隕石家族

ありえない設定と思いつつ、このご時世何が起きてももう不思議じゃないのも分かっているから、けっこう自分に置き換えたりして見てた。街中で暴動が起こってたのは、もし現実にあったらと思うとちょっと怖くなった。
お母さんの突然の家で騒動があったと思ったらすぐに帰ってきて、拍子抜け。それをすぐに許すお父さんとか、娘の彼氏の同居を許しちゃうとか、自分の家族では考えられないから、これからどんな奇想天外な展開になるのかじっくり見ていきたいと思った。

半年後に隕石が落ちる設定は面白いけど、いまいち活かしきれていないというか盛り上がりに欠けてる気がします。でもおばあちゃんとお母さんの過去の秘密の共有と、そのあとのお母さんの粋な心遣いには感動しました。あなたとは他人だと面と向かって言われたら怯んでしまいそうだけど、他人だからいいんじゃないと構えるお母さんはかっこよかったし、そのあとも変に仲良くなりすぎずにお互い変わらないままで２人はいい関係だなと思いました。

地球滅亡の危機という旬なテーマのドラマ。第二話はルールを守ることについてのお話で、これも外出自粛の現在の状況とリンクしていてとても楽しめた。けれどあと半年で世界がなくなるとわかっているのにルールを守らなければならないのは大変精神力がいることで、御園さんの意志の強さには感心してしまった。こういう人がいなくなると、とたんにドラマに描かれているような日常は続けられないことになる。おばあちゃんの子どもの頃の話はルールとは少し違う位置にある話だったけれど、おばあちゃんを気遣ってエキストラまで雇った久美子。一度は家族を捨てた久美子が「家族が大事」といっていたのは本当の事だとよくわかった。お父さんとキャプテンの関係は友情なのか、お父さんの企みなのかまだどちらかわからないが…ここが次回最大のみどころになるのかな

今回初めて見ましたが、なかなか面白いドラマでした！
カメラアングルがコロコロと切り替わり、見ていて飽きなかったです。
母子共に依存（？）している、和彦と正子の関係を、諦めの境地で見ている久美子や子供達に共感しました。
でも和彦は自分でも思うところがあったんですね。
直接では無くって、原稿用紙に書いた文章を正子に読み上げていましたが・・これで少し変わりそうですね（正子はちょっと心配ですが）。
個人的には食事シーンがとても多いな、って思いましたが、隕石が降ってくるからでしょうか。

第三話目にして、隕石衝突までの危機感が薄れて平穏な日常を見るのに慣れてしまった。実際こんな風に半年後の危機をあおられても人間は慣れてしまうものなのかも…と怖くもあり、そんなものかなとも思う。ボーリング場もバッテングセンターも営業しているのが素敵だ。大和なでしこっぽいおばあちゃんが実は嫁とよく似て活動的だったこと。和彦が久美子を嫁に選んだのも二人が良く似ていたからかも。門倉家に息子が生まれていたら、きっと久美子は不倫には舵をきらずに溺愛する息子を一身に世話していたに違いない。

大変面白く、また興味深い作品に仕上がっていたと思います。隕石衝突による地球滅亡という先の無い状況の下で、ある種の解放感に浸っていた人々や社会システムが、クラッシュコースの回避によって逆転し現実に引き戻され、戻ってきたはずの日常の中の何かが変質し崩壊していく様が、一見軽くコミカルでありながら一方で深くリアルに描写されており、単なるホーム・コメディーを越えた哲学的メッセージを視聴者に伝えていたと感じました。素晴らしい！

前回見逃してしまって・・。隕石の軌道がそれたんですね。
「これで平和だね！」なんて思っていたら疎開した人達が戻って来てて、返って門倉家にピンチが増えてましたね(笑)
こんな状態なのに、ほっこりして見える久美子がシュールで怖いくらいです。
あと美咲の食べっぷりが相変わらずで、深夜なのに見ていてつられそうになりました。
でも、ラストでキャプテンのあのセリフ「お金貸して」は本当にがっかりです。
爽やかなキャラが一気に興ざめしましたね（怒）

前回から片瀬キャプテンが「クズ男」に見えます。
和彦が自分の楽器や電車グッズまで売って、片瀬に貢いでいる意味が良く分からないですね。本当に恋しちゃったんでしょうか？
でも、片瀬はそのお金で久美子にご馳走する「超クズ男」ですよ（怒）！
なのに家にまで呼ぶ和彦の心理が心配です。
そして、また『隕石の軌道が変わりました』となりましたが、直撃する予定にみんなが慣れてしまって驚かないのが面白かったですね。
結月は『家族』『翔太と火星移住』のどの道を選ぶんでしょう？

テーマが隕石衝突っていうありえないものだったから、途中で飽きてしまうかもしれないと思って見始めたはずなのに、期せずして今の世界の状況とそっくりの展開をみせている脅威のドラマとなっている。第二危機が迫るなんて本当タイムリー。次々と春ドラマが放送延期になっているのに奇跡的に最後まで収録されているっていうし、なんと先見の明のあったことか。でも、これだけ期待してしまうと、最後どう締めてくれるのかがとても気になってしまう。やっぱり衝突しませんでしたで終わるんだろうなと思うのだけれど、二度目の危機を回避した後に残された人々はいったいどうやって生活を立て直していくんだろうか。今までとおなじには戻れない。この戻れない状況に深く深く考えさせられてしまう。しかし、門倉家は明るい！隕石衝突が分かった最初の半年で壊滅した家族も多かったろうに、それでもきちんと生活続けていた門倉家を舞台にしたからよかったんだろうな。家族を変えて、いくつかのパターンで観てみたい。

