あんぱん

2025年7月期 2025年4月期
総合評価: 3.97 / 5.0 (回答者数59人) 295 位 / 1195件中
※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 4.0 /5.0(79.6%) 349/1197件中
キャスト 4.3 /5.0(86.4%) 298/1197件中
演出 4.1 /5.0(81.4%) 256/1196件中
音楽 3.9 /5.0(78%) 265/1197件中
感動 4.0 /5.0(79.6%) 124/1192件中
笑い 3.7 /5.0(74.6%) 193/1192件中
スリル・興奮 3.8 /5.0(75.6%) 268/1189件中
314コメント
314 | | 2025-10-07 11:32:49

のぶさんの病気のこと、どう描くのかな?と最終回を少し不安に思いながら見た。
今まで積み上げてきた世界観を失わないように、あまり大きな声で言えない治療のことなどぼかして上手くまとめていたかなという風に思う。

ずっと子どものころからの付き合いという創作もあって、何事もない普通のふたり隣り合わせの幸せが余計に心に染みた。

本編では飛ばさざるを得なかっただろう事柄が特別編として放送されたことで、あまり深くはわからなかった星子さんのことや、健ちゃん夫婦のエピソードなども見ることができてとても良かった。
こういう特別編は主人公夫婦は抜きで描かれることが多い気がするのだけれど、ふたりも普通に出てきていてそれも良かったと思う。

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313 | | 2025-10-05 01:15:44

脚本家さんはなやせたかしさんに思い入れが強いように見える。実際文通もしていたしよくご存じなのだろう。そのやなせさんの描いたアンパンマンにも思い入れがあるのだろう。だけどこれはのぶの物語なんだよね。いつしかのぶは横に追いやられ崇の話になってしまった。崇が主人公で思う存分書いた方が面白かったかもしれないね。スピンオフ最後の作品もそう。今もアンパンマンは人気だし輝いている。でも本当はのぶが輝いてほしかった。何者でもない人だって輝ける、そんな物語がよかったな。

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312 | 2025-10-02 06:44:24

永ちゃんは好きなキャラクターなのでまた出てきてくれて嬉しかったです。独特な喋り方がスターの雰囲気を纏っていて引き込まれます。ため息をつくたくちゃんに寄り添おうとしながらも糖分を過剰に摂取しないと耐えられないところが面白い。人の役に立ちたい気持ちも本物だけどそれ系のストレスには弱い。そんな本音が透けて見えて笑えます。その後にきた崇の寄り添い方も対照的で面白い。そして独特な歌‥崇の世界観が面白すぎます。

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311 | 2025-10-01 19:14:24

今回はメイコがピンチヒッターとしてコーラスに参加するまでの顛末ね。本音を言えばあり得ないと思ったし、戦争がテーマとしてあったのなら戦争で若い頃できなかったことはそのままの悔いにした方が失われた時を感じられて良かったと思う。ただのぶと崇の大事なミュージカルでメイコも蘭子もたくさん関わってきたからこれはこれでいいのかなと思った。アンパンマンが顔が出ていることを今更悩む役者さんに吹き出してしまいましたが小ネタが効いていて面白かったです。

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310 | 2025-09-30 12:19:49

あんぱんのスピンオフはドタバタして賑やかで全具乗せみたいだった。本編ではメイコが健ちゃんと付き合ってから結婚するまでがすごく端折られたからどうかと思ったけど終始わちゃわちゃして好き嫌いは別れると思う。崇もウジウジタイプだけど健ちゃんもなかなかめんどくさい。頼りなく感じるけれどアバタもエクボの時期のメイコにはなんのその。かわいらしい夫婦の誕生は微笑ましく自分に向けたくす玉もいい思い出になるでしょう。

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309 | | 2025-09-27 10:37:03

最終回は崇とのぶの2人の回、静かな日常の中でお互いにお互いが大切という素敵なラストでした。ただのぶが主人公だとしたらちょっと内容が薄くて不満かも。崇も漫画だけを期待された人生ではかわいそうです。アンパンマンを生み出すまでの人生はおまけではない豪華な職歴だったはず。執念の末のアンパンマンってことが描きたかったならもう少しアンパンマンが放送されてからの時間が長くても良かったはず。人生の時間配分が良くなくて後半つまらなく感じました。

