※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 4.0 /5.0(79.6%) | 349位 /1197件中 |
キャスト 4.3 /5.0(86.4%) | 298位 /1197件中 |
演出 4.1 /5.0(81.4%) | 256位 /1196件中 |
音楽 3.9 /5.0(78%) | 265位 /1197件中 |
感動 4.0 /5.0(79.6%) | 124位 /1192件中 |
笑い 3.7 /5.0(74.6%) | 193位 /1192件中 |
スリル・興奮 3.8 /5.0(75.6%) | 268位 /1189件中 |
脚本・ストーリー 4.0 /5.0(79.6%) | 349位 /1197件中 |
キャスト 4.3 /5.0(86.4%) | 298位 /1197件中 |
演出 4.1 /5.0(81.4%) | 256位 /1196件中 |
音楽 3.9 /5.0(78%) | 265位 /1197件中 |
感動 4.0 /5.0(79.6%) | 124位 /1192件中 |
笑い 3.7 /5.0(74.6%) | 193位 /1192件中 |
スリル・興奮 3.8 /5.0(75.6%) | 268位 /1189件中 |
月曜日 | ばけばけ |
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火曜日 | シバのおきて~われら犬バカ編集部~ |
水曜日 | もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう |
木曜日 | 推しの殺人 |
おいしい離婚届けます | |
御社の乱れ正します!2 | |
恋フレ~恋人未満がちょうどいい~ | |
金曜日 | ひと夏の共犯者 |
登美子母の嵩に対する尖った励ましは理解できるけど、50前の息子ってまだ何もしてもらえなかった母を引きずっているのかな。
学校に行かせてもらい、毎年誕生日を祝ってくれたのは千代子おばさんでしょう。この人こそ大事にしなきゃ。
モヤモヤします。
屋村さん、とりあえず元気そうでよかった。またのぶたちとの再会も遠くはなさそうだ。
登美子さんだけど、あの苦しく厳しい時代をどう泳いできたのか正確にはわからない。そして嵩たちを捨てた後、貧しさとは無縁だったように見える。そのためには相当な割り切りが必要だったはずだし、覚悟もあったはず。本人はその人生を自分なりに評価し、満足しているのだろう。であれば簡単に自分の主張を変えないと思う。嵩を評価していないからではなく、自分の思いに反発して嵩が立派になっている以上、反発したままがいいと考えているのではないか。その方がこの母と子はうまくいくと感じている。
そんな気がします。
のぶの話のはずなのに全くエピソードがなくて、これが〇〇の妻の限界かと悲しくなる。いつも崇を叱咤激励しているのは分かるけど、もうちょっとのぶ自身にスポットを当ててもいいと思うんだよね。子供もいないから子育てエピソードもないし、ただ家の中にいる妻‥これじゃ物語にならないよね。いっそ崇が主人公の方が良かったのでは?戦争の話は重々しく時間を割いたのに、2人のエピソードが薄いのが残念。夫婦愛が見ものなのでは?と首を傾げている。
羽多子さん、たまご食堂手伝っていただけあって、電話の応対はバッチリでしたが少しやっちゃいましたね。
出前のように請け負ってしまったラジオのシナリオの仕事。
翌朝までに30分のものとは大変だ。
優しいライオンのお話。
きのうのおじいさんも言っていたけれど、人の世の理不尽と大きな悲しみが根底にあるようなお話だ。
