ノーサイド・ゲーム

久々にお見かけしましたが格好良かったですね。日焼けした肌とギラギラした闘志剥き出しの眼差しがスポーツマンらしくて名門チームの監督という説得力がありましたし、ちょっとオーバー気味の演技もアストロズのライバルらしさがより際立って憎たらしく、要所要所で抜群の存在感を発揮していました。最後、負けを認めて柴門と握手をする姿も、相手チームの実力を素直に認める津田のスポーツマンシップが感じられて素敵でした。

同じ敵役でもポーカーフェイスの滝川と違って感情丸出しの演技が憎々しげでとても良いです。浜畑に移籍を断られた時にテーブルを叩いたり、里村の引き抜きが成功してドヤ顔でほくそ笑んだり、普通のドラマよりも演技が濃い目というか、表情一つ一つがはっきりしていて津田の心の機微が分かりやすかったです。

久し振りに演技を拝見していますが、昔と変わらずいい感じです！こういう役は合ってるんじゃないかな？

オロナミンＣのイメージが先行する大御所の役者だけに、体育会系の番組には老いをハンディキャップとしないいぶし銀の迫力、いや緊張感が似合う役者だと思います。また、白髪交じりの頭髪はイチローのそれと同じリスペクト感を醸し出しでいると思います。ただ、眼差しは鋭く、笑顔が見られない点が残念です。優しいお爺さん、叔父さん役も絶対に適任と思います。

渋い。悪役っぽい顔の演技が上手い。