119エマージェンシーコール

新島と激昂する通報者のやりとりを聞いて、代わろうか？とメモを渡してサポートしようとしたり、新島に塩対応された粕原をフォローしたり、周りをよく見ていて気遣い屋な一面が垣間見れたのが良かったです。上杉とすれ違った時の何処かよそよそしい態度や引きつった表情も印象的で、短いやりとりだったけど二人の拗れた関係性が伝わってきて良かったと思います。

パニックになって声を荒げる通報者に動じることなく、落ち着いた対応で情報を聞き出し、心臓マッサージを口頭指導する姿が頼もしくて格好良かったです。堂島の病気について皆に話すシーンも、重たい口をやっと開くみたいな覚悟や緊張が伝わってきて、他人のセンシティブな問題を軽々しく言いふらしたっていう感じが一切なかったのも良かったです。

物腰が柔らかく声のトーンも落ち着いていて聞きやすくて、パニック状態で電話をした時にこんな人が対応してくれたらホッとするだろうなあって思いました。冷静に状況を聞き出したり、通話越しに救命措置の指示をする姿も頼もしくて、与呉の有能さが感じられて良かったです。

ストーカー老人への「間抜け過ぎません？」ってツッコミ、スカッとしました。会見での田中の様子を観て「かっけー」って声をあげたり、田中本人が休憩室にやってきた時も拍手して盛り上げたり、意外とノリが良くてお祭り騒ぎ好きっぽい一面が垣間見れたのも新鮮で良かったです。

救急救命士の知識を活かして後ろからアドバイスしてくれる姿がすごく頼もしくて心強いですね。与呉の助言シーンが入ると、より皆で協力しあって通報と向き合ってる感じやチームワークの良さが際立って見えるところも良いなと思います。

カピバラ捕獲のくだりで兼下に激しく食ってかかる姿が印象的でした。普段の穏やかな空気感とのギャップがすごくて、市民からの依頼には応えたい、力になりたいという与呉の指令管制員としての信念の強さが感じられたのが良かったです。

後半の通報者との長いやりとり、実際の現場を見ているような緊迫感と「絶対に助けたい」という与呉の必死な思いが伝わってきてとても見応えがありました。感情が昂って声が大きくなったり、台詞を噛みそうなったり言い直したりという姿も、も今まさにというリアリティがあって良かった。「絶対に助ける」「私たちがついてる」という力強い言葉もすごく頼もしくて心強くて、格好良かったです。

笑顔の新島を見つめている時の、嬉しそうな表情が印象的でした。ただの同僚をそんな顔で見ないよね？ってツッコミたくなるような、何か関係が進展しそうな雰囲気が漂っていたのも良かったし、ちゃっかり中国語を勉強しているのも、それが新島にバレて「いいでしょ、別に」って照れ臭そうに誤魔化してる姿も可愛らしかったです。

粕原の後ろでアドバイスをしたり、出産のサポートをする姿が頼もしくて格好良かったです。上杉の慢心っぷりにイラっとしていたり、通報者一人一人に寄り添う大切さを訴えたり、管制員としてプライドを持って真摯に通報者と向き合っているからこその憤りやもどかしさが伝わってきたのも良かったと思います。

声で指示することしかできないもどかしさがすごく伝わってきました。その場にいる人に手助けしてもらわないと救えない命、すぐそこにあるのに協力的ではない人に対する苛立ちはすごく分かったし使命感に燃えている感じも良かった。