羽多子さんで大笑いして、ラジオドラマで泣く。
千代子さんの涙が心に残った。
たかしのラジオドラマはまさにメルヘンだね。メルヘンらしいピュアさの中に、残酷さと美しさがある。今の世の中はちょっとメルヘンを馬鹿にするというか、現実主義がもっとも尊いみたいな幻想がある。でも現実主義者の言う現実なんて、実はないし、それも現実主義者が抱くメルヘンだからね。
まあ二人の母はわかっていると思うよ。たかしの悲しみだけでなく、感謝の気持ちも。母たちだけじゃなく、ラジオを聞いていた人たちも、それぞれの中にあるさまざまな感情が揺さぶられたと思う。
たかしのファンの子、この時代の子というよりも現代っ子っぽいかな。都会では核家族化し始める頃だけど、それ以外はまだ家庭にも地域にも口うるさい年寄もいるし、躾は厳しかったよ。体罰も当たり前だったし。父親を失ったばかりで、しかも孫とはいえ、ここまで甘い家はあまりないと思うんだけど。
でもたかしの自信にはなったようだし、多くの人の心に刺さったというのは伝わってくる。
また誰にでも書けそうって言ってたけど、書けそうで書けない。言葉のセンスっていうのは様々な経験というインプットによって磨かれるもの。祖父の方がたかしに戦争体験を聞いたのは、それを知っているからなんだろう。とはいえ、もう少し孫には礼儀を教えた方がいい。子どもは自由な方がいいとか言うけれど、大人になって滲み出る育ちの良さって、この頃に得るものだと思うから。
やっぱり生きていくうえで人のぬくもりって必要だなと思うことがある。
蘭子が豪ちゃんのことを思っているのはわかるけれど、一方で人のぬくもりも恋しいのではないか。
豪ちゃんはあの日のまま年を取らない。
でも自分は老いていく。
豪ちゃんを思っているままの蘭子を愛してくれる人と結婚しないまでも一緒に歩む未来があっても良いと思う。
一方のメイコ。
大好きだった人と一緒になったからと言って、ずっと満たされたまま生きられるわけではない。
傍から見たら幸せな生き方なのだけれど、若かりし頃にできなかったこと我慢していたことを取り戻したい気持ちもよくわかるし、パパママではなくて一人の女性でいたいというのも身近に蘭子やのぶがいるからこそ湧き出る気持ちなんだろう。
それにしても嵩の詩は優しい言葉でわかりやすく心にしみる。
のぶじゃないけれど売れるのは当然かもしれない。
たかしの詩と、蘭子やメイコの心とが共鳴したしたのは、言葉とか表現というものの普遍性を感じさせます。今のSNSのように安易に他人を揶揄したり、傷つけたりじゃなく、優しさで選ばれた言葉は悲しかったり、辛かったりしても嫌じゃないもんね。
でもこの年代でメイコとケンちゃんとのラブラブな表現は無理があるかなあ。もちろんまったくこういうのがなかったわけでもないだろうから、否定はしないけど。
蘭子と八木にはくっついて欲しいなあ。そうなると嵩が義理の兄になるわけで、八木に「お兄さん」と言わせたいよねww
けんちゃんにも笑ったがトイレに崇の詩が飾ってあるとのこと。あいだみつおもそんな扱いだったことがあったみたいだし売れる兆候かも??八木さんが子供を抱きしめるのはキャラ的に違和感があったけどそんな理由があったのですね。八木さんの言っていた子供が育つのに必要なことはいつの世もきっと変わらない。大事にしたい言葉です。そんな彼に蘭子の心が動いたみたい。おでこに手を当てる仕草を見るのは豪ちゃんといろいろあった時期以来、もう恋してもいいよね。
八木のサポートというより、その想いに頭が下がります。言い換えればそれは平和を希求する心です。高度経済成長期は「もう戦後ではない」と言いながら、戦争に背を向けてきた面があります。とにかく経済的な利益を第一として、理想を青臭い幻想として捨ててきました。でも八木はそれを曲げません。格好いいですね。