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308 | | 2025-09-26 17:51:52

最後はやはり「たっすいが」の一言がありましたね。

総評ですが、ウクライナ戦争やパレスチナ問題などが激化している世相からか、戦争というものが色濃く反映された内容でした。もちろん太平洋戦争終結から80年ということもあります。すでに戦争体験者の多くが亡くなり、その生の声を聞いたことがある人も減りました。庶民にとってリアルな戦争が語られることには大きな意味があったと思います。特に主人公ののぶが軍国少女だったところはなかなか踏み込んだ内容でした。

基本線はしっかり朝ドラらしい展開でした。やはり朝ドラは時代を作っていく人々の姿というのが似合っている。ただ結婚後ののぶはちょっと存在感が薄かった。結局は素直にやなせさんが主人公だと言った方が良いくらい。

とはいえ脚本家や演出の安定した実力を感じたドラマでした。

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307 | 2025-09-25 23:26:24

NHKでドラマの中とはいえあんなにガッツリとアンパンマンを放送するとは思わなかった。朝からアンパンマンのマーチに元気が出た。そしてもう一つ嬉しい再会が!黒井先生とうさ子ちゃんはあのまま学校の先生でいたんだね。うさ子ちゃんが校長先生なんて、時代は変わったなと思った。あれだけ軍国主義だった黒井先生とうさ子はどんな戦後を過ごして来たのかとても気になるところ。是非スピンオフに出てほしいです。そしてのぶの病気。今度は崇が支える番だよね。

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306 | 2025-09-25 17:05:42

ラス前らしく、様々な顔ぶれが登場しましたが、やっぱり屋村は最後まで放浪したままでしたね。まあ一番戦争のトラウマを抱えている人だし、そういう人物が存在し続けることにも意味はあるということなのでしょう。

八木と蘭子は人生の晩年になって、新しいステージに向かうことになるようです。これもまた意味があることだと思います。

のぶが病になり、いよいよラストを迎えますが、さてたかしは「たっすいが」にならずにいられるでしょうか。別になってもいいんだけどね。

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305 | 2025-09-25 14:47:55

急にのぶが老け込んだ感じになって、白髪も増え顔もシミだらけになっていて。
その急激な変化が不自然だと感じていた。

うさ子と対面したからその違いが鮮明で余計に気になったところで病気だと。

大きな心配事とか災禍とか無いように見えたけど内側に大きな病を抱えていたからなんだと妙に納得した。
少し前から姿勢も動きも少し重たそうに見えていたからだいぶ悪いのかな。

最終回前にあんぱんまんは自由に飛び出したのに、のぶは…
のぶ一筋の嵩がとんでもなく心配だ。

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304 | 2025-09-24 18:52:24

あなた達のことをまだ信じているわけではないけれどカミさんのことは信じられる。

これがすべてなんだろうな。

未来がまだまるで見えない、誰にも見向きもされない、そんな時代のあんぱんを持ったおんちゃんのころからずっとあんぱんまんがもっと飛べると信じていた。
きっと嵩以上に信じて未来を見ていたのぶだからこそ、託せると言った言葉の重さを信じようと思えたのだろう。

のぶが読んでいたアンパンマンのマーチの歌詞が今のと少し違っていて、かつて嵩の周りで愛情を注いでくれた人たちの面影が色濃くて。
改めて今の歌詞もどちらもこのドラマを見たからこそ心にずっしりとくる。

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303 | 2025-09-24 15:10:53

いよいよアニメのアンパンマンがスタートですが、ここでとても大事なことが語られています。

ヒーローならば強くて格好いいという主張は、弱くて格好悪いければ「正義」ではないのか、という問いになります。あるいは「正義」は常に格好良くて、強い者しか語ってはいけないのか、とも問えます。

その問いの答えは、その後の日本のマンガやアニメに示されている通り、多様なヒーローが多様に活躍する姿に表されていると思います。

そもそも弱くても格好悪くても、各々が正義を主張できるのが民主主義。アンパンマンが認められることが、たかしにとって本当の戦後になるのでしょう。

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302 | 2025-09-23 13:19:33

八木の告白は重いね。でも善悪は置いておいて、戦争の現実を伝えるために、そういう体験はちゃんと残すべきだと思う。私の祖父は八木と同じように日中戦争と太平洋戦争の二度出征しているけど、新兵はともかく古参兵になると自分の撃った弾丸が、敵に当たったかどうかわかると言っていた。それが心の棘になっていたようだ。

