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脚本・ストーリー 4.1 /5.0(82%) | 240位 /990件中 |
キャスト 4.6 /5.0(91.2%) | 144位 /990件中 |
演出 4.2 /5.0(84%) | 166位 /989件中 |
音楽 4.2 /5.0(84.6%) | 107位 /990件中 |
感動 4.0 /5.0(79.2%) | 100位 /985件中 |
笑い 3.2 /5.0(63.2%) | 357位 /985件中 |
スリル・興奮 3.4 /5.0(68.6%) | 358位 /982件中 |
脚本・ストーリー 4.1 /5.0(82%) | 240位 /990件中 |
キャスト 4.6 /5.0(91.2%) | 144位 /990件中 |
演出 4.2 /5.0(84%) | 166位 /989件中 |
音楽 4.2 /5.0(84.6%) | 107位 /990件中 |
感動 4.0 /5.0(79.2%) | 100位 /985件中 |
笑い 3.2 /5.0(63.2%) | 357位 /985件中 |
スリル・興奮 3.4 /5.0(68.6%) | 358位 /982件中 |
美しい桜島の風景が国を良くしようと奔走する若い西郷どんや仲間たちを象徴するようで、眩しくて
力強く新しい日本の未来を予感させるようでした。
貧しい農民や異国の脅威などたくさんの問題を抱えている時代に立ち向かおうとする、鈴木亮平さん演じる西郷どんは
この時代にいてくれてよかったと思わせてくれるさわやかで誠実な印象を受けました。
今回は篤姫の強さと覚悟、西郷との関係が詰まった回だったと思いました。父である斉彬や世の中のために覚悟を持って将軍家に嫁ぐ姿がすごくかっこよかったです。物語の中で大地震が来た時、篤姫が西郷に一緒に逃げて下さいという場面がすごく印象的でした。本当に逃げることはできないのはわかっている篤姫の、普通の幸せになりたいという女性の心がよく出ているなと思いました。
鹿児島出身なので、綺麗な桜島や薩摩の風景と方言が懐かしく、またキャストさんも全力で演じてくれていて嬉しいです。
吉之助の、情に厚く、まっすぐな性格と、瑛太さん演じるのちの大久保利通の冷静な性格が対照的で、このふたりの友情も見ていて胸が熱くなります。
ふきちゃんが連れていかれるときの、弟くんの涙声が泣けました…「待ってたもんせぇ〜!」は字幕になかったけど、アドリブ?すごく上手でした。
ふきちゃん、あんな境遇になってしまっても、「薩摩が大好きじゃ」と笑顔で言える強さ。いつか必ず、幸せになって家に帰ってきてほしい。
あの時代の農民の暮らしぶりや、貧しい状況をなんとか変えて良くしたいと奮闘する西郷どんや島津斉彬公のこれからが楽しみです。
幾島の喋り方が嫌だ。江戸に行くために篤姫に教えるのになぜ京都弁で本人が喋るのだ?見ていてうっとおしい。篤姫が逃げ出して着物交換もありえなくないか?篤姫と西郷の恋愛ネタみたいなのもいらない。もともと大河ドラマの篤姫をみていたから、あのような描写があると侮辱されているようで気持ち悪い。徳川慶喜や大久保利通、それ以外のキャストが大河ドラマ篤姫で別の近しいキャラクターを演じていたため、混乱してしまう。
斉彬は本当に殿様なのか?簡単に西郷と酒を酌み交わしたり、過去にも相撲をとったり、殿としての風格にかけるような気がする。
結婚したばかりの大久保さんの江戸行きをお願いする西郷もどうかと思うし、大久保さんの奥さんも新婚なのに腹が据わり過ぎているだろ。ベテラン夫婦のようだ。