蘭子はきっと豪と同じく、その真っ直ぐさに惹かれているのだと思います。やはりこの二人はお似合いだと思うのだけど。
崇に女性の影が!!という衝撃の展開もすぐにのぶに誤解だと分かる。展開が早くてびっくり。こんなに早く誤解が解けるドラマは初めてかもしれない。崇が打ち合わせで女性と会うことはたくさんあっただろうし、喫茶店で女性と会っているのを見たよって告げ口するってなんか今更って感じ。めいこだけが悪者になっちゃって気の毒だったわ。今で言うサプライズをした崇、なかなかやるねぇ。これが次のビジネスに繋がるんだから才能ある人は違うなー。
八木はさすがだね。誰にでも伝わる、わかりやすいっていうのは、素晴らしい褒め言葉だ。わかりやすいというのは簡単ということではないし、幼稚とか技巧がないというわけじゃない。言葉がとてもよく選ばれているということ。そしてやなせさんの詩は声にだしてみるととてもリズムがいい。リズム感が良い文章はわかりやすさにつながる。
この詩の評価が「詩とメルヘン」につながり、「アンパンマン」のブラッシュアップにもつながる。ようやく花を咲かせる時がやってくる。
気になるのは、嵩の母は少しずつ老けているし、嵩も微妙に老け始めてはいるけど、のぶが20代にしか見えないね。蘭子は最初から落ち着きがあるからいいけど、メイコも若いかな。
演出家やメイク担当に言いたい。いくらなんでも老けなさすぎじゃない?のぶ3姉妹や嵩やら。
松島母はリアルに年取ってるのに、朝ドラあるあるの一番ダメなところ、若手俳優は年取らない。
ドラマが嘘っぽくなる。
最近のあんぱんはなんか期待外れ。のぶの物語が全然出てこなくてつまらない。崇だって漫画じゃないけど売れっ子になっているわけだからもっとストーリー作れたよね?のぶと崇の2人の物語だっていいけど、肝心の夫婦の会話がほとんどなくて時が経つばかり。崇がのぶに考えている漫画の話をするとかさ、なんか2人が夫婦であることの幸せとかそういうのが見たいのに夫婦喧嘩をしてアンパンマンが誕生とかなんか違くない?脚本家さんは恋愛とか夫婦愛とか書くの苦手なのかな?
ついにアンパンマンの原型が誕生しましたね。ここから少しずつブラッシュアップされて、今のアンパンマンになっていくわけですが、となるとまもなく雑誌「詩とメルヘン」が創刊される筈。さてこのドラマではどんな名前になって登場するのでしょうか。
「詩とメルヘン」は30年間も続いた知る人ぞ知る素晴らしい文芸誌。綺麗なイラストも多かったので、10代の頃にはなかなか高価でしたが、林静一さんのイラストの時などは無理して買った記憶があります。創刊の経緯などが描かれればいいですね。楽しみです。
まず何よりも最後に見せてくれた、のぶと蘭子の「サザエさん」的なヘアネットの衝撃(笑劇?)がもの凄かったww
八木の言う通りで、どんな世界で続けられた者こそ本物だ。才能なんて続けなければ意味がない。なので「続けられる才能」こそもっとも意味がある。
嵩は手塚治虫を意識しすぎだ。個人的には意識している時点で、心のどこかで勝負を挑んでいるわけで、少々不遜なのではと思う。手塚の才能がどうこうではなく、マンガを描きたいのか、手塚のような売れっ子になりたいのか、主客転倒している。何よりも才能のせいにしてるけど、自分は自分の器で輝くしかない。
もっとあがいて見せて欲しい。
まだ生きるのに必死な時代なら、のぶも俯いている暇さえなかったんだろうけど、少し余裕が出来たからこそ、いろいろ考えてしまうのだろうね。