八木は金鵄勲章を得たから、軍で一目置かれていたわけだね。でもそれは平和な世になると重しになる。

良し悪しではなく、戦後の日本は八木のような人たちの思いも受け継いでいることを忘れるべきではないのだと思います。

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301 | 2025-09-23 10:11:27

いよいよばいきんまんが登場した。
あんぱんまんもばいきんまんもどちらも止めを刺そうとしない理由も今までの嵩やのぶを見ているとよくわかる。

そして八木さんがやっと自分の戦争記憶と向き合うことにした。
それはとてもつらい記憶。
倒さなければいけない敵にも大切な誰かがいるという当たり前のことが倒した後で理解するという地獄。
わかった後でもやらなければやられるという地獄の続きが待っている。

いつかヤムさんが言っていた「地獄の隣は地獄」という言葉が思い出される。
蘭子に話したことで少しだけでも心の中が癒されずとも整理されるといいな。

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300 | 2025-09-23 09:23:04

え?母と登美子とのぶとの高知旅行って写真のネガを出すシーンで終わってたの?千代子さんの再登場はなし?ってびっくりしてたら時代が飛んでみんな鬼籍に入られたと。なんだか急すぎてついていけない。さすが最終週、詰め込み方がえげつない。でも戦争のことはきっちり書くんだね。アンパンマンと戦争ってタイトルに変えたらいいと思う。のぶはアンパンマンができるまで漫画をかけばっかり言うしそのほかの人生はおまけなの?内容が偏りすぎて面白くない。

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299 | | 2025-09-23 07:18:27

のぶと登美子は表面上は真逆だけれど、根本はまったく同じなんだな。
母と同じような女性を配偶者に選ぶ人が多いようなことを聞いたことはあったけれど、母との縁が薄かったからこそ余計に母への思慕と女性への想いが重なってのぶが良かったんだな。

思えば優しすぎる嵩とハチキンののぶは反対の性格だなと思っていた。
反対の反対は同じということか。
嵩に冷たい態度をとっていた登美子だけれど、ずっと心の中であんな風に手を合わせていたのだな。

ずるく生きてきたようでいて、ずるい行動を取る度に傷ついて感情を上手く出せなくなっていったのではとも思う。
やっと母と子の気持ちが通じて少し嬉しくなった。

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298 | 2025-09-22 14:08:33

加瀬亮さん、古川琴音さん、浜野謙太さんらに続き、石橋蓮司さんのちょい役とはホントに贅沢な役者さんの使い方です。さすがNHK。

編集者が言ってた不評な一部の親ってPTAでしょ。昔はいろんな漫画にクレームをつけまくっていたからね。影響力もそれなりにあったから、連載休止に追い込まれた漫画もあった。きっと今なら「鬼滅の刃」も「呪術廻戦」も残酷なシーンがあるとか言って駄目だったろうな。

気になったのはのぶと登美子が似ているっていうセリフ。似てるかなあ?個人的には似てないと思うけど。まあ暴走気味のところだけは似ているのかもしれないけど。

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297 | | 2025-09-21 10:13:20

やっとアンパンマンが認知されて来たのかな。のぶが主人公だから仕方がないけど、のぶがこんなにゴリ押ししなきゃヒットしないなんてどうかと思う。そしてミュージカルのアンパンマン、人の顔が出てるじゃん。これはホラーだよ。で、メイコ。出ちゃうよね。50近くの専業主婦が急に歌って踊ってって違和感しかない。それも昔の50だからね。若い頃やりたくてもできなかったと羨ましそうに涙を流すだけでも十分説得力があったと思うけどね。なんだかね。

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296 | 2025-09-20 15:34:05

和明さんと息子も見に来てくれて、あんぱんまんに込めた思いも受け取ってもらえて本当に良かった。
嵩にとって良かっただけではなくて、和明さんの晴れやかな表情を見ると彼にとってもとても良かったと思えるのだ。

ヤムさんにはもっと嵩の込めた気持ちは伝わっていたようで、「あんぱんまんがいてくれたら」という言葉には胸が詰まる思いがした。
でも、ヤムさんの顔が少し穏やかになっていたから彼の心もほんの少しだけ軽くなっているのではないだろうか。

戦争を引きずって生きていた人たちを実際に見る機会はあの時代あったけれど、本当の意味では理解してなかったなと思う。
戦争は腹が減る。
その地獄からあんぱんまんは生まれたんだなと改めて思う。

