3年A組ー今から皆さんは、人質ですー

キャストも個人的に好きな人が多く、放送される前から気になっていたドラマ。爆発のシーンはとても迫力がありました。
菅田将暉さんの迫力ある演技、少し怖いくらいでした。田辺誠一の少しとぼけている感じも、このドラマのいいところなのだろう。
担任教師が生徒を人質にすることはなんてありえない展開、その展開にも少しワクワクしてしまいます。
シーン1つ1つも本当に入り込むくらいの迫力。『最後の授業』『どうして、自殺しなければならなかったのか？』という生徒を追い詰める言動・爆発物などの準備周到さ、見てる側も怖くなるくらいです。

スリルを存分に味わうことができて、見ていてワクワクします。菅田将暉さんの淡々と物語を進めていく姿が恐怖感を増大させていて、ダメ教師から絶対的な支配者に変わるのがゾクゾクしました。雰囲気からも怖さが出ていて、笑っていてもその奥は笑っていない、絶妙さが楽しいです。学生特有のノリが再現されていて、一人一人の個性が出ているので、見ていて飽きがこないです。久しぶりに渋い刑事さんも出てきて、どのパートも見応えがあります。

殺伐として､イヤな読後感が残りまくりのドラマでした。いじめに対しての問題意識がここまでエキセントリックなドラマを思いつかせたのだろうけど､クラスの生徒全員の命を質にとって､本当にひとり殺して……っていうストーリーは､「いじめについての問題提起」という名の仕返しで､「いじめの再生産」でしかない､と感じました。このドラマに称賛を送る人がいるとしたら､むしろそのほうがこわい。
だけど､SNSを通じてこの「人質事件」を視聴する人たちに課金要求をして､当事者にとっては切実な問題を､傍観者がエンターテイメントとして消費することを痛烈に批判するなど､作り手の問題意識の高さは感じました。だったらなおさら､違うストーリーだって作れたのではないか？と思われてなりません。

柊が1人で学校の屋上に立って回想するように自問して自ら飛び降りる所から始まる場面は物語に引き付けられる流れは面白く感じたが、問題ばかりの生徒のやる気の無さを表現するためとはいえ、ほとんどのキャラクターの話し方と態度が被っていて半グレばかりで見分けがつきにくく、今回のメインとなる生徒だった朝ドラ女優の永野芽郁が演じた茅野が素晴らしく光過ぎた演出の部分は露骨な差が見えて残念だった。
また、柊が立てこもる教室パートと校長の市村や刑事の郡司たちのパートの演技力の差がありすぎて、ベテラン俳優の多い部分は力を抑えてもらう事も必要に思えてならなかった。

菅田将暉さんが感受性の豊かさを感じさせる表現力で、犯人役の教師を演じていますが、まずそれが素晴らしい。狂気に向き過ぎず、冷酷になり過ぎず、情緒的になり過ぎず、でもそのすべてをしっかり表現しています。生徒役の永野芽郁さんも素晴らしかったです。内省的な少女が爆発して飛び蹴りをくらわすシーンはとてもよかった。スクールカーストやSNSによるいじめなど、現代の若者を取り巻く問題をとりあげているが、それ以上に世の中をなめた子供たちへの警鐘も感じます。

予告から想像していたよりもはるかにエキセントリックなスタートで、とても惹きつけられてしまいました。まだ第1回なのにここまで話が盛り上がってしまうと、あと9回(？)で事態はどうなるのだろうと、かえって中だるみを心配してしまいます。その分次回がとても楽しみです。
設定の面白さもありますが、やはり、菅田将暉演じる柊先生の感情の振り幅の広さが、恐怖や興奮の気持ちを煽ってきて、暗いワクワク感が湧いてきます。永野芽郁ほか、生徒たちの恐怖の演技もさすが、という感じです。