でも母だって、蘭子だって、メイコだって、様々な悔いや迷いがあった筈。人間だから弱音を吐きたくなる時もあるだろうけど、それでも口に出して誰かと比べるべきではないと思う。軍国少女になったのも、次郎と結婚したのも、教師を辞めたのも、新聞社を辞めて議員秘書になったのも、嵩と結婚したのも、すべてのぶが自ら決めたこと。
この時代にそこまで自分の道を自らで決めることが出来た女性はそう多くないのだから。
のぶは能力はある。
でも、社会の役に立っている実感がないのだろう。
それに志を見失っているような気もする。
「逆転しない正義」をふたりで見つけるという大きな志はある。
ただ、そこへの道筋が全く見えていない。
嵩は目の前の仕事に一生懸命で、一見すると志を忘れているようにも見える。
だから、のぶは少し取り残されたような気分になっているのだろう。
ふたりで、というのはとても難しいことだ。
長い期間になると歩調も当然合わない時期も出てくる。
忙しさのせいで、そこの話し合いができていないからこその孤独感な気がする。
登美子が言う一般論はのぶの心には安らぎにはならなさそうだけれど、それでも登美子とのお茶の時間は大切に思っているのだろうな。
自分の言っていたことを棚に上げて嵩の自慢をする母の姿は見ている私たちにとっては笑い話だ。
登美子と話した後ののぶがまだまだ少し元気がないのが気にかかる。
八木さんの過去が明らかになった。
「絶対」という言葉に対して、言った方と言われた方、そしてそれが幸せな結末に繋がらなかった二人だからこそ分かり合えることがあるだろう。
言いたいことが言える間だからこそ共有できた気持ちだけれど、それがのぶの言うような気持ちだとは思えない。
ただ、この二人だからこそ寄り添えそって歩けそうな気もする。
八木さんと蘭子の会話は重かったけれど戦争を知るにはこういう人たちの思いも知らなきゃいけないと思った。八木さんが「その人は?」と聞いても蘭子はそこには触れず「だから絶対って言葉は」と濁したところも良かった。蘭子にとって大切な人が死んだことは分かっていてもそれを口にするにはまだまだ時間が必要なのでしょう。心の傷はまだまだ塞がってなどいないのだなと思うと本当に切なかった。八木と蘭子の心情はのぶと崇には到底分からない。恋なんて言葉で片付けてほしくないな。
蘭子のような経験をしなくとも、「絶対」という言葉を簡単に使うのはどうかと思う。哲学や信念の問題としてだけでなく、科学も絶対性を否定しているしね。
八木の過去が語られたけど、あの時代、蘭子のようなケースも八木のようなケースもありふれた話でもある。特別でないからこそ本当に悲劇だったのだと思う。
豪への思いを大事にしている蘭子は強烈に否定していたけど、それでも八木とはありだと思うな。
嵩やのぶ、友人みんな40才越えですよね。
朝ドラは、主人公たちが老けないから年月の流れがわかりにくい。
今まで嵩の周りには個性的で押しの強い男性はいてもそういう女性はいなかったかも。
そもそも押しの強い人にNOとは言えない嵩だから白鳥のペースで物事が進んでしまうのは当然のようにも見える。
それに戦前の教育を受けた嵩にとって、女性とあんな風に距離が近いのも勘違いしてしまいそうだ。
白鳥のモデルの人も距離感の近い人だったようだし、あんなだったのかもと思った。
一方ののぶは、あの時代のあるあるにはまってしまっているようだ。
平成の初めあたりでも女性は同僚の結婚相手の候補扱いをしている会社があったし、ましてあの時代だもの仕方ないんだろうな。
のぶの表情が乏しく少し下を向き加減になっているのがとても寂しいし悲しい。
のぶに苦労をかけているのは間違ってはいないのだけれど、のぶの明るさが消えているのはそれが理由ではなく、突っ走るための理由、頑張るための目標が見えなくなってしまっているのだろう。
