麒麟がくる

織田信秀の武将としての荒々しさと、問題児の息子に頭を悩ませている様子を、高橋さんは見事に体現されているなと思いました。信長が広忠の首を持ってきて、怒りながらも信長の叩く腕が思うように動かない演技は、父親としての悲哀を感じました。

上手いよなー。この人が道三でも、よかった。

信長のお父さん、死んじゃいましたねー。今までお父さんって重要ではなくて葬式に信長が暴れたって話しかエピソードがなかったけど、実在の人物はこんな感じだったんだろうなって納得してしまうほどの重厚感。爪痕残しましたねー。

今回の大河で唯一重量感を感じる役者。納得がいくキャスティング、演技。

歳を重ねるごとに、渋さとセクシーさ、男らしさが増していっているのに加えて
優しい柔らかな話し方など、魅力はたくさんありますが
演じる役柄に合わせて　強く表れている魅力が違っていてすごいなあと思う。
この方が演じるからこの方の魅力と役柄の魅力が合わさって見応えある作品になるための一役かっているなあと思う。
このドラマ内でも
迫力のあるセリフや、かと思えばキャラクターの優しい雰囲気をうまくシーンに合わせて演じられていて
憎めない、筋の通った役柄になっていると思った。

歳を重ねるごとに　まさにベテランの凄みがある。

戦に負けた後で、重臣を多数失い、ひとしきり悲しんだあと、さっと表情を切り替え、「帰って寝るか。」といったセリフを語った時の思い切りのよさというか、切り替えの早さは目まぐるしい変化の中の時代を生きる一族の長としては、あるのかもしれないと感じさせられるシーンでしたね。

貫禄

領土拡大を狙うギラギラ感、重厚感、
今のところ、もっとも戦国武将らしい俳優さんだと思う。この人のワイルドな信長を見たかった。

良かったー！
尾張の虎の所以を
もっと高橋さんで見たかった！

信長の後世のイメージは、実はこのオヤジさんのイメージと混同されたというのですから実に興味深い。これまであまり、てか、ほとんど時代劇に登場しなかった秀信がこんなにカッコよくでできて嬉しい。道三との戦に惨敗して退却する時「…クソっ、戻ったら……寝るぞ！」には笑った！

さすがに、上手な演技でした。

油ぎっててよかった。
役に合ってました。