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295 | 2025-09-19 19:44:27

ドラマの内容と関係ないのですが、オープニング曲が最後まで大嫌いでした。
朝ドラ歴長いけど初めてかな。
半年間毎日聞いても慣れなかったです。

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294 | 2025-09-19 16:48:34

屋村とも話せたし、岩男の息子とも通じ合えたところがあるので、たかしにとっての戦争はこれで一区切りという感じかな。戦争とか大災害とか、屋村がたかしの戦争体験に気付いたように、同じような体験をしたものしかわからないことって間違いなくある。でも岩男の息子のように経験していなくとも想像できる部分もある。そうやって人の歴史は語り継がれないとね。昨今のように自分の主張に都合よく歴史を切り取ることは、先人すべてへの冒涜だ。

さて残るは最終週、最後の頑張りに期待しましょう。

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293 | 2025-09-18 22:41:11

それは勝手な思い込みだから仕方ないことなんだけど、思ってたのと違ったなって感想かな。戦争を体験した崇だからこそのアンパンマンで、言いたいことはよくわかるけどあんなに推されるとちょっと違うと思う。内助の功を出したかったんだと思うけど真っ向から意見してくるヤムさんに目をひんむいて怒るとか、もう自分のエゴ丸出しじゃん。初期のアンパンマンから今のアンパンマンになるまでどう言う気持ちで変化していったのだろう。今の頑固な2人からは想像できないな。

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292 | 2025-09-18 17:09:33

最終盤なのに主人公の強力なエピソードがないから、のぶの読み聞かせなどの尽力が「アンパンマン」ミュージカルの客を呼び込んだ、という筋書は仕方がないのかもしれない。

でもやはり基本は「アンパンマン」に魅力があったからだと思う。童話や「詩とメルヘン」のおかげで、星子みたいなガチファンを増やしたことが一番の理由だった筈。

主人公を持ち上げるのはドラマとして当然のことなんだろうけど、読み聞かせの子どもがほとんどという展開はちょっと強引すぎる。のぶたちだけでなく、絶対にミュージカルに関わった人たちみんなだって宣伝をしている筈だし、星子のような純粋なファンもいて、そんないろいろな人たちが集まり、評価したから、いまだに残る名作になっていったんだと思う。

主人公の献身を強調したいのもわかるが、そこをもう少し考えて欲しかった。

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291 | 2025-09-18 11:22:18

そういえば、のぶがヤムさんにお願いするときって、いつも間髪入れずに断っていたなと懐かしい気持ちになる。
怪傑あんぱんまんを怪物あんぱんまんと言い換えてしまうのもヤムさんらしいし、その例えもなるほどと思ってしまう。
ヒーローと怪物は紙一重なのだ。

ヤムさんがあんな風に軽口・悪口をたたいていても、嵩の作品を追いかけていそうなのも嬉しい。
いい意味でも悪い意味でも、どこまでもあの頃のままなのだろう。

いよいよ幕が上がる。
思いのほか子どもたちが集まってきた。
あの親子も。
そして、お茶教室の女性があんぱんまんの信者だとやっと口にした。
のぶと同じようにあんぱんまんを信じる仲間だ。

こうやって少しずつ少しずつ輪が広がったからこそ、ずーっと人気があり続けるのかもしれないと思った。

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290 | 2025-09-17 14:06:53

ミュージカルでのアンパンマン役はハマケンさんか。個人的には鈴木福さんあたりと予想していたのですが、ハマケンさんも確かにいいですね。せっかくだからもっとファンクな感じで歌も披露して欲しいかな。

そしてのぶが屋村を訪ねましたが、ミュージカル会場であんぱんを配るつもりとか?他に浮かばないしねえ。

問題は客の入り。起死回生策はあるのだろうか?まあ、あるんだろうなww

最終盤になって登場の古川琴音さんがどんな役なのかも気になります。

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289 | 2025-09-16 18:02:55

岩男の息子か。まあ彼に限らず父親を知らない息子が、自分が父親になって戸惑うというのはあるんだろうな。私の父親もそうだったし。

戦争の理不尽さだけでなく、災害などの理不尽さもそうだけど、個人が大きな力に翻弄された理由なんて、まさにそういうものとしか言いようがない。特に戦争はどれだけ正しかろうが間違っていようが、兵隊は命令を聞くしかない。けれど太平洋戦争後には命令を下した位の高い軍人ではなく、命令を実行した下士官などがBC級戦犯で約1000人も死刑になっている。