売れっ子になれば本業にしたいものができずっていうけど、何年も漫画だけを描く時間があってモノにできなかった人にそれを言われてもなんだか白けるわ。崇がいつまで経っても暗いのもなんだかねぇ。平和な時代になってもっと喜んでいいはずなのにね。のぶが首を切られたのはその時代特有のものだったかもしれない。そうなると蘭子も、もしかしたら会社に居づらくなってのフリー転身だったりしないだろうか。のぶも生きがいになる仕事に就けるといいね。
既婚女性でも工場とかのパートみたいな仕事ならあった。でものぶみたいなホワイトカラーのインテリ志向だとね。超売り手市場の今の時代だって高学歴女子はなかなか就職が難しい。嵩も彼女の微妙な機微がわかっていない。あえて蘭子を厳しく育てようとしている八木ならば、理解してくれそうだけど。
嵩は「手のひらを太陽に」にが売れたのはいいけど、肝心のマンガがね。これだと何のために仕事を辞めたのかわからない。もちろん違う才能を芽吹かせて、そちらの道にまい進するのも間違いではないのだけど、自分なりの決着もつけずにずるずるというのは、また「たっすいがはいかん」と言われそうだ。
のぶは薪先生に紹介してもらったところだけではなくて、八木さんの店の手伝いまでしていたのか。
嵩に内緒でというのが優しいな。
嵩を支えるって口で言うのは簡単だけれど、本当に大変だなと思う。
思うように評価されなかったらやっぱり凹むし、気分も悪くなる。
虫の居所だって悪い日が増えるだろうし。
永ちゃんやたくちゃんと一緒に作ったミュージカルだけれど、自分には熱量が足りなかった。
それでいて素晴らしい出来だったから余計に追い込まれたみたいになっているのだろう。
嵩の言葉が詩として世に出るまでもう少し。
ただ、今売れてないだけだからというのぶの背中の押し方が優しい。
音楽家が絡んでから、ドラマ自体に面白味がなくなってきた。
嵩ものぶも成長が止まったままのようだし。
それにしても嵩は、いつまでも覇気がないね。
崇にはこの時期たくさんのいい出会いがあったんだから本業じゃなくても手当たり次第やってみなよ、のぶに働かせて仕事を選り好みしている場合じゃない。燻っている時期を描くっていうのも重要だったのかもだけど、家に仕事もせずあんなに鬱々とした旦那がいたら普通の奥さんなら出ていくと思う。なによりやなせさんの印象が悪くなるよね。新しいキャラが続々と出てがキラキラとした才能を見せてくれるのに、見ていて面白くない1週間だった。
若いうちは情熱とか、一途さとか、そういうものが輝いていてまぶしく見える。そしてそういうものこそ純粋で正しいと思い込んでしまうところがある。でも世界ってむしろ純粋なものなんてほとんどなくて、混じりあった中にこそ、ほとんどのものが隠されている。そこから自分にとって大切な部分を釣り上げないといけない。
その意味で、嵩はいろいろなことを経験し、学んで、たくさんの手段を身に着けるべき時期なのだろう。十分なインプットがなければ、アウトプットできるものなんてたかが知れているしね。
そして蘭子と八木。なんかちょっと良い感じなんじゃないかな。もしかすると、この二人が、ってこともありそう。
それから何年経ちましたってナレーションは入るけど崇とのぶは相変わらずなんにも変わってないのがちょっとモヤモヤする。マンガの話をしても楽しそうじゃないと指摘されていたり、他の仕事がきてもめんどくさそうだったり、これってヒモの話だったの?ってがっかりする。本当のやない先生も漫画家として遅咲きだったけどいろんな経験をしたようだから、もうちょっとその辺をやってくれるとモヤモヤが減るんだけど。のぶのそれでも支えようとする気持ちがよく分からなくなってきた。