タイトルからしてなかなかショッキングですが、内容的にも、先生の目的や自殺してしまった生徒の本当理由など、謎も多く見応えのあるドラマだと思います。序盤に先生が屋上から身投げするようなシーンがあり、最終的に先生は警察に捕まらず自ら命を絶つ設定なのかな？と少々ありきたりなような展開にもなりそうですが、菅田将暉さんが、サイコパスな感じが思う存分出ており普段のカッコいいイメージから「怖くて近寄りたくない人」になってしまいました...。

最近マンガや映画で流行っているようなただのパニック映画かなと思いましたが、ただドキドキするだけのシーンばかりではなく、最初は謎に包まれていることがストーリーが進んでいくにつれて明るみになっていく展開で、次回も見たくなるように工夫された作りだと思います。
ただ、今のところそこまで強く引き込まれる謎ではなかったのと、他の出演者(特に生徒役)の演技が下手なのは残念ですね。続きを見たいとは思いませんでした。
菅田将暉が狂気に溢れていて良い演技だっただけに、色々と勿体ないと思います。

シュールな？笑いを入れてるなと感じるところがいくつかありましたが、個人的にはあんまり好きではない方のシュールさでした。先生が生徒を人質にとるという衝撃的な内容なので、リアルさはそこまで求めてませんが、中途半端な笑いは別に要らないんじゃないかと思います。主役以外の先生達が妙にゆるくてお気楽なのが、サスペンス風のストーリーの雰囲気を壊してるみたいでところどころ邪魔くさく感じました。あと心温まる系のEDも要らない。シリアスなドラマなら最後まで謎めいた感じでしめてほしい。

何か先生の中で思惑があって、生徒に気付いてもらいたいという強い気持ちからの行動なのかな、というのはなんとなく分かりますが、1話目からかなりショッキングな内容。
ただ、周りの教師があっけらかんと他人事なところもあって、そのドラマの間中、緊張しっぱなしというわけでもないので、程よい緊張感に仕上がっているかと思います。
でも、最後に先生の宣告通りに生徒が一人殺されてしまったシーンはびっくりしすぎてその後なかなか寝付けなくなってしまいましたが・・・。

面白かったです。
観る前はタイトルからして無理があるのじゃないのと思っていて、さらに始まって直ぐに柊先生の人質宣言を聞いてイヤイヤそれはないでしょうと思っていると、今度はめちゃ強い先生。「これは絶対クソドラマだな！」と思いながらもとりあえず1話は最期まで観ようと頑張っていると、いつの間にかどんどん引き込まれていき、1話が終わったときには「次はどうなるんだ？？」と期待している自分がいました。
なんと言ったも菅田将暉さんの演技が光りますよね、菅田さんの演技だけでこのドラマの大半が成立していると言っても過言ではない。

人質と言っても、なんとなくどこかお気楽な感じの学園ドラマかな～なんて勝手に思っていたら、全然違いました。菅田将暉さんの狂気的な演技…こわい！一見穏やかそうな人ほどキレたらこわいのかな。学校に色々仕掛けて立てこもるなんて現実ではそうそう簡単に出来ないけれど、なぜ先生はそうしようと考えたのか？生徒たちに何を教えたいのか？みんなの関係性に何があるのか？気になります。自分たちがデマをでっち上げたのに、いざ犯人探しになったら他人に罪をなすりつける生徒たち（＝大衆）が、現代社会の縮図みたいだなと思いました。1話目から考えさせられる内容でした。

初っぱなから謎だらけ～。1人で爆弾仕掛けたり、学校の窓ガラスを特殊な強化ガラスに入れ替えたり出来るとは…一颯とは一体何者なのか？澪奈が自殺した途端、担任になったらしいがロリコンって事も無いんだろうし、実は腹違いの兄妹とか？ありがち過ぎか？！いきなり志願したところで担任になんてなれるものなのか？まずいきなり1人ナイフで刺し殺されましたが、実は死んでない…なんて事はないかな！？でもちゃんと胸から血が出てたから無理か…。ついでに「美少女スイマー」という扱いになっている景山澪奈だが、なぜ上白石萌歌なんだ？どこが美人なんだ？それなら永野芽郁ちゃんの方がよっぽどかわいいのに…。どういう理由で選ばれだんでしょ。

