※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 4.6 /5.0(91.4%) | 45位 /1162件中 |
キャスト 4.6 /5.0(91.4%) | 144位 /1162件中 |
演出 4.7 /5.0(94.2%) | 21位 /1161件中 |
音楽 4.6 /5.0(91.4%) | 34位 /1162件中 |
感動 4.6 /5.0(91.4%) | 18位 /1157件中 |
笑い 4.7 /5.0(94.2%) | 11位 /1157件中 |
スリル・興奮 4.1 /5.0(82.8%) | 120位 /1154件中 |
脚本・ストーリー 4.6 /5.0(91.4%) | 45位 /1162件中 |
キャスト 4.6 /5.0(91.4%) | 144位 /1162件中 |
演出 4.7 /5.0(94.2%) | 21位 /1161件中 |
音楽 4.6 /5.0(91.4%) | 34位 /1162件中 |
感動 4.6 /5.0(91.4%) | 18位 /1157件中 |
笑い 4.7 /5.0(94.2%) | 11位 /1157件中 |
スリル・興奮 4.1 /5.0(82.8%) | 120位 /1154件中 |
どのキャラクターもそれぞれの人生をいきていてその中から生まれる言葉に嘘がないところがすごいと思う。その言葉は歳を重ねた分だけ重みがあるだけではなく還暦を前にしても戸惑うことやきゅんとすることなど自分の行く末を見せてもらっている気分でとても親しみやすい。妻を亡くした後の人生は消化試合ではない。チクチクとした気持ちにまだなれるんだと思えるだけで明るくなれる。一番心配なのは典子。旦那も子供も帰ってこない部屋で過ごすのは寂しすぎる。いっそ実家に帰ったらいいと思う。
和平と千明は一線を越えた仲じゃなかったんだね。大人の恋にはそんなことは関係ないのか。でもすごく深い愛情で繋がっていることは見ていれば分かる。籍が入っていたって体の関係があったって冷めているカップルはたくさんいるから2人のそんな関係は本当に素敵だなと思う。千明が子供の頃に火傷をした話は親としてすごく共感できました。親は自分の不注意で怪我をさせてしまったといつまでも後悔するものです。でも仮病で呼び出すのは勘弁、子供もそれなりに心配するからやめてほしいね。
千明の先輩が詐欺まがいのことをしていたってやっぱりショックだな。自分と歳の近い人が亡くなることがあったり会社でも定年間近になり、いろいろ考えたり寂しくなったりする中で昔の先輩から評価されていたら嬉しいしいい話があったら乗ってしまうかもしれない。そこにつけ込むって1番凹むと思う。変わってしまった先輩にも悲しいし、自分がカモにされたことが悲しい。それでもボタンひとつで駆けつけてくれる家族同然の人がいるって救いだよね。少し寂しくてとても温かい。誰もが行く先を明るく照らしてくれるドラマだな。
今回は真平の回。誰よりも死が近くにありすぎるから主治医の死が怖すぎて見ないことにしてしまったんじゃないかな。和平はそこに怒ったわけじゃないよね。辛いとか怖いとかとにかく心のうちを話してくれれば寄り添うこともできたのにって悔しくて寂しかったのだろう。誰しもが死ぬというゴールから逃げられない人生の中でそれを怖いと思うことは特別じゃない。だからみんなで慰めたり寄り添ったりするのだ。こんなにも温かい家族がいる幸せを大事にしないとバチが当たるだろう。
今回は和平が多め。一つ一つのエピソードが今の長倉和平という人を作ったんだなと素直に思えるいい話ばかりだった。エロ本の話も良かったよね。母として成長する息子に試行錯誤で接しているところに共感した。昔は今より長男だからというプレッシャーも大きかった。そんな中でいつでもキャッチャーでいた自分を、今更ながらピッチャーにしてくれた成瀬さん。和平の心の中にあるザラザラがなくなっていくような瞬間だ。昔の和平が救われるいい場面だった。
不惑の40なんて言われていたけれど、千明は59でまだまだもがいている。いや、もう戦闘モードは忘れていたけれどまだ何かできるのでは?と模索し始めた。人生100年って言われている時代だもん、いいんじゃない?しかも今の還暦は若い。まだまだ働きたいしまだまだ恋だってしたくなるのだろうか。だけどおひとり様の老後としてはいささかキラキラしすぎていないだろうか?おしゃれな古民家で隣に住む家族とワイワイやるなんて幻だろう。見終わって寂しくなる人がいるかもしれない、ただのマウントにならないようにしてほしい。
あの家族があのまんま時を繋いでいてくれたところがすごく嬉しかったです。家族と言いつつバラバラな家庭も多い中で、思いやることや向き合うことをおろそかにしないこの人たちを本当に素敵だなと思います。コロナにかかったと言って駆けつけれくれる人がどれだけいるか、これだけで幸せと思うでしょう。あなたと私は形はどうあれずっと一緒に生きていく、なんて素敵な言葉でしょう。生きていくことに不安を感じ、突然死んでいく人に思いを馳せる。そんな年代の寂しさを、それでも生きていくと歩んでいくところに共感しながら月曜が楽しみになりました。