「見上げてごらん夜の星を」といえば、坂本九さん。わざわざこの時期の放送に合わせることで、偉大な先人に敬意を払ったのですね。良い試みだと思います。これを機会にこの曲や日航機の事故について、若い世代にも知って欲しい。
嵩は違う個性や才能と触れ合い、良い刺激になったことでしょう。
登美子さんの言うとおり嵩の予定は嘘だった。
お互いに隠し事を話して、お先真っ暗と言いながらあまり暗くないのがすごい。
やっぱり戦争を乗り越えてきたから、仕事が無いくらいでは悲壮感は漂わないのかもしれない。
たくちゃんと永輔さん登場で大きな絵の仕事につながりそう。
永六輔さんモデルなんだなと話し方を見ているだけでワクワクする。
たくさんの才能が混ざり合う現場ってちょっと大変そうだし、嵩は少し引いている感じだけれど出来上がるものが楽しみで仕方がない。
のぶちゃんの才能も生かされると良いのだけれど。
嵩をやる気にさせるだけじゃ勿体ない気がするから。
またいきなり時代が飛んだね。貧乏時代到来かと思ったのに、1960年にテレビか。我が家でテレビを買ったのは60年代後半だから、決して貧乏ってほどではなかったことになるね。
そして実在の名前で言っちゃうけど、いずみたくさんに続いて永六輔さんの登場。確かに永さんは独特だった。すごい早口だったし。これで嵩もなにかつかめるといいのだけど。
薪先生の心の底にはガード下の女王と呼ばれていたころの熱い気持ちがある。
でも、そんなきれいごとを許してくれるほど政治の世界は甘くない。
女性だというだけで軽んじられる毎日がある。
同じように見ているはずなのに、のぶは真っすぐにきれいな心を失わない。
そして探すことを諦めない。
6年間ありがとうと少し涙目で言う薪先生。
それは自分よりものぶの心や夢を守るための決断であったからだろうと思う。
登美子はやはり嵩の父をずっと愛し、その面影を嵩に重ねていた。
ゆっくり話したら意外とのぶと良い関係になりそうだ。
八木の鉄子への言葉は響いたね。鉄子だって初心は忘れていないのだ。だけど長年やってくれば流されることもあるし変わってしまうこともある。強く信念を持ち続けるって気力も体力も相当いるしね。だから6年経っても変わらないのぶが眩しかったのだろう。変わってしまった自分を責められるようで居た堪れないのだろう。のぶのためには良かったかもだけど、鉄子はこの先どんな政治家になっていくのかそちらの方が気になった。いっそ八木参謀はどうだろう、見てみたい気がした。
薪代議士は底が知れたね。まったく八木の言う通りだ。確かに政治家は現実的じゃなきゃいけない。でもだからこそ、ちゃんと心の深いところに理想を持たなきゃ、ただ朝令暮改を繰り返す偽善者になる。嘘でも理想を語れない政治家なんて、それこそ何も成せないよね。
登美子だけど、いろいろ迷惑な人ではあるものの、女性の自立が難しかった時代はイプセン作「人形の家」のノラみたいに、いろいろ捨てるしかなかった面はある。今の常識で見るべきじゃないんだろうな。この脚本家はそこがよくわかっている。
薪先生は八木さんのお店で施設の子どもたちが作ったカードを買っている。
きっと心の奥底では弱い人たちに寄り添う代議士になりたいと今でも思っているということなのだろう。
施設の方の話を聞いて流した涙も、もう一人の秘書?から泣いて見せたと言っていたけれどそうではなくて、本当なのではないのか。
女性の立場がまだまだ弱すぎるほど弱かった時代だから、弱みを見せまいと薪先生自身が必至なのだと思う。
八木さんのお店は、薪先生が原点を再確認できる場所なのではないか。
嵩の言葉を聞いて何かを感じたようにも見えたから、それがどう影響するのだろうか。