絶対面白くなるタイプのドラマだと思う。ミステリー要素×学園モノ×イケメン教師それだけで至宝級の魅力だし。菅田将暉の演技も迫力があって静と動のギャップがドキドキする。もともと魅力ある俳優さんだけど、初の教師役ということもあって気合い入ってる感じがします。このままいけば中だるみしないドラマになりそう。生徒たちも魅力のある子が多い。学園モノって必ずこれからブレイクしそうな若手俳優さんが多数出てるから、ダイヤの原石を探す感覚で見るのも面白い。

冒頭から心をつかまれた感じ。まず最初に頭の中に?マークが浮かび、ドラマを見ていくうちにだんだんと謎が解けていくようで、夢中になって見てました。
何よりも、教師役の菅田将暉の存在感に圧倒された。影が薄く生徒からもなめられていたのに急に本性をあらわして生徒を支配する、その激変ぶりがすごかった。1話につき1日分が進み、ドラマ全体で卒業までの10日間が描かれる手法も毎回ハラハラドキドキ、教室内での一颯と生徒たちの心情の変化が細かく見えていいと思った。

このドラマはいわゆる学園ものではなかった。ミステリーものなのか、実はコメディなのか、どのような心持ちで見るべきなのか迷っている。毎週誰かしら生徒の人間模様が描かれているが、今回はちょっとわかりやすすぎた感がある。がしかしそれがこのドラマの狙いかもしれない。結末が読みやすい回ではあったが、そうさせておいて次回につなげているような意図も感じるし、何だかんだ次回も観なくてはという気になっている。女優、俳優陣も演技派揃いではあるが、少しオーバーアクションな気もするが、このわざとらしらも狙いなのかもしれない。永野芽郁さんの少し抑えた演技と、川栄李奈さんの力こもった演技でぶつかるシーンは意外に心に残った。さて菅田将暉演じる柊先生の過去が少しだけ見え隠れし、善人か悪人かも謎のまま、次回もまた観なくてはならなくなってしまった。

ワクワクさせてくれるドラマ。嫉妬について描かれていたが、それが女子あるあるでもあり、リアルだった。特に川栄李奈がとてもリアルでこんな女子いるよね、という感じでイライラもする部分もあり、共感もできる部分もあった。川栄は先生役の菅田将輝とさほど年齢が変わらないと思うが、それを感じさせないくらい本当にリアルな女子高生だったと思う。先生役も生徒役も演技力の高い人が多くドラマの世界に入り込みやすくとても面白いと思う。あと、基本的にシリアスな場面が多いが、毎回踊られている体操がなんなのか少し気になる。キレキレの生徒もいて面白い。

1話から内容がハードで、まさかの死人が出る物語だったとはインパクトが大きすぎて怖かった。
殺人教師だけど、生徒と向き合う所に教師らしさが出ているのが不思議な感じがする。
柊先生が景山の自殺したことをなぜそんなに気にかけているのか、そして相良さんとどんな過去があって柊先生が立てこもりを実施したのかすごく気になるところ。
2話にして柊先生がもともと暴力的だということが分かったけど、何かきっかけがあったはず。
これからそこも含めて、視聴者が予想不可能な展開があると面白そう。

初回から何かありそうな雰囲気満々だった宇佐美の裏側が早くも解決してしまいました。ドラマの中では嫌がらせに発展してからの気持ちしか分からなかったけど、本当のところ、この子は澪奈をどう思っていたんだろう。自分が人気者になる為のアクセサリー？起こった出来事の順番が逆で、まだ友達だった時にドーピング騒ぎがあったらそれでも宇佐美は澪奈と友人づきあいしたのでしょうか。その辺の気持ちをしっかりと聞いてみたかったです。