理不尽の少ない世の中、もっと優しい世の中、アンパンマンに込められている願いはそういうことなのだろう。大人とか子どもとか関係なく、それが多くの人に伝わったから、アンパンマンは今も愛されている。

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288 | 2025-09-16 11:44:03

ある時、戦後すぐに生まれた父が「ここで米兵にギブミーチョコレートって言ってもらった」と言い出して驚いたことがある。
幼心にも強烈な体験だったのだろう。

岩男の息子・和明は、あの時の父と同じくらいの年で終戦だったのではないか。
もしかしたら空襲や終戦の日の大人の雰囲気など少しの戦争の記憶を持っているのかもしれない。
次々と周りの大人の男たちが復員してくる中、自分の父親だけが戻ってこなかった。

大人になって、親の所属していた隊の人たちを訪ねて歩くうちにあの二人にたどり着いたということなのだろう。
誰もが「名誉の戦死」と濁す中、八木はきちんと向き合い真実を伝えた。

戦後教育を受けたであろう和明にとっては理解しがたい現実だっただろうと思う。
リンへの処罰感情もわいて当然だと思う。
ただ、それは岩男ののぞみであった。

このところののぶの行動を見ていると、嵩のマネジャーのようなこともしているように見える。
岩男の件を知らなかったのだろうが、嵩がどういう思いをしているか、していたかはすぐに理解できただろう。
のぶの手渡したあんぱんまんの絵本には、あの時たしかに一緒にいた嵩の想いが詰まっている。

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287 | | 2025-09-16 07:10:19

あんぱんまんの絵本が私と同じくらいに生まれたことに驚いた。
そんなころからあったのか。
たくさん絵本のある家だったし、毎週のように図書館に本を借りに行く習慣もあったのに知らなかった。
まだまだ一部の子どもの間での人気だったのだろうか。

そんなあんぱんまんが雑誌に連載され、ミュージカルにもなるという。
同年代でリアルタイムで一緒に育っていけた人たちもいるんだなと思うと少し羨ましい。

八木が子どもをずっと見守ってきたからこそ未就学児に受けるということを見抜いたのがさすがだ。
そういう感性とかが子どもに人気のあの会社を大きくする上で大切なことだったのだろう。

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286 | 2025-09-15 15:45:27

「あんぱんまん」のミュージカルか。昔は子ども対象の劇団がよくミュージカルをやっていたなあ。それを思い出した。あれはテレビ以上に思い出に残っているし。

そして「あんぱんまん」を「詩とメルヘン」で知った世代からすると、編集者の女性の言葉はちょっと納得できないね。

そもそもメルヘンって、怖かったり、残酷だったり、マイナスの要素が隠し味になっている場合が多い。

きっと「あんぱんまん」が最初から今の形になっていたら、それはそれで売れなかったかもしれないと思う。今に至る過程があってのものなんじゃないかな。

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285 | 2025-09-13 17:48:18

確かにふたりが逆転しないものを見つけたということを、東海林はいのちを削ってまで自分の目で確かめに来た。
それは過去の背中を押した自分への答え合わせのようにも見える。

正義のための犠牲。
いのちをかけたり削ること。
それを子どもにでもわかるように可視化したのが、顔を差し出して食べさせるということなんだろう。

これでテーマはより伝わりやすくなった。
手に取る子どもも出てきた。
でも、まだ今のアンパンマンとは違っている。
最後のひと押しは誰がどんな形でするのだろうか。

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284 | 2025-09-12 14:18:07

初期のアンパンマンは自己犠牲の精神が強すぎるんだよね。たかしの戦争体験、特に卵を奪うみたいなところが色濃く反映されているんだろう。でも過剰な自己犠牲はヒロイズムの要素ではあっても、正義かどうかはわからない。そこが受けなかった理由だと思う。

正義はどこまでいっても相対的なものだから「逆転しない正義」を見せるには「逆転しない悪」が必要になる。おそらくそれでバイキンマンが誕生するんだろうけど、「逆転しない悪」をバイキンマンのように描いたところにこそ、やなせさんのセンスがあると思う。まあそこはどうドラマで描かれるのかわかんないけど。