戦乱がない江戸時代では、人を殺めた時に例え武士であってもあのように混乱してしまうものだったのかなと鈴木亮平さんの演技を見ていて感じるものがありました。それとも西郷という人物はそれほど優しく慈悲深い人間だったのかと思う内容でした。一橋をゴリ押ししたのに幕末には違う立場になる西郷隆盛の心情の変化が今後気になります。
明治維新に続いていく西郷隆盛の考えが、徐々に固まっていく様子がよくわかり、歴史の教科書で知っている人物が次々と出てきて興味が尽きない。現在の日本に通じる民主主義の原点が、ここから始まっていることに、これからの西郷隆盛の行動が楽しみだ。それにしても、重い年貢などいつの時代も国民は国に都合良く使われてしまうのだな…と自分の今と重ねて観てしまいました。
今まで戦に対して批判的であった西郷どんが、急に徳川慶喜率いる幕府に対して戦いを挑むことになった心境の変化が伝わってこない脚本だと思いました。西郷どん役の鈴木亮平さんが好演しているにもかかわらず、視聴率が低迷している理由は脚本の問題が大きいと感じました。また、岩倉具視役の笑福亭鶴瓶は完全なるミスキャストだと思います。類まれな策略家であり、明治維新の立役者である人物が、あのような下品な言葉遣いをしていたのでしょうか、疑問です。公家言葉には程遠い、京都弁でもない、笑福亭鶴瓶が普段使のままの大阪弁をしゃべっていることに非常に違和感を感じています。
NHKの大河ドラマとは思えないオープニングに驚きました。現在の上野から始まり、西郷隆盛の銅像が建立されるシーンにうつり、そこから過去にさかのぼっていくという流れは、とても新しいと思いました。大河ドラマの1回目は、子供時代の話が多く、つまらないと思っていましたが、さすが林真理子さんと中園ミホさんのコンビだなと感心しました。
7話は龍右衛門、吉兵衛、満佐と次々と吉之助の大切な人が亡くなって、観ていて涙が絶えなかったのですが、同時に吉兵衛の満佐への思いや吉之助が満佐を心配して江戸行きを諦めるなど夫婦愛や家族愛もしっかり描かれていて、観終わった後に悲しみではなく、心に温かさが残る回だったと思います。
まだ、一話だけですが、面白かったです。
とにかく、子役の子供達が良かったです。
西郷隆盛(小吉だったかな?)や後の隆盛の妻の糸が、躍動感のある演技で、引き込まれました。
島津斉彬役の渡辺謙は、もう少し若い俳優さんでも良かったかな…とは思いましたが、やはり、流石の存在感でした。
特に、子供の西郷と出会う場面は、本当にこの風貌の人に会ったら、子供なら「天狗だ!」と思うのでは、といった感じで、子供達のびっくりした表情など、その後にも何度も出会い、ここからストーリーが始まるのだ!といった感じの出ていた第一話でした。
第二話からが、益々楽しみです。
西郷どんの最愛の母親と父親が相次いで亡くなる、見ているものもつらくなるけど大事な回でもありました。病身の母が「私のために東京行きをやめてごめん」みたいなことを言うシーンもあり、泣けましたね。結婚を迷う西郷どんに、一家を支える嫁を取って母親を安心させろという父親の説得ももっともだと思ったし、糸のことも気になりつつ結婚をしたのも無理からぬことかと思いました。
ドラマの前半までは毎回楽しみに見ていました。特に、流刑地での西郷どんの暮らしや恋愛等々、これからの展開が気になる内容になっていたと思います。鈴木亮平さんは回を重ねるごとにドンドン進化していく感じがして、西郷どんがらしくなっていくところにハマっていました。しかし、中盤から、特に江戸城無血開城のあたりから、急に面白くなくなっていって、期待していた分、興ざめするような内容になっていったと思います。そういう描き方をするの?という感じがして、はっきり言って脚本・演出のミスではないかと思っています。
