れすぎた刑事の右京や、小夜子の艶かしさに取り付かれた冠城を翻弄しそうで楽しみが広がった気がします。
6話の西田尚美さんの演技が良かったです。誰もが認める絶世の美女ではないけど、独特の色気と「この人の本心が知りたい」と興味を掻き立てて人を惹きつける魅力があり、「平成の毒婦」の説得力がありました。ニヤっとした笑みなどゾクっとする怖さもあって存在感が凄かったです。これから特命係とどんな絡みを見せてくれるのかとても楽しみです。
良い人過ぎた星野の性格のために、ダメダメなゲスクズの若月にいいように、亡くなった南雲の責任を押し付けられ金づるにされた被害者になっていたのに、苦しくなってくると殺害計画を考えてしまう所に人間の弱さと怖さを感じて、星野の異常な考えに至らせた若月の行動も、亡くなった南雲の真相を知ろうとした校長の三田の脅迫手紙が原因だったので、三田は教師失格者としか思えなかった。
また、教師と生徒の恋愛が出ていたが相棒まで取り入れるとは最近の流行りなのかと感じた。
杉下右京警部の「必要な悪などない」という信念に基づく捜査がとても気持ちいい。そんな右京さんを理解し、彼のために一旦は味方にならないが、先を読んで、最後には一緒に事件を解決へ導く冠城刑事は、スマートでかっこいい。
刑事がネタもとを持っていれば、事件解決の糸口になるのはわかるが、その見返りにネタもとの悪事を見逃したり、お金をばらまいて情報を得るなんて、やはりおかしい。実際の捜査でも、違法捜査とか耳にすることがあるけど、法を守るべき立場の警察に、あってはならない行為だろう。
右京たちが星野の殺人計画を阻止しようと動く展開が新鮮で面白かったです。結局目をつけていた星野は過去も現在も誰一人殺していなかったというどんでん返しはさすが一筋縄ではいかない相棒シリーズで、非常に見ごたえがありました。ゲストの木村了さんの個性的なルックスと演技も光っていたと思います。
久々に面白い相棒が帰ってきた!という感じです。ここ数年は無理に意外な結末にしようとして強引さが目立つことが多かったのですが、今期はちゃんと物語が練り込まれている気がします。そしてレギュラーもゲストもキャラクターが生き生きとしているように感じられました。今週は久しぶりに右京の正義の暴走も見れましたし、いつも味方についてくれる角田課長とのどちらも引けない対立や、冠城がきっちりと相棒としての役割を確立してくれたのも良かったです。ゲストの源馬も善人でも悪人でもない人間的な味のあるキャラで楽しめました。今回はたまに相棒で見られるどうしようもない後味の悪さというか怖さもあってストーリーに厚みがありました。これで2時間スペシャルじゃなかったのか、という驚きがあります。
右京さんと冠城亘の妙な話の掛け合いが好きです。右京さんが孤立してしまって味方が誰一人いなくなっても、裏で動いていて結局右京さんの味方に回る冠城亘は今までの相棒たちとは違うように感じますし、右京さんも何気なく気に入っているように感じます。課長との対立の時はこれは右京さんピンチだなと思っていたら冠城亘が良いとこどりのような展開でフフッと視聴していた私も笑ってしまいました。冠城亘はとても良いキャラクターだと思います。
久しぶりに一昔前の杉下右京を見ることができた気がします。最近は右京さんも年を取ったせいか周りと必要以上にもめることはありませんでしたが、賭博担当の刑事をめぐって角田課長ともめるところは昔の杉下右京を見ることできたように感じて懐かしさと嬉しさがありました。これから先の話で、杉下右京と角田課長が不仲になってしまわないか心配しましたがラストシーンを見る限りその心配は必要なさそうなので安心しました。今回のように杉下右京が正義のために人間関係を顧みずに厳しく捜査を進める姿を時々でいいので見たいと思います。
警察官が持っていなければならない正義を貫く特命係の右京を、頼って来た刑事の百田も真面目ではあったものの事件の解決のためには悪も必要と語り、現場の捜査の仕方を角田課長までもが必要悪だと言い切ってしまう所が怖く感じてました。
角田課長、百田に原馬も警察官になった時に誓った正義がいつの間にか自分が担当する範囲のための正義と倫理に流されて、他はどうでもいいと考えが変わってしまう、人の愚かさを表現していると感じました。
辞書を作る主幹の大鷹が女子高生たちの話を必死に聞きメモ帳に記す姿から、辞書に記載されている言葉の数々を丁寧に集められているのがよくわかり、ドラマ内容とは別に辞書の有り難みを感じました。
長い間辞書作りに人生をかけた大鷹も年齢を重ね認知症になってしまう姿の表現が、とても現代的な要素が含まれていて単なる事件でない構成にしている所が良く、最後の花の里の場面で、右京と冠城に幸子による辞書に載った言葉の会話から、右京に当てはまる言葉を面白く話す場面が、以前の相棒に良くあった面白い場面で物語を締め括る終わり方を感じさせ楽しめました。
第1話からの続きだったので楽しみにしていました。真犯人を知ってから改めて第1話の祥がウキウキと買い物する姿などを思い出すとゾッとします。綱太郎に「2人で何とかしよう」と抱きしめられた時のニヤっとした笑いやどこか他人事みたいな態度といい、谷村美月さんの演技がとても良かったです。オーバーに騒ぎ立てるわけではないのに存在感があり、後からジワっとくるような女の怖さを表情だけで見事に表現していたと思います。
初回から大物が相手でセットにお金をかけていて気合いを感じました。
新シリーズは特命係が3人ということですがよりによってこんな怪しい人が来てどんな展開になるのかちょっと不安を感じていました。その上初回から右京さんの首をかけるような唐突な展開でしかも「次回に続く」でますます不安に・・・。
話もモヤモヤですが3人目の人の存在もずっとなんだか嫌な感じなので今シリーズくらいで決着してくれたらいいなと思います。
今回は先日亡くなられた志水さんが出演されていましたがお痩せになっていて切なかったです。ご冥福をお祈りします。
相棒の初回は毎回そうなのですが、ストーリーが「次回に続く」という流れなので、見ている方はジレてしまいます。今の段階では、せっかくi相棒が3人体制になった、ということよりも、杉下右京が首になるかもしれない、という関心の方が高くて、正直3人めの青木については「足を引っ張りたがっている」との印象しかありません。冠城亘のほうは、必ずしも右京に従わない感じが独立独歩で、相棒として程良い距離感だと思います。コンビとして4年目に入ったのもうなずける感じです。
安定の面白さなのでシリーズを重ねても安心して見ることが出来ます。解体までしたのに遺体も出てこず、右京も首になるかも…という非常に気になる展開で終わってしまったので次回が待ち遠しいです。特命に青木も加わってどうなるのかなと思いましたが、のれんをかけて個室を作るなど彼らしい存在の仕方でマンネリを防いで良いスパイスになっていたと思います。
予想外の展開で、杉下右京(水谷豊)が辞職をかけた強制捜査に失敗しました。途中までの展開ではてっきりポオの「黒猫」のパターンかと思っていたのですが、見事に外れてしまいました。しかし右京の言動を見ているとまったく動じてはいないので、これはある種の陽動作戦だったのかもしれません。遺体の行方がわからないのなら、犯人たちに遺体を発見できるところに移動させる罠を張ったとも考えられます。ここまでして探したところはもう探しません。結果としてそこから遺体が出れば、右京の辞職は撤回です。そんな展開が予想されます。