いずれにしてもアンパンマンのディテールが完成に近づいたのは確かですね。

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283 | 2025-09-12 07:30:34

東海林はずっと遠くから見守ってくれていたんだな。
いろんな作品の感想を言ってくれていたけれど、おそらくはアンパンマンに抱いた「どうして?」という気持ちが膨らんで訪ねずにはいられなかったといったところだろうか。

どうして敵をやっつけないのか。どうしてボロボロのマントをまとっているのか。どうしてカッコよくないのか。
止まらない「どうして?」の問い。
その答えがのぶと東海林、嵩と八木たちの二組の会話からきっちりとした輪郭が見えてきた。

やっと見つけたんだな、という東海林の言葉に時間と想いの重みを感じて思わずのぶと一緒に涙が出てしまう。
「アンパンマンによろしく」と言って去っていく後ろ姿に、これが一番言いたかったことなのだと感じた。
ただ、後ろ姿が弱々しかった。
ふたりの一番の応援者である東海林にアンパンマンの今の姿を見せてあげたいと強く思う。

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282 | 2025-09-11 13:46:10

まあアンパンマンが本当に「逆転しない正義」かどうかは置いといて、それをストイックに追い求められる時代はとても平和なんだと思う。1970年代になって、日本人もようやくいろいろ考えられる余裕ができてきたってこともあるのかな。でも結局はたかしのように過去を清算することで未来を見つめるよりも、ポジティブすぎる発展志向で多くのことに目をつぶり突き進んだ結果が、今だけどね。

何にせよ東海林という、ある意味でのぶとたかしの精神について、証人と呼べる人が評価することは、二人にとって自信と標になるのではないでしょうか。

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281 | 2025-09-11 06:51:36

やっぱりどんなに信念があって人々に伝えたいことがあってもそれが伝わらないのには原因があると思う。今のところアンパンマンは崇とのぶのいいと思うことの押し売りだ。蘭子が言っていたように読者を選ぶ偏ったもので、広めたいと思っているならば読み手の需要も考慮しないといけないんだよね。今のアンパンマンはちゃんと小さい子の要望を叶えているように見えるし、そうなるとのぶたちのアンパンマンとはだいぶ違う。どう変化していくのか楽しみだ。

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280 | 2025-09-10 21:38:45

のぶは本当にアンパンマンのことが大好きだし、アンパンマンの力を信じているのだろう。
そうでなければ、あんなに反応が悪いのに読み聞かせを続けるなどできないだろう。
ただ、飢えも戦争も遠くなった子どもたちにアンパンマンの良さを理解するのはこのままでは難しいだろう。

嵩はアンパンマンに何かが足りないと感じていることが分かった。
それが何なのか。

久しぶりに東海林さん登場。
このドラマは、エピソードが多いせいか無駄な登場がほぼ無いように思う。
東海林さんが今後の展開にどう絡んでくるのだろうか。

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279 | 2025-09-10 13:48:53

ついに「詩とメルヘン」が登場しました。当時、本当に驚くほどきれいな印刷と、美しい詩やメルヘンが掲載された画期的な雑誌でした。定価が高かったし、読んでいるのは良いとこの文学少女って感じの子ばかりで、貧乏な男の子が読んでいるのは肩身が狭かったww

脚本の中園さんは女性だから、当時は気が付いてなかったかもしれないけど、この頃から少年マンガは単純な内容ばかりではなくなっていました。手塚の「どろろ」「ミクロイドS」「ブラックジャック」石ノ森の「サイボーグ009」「幻魔大戦」永井豪の「デビルマン」松本零士の「宇宙戦艦ヤマト」など、上げればきりがないほど、文明批判的な作品が増えていたし、「アンパンマン」の背後にあるダークさに子どもたちも気が付き始めていました。だからむしろ「アンパンマン」は大人や評論家には人気がなかったけど、徐々に男の子たちからの人気で売れた作品だからね。

まあ子どもたちに知ってもらうのに、のぶが役に立ったということで描きたかったんだろうけど、やっぱり基本はドラマでは八木の会社、実際は「サンリオ」の力が大きかったと思う。サンリオはSF文庫も最高だったのになあ。