あのクズ男・片瀬が家に来た時は「どこまで図々しいんだ！」と思いましたね～
お姑さんの正子さんが勘違いしているのを良い事に、門倉家でくつろぎ過ぎです（怒）
サブタイトルが「アヒルの子」だったので、もしかしたら結月が・・と思っていたら、やっぱり血が繋がっていなかったんですね。
話し合う前に電気を消した片瀬はグッジョブ！です(笑)
あんなにみんなで泣きながら話し合っていたのに「体力が無いから」と戻ってきた結月と翔太ですが、門倉家で最後まで仲良く過ごして欲しいですね。

次女の結月が、久美子の姉の子とわかり驚きましたが、結月は落ち着いて、家族への感謝と愛を伝えたので、とても感動的でした。そして、火星に行かないことになり、やっと門倉家では家族全員で最後を迎えることができそうでしたが、また、和彦の逮捕という問題が持ち上がりました。たぶんこれが最後の問題になると思いますが、これも解決して、さらに家族の絆が深まると思います。同情したのは、片瀬でした。お金を借り、上手く門倉家に入り込もうとしましたが、家族の深い愛情に触れ、自分の孤独や情けなさを痛感してしまったのだと思います。片瀬のおかげで、門倉家の秘密がすべて明るみになったのに、最後に一人で去っていく姿がかわいそうでした。

やっぱり結月がもらわれっこだった。でも、久美子の姉の娘なら…親族だし、昔だったらよくある話な気がする。従姉妹間って兄弟と差がないところも多いんじゃないかな。今は兄弟自体少ないから。だから、自分はしあわせだっていう結月の素直な感想にも納得。
それにしても、キャプテンは最後まで少しも悪っぽい顔を見せなかったな…きっと、まったく悪い事考えていなかったんだろうな。自分のやりたいことをして、善意で周りの人々をたらしこみ。そのうえ、たらしこんでいる自覚もなくって…。嫌われないで、人気が出るわけだ！あとはお金さえついて回れば、奥さんにも逃げられなかったんだろうなぁ。また門倉家に帰ってきても受け入れてもらえそう（笑）
来週でおしまいか…すごく残念。地球なくなるのかな…。

色々と落ち着かない門倉家であるが、まさか片瀬が門倉家で同居することになってしまうなんて、誰が想像しただろう。。家族から冷ややかな目でみられ肩身の狭い片瀬ではあるが、姑正子の認知症のおかげで堂々と住むことができてラッキーですよね。それにしてもこの片瀬という人はどこまでずうずうしく、いったい何を企んでいるのか腹黒くて個人的には嫌いな役。一生懸命な和彦が好きなので、門倉家全員が納得できるハッピーエンドにつながるよう期待したい。

とうとう最終話をむかえた「隕石家族」。最後まで隕石はそれて落ちないだろうと思っていたが、やはり落ちてしまったことが正直残念。隕石落下最終夜に、家族で思い出を振り返るシーンが懐かしく感じられてよかった。登場人物の色々な隠し事が1話づつ暴かれていきながらも、最終的には家族の絆が深まっていき、愛がつまった本当にいい家族だなと感じた。ぜひ隕石バージョンではなく、日常の門倉家を描いたドラマも観てみたいなと感じました。羽田美智子さん天野ひろゆきさんの夫婦が、お似合いすぎでした！

和彦が始終「俺たちは隠しごとは無いからな」と言ってましたが、正子のマッサージチェアを転売しようとしていましたよね(笑)
隕石が来る当日に、結月と翔太の結婚式、良かったですねぇ～
沢山の御馳走を食べて、今までの事を思い出しているシーンはなんだか切なかったです。
最後に隕石が来る時に、みんなの声で「行ってきま～す」と言っていたので「どっち？生きてるの？」と一瞬分からなくなりましたよ。
でも、CM明けに久美子がラジオを聞いて「また隕石？！」と言ってたので、無事だったのね！とホッとしました。
偶然とはいえ、この時期にちょうど合うドラマでしたね。

巨大隕石が落ちてくるかもという非現実的な内容なんだけど、なんか妙なリアリティのあるドラマでした。家族構成も頼りないパパや可愛いママというごく普通の家庭。なので感情移入しやすかったです。
普通に便利に生きてるこの世の中でも、便利さはいざとなったらなんの役にもたたないんだなと考えさせられました。「明日この世が終わるなら･･･？」と幾度となく考えながらドラマを見ていた様な気がします。
結局隕石はぶつからなかったということで良いんでしょうか？最後はちょっと謎を残していて終わった感じなので色々と妄想してしまいました。

隕石が落ちて自分達がもうじき死んでしまうと、死の時期が分かってしまった時、自分は、今何をしたいのか、するべきなのか、そして、自分だけでなく、家族との絆を守って生きていけるのか、その時まで、どう関わりながら生きて行くのかという、究極の人生の生き方のドラマです。この家族も、それぞれ、悩み、苦しみ、時には、浮気をしたり、男が男を好きになったり、恋人と別れたり、又くっついたりして、いろんなトラブルを解決しながら生き、そして最後は、家族になった全員が、ひとつになって行くという、笑いもあり、感動もある家族の非日常を描いていて、家族の大切さ、本当の家族の姿というのを見せてくれている物語だと思います。隕石が落ちるという非現実の自分の行動を考えさせられる内容でした。