憧れの斉彬の側に仕え、花の都江戸で活躍していく主人公。
学も才もありながら、父の島流しや貧困など周りの状況が自由を許してくれず
地元で雌伏の時を送らざるをえない大久保。
何事にも体と心でぶつかり、周りを明るくする太陽のような「せごどん」。
物静かで理知的ながら、心の奥にくすぶる気持ちをおさえられない「しょうすけどん」。
同じ境遇で育ち飛躍を夢見る二人の熱い炎が、真正面からぶつかり合う回でした。
南国鹿児島の雄大な風土が、薩摩隼人のどこまでも真っ直ぐな気性を育んだのでしょうか。
スポーツの熱戦を見た後のようにさわやかで、前向きな熱い気持ちを吹き込まれる大河です。
大河ドラマでこんなにしっかりと恋愛模様が描かれるとは思っていなかったので意外なストーリー展開なんですが、吉之助・糸・正助のそれぞれの思いや葛藤が丁寧に描かれているので薄っぺらさがなく、とても見ごたえがあります。ただキャストの皆さんの薩摩言葉が見事なので、大勢でわちゃわちゃしている場面では早口過ぎて何を言っているのか分かりにくいのが少し残念です。
菊池と改名して島流しになった西郷どんと、とぅまの関係が丁寧に描かれていて面白い回だと思いました。当時の、薩摩藩が奄美に与えた影響等の歴史的背景も分かり、辛いけれど興味深いと思いました。ラブストーリーとしてドラマチックな展開でしたが、史実で本当にこんな展開だったのかなぁと疑ってしまう部分もありましたが、史実として判明していない部分の脚色自体が、林真理子さんのセンスの見せ所なのだなと思い楽しんで見ました。
第1回:西郷さんの子役の男の子の演技が素晴らしい。細かな表情や泣くシーンなど、特に斉彬にむかって死にたい、と言ったシーンが心を打つ。糸の子役もしっかりとした自我がある少女役を
よく出している。
第2回:斉彬と父親との葛藤がよく描かれている。父と息子の年が近い俳優さんだが、渡辺謙が斉彬役なのでこれは仕方がないかとも思う。
明治維新となって、西郷と大久保の立場・力関係・役割が変わり、新生明治政府に西郷が適応できないジレンマがみどころと思いますが、もう少し、様々な人物の思いを入れないと、話しが飛びすぎて分かりづらいです。歴史を知っている人からみれば、「ああ、そのことね」となるのでしょうが、歴史を知らない人からみたら、前回の放送とのつながりも見えにくいですし、何をやっているのかわからないと思います。視聴率は気になるのはわかりますが、色々なものがちりばめている分、つながりに無理があるような気がいたします。
正直、西郷が戦の鬼になっていったところあたりから見るのが辛くなってきた…でも最後まで見届けました。
民のことを思い、無駄な血を流したくないと言っていた西郷どん。流刑地の奄美では、貢ぎ物に手をつけたらその分民の食べものがなくなると知ってから、何としても、自分が飢えてでも民に食べさせてやらねばと決して手をつけなくなった。その姿には胸を打たれました。
ですが、江戸無血開城以降、戊辰戦争、西南戦争と戦いの先陣を切って向かっていく西郷どんには、何が正義なのだろうと違和感を感じずにはいられなかった。
そういう時代だと言ってしまえばそうなのかもしれない。でも、親兄弟、幼い頃からの親友と命がけで戦ってでも手に入れたいものって何だったんだろう?
夫に死んでほしくない、そんな気持ちさえも口にできない武士道って必要?
西郷隆盛という人物を描く以上、戦を描かなければお話にならないことはわかってはいますが、やっぱりこの最期はつらい。一蔵の最期も…。
一分一秒目が離せない、見応えのあるドラマであり最終回でした。鈴木亮平さん、瑛太さんはじめキャストの皆さん素晴らしかったです!