どうでもいいけど、のぶのメイク、急に老けさせにきたなあ。もっと前からやるべきだったと思うけど。

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278 | 2025-09-09 23:25:46

アンパンマンはあんぱんやあんぱんを作るヤムさんという共通の2人の思い出に紐ついているからのぶと崇には響くけど、初見の子供たちには響かない。2人の崇高な思いは素敵だけど、それが伝えたい人に見てもらえなかったら意味がないし、内輪だけで盛り上がる物語ほどつまらないものはない。だからこそのマーケティングだよね。そのために子供を集めてもらう次回に繋がっていくのだろう。どうやってモデルチェンジまで行くのか今から楽しみだ。

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277 | 2025-09-09 16:13:40

アンパンマンの意味を一番きちんと正確に理解していたのがのぶだったんだな。
カッコイイものに疑問を持つというのはとても難しい。
だからこそカッコよくないアンパンマンをみてハッとする。

周りからは不評でものぶはいつかは理解されると信じている。
信じ続けるというのはとても難しいし苦しいことでもあると思う。
それをサラッとやってしまうのぶはやはり強い人なのだろう。

のぶが何かを思いつき八木に頼みに行った。
それがどのように花開き今のアンパンマンにつながるのだろうか。

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276 | 2025-09-09 14:10:14

実際の「アンパンマン」は「PHP」、サンリオの童話、「詩とメルヘン」などに描かれながら、キャラや設定が変化していく。そうやって成熟していったキャラだからね。主人公であるのぶもアンパンマンと共にもっと成熟していくのかな。正直、たかしの方がメインな感じだし、主人公として最後になにかもっと光るものを見せてほしい。そうでないとドラマ全体として、ちょっと尻すぼみな感じになってしまうと思う。

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275 | 2025-09-08 23:40:45

手塚さんも崇も戦争の影響がとても色濃く影響していたのですね。鬼太郎の作者の水木しげるさんもそうだし、あの年代はみんなそうだったのだろう。崇の作る物語はバッドエンドが多いのも特徴。平和な世の中を思いながら描いたのも本当だろうけど、絵や文章を書くことで自分と向き合い、自分の心をカウンセリングしていたのかもしれない。ひもじくても止めたくてもやめられない戦争、兵士は本当に捨て駒だったのか。自分の命を軽んじられた経験は暗い影を落とすと思う。

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274 | 2025-09-08 15:38:29

手塚治虫というか、ドラマでは手嶌だけど、彼がたかしと「千夜一夜物語」を作ろうとした理由がいいね。それにしても戦争経験者たちは、結局、戦後もそれぞれの戦争を抱えている。蘭子が戦争体験話を集めようとしているようだけど、それはとても大切なこと。やはりどんな出来事も体験者に勝る語り手はいない。

そしてアンパンマンがアトムに負けないヒーローとして飛び立つ日も近いかな。

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273 | | 2025-09-08 15:32:49

正義を行うことには犠牲がつきものだからアンパンマンは国境を越えたところで撃たれるのか。
それでもアンパンマンは死なず、また飛び続ける。

これはもうヒーローなんて括りではなくて、「志」みたいなものなんだろうな。
それを具現化したのがアンパンマン。

正義なんてたいそうなものでなくても正しいと思うことを少し頑張っただけで傷つくことはままあることだ。
それがどの世界でも通用する正義なんて大きなものならと思うと、それは命がいくつあっても足りないくらいのことになるのだろう。

アンパンマンがこんなにも大きな「志」を託されたものだとは知らなかった。
今まで縁がなかったけれど知って見たくなった。

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272 | 2025-09-08 07:28:55

ヤムさんは名前まで捨てて生きてきたのか。
そこまで国に、体制に縛られたくないという強烈な思いが根っこにあるのだ。
年ですら、その気持ちを緩和できず、平穏だった浅田家での暮らしも癒しにはならなかったということなのだろう。
そういえば一緒に食事をするシーンはなかった。
唯一豪ちゃんの出征の時に最初は場にいたくらいか。

そんなヤムさんがのぶのことを心配していた。
きっと今ののぶを見て安心したことだろう。
ただ、朝田家の面々はヤムさんの知らなかった日々を思って苦しそうだった。
戦争で傷ついた人々を思ってアンパンマンは生まれるのか。