呼び方が崇から崇さんに格上げ。これから偉い漫画家さんになるのだからという理由は恐れ入った。もう周りを固められてるじゃん笑。これは何が何でも有名にならなくてはって思ったろうね。いつのまにか民衆の声をちゃんと聞かなくなった鉄子にがっかり。そこでも変わらずにいるのぶはすごいけれど鉄子には少し鬱陶しい存在になってきたのかな?ここで崇と鉄子が会うことでのぶの曲がらない心を知り、少しでも初心を取り戻してくれたら嬉しいな。
政治家は八木の皮肉通りで、のぶや嵩の考えなんて、絵空事だと思うだろうね。良くも悪くも政治家は現実的じゃなきゃいけないし、理想を持っていたとしても、それは遠くにある。
でものぶをはじめ、多くの人は理想をすり減らしながらじゃないと生きてはいけない。だから強くあるために、簡単にはすり減らない理想を持とうとする。
そこがわかるようにならないと薪代議士も所詮はお偉いさんで終わるんじゃないかな。
先週はメイコが両思いからの結婚、二児出産まで慌ただしく変化しました。どうしても大人だけになると時の流れが分かりづらくなるので子供がいてくれると時の速さを実感できて分かりやすいです。蘭子の愛ちゃんを見た時の感想がもろ共感。本当に子供はあっという間に大きくなりますよね。それにしてもほとんど変わらない美魔女登美子はすごいオーラです。でも呼びつけられたのに帰ってくれと言われるのはなんかかわいそうだった。崇も分かってくれるなんて甘い。もうそろそろ親の扱い方を覚えた方がいい。
嵩はやっと独立して漫画に集中するんだね。
自由か安定かというのはいつの時代にもある問題だ。
でも、手塚治虫が浸透するより前のこの時代は、漫画は子どもの読み物だったし専業で食べていけていた人はいたのだろうか。
だから登美子の心配は当然のことだと思う。
それに、女が自立して生きていくというのがまだ珍しい時代でもあったのだから、のぶが金銭的に支えるというのは真っ当ではないというのもわかる。
このふたりを見ていると好きなことを好きだといえる、やりたいことをやりたいと言えるのは本当に芯が強い人だからなのだと思い知らされる。
のぶと薪先生の見てる世界が決定的に違ってきてしまっている今、本心では辞めたいんだろうな。
ただ、嵩が自由を選択した今、辞めるに辞めれない。
その言葉をきっと飲み込んだのだろう。
でも薪先生の性格もきつそうだし、のぶも真っすぐだから辞める日は近いんだろうな。
えぇーメイコの初恋が実るのは嬉しいけれど1話で思いが通じて結婚するところまでやっちゃうのはやりすぎじゃない。すごく端折った感じがしてすごく悲しい。そして福岡でやった結婚式に姉が2人とも欠席ってこの時代にあるのかね?綺麗な花嫁衣装も見たかったし、すごく消化不良。けんちゃんがメイコを好きだったエピソードが今までなかったので急な展開についていけない。2人とも東京にいるんだし恋愛から始めても良かったのにな。
三姉妹、全員が上京か。メイコは仕事を見つけて、ケンちゃんとも再会して、のど自慢への道筋も出来て、と万々歳だね。順調すぎるくらいだ。まあ好事魔多しだけどねえ。
蘭子は転勤だから、まあ安定している。ずっと豪のことを思い続けるのか、のぶのようにそれを抱えて新しいパートナーを見つけるのかわからないけど、とりあえずはたくさんのものを見て、感じて欲しい。
そしてのぶと嵩だけど、才能っていうのは、自分ではなく他人が認めるもの。嵩は自分で自分の才能を否定しない方がいい。まあのぶなら「たっすいがは、いかん」と言ってくれるからね。良いコンビだよ、うん。
嵩に限らず、戦後のマンガ界はいかに手塚治虫とは違う個性を出せるかに四苦八苦したと言える。手塚という巨星がいたから、皆がそれぞれの画風にたどり着いた。嵩のように、その才能にひるみそうになるのはわかる。でも筆を折らなかったからこそ生き残った。そう考えるとマンガの創成期だけどなかなか過酷だったんだなと思う。