ただ、振り返ってみるとこの演出はなんか変だな…と思うことは多々ありました(^^;
「国父」と自ら称して家臣どもに仰ぎみられている久光が、吉之助に、薩摩を出たこともない世の中のことなんも知らんイナカモンじゃと図星をさされ激怒するシーンは、見ごたえがあった。出来のいい偉大な兄への憧れと、嫉妬が久光のなかで混ざり合って、彼は本当の自分を見失っている。兄を慕いながらも同時に憎む、という兄弟相克は実はそのまま吉之助と信吾兄弟のことだったかと、ドラマが進むにつれて思い当たった。なるほど、兄の存在があまりに大きいと弟は肩身が狭い、ひがんで当然かと久光、信吾に同情した。
岩倉使節団が欧州を訪問している間、
政府の実権は留守居に残った肥後、鍋島閥に握られようとしていた。
長州閥出身者の汚職・お金の私物化が目立ち、
(民間でいうところの接待という面もありますが)
使節団組が成果を挙げられなかったことを踏まえると、財政を引き締め産業育成を第一にしようとする彼らの主張は決して間違いではない。
また同じ薩摩閥でもスタンスの違いがはっきりしてくる。
藩という枠を超え、ボトムアップで政府の新しいあり方を考えようとする西郷と
頭の中に明確なビジョンを持ち、トップダウンで断行しようとする大久保。
私自身が管理部門に携わっていることもあり、
会社の会議を見ているようで、我が事のように思えて手に汗握ってしまう。
誰もがそれぞれの正義を持ち日本国という会社を良くしようとしている。
大河ドラマでの中でも本作は、役者一人ひとりに魅力があり、
歴史とは血の通った人間たちが作り上げ積み上げてきた物語だと思わせる。
また、明治政府の内幕や権力闘争をクローズアップするのも珍しい試みでなかろうか。
だからこそ、その後におこる決裂の時が余計来てほしくないように思える。
それにしても、ここ最近は瑛太氏の活躍が目覚ましい。
西郷に隠れてしまう二番手であった彼が対等に比肩する存在として、暗い輝きを増している。
ひるがえると、このドラマでは、それぞれ西郷が「理想」、大久保は「現実」を象徴しているようにも思える。
たとえば欧米各国の先進性に対する印象の違い。西郷の場合は南北戦争終結後の人権意識の平等さ、
若き日に抱いた斉彬のスマートさや先進性への憧れなど「より良い未来を切り開くもの」という受け取り方でキャッチしていた気がする。
二番手である大久保は、欧米の思想に触れた時期も一歩遅かった。おそらくそこで彼が見聞きしたものは
アヘン戦争などの「熾烈で狡猾な利権争い・パワーゲーム」であり、それを制した基盤としての技術・経済力である。
もっといってしまうと、そうした状況では理想や理念は、征服・侵略を自己正当化する口実でしかない。
憧れや仲良しこよしの理想だけでは国や政治を動かすことはできない。
現実の厳しさを目の当たりにし、冷徹さと狂気をはらんで立ちはだかる姿は
氏が本来得意とする暗い輝きの見せ場がやっと来たのだな、という高揚感がある。
ただ、残念なのが、玉山鉄二氏。史実の桂小五郎は確かに剣の名人でもあるが、同時に「逃げの小五郎」のイメージが強いのも事実。
侮辱を許さず、武闘派でまっさきに食ってかかる、狂犬・桂小五郎という、新たな人物像を提示した点は面白かった。
玉山鉄二氏に「逃げる」というイメージが似合わないので、人斬り中村半次郎や高杉晋作の役にキャスティングし、
縦横無尽に暴れてもらう方が、話もダイナミックで面白かったかなと思う。
第二話を観ました。
青年になった吉之介(西郷隆盛)が、何とか年貢に苦しむ民を救おうと奮闘する様は、「頑張れ~っ!」と応援したくなりました。
小作の娘が、借金の方に売られていくなんて、島津斉興の頃は、民は
苦しめられていたんですね。
早く、斉彬に代替わりして欲しい!と観ているこちらも願わずにはいられませんでした。
それにしても、やっぱり、斉興が鹿賀丈史、斉彬が渡辺謙…は、父と子にしては何だか、違和感がありますね。
鈴木亮平が演じる西郷隆盛が、すごくいい!