1話目から爆破したり生徒の1人を殺してしまったり、2話はどうなるんだ...と、ハラハラしながら見ていました。今回は出された課題に答えられたので死人は出なかったですが、香帆のこれからを考えると地獄ですね。澪奈にした酷いことがみんなにバレてしまったので、元に戻っても大変な思いをしそう。その反面、さくらはお人好しすぎてびっくりです。特に仲良くもない香帆のことをなぜ庇うんだろう、と不思議でしたが、きっと責任感が強く優しい性格なんだろうなあ。他のクズ感丸出し生徒たちも自分のことばかり考えずに、優しい人間になれたらいいなと思わずにはいられませんが、一颯もやはり、それを望んでこんな事をしているのかな？

今の学校という閉ざされた空間で起こっている事案をリアリティたっぷりに描かれていて、すごく面白いです。観ていて、あるある！と思うところがたくさんあって、この脚本を書いた人は、どうしてこんなにリアルに書けるのかと感心してしまいました。役者のセリフも、実際絶対に言うだろうと思われるものばかりで、観ていて思わずセリフ一言一言に聞きいってしまいました。菅田将暉さんの演技も迫真の演技で、川栄さんとのシーンは観ているこちらまで泣きそうになりました。女の子同士でよくある友情ごっこ。結局、上っ面だけしかみていないから、こんな事になったんだと思います。今の子供達が自分に置き換えて観るべきドラマです。

正直うーん、あまり納得できない感じ。立てこもりにもっと深い展開があると思ったら、単にいじめの犯人探しだし。しかもいじめた理由も友達を他の子に取られたからってちょっと子ども過ぎないかと思う。何も持ってない先生が鉄の棒持った3人の生徒に勝っちゃうのも、いやいや無理でしょって思っちゃう。実際そのシーンは上手い具合に描かれてないし。

1人の女生徒が自殺したのは何月か知らないが、それからこの先生が卒業10日前まで粛々とこの準備をしていたのかと思うだけで大分怖い。川栄さんが今まで何もしてくれなかったくせに！と言ったけど、まさにその通り。しかも自殺の原因とかイジメの内容とかすごく詳しいじゃん。それならそれで担任ならここまでなる前にどうにかできただろうよという単純な感想が出てきてしまいました。これで12話頑張れるのだろうかと不安になってきた今日この頃。2時間ドラマの方がきれいにまとまったような気がする。

ジェットコースターのような展開に、ドキドキが止まりません！
柊先生は捜査陣のトップの五十嵐と組んでいましたし、内通者の「とある魁皇生」も先生の手下のようです。
さらに中尾も生きていて、今回の「ペナルティ」5人が加わるので、味方は総勢9名。
そのうち裏方の方が、人数が多くなるかもしれません！
さらに、郡司刑事が元教師で、生徒を救えなかった過去があるとのことにも驚きでした。
今回ダシにされたことで、郡司は一層柊を追い詰めてきますよね。
卒業式まであと7日、何が起こるのか、興味津々です。

警察が乗り込んできてどうなるんだ...と思った矢先に、まさかの一颯とグルだと発言してびっくりしました！予想外の展開すぎ！一颯が生徒を怖がらせるためにやってるのではなく、何か意図があってやってるのは明確になってきたので、早く真実を知りたいです。そして今回の事件に関しては、水泳部の人たちがいい人すぎました。澪奈はいい友達に囲まれていたしモテモテだしいい子だし、生きていて欲しかったです。事件を辿るに連れて澪奈の自殺に関わった人がどんどん浮き彫りになってきて見ていて楽しいしハラハラが止まりません！

このドラマの中心軸になってる事件に絡んでいるメンバーがちょっとずつわかっていくところが、私が好きな展開でワクワクする。
担任教師の菅田将暉に関しては、もっともな人生論を生徒達に言い聞かせてるように見せていても、救いようのないただの狂った殺人鬼に見えていた。だから、初回から見ていても、サイコドラマな感じがして、過去にやっていた同ジャンルのドラマとの差を感じられてなかった部分が正直あった。
でも、実は、生徒は誰も死んでいなかった事実が分かった瞬間、このドラマの他のドラマにはない唯一無二感を感じてワクワクが増した。
非情な殺人鬼、サイコパスというレッテルを貼られてまでも、主人公が遂行したいミッションとは何なのかすごく気になるが、それでも視聴者の予想を裏切り続けてラストシーンまで突っ走ってほしい気持ちがわいている。