そして「いせたくや」登場だけど、いずみたくさんがモデルか。やないさんと「手のひらを太陽に」コンビだ。この曲を聴くと、いつも攻殻機動隊のタチコマを思い出すんだよね。あれもある意味であんぱんまんへのオマージュだったのかなあ。
朝田家の女性たちに千代子さんと登美子さんまで加わっての大宴会はとても華やかで賑やかでお祝いにぴったりでした。男性陣がみんな遺影なのが寂しかったですがみんな喜んでくれていることでしょう。女性陣に押され気味の崇も面白かったし、一生分の恋をしたと話す蘭子にはウルっとさせられた。蘭子がこのまま一緒豪ちゃんのことを思い続けるのも芯がある蘭子らしいしロマンチックでいいけれど、豪ちゃんに似た誰かに恋をするのもありだと思う。もう一度恋をする蘭子が見てみたい。
くら婆の「長生きしてね」という気持ちは本当によくわかる。
あの場所にいたメイコ以外の女たちは皆残された人たちだ。
のぶに二度も同じように悲しい思いをさせたくないという気持ち。
それは嵩にも届いただろう。
のぶと嵩は見ていて対等の関係で、だからこそ新婚生活はまるっきり次郎さんのものとは違っている。
トタン屋根に大穴の空いた不浄で語られる愛。
よく考えたら似つかわしくないけれど、それすらも気にならないくらい一緒にいることが幸せだともとれる。
そもそも下水もしっかりない時代だろうし、臭いに関してはどこでも一緒だったかもしれないし、意外とロマンチックに見えた。
先立った人たちの写真も並べ、皆でお祝いが出来てよかったですね。あれだけの人数がいて男は嵩ひとりというのも、戦争の傷跡といえるかも知れません。
トイレが屋外というのも懐かしい、というか今なら耐えられないけど、昔の長屋では普通だった。 汲み取りだから臭いし汚い。夜は暗いし、足元は見えないから、いろんな失敗が起こる。夏は虫が多く、冬は寒くて嫌になる。大変でしたよ、本当に。
夫婦生活はいろいろあるし、長い間には時にどちらかに負担がかかってしまうこともある。経済的なことはもちろん大事だけど、誰もが貧しかった時代だから、何よりも互いを大切にし、何事も許せる相手を選ぶのが幸せだったんだと思う。
大変な時代だったけど、今よりも愛はシンプルで、ある意味純粋だったように思うね。
のぶ、幸せそうだな。
天井に穴が開いていて、ずぶ濡れになるトイレを青空が気持ちよさそうだと言っていた。
物事をよい方へ考えられるのは、やはり気持ちが満たされているからというのもあるのだろう。
のぶのことを一番に考えてくれる嵩がそばにいたら、今まで以上にのぶは生き生きと前を向いて走れるだろう。
新婚早々「久しぶり」のあいさつには笑ってしまったけれど、今までの時間を考えたら多少のことは気にならないかも。
押しかけてきた朝田家の面々によるサプライズ。
少し驚いたけれど、本当に良い家族だな。
え?嵩ってデパートの広報として成功しちゃうの?
これまであれだけどんくさかったのに。そこはちょっとご都合主義かな。
ともあれ、嵩の一世一代のプロポーズはよかった。
次郎や千尋の思いも受けとめ、人としての度量を見せたし、誠実さも感じられた。
のぶのハニカミも可愛らしかった。
いよいよ、やなせたかしの妻として、のぶの生き様が楽しみ。
「千尋の分も次郎さんの分も僕が幸せにする」はー、あのたっすいがーの崇がこんな立派なことを言うなんて長生きはするもんだねー笑。あのお母さんを退けてのプロポーズに感動しましたが、気がつけば崇ものぶも20代後半ですよね。遅咲きすぎるかな。2人が涙でびしょ濡れになりながらのプロポーズも長い春を思わせてうるっときました。百貨店勤務も美的センスが合ったのでしょう。2人の明るい未来が見えてきてやっと戦争から抜け出せた気がしました。