大久保正助の糸への恋心へ気づかない鈍感さにはついつい笑ってしまったし、その糸が自分に惚れているということも全く気付かず、よくある恋愛コメディーのような展開が、大河ドラマの緊迫感を和らげてくれる。
これから、西郷がどうやって日本をよくしていくのかという点に加え、恋愛模様もどうなっていくか気になる。
もし、あの時代に生きていて西郷どん率いる部隊に入っていたらどう感じるだろう、と思って見ていました。血気溢れる若者が心から信頼出来る指導者の元、私も同じように行動をともに出来たのかと考えを巡らしました。西郷どんが歩き、進んだ道を辿ることが出来るのか。ドラマの中に自分を映しながら見ていました。大久保卿の慟哭は胸が張り裂けるような思いで、辛く悲しく心を打ちました。
同じ志を持った二人が、相反する立場にいても尚分かり合える。単なる友情や歴史に翻弄された人たちで終わらせるのではなく、新しい日本という歴史を作ってきた当事者の夢や希望、そして儚さを見事に描いたドラマだった。
赤山先生の亡くなる回は、最後の酒盛りなんか死を前にした悲壮感がなくて、門下の皆を心配させたくない気持ちがああいう表情になったんだなと思いました。
亡くなった後の西郷や斉彬のリアクションでまた一層悲しみを感じました。いつも全力投球なせごどんが突っ伏して涙し白装束を抱きしめる姿はジーンときました。
最近は安政の大獄で次々と吉之助のまわりの人間が粛清されたり吉之助自身も自殺未遂をしたりと重く暗い展開が続いていたので、吉之助ととぅまの結婚式シーンで久々に人々の明るい笑顔が見られたのが良かったです。あんごにしてくれというとぅまに対して妻になって欲しいと吉之助がプロポーズするシーンも真っ直ぐな吉之助らしさがあって素敵でした。
西郷と大久保の友情がぐっときました。二人の言い合いでけんか別れで終わるかと思いきや、二人の思いは同じだったところに良かったなあって思いました。結婚した大久保の妻のミムラさんが大久保に進言するシーンもしっかりした奥さん像で、こういう奥さんがいたら、大久保もきっと安心して江戸に出発することができるなあって思いました。
江戸から薩摩へ3年ぶりに帰郷した西郷どん、変わらない家族や友人が暖かく迎える姿にほっこりしました。
また、友人の大久保利通の結婚などめでたい話もありつつ島津斉彬の事になるとつい熱くなってしまう西郷どんの優しさと強さが垣間見えた回でした。
また、篤姫のお輿入れも無事にすんだが、徳川家定との掛け合いがくすっと笑えた。今後の2人の関係性が楽しみです。
江戸で活躍する西郷さんと地元の鹿児島で勉学に勤しむ大久保さんの友情について、ただの仲良しという以上のものを感じました。其々が信念をもって家族のため、故郷のため、当主のため、国のために一生懸命生きて、回りの人々に影響を与えたり、支えられていることがよく伝わる回でした。
彦根藩と薩摩藩の確執が露わになった。慶喜が刺客に狙われ吉之助の命を張った行動に公方になろうと決心したあの時の松田翔太を今回で初めて好きになった(笑)
篤姫と家定の掛け合いは実に楽しくいつも引き込まれる。さらに本寿院と篤姫が今後どう掛け合っていくかも興味がわく。直弼と吉之助が今後どう対峙していくか
目が離せない。
安政の大獄が始まり、西郷にとっては人生最大のピンチを迎えましたが、もう少し悲壮感があった方が良かったです。
今回は、斉彬が亡くなって以降の島津家の変容ぶりがよく描かれていました。
西郷を必死に助けようとする大久保の姿は、今後の展開の盛り上がりには欠かせないものだったように思います。
初回から観てきたが、次第に“時代劇”の色が強くなっていると思う。当初はホームドラマのような感じだったと思う。ただ、ストーリーに不自然がある。例えば、劇中では「安政の大地震」が紹介されていたが、M7.0規模の大災害にも関わらず、ナレーションで少し説明されただけだった。幕末の日本を揺るがした出来事にも関わらず「篤姫の嫁入り道具が壊れた」くらいにしか紹介されなかった。薩摩側の視点で描いているのだろうが、あまりにも軽すぎると思う。実際、安政の大地震では薩摩と繋がりが深い藤田東湖が死亡している。もう少し、安政の大地震に触れても良かったのではないかと感じる。
以前の大河ドラマ「篤姫」を見ていたので、内容や登場人物がスッと入ってきやすかったです。「篤姫」では詳しく分からなかった西郷隆盛の幼少のころの怪我の経緯がわかり、とても興味深い内容でした。また、ドラマの最初に妻の糸が西郷の銅像を見て発した言葉が印象的でこれからの展開が気になります。
初回はまだ西郷隆盛の幼少の時ではありましたが、これからの彼を取り巻く人物がどう西郷隆盛の生きざまと関わっていくのかをワクワクさせられる演出でした。侍は侍での地位による差別というのを家族身内も理不尽にも受けてしまう時代、鹿児島という地域性、鹿児島気質を知ることもできる面白さも感じました。
私はあまり歴史に興味が無いのですが、鈴木亮平さんが好きなので今回の西郷どんは楽しみにしていました。
見てみると、西郷さんとその周りの人たちのいろんなドラマ(友情、師弟関係、恋愛など)が描かれていて、ほんとに面白いです。特に島津斉彬と、西郷さんが今後どのような関係を築いていくのか、楽しみで仕方ありません。
史実と違う!という声もあるそうですが、私みたいな歴史音痴が、歴史に興味を持つ第1歩としてはすごくいいドラマだと思います!