柊の目的が全く分からないが少しずつ進んでいく話しが面白い。殺したと思っていた生徒が皆生きていた時は柊が悪者から一気にいい人になった。実はいい人だという観点で柊の行動を振り替えると自分が悪者になってまでA組の生徒を更生しようとしているように思える。その理由は何か。警察が共犯者だということは裏にはもっと壮大な何かが隠されているのかとドラマの展開に対して更に期待値が上がった。菅田将暉と生徒役の若手俳優の危機迫る演技に引き込まれ週を増すごとに面白くなっていくドラマだ。

最後に全員生きていることが分かってしまってたので緊張感が薄れてしまいました。これからあの６人は隠れ続けるのか？トイレとかどうするのでしょう。そして３回目にしてパターンが同じになってきてしまったので、最終回まで同じ感じでいくのか心配になってきました。あと今回は先生の説教が微妙に説得力がなかったです。どうして刑事さんを絡めてくる必要があったのでしょうか。菅田将暉さんの熱演がセリフのせいで空回りに見えてしまうようになったら残念です。

なんとなくストーリー展開が見えてしまうところがこのドラマの惜しいところ。殺そうと選んだのも事件に全く関係なさそうな生徒ばかり。役者でいうと無名な子。よって生徒を殺したように見せかけて実は殺してないのも想定内。あとは毎回犯人探しでの犯人がそれなりに売れている役者であることから、毎回犯人がなんとなくこの生徒じゃないかと予想出来てしまう。あえて無名の役者が毎回犯人の方が予想出来なくて面白いのに「やっぱりこの生徒なのね」と分かってしまうところが本当に勿体無い。

これまでの流れと同じく、謎が謎を呼ぶ展開で、視聴者としてはとても楽しめました。こういう、一つの流れ（パターン）が出来上がっていると、こちらとしても見やすいです。個人的には、今後、このパターンをいい意味で裏切るような流れにもっていってほしいですね。それにしても、まだまだ事件についてはわからないことだらけで、一体全体、どういった結末に突き進むのか、全く予想できません。というか、こんなに伏線をちりばめていて、本当にすべてを回収できるのでしょうか。ちょっと手を広げすぎな気が・・。

またひとつ、身勝手な理由で人を傷つけた人物が明らかになって、衝撃的でした。
好きな人にフラれたからって相手を陥れようなんて考え方、自己中心的すぎるというか、自己愛が強すぎて鳥肌が立ちました。
そんなダサいプライドのせいで傷つけられたレイナがかわいそうすぎるなと思いました。
それとは反対に、真壁くんはとっても大人でかっこよかったなと思います。
里見を殴らず、レイナのためにもと泣きながらいうシーンは感動でした。

私的には前半はサイコパス教師みたいな感じで人間味を見せず、教室内はただただ恐怖で凍り付いた状態にしておいて欲しかった。そして実は～みたいな…。ところが早い段階から殺したはずの中尾君は生きてる感がありありと…今回はもう立ってたし 笑 ラストで殺されたはずの5人ももちろん生きてるし。と言う事は、死んだ振りしてもらわなきゃいけないのだから中尾君とは最初からグルだったという事に…そして刑事の五十嵐もグル。生徒に「変わってくれ」と熱弁を振るったりする所をみると、やはりサイコパスどころかいい人のニオイ…。恋人文香に暴力を振るったともなっているが、テレビで一颯を見た文香は怯える素振りも見せなかった事から、それも怪しい。ちょっと私が最初に期待していた内容とだいぶ違って来てしまったぞ。でもまぁこれはこれで面白いけど…。