昔はきちんと終戦の日に黙禱をし、もっと戦争体験が身近だったな。

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271 | | 2025-09-07 23:25:41

誰よりも老けメイクのヤムさんに女性陣を老けたなと言ったのは元々歯に歯を着せぬヤムさんらしいと思ったし逆に言えば全然年を取らないのぶたちを思い、視聴者に向けたこれだけ時が経ちましたよの合図だったんじゃないかと思う。のぶが特に変わらなすぎなのよー。子供がいないと難しいのかな。もう少し変化が欲しいよね。夫婦愛もそこまで感じないしちょっと面白く無くなってきている。でもとうとう次週はアンパンマンが誕生か!蘭子と八木さんの進展もあるといいな。

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270 | 2025-09-05 16:46:26

いきなり屋村との再会でした。女性4人相手に「ふけたな」と言えるのがすごいww

屋村、蘭子、八木、登美子だけでなく、戦争から何年たっても消えない傷を抱えた人たちがいる。戦争ではないけど私も3.11での被災を忘れられないし、いまだに突然感情的になることがある。よく忘れろという人がいるけど、性格の違いもあるし、想いの違いもあるし、それができない人もいる。

アンパンマンってそういう人たちも救うヒーローとして、描かれたものなのだろうね。それを知るとアンパンマンの見方が変わってくるな。

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269 | 2025-09-05 10:18:10

同業の尊敬し、時に嫉妬さえする相手に評価されるのはうれしいことだよね。たかしが頑張ってきた証ともいえる。そう考えると才能って誰が評価するによっても、捉えられ方が変わってくる。当てにはならないけど、勇気にはなるし、いかに褒めるということが人を成長させるかがわかるね。

ここから天才と共に仕事をすることで学ぶことも多いだろうし、場合によっては打ちのめされることもあるだろうけど、人生において大きな転機になるのは間違いないね。

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268 | 2025-09-03 16:13:42

プロにとってプライドは大事。時々、プライドなんて捨てろという人もいるけど、そういう人はプライドを捨てるというプライドを持っているだけだし。譲れないものを心に持つからこそ自然にクオリティが高まる。それが芸術家でもある。

蘭子のことだけど、さすがに母親とのぶは気がついているんだね。あとは本人次第か。彼女にも譲れないものはあるのだろうけど、そこは八木と話し合ってみて欲しい。

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267 | | 2025-09-03 16:03:43

嵩は元々頑固だけれど、なお一層頑固に努力し続けることを確認する上で寛先生とのぶの「いごっそう」という言葉が重要だったのだろう。

生みの苦しみはこういう分野ではあるあるなんだろうけれど、支える立場の人から見れば何もしてあげられなくて違った苦しみがあるのだろう。
考えられるのは環境を整える、邪魔にならないように、変なプレッシャーをかけないように…くらいだろうか。

のぶはこれまでも普通に生きているだけで嵩の漫画のネタを提供してきた。
それはのぶの天真爛漫で元気で前向きで、どこででも楽しめてしまう性格からだろう。
そののぶが長い間下を向いていた。
それはちょうど嵩が漫画を描けなかった日々と重なる。

のぶが帽子を被って何故か楽しそうに掃除機をかける。
それが嵩の閃きにつながるのは当然といえば当然なのかもしれない。
進退をかけた勝負の漫画。
明日が楽しみだ。

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266 | 2025-09-03 00:18:33

蘭子だけはちゃんと歳を取っているから不思議。八木さんといい雰囲気なんだよねー。大人の恋が始まるのかどうなのか、部屋に入れつつ豪ちゃんの半纏に目をやるとかすごく気を揉ませるね。バリバリ女物の傘を八木さんに渡すのは笑っちゃったけど、手を握られて見つめあった2人のその先がとても気になる。そして歳を取らないのぶ。今日も元気に階段駆け上がってたね笑。崇の代わりに怒って崇の気分を上げるために外へ連れ出す。奥さん業も大変だ。

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265 | 2025-09-02 14:15:26

たかしが旅行に呼ばれなかったのは仕方がないね。厳しいけど、それが漫画家としての一般的な評価だと受け止めるしかない。でも評価ってそれがすべてではないし、まだ人生の途中。

それは蘭子にも八木にも言える。二人が抱える傷は簡単に癒えない。でも二人はまだ人生の途中。生涯を終える前にいろいろ終わらせようとするのは、生きたくとも生きれなかった人たちにも失礼だ。素直になれよと思う。

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おいしい離婚届けます
御社の乱れ正します!2
恋フレ~恋人未満がちょうどいい~
金曜日 ひと夏の共犯者

2025年7月期

日曜日 DOCTOR PRICE
19番目のカルテ
べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜
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