毎回見ていてもいまだに分からないセリフが登場するほど難しい鹿児島弁をナチュラルに使いこなしてミムラさんを射止める瑛太さんのシーンが最高によかったです。キュンとしますし真剣さも伝わってきましたし、とても素敵なプロポーズでした。
江戸時代の末期の若者の葛藤が見事に描かれていた。薩摩の思い、長州の思い、その仲立ちに奔走する坂本龍馬の思いがぶつかり合う場面はとても見応えがあった。また、イギリスの留学生たちが薩長の枠を超えて協力し合っている姿から、日本にいる我々も手を結ぼうという流れは特に良かったと思う。「西郷どん」は、ドラマととしては良くできているし楽しい、しかし、本物の歴史物語を期待しているもう一人の自分には物足りなさを感じるそんな作品である。
史実に基づいて作られるドラマだから仕方ないことですが、愛着が湧いてきた頃に登場人物が亡くなってしまうのが、毎回切なくて寂しいです。今回の斉彬と家定も、臨終のシーンをやらずにあまりにあっけない最期だったのが逆にリアルで、人の命の儚さを強く感じました。
6話は糸と正助の想いに切なくなったり、吉之助の鈍感さに呆れたり、ジョン万次郎に対する西郷家の人々の温かさにほっこりしたりと見所満載のストーリー展開であっという間に45分が過ぎてしまいました。大河ドラマですがちょっと青春ものっぽい爽やかさがあるところも新鮮で良いと思います。
正直、最近の大河は期待していなかったのですが、今回の西郷どんは主役の鈴木さんがとてもいい、愚直で愛される西郷を演じていて、この先の脚本でどのようになっていくのかが期待できます。
また、島津斉彬のキャラが遊び心と芯のある面がいいバランスで見ていてわくわくします。
一方で糸という女性の登場のさせかたなど、史実とは異なるオリジナルが強い要素があったのでそこは少し点をさげました。
西郷隆盛にはあまり興味が無かったけど鈴木亮平がどう演じるのか楽しみで見始め、今は毎週楽しみで仕方ないです。
まずキャスティングが素晴らしいです。吉之助の周辺に風間杜夫、松阪慶子、平田満の蒲田行進曲トリオが揃っていたのは本当にわくわくしました。渡辺謙はさすがに堂々とした名演技でそれに鈴木亮平が必死でくらいついているのが感動です。脇でも南野陽子が意地の悪い、芯の強い教育係をきりりと演じていて良かったです。
西郷どんの恋愛事情もさらさらとしっとりと描かれていて良いですね。どの女性にも誠実に向き合って一生懸命愛する西郷どんに惹かれます。二階堂ふみの島娘役もまっすぐで愛しくて切なくて素晴らしいです。まだ薩摩には黒木華も出番を待っていますし、どういうふうに演じていくのか本当に楽しみです。
こじれにこじれまくった人間関係がどう改善し、協力体制を組めるのか純粋に気になった展開でした。ですが、結論として、いつまでも目先の感情だけに囚われていてはダメだということを、日本の外に出た人間が教えてくれたという展開は胸に来るものがありました。なるほど、こういう解釈もあるのかと…。西郷と大久保が、帝に反するような文章をまいたのも、彼らの必死さが伝わって良かったです。石橋をたたいて渡るような大久保がこんな大胆な行動に出たのも、前回の「俺がお前を支える」から来たのだと思うと、今二人の間にある絆に泣かされてしまいます。
12話は篤姫に焦点が当てられ、吉之助との想像以上に深くて強い絆が描かれていたのが印象的でした。地震の時の「一緒に逃げて」というくだりは恋愛ドラマのようで、大河ドラマのシーンとしては新鮮な感じがしました。篤姫が運の強さだけで選ばれたような筋書きはちょっとイマイチでしたが、やたら運が強いと印象づけられているので、今後もそれに絡めた展開があるのかなと気になります。