最初は､頭のおかしくなった教師の犯罪的行為､としか思えなかった事件でしたが､とうとう､黒幕とおぼしき「ベルムズ」という存在が明らかになってきて､主人公の柊一颯の過去とも関係があるらしいことが見えてきました。しかも､クラスの雰囲気も変化してきて､なんとなくですが「柊=イマドキの金八先生」みたいになってきました。ここまでは､柊と生徒たちは対立関係にありましたが､次回以降､どんなふうに絆が作り直されていくのかが気になります。

担任の柊が企てている計画がはっきりとわかってきて、それが生徒たちにも伝わる面白い場面が多かった。甲斐と正面から向き合い、彼の弱さを理解した上で引き出す言葉はリアリティがあり、菅田将暉の演技力に改めて惚れ惚れした。ただ、甲斐役の片寄涼太のイメージがEXILE TRIBEなのでその印象が抜けずにどこか感情移入できなかった。喧嘩のシーンや泣いている場面で心を動かされなかったのが残念に感じた。その後の菅田将暉の言葉には涙が出て感動した。

ドラマが始まって以来、甲斐君がこんなに悲しい顔をしているの初めてだったので、なんだか心にグッときました。ただグレているヤンキーではなくて、本当はいろんなものを背負って我慢していたのだと思うと、きっと辛かっただろうなあ...。でも先生のおかげで吐き出せて、友達も先生も頼りになる存在だと気づけて本当に良かったです！いい友達に囲まれていて、涙が出ました！そんな安心感に包まれていたのに、最後には一颯が倒れてしまって、頭が混乱しました！病気？怪我？と気になることばかりです。

正直、真新しさという点は一切無いドラマです。どこかで見たことがある内容、展開、タイトルからちょっと深読みすれば大筋は予想をつけることが出来ます。まぁ、最初に言われていた悪の経典とは違うかな。感動を狙っているところもあるんでしょうが、今のところはどうやって泣けばいいんだろう、くらいの気持ちです。ただ菅田将暉がなまじ演技が上手いから行動や台詞への説得力が凄い。ちょっとオーバー過ぎるところもあるけど。めっちゃ上手い人を先生にしたせいか、生徒の中にちょっと残念な人がチラホラいるのは、まぁ仕方がないのかな。

最初から甲斐が澪奈の動画を撮らせていたのが甲斐本人が手を上げて告白する展開に驚いた。
甲斐の苦しい生活と澪奈の夢に向かって努力して輝きを放つ姿の対比が甲斐の病んだ心を鮮明にしていて、色々な生徒が絡んでいる事で澪奈を追い込んで命を絶たせた罪悪感が薄れて平然としていられたのが伝わってきた。
ただ、一颯と甲斐が決闘によって決着をつけるような展開はキャラクターを活かした表現だったとは思うものの稚拙に感じられ、出来れば心情を語るセリフの応酬で魅せて欲しかった。

そろそろこのドラマの方向性がわかってきて、話のパターンが見えてきたと思う。とは言え、甲斐君のやるせない感情や、そんな彼に寄り添う友達の姿に、ドラマの思惑通り感動してしまった。若い時って、うまく周りを頼れなかったり、間違ったことを選択したり、あるよね。それを柊先生が諭し、生徒達は何かに気づく。毎回そんなんだけど、柊先生が私たち（大人）が教えてあげたいことを言ってくれる。それが生徒に届く。なんだかそれが嬉しくて見続けてしまう。ただ、手や足がわざとらしかったり、特撮映像が出てきたりするのは、何か意味があっての演出なのか。今までの伏線が回収されたけれど、まあ予想通りで、それも思惑通りなのか。全てが終わった時に、その演出に興冷めしていないと良いな、と思った。

非日常ばかり重要視しすぎて、現実的なところがおざなりになっていませんか？と突っ込みどころは多いドラマかと思います。例えば、生徒の家庭状況を担任以外知らない、もしくは担任しか知らないとか、ちょっとおかしくない？インタビュー受ける若者が、素顔丸出しとかヤバくない？刑事二人だけでアジトに乗り込むとか、あぶな過ぎない？途中で応援頼もうよ、とか。現実をきちんと描くと、非現実が余計に浮き彫りになるかと思うのですが。

タイトルと予告からは胡散臭いドラマだなと思って、見るつもりはなかったけれど、連ドラ予約で録画しておいたのを期待薄の中、初回を見てみたら、意外にもミステリー要素たっぷりで、菅田将暉のサイコパスぶりがおもしろく、それ以後も必ず見ている。
ドラマの軸みたいのが、3年A組の1人、自殺した生徒へのいじめ問題のようなところが今風のネタというか、社会問題について扱っているようなところも、くさいとは思うけどつい見てしまう要素かなと思う。
毎回課題が出て、その度、課題未達成で生徒を殺すというなかなかに残虐な要素が大きいんだけど、結局、皆生きているというオチは、ある程度予測はできていたけど、なんだやっぱりそうかというがっかり感はあった。
ストーリーが一気に盛り上がり、見てておもしろいんだけど、生徒に課題を出して、いじめに関わった生徒を1人ずつ改心させる、じゃないけど、このパターンで続けるにはもうネタなくないかと、今後の展開には不安を感じる。

「第1幕の完結です」と主人公の柊先生に言わせてしまうあたり、面白い脚本だな、と思いました。今回も特設シーンが後のセリフにつながっていたりと、奥が深い作りがすごいです。また、まさか不良の甲斐を励ます側に、奴隷扱いされていたさくらが加わってくるとは、興味深かったです。さくらは空気を読みすぎで、自分を極端に卑下しているところも、いじめられていた原因なのかな、と思いました。一番は、オタクっぽいところでしょうが…。

やっと内通者がわかり、柊先生が何を考えてるのか、身体の事も少しわかったけれど、まさか学校の先生の誰かが陥れていたなんて考えもしなかった。でもそう考えてみると怪しいのは水泳部顧問の坪井先生だと思うなぁ。
今まで突っ張っていたゆずきちゃんだったけど先生に間違ってないって言われた時、自分を認めてくれる人ができたみたいで安心したんだろうなぁ。あんな熱血先生ばっかりだったらいいのに。クレイジーだけど…
第１章が終わり、クラスのみんなが団結して
今までのピリピリ感はあんまり無いにしろ
これからどうなるのか、どう終わるのかすごく気になる。

柊先生が生徒に残したいことが、生徒から生徒に伝えることで、より先生の熱意が伝わったように感じました。
見栄ばかりで、周りの目ばかりがきになってしまう年頃、
それを悪いことじゃない。
それでいいんだと認めてくれた柊先生。
一気に思いが溢れ出して泣きじゃくる生徒を見て、
その言葉は諏訪だけじゃなく、クラス全体に伝わったと思います。
学生のときにどれだけなにかに向かい合い、誰か第三者に認めてもらえることがどれだけいいのかと改めて考えさせられました。

生徒の中で目立っているキャラクターで残っているのが、女子生徒の諏訪唯月だけだったので亡くなった澪奈に対してどんな事をしたのかと楽しみに見たものの、何ら関係性がなかったビックリな内容だったのでガッカリしてしまった。
読者モデルになるため半グレリーダーの喜志の都合いい女になった唯月の生き方を肯定してしまった、教師の立場にある一颯の発言はどうなのかと疑問に感じた。
一颯は唯月が重要な事を握っていると言ったのが、フェイク動画の顧客名が入ったメモリーカードを仕込んだネックレスを握っていたという言葉遊びのダジャレにも思えてしまうのが残念で、強引な内容と進め方をした気がしてもったいない時間だった。

本当かどうかわからない"犯人が先生"ってネタをネットにあげようとしてるのマジでヤバイと思った。このドラマ、本当に高校生？って思うくらい生徒が幼稚なんだけど、中学生向けなのかな？見てほしい層にちゃんと届いてるのかなぁと思っちゃう。学生が見たら面白いのかもしれない。田辺誠一が犯人みたいだけど、動機とかよくわからないのでとりあえず来週も見よ。