西郷がより明確なビジョンを持って、力強く進んでいるのが伝わるお話でした。ただし、相変わらず「誰か」のビジョンに感化されやすい男だなと感じます。「亡き殿」の後継者を探すかのように、次は岩倉を動かそうとする西郷をみているとそう思ってしまいます。桂と大久保が因縁をつけ、それが後の流れにつながるといった伏線も、歴史を知っていると楽しめるポイントでした。賭博のシーンは正直蛇足に感じましたが、賭博に負け続ける西郷と大久保のやり取りは芋臭くて面白かったです。こういうささいなコミカルなシーンは面白いドラマだと思います。
いきなり天狗様?として登場してくる渡辺謙は、さすが!という存在感があってやはり出て来るだけでドラマにぐっと引き寄せられる気がしました。鹿児島弁が前面に出て来るので、耳から入ってくるものとしては少し分かりにくい感じもしましたが、そのぶん役者さんの鹿児島弁が上手いのかもしれないと思います。普通、子役から大人の役者に変わる時、どうしても違和感があるものですが、このドラマは比較的違和感なく上手くそのままの面影を残して成長した様な気がしました。
今回も予想外の展開が次々と起こり、今季放送のドラマで一番感動的で面白いと思います。
西郷と大久保の気持ちが通じないのは、とても切ないと思いました。
今まで対立は何度もありましたが、今度こそ決裂したと思います。
通信の「シサツ」の意味が曖昧な感じになっていたので、大久保は西郷を殺すつもりは、あの時はまだ無かったと思います。
しかし西郷があの文字を見たときの何とも言えぬ表情が可哀想でした。
遂に西南戦争が始まり、自害という結末は知っていますが、西郷さんの今後が心配になりました。
吉之助たちの新政府軍は苦戦しながらも前へと進んでいた事が、吉之助自身の心にも隙ができてしまったために、西郷家を実の兄弟の吉二郎が守っていたものの、吉之助や信吾と同じように世の中で活躍をしてみたい思いを聞いた吉之助は叶えてやろうとするのは優しさと思えましたが、戦というものが信吾の命を落としそうになった事の深刻さを薄れさせ、忘れかけていたように思えました。
吉二郎は命が尽きる瞬間まで吉之助の事を心配する言葉を言う場面はとても悲しく、この事が吉之助の人生を大きく変えた転換期だったと感じました。
3話もスピーディーでテンポの良いストーリー展開で、有名なお由羅騒動も描かれていてとても見ごたえがありました。西田敏行さんのナレーションも温かみと味があって良いです。ただ薩摩言葉で早口でまくし立てるやりとりが多くて台詞が聞き取れないことがあるのが残念です。せっかくの良い台詞が耳に残らず流れてしまうのは勿体無いので、もう少し聞き取りやすいような工夫があると嬉しいです。
いよいよ一蔵とも決別しクライマックスが近づいてきたなと言う感じがしてきた。鈴木亮平も瑛太もドラマスタート当時とは顔つきが全く違い、かなりの迫力と凄まじい存在感で見ていてとても楽しい。使節団の派遣が失敗で大久保や岩倉、木戸達がどの様に政治的に立場を巻き返しいくのかと、歴史的にも重大な西南戦争をどのように描いていくのか、かなりの見ものだ。また、あまり知られていない、菊次郎がアメリカ留学で何を学んでくるのかたのしみ。
西郷と慶喜が対峙するシーンがとても良かったです。ピーンと張り詰めたものすごい緊張感とどこか穏やかさも感じさせる不思議な雰囲気があり、見ごたえがありました。2人とも落ち着いて静かな語り口でしたが一言一言に覚悟と重みを感じ、立場は違えど、国を思う気持ちは同じなんだなと胸が熱くなりました。