フェイク動画を反社会的組織の半グレ集団に依頼したのが教師の中にいると、生徒から教師に疑いが掛かる新たな展開を期待させる流れだったのに、最初に殺されたように見せ掛けた生徒の中尾を心配していた涼音に戻ってしまうのが残念でならなかった。
また、涼音の一方的に疑いを掛けた動画を非難する一颯の言葉は既に他の生徒を説得するために使われていて新鮮さが感じられず、再放送を見ている気持ちにさせてしまい、結局フェイク動画の一件は進まない所にイライラが溜まるだけに思えた。

真犯人は教師？うん、あり得る、世相を反映してる。主人公の行動の裏に元恋人の父親が絡んでいると思われる今期の終わり方、好きだなぁ、こういうの。年甲斐もなく若者っぽいドラマにはまってます。昔よくあった「熱血教師」ものとは違った形で「教育」「教え」人として必要なものなどが盛り込まれていると感じています。題材は現代っぽく幼稚と感じることもありますが、許容範囲かなと思ってしまいます。熱中している水泳を止めるよう追い込まれた少女に対する親の心持、ちょっとこの形でやめる方向へもっていくのはどうかなと思いますが、気持ちはわかる。さて、次回は元恋人の父親を取り上げてくれるといいのですがね。

どんどん黒幕に迫っていく緊張感と、先生が生徒に最後の授業として伝えたいことの熱い感情がひしひしと伝わってきます。この先生が伝えたいことは、SNSを使うことが普通となってきている世の中に対して、「気をつけなきゃ」「確かに…」と感じることばかりです。出演者の誰と誰がつながっていて、誰が絡んでいて、誰に対して何を訴えているのか。警察を巻き込んで熱い気持ちになり、のめり込んで見入ってしまいます。ラストはまさかのあの人が…少し予想できそうで、でも次も早く見たいと思わせる脚本です。

今の世の中を象徴するようなやりとりに心が震えました。今、無法地帯となっているネットの中で自分こそが正義だと思い込み他者を晒しても許されると思っている人たちがなんと多いことか。そりゃ水泳部をやめさせるためにした手段は生徒に愛も何も感じることは出来ず、自業自得だとは思うけれど感情に任せてネットに晒すことは暴力でしかない。各地で起きていてあの場面を見て震えた人もいるだろう。菅田さんがあの場で役になりきり生徒に伝えた言葉はそのままダイレクトに見ていた人たちに響いた。小さな何かが変わってくれると嬉しいなと熱演に押されて私も思った。

話が進むにつれてゾクゾク度は減ってきたけど、どんどん結末が分からなくなってきた。一颯と文香の父親の繋がりも分ったのもあり、又複雑になってしまった。
今回は涼音のクローズアップ回だったけど、生徒の体のことを思うがゆえに、自分から悪役を買って出た水泳部顧問の話は、あまりに美談すぎて正直なところ感情移入がまったくできなかった。よくある話、という感じがして、ドラマが少し安っぽく感じてしまった。
さらに、一颯は、退部させた理由を知っているのに、あの怒り方はありえない。気持ちは分かる部分もあるけど、ドクターストップの掛かった病人に対し、あそこまで体罰的なやり方は如何なものか。ドラマながら、ヒヤヒヤしてしまった。熱血にも程があるでしょう。
なんでも気軽にSNSで発信しようとする若者へ疑問をなげかける、というのはわかりやすいメッセージ性があって、テーマ自体は良いと思うのだが、突っ込みどころが多すぎたのが残念。
福原遥の柔らかい雰囲気ながらも芯の強さが見える演技は、とてもよかったと思う。
あと、個人的には3年A組朝礼ダンスが好きなので毎回でも踊ってほしい。初めて職員室で先生達が踊ってるのを見たときの衝撃が忘れられない。