※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 4.0 /5.0(79.6%) | 349位 /1197件中 |
キャスト 4.3 /5.0(86.4%) | 298位 /1197件中 |
演出 4.1 /5.0(81.4%) | 256位 /1196件中 |
音楽 3.9 /5.0(78%) | 265位 /1197件中 |
感動 4.0 /5.0(79.6%) | 124位 /1192件中 |
笑い 3.7 /5.0(74.6%) | 193位 /1192件中 |
スリル・興奮 3.8 /5.0(75.6%) | 268位 /1189件中 |
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キャスト 4.3 /5.0(86.4%) | 298位 /1197件中 |
演出 4.1 /5.0(81.4%) | 256位 /1196件中 |
音楽 3.9 /5.0(78%) | 265位 /1197件中 |
感動 4.0 /5.0(79.6%) | 124位 /1192件中 |
笑い 3.7 /5.0(74.6%) | 193位 /1192件中 |
スリル・興奮 3.8 /5.0(75.6%) | 268位 /1189件中 |
月曜日 | ばけばけ |
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火曜日 | シバのおきて~われら犬バカ編集部~ |
水曜日 | もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう |
木曜日 | 推しの殺人 |
おいしい離婚届けます | |
御社の乱れ正します!2 | |
恋フレ~恋人未満がちょうどいい~ | |
金曜日 | ひと夏の共犯者 |
意外と活躍していたというところに笑ってしまう。
三越の包装紙の文字がやなせさんのものだとは知っていたので、そのエピソードが出てきて嬉しい。
漫画ではなくても、嵩の好きな絵を描く仕事なのは良かった。
嵩がのぶのすべてを好きでずっと愛していると、千尋くんと次郎さんの思いも背負って幸せにすると言ったところは見ていて嬉しかったし幸せな気持ちになった。
ここまで長かったけれど、いろんな人の思いややさしさや後押しが重なっていて、ふたりの涙も納得だ。
登美子って自分本位な物言いだけど、母親としてたまにまともなこと言うんだよね。漫画は子供のものっていうのが今よりずっと強かった時代、しかもどうやったら漫画家になれるかすら分からないのにこれから結婚しようとする息子が選ぶ職業じゃないっていうのは正しいと思う。将来誰もが知る漫画家になるという未来が見えているわけじゃないし、男性側の親なら止めて当然だろう。増して登美子は男性に頼らないと生きられないことを身をもって知っているのだ。そのおかげで百貨店勤務!すごいぞ、崇!
相変わらず強烈なお母さんだな。
内向的な嵩とは最悪な組み合わせに見える。
のぶも主張の強いタイプだから、やっぱり母親に似た傾向の人を好きになるのかな。
のぶに内緒で三星百貨店の採用を決めてきた嵩。
それを聞いたのぶはあまり嬉しそうじゃなかった。
八木さんも。
きっと二人とも嵩の才能を信じているからこその反応なんだろうな。
ただ、生きていくのに大変だった時代だし、登美子さんの言うことはもっともなんだけれどね。
いくらのぶが嵩には漫画を描いてほしいと口にしても、再就職しろという嵩の母親の言い分はわかるし、実際にそうする嵩自身の気持ちも理解できる。
今だって漫画で食っていこうと思っても、実際に成功する人はごく少数。ましてやようやく手塚治虫が世に出た時代なら、もっと現実味がなかっただろう。
でもいつだって成功する人は結局のところ、それをやり続けた人。のぶも安定した生活が嫌なはずはないけど、それ以上に嵩と共に夢を追いたい気持ちが勝る気がする。
だから、きっとここからだね、のぶの「はちきん」ぶりが発揮されるのは。
本当に東海林さんは素敵な上司だな。
一旦は反対する。
でも、それは世間一般の反応を代表したものであって東海林さんの本心ではない。
逆転しない正義を何年かかっても、何十年かかっても見つけてみ、と言う。
それがのぶと一緒になる上での使命だとも。
とんでもなく難しいことだとわかっていて言っているであろう。
でも、二人を信頼しているからこその言葉だと感じた。
八木さんは詩集を見ただけで嵩が来たことがわかったのだろう。
口調はいつでもぶっきらぼうだけれど、心根はとてつもなく優しい。
ぶっきらぼうな仮面の下に何を隠し生きているのか。
どうして子どもたちのために生きているのか。
嵩が八木さんのところに転がり込むならこれからわかっていくのだろうか。
崇もいよいよ上京ですね。両思いになってからの遠距離恋愛はもどかしかったので上京は嬉しいです。でものぶの家はいろんな人が出入りするし、なんといっても後ろには次郎さんの写真が!!次郎さんじっと見てますね、笑ってしまいました。そして今度は本当にじっと見つめる崇の母が登場。崇が東京に行ったことは千代子さんから聞いていたのかもしれないけどのぶちゃんの住所まで知っていたとは!神出鬼没ぶりに思わず声が出てしまいました。
のぶといい、嵩といい、東海林には足を向けて眠れないね。いい上司だったし、いい人だった。
そして嵩としてはやはり次郎の写真は気になるだろうな。でもそれも今ののぶの一部みたいなものだし、受け入れる度量が必要だ。
いきなり登美子がやってきたけど、戦後の登場は初めてかな。何を言い出すのか、ちょっと心配だ。
また蘭子がライターとして活躍を始めたのが気になる。彼女ならいい記事を書けそうだし。
やっと思いが通じた2人、良かったねと微笑ましかったです。ずっと寝よれ!と言われた時にはどうなるかと思いましたが、高知から東京まで会いに来るという行動力で示した崇。かっこよかったな。八木さんがさらっと子供達を引き連れて2人きりにしてあげるのも良かった。そして崇の背中を押す蘭子ちゃんの言葉も沁みました。崇とのぶが幸せになったら次は蘭子やメイコの番です。蘭子にはどんな人が現れてくれるのかすごく楽しみです。
ようやくだけど嵩はよく頑張った。今よりも地方から東京は遠い。しかも大災害の後。よく決断し、行動に移せたよね。
でもそれをお膳立てしてくれた蘭子と八木さんは、超ファインプレーを見せてくれた。蘭子は思いのこもった言葉で、八木は行動で、嵩の背中を押した。この二人らしさがあふれていますね。
特に蘭子は姉の幸せをねたむことなく、出来た妹だ。どんな形であれ、彼女には幸せになって欲しいと思ってしまう。
なかなか素敵な回でした。
話の展開に不自然さを感じることがありますが、この先、どのように進んでゆくのか興味深く毎日拝見しております。ただ、最初に流れるテーマミュージックが何を歌っているのか、一部の語彙を除いて聴き取れません。スピードが速く少しラップ調、若い人のウケを狙っているのでしょうか。ただし、私は難聴ではありません。視聴者の年齢に関係なく、誰にも解る音楽で始めください。。ちなみに、「365日の紙飛行機」は聴いていると楽しく、メロディーも口ずさみができました。
本当は大変な震災の話のはずなのに、見終わった感想が「今日は笑った~」になってしまう。
八木の言う通り、失うかもと思って初めてどれだけ自分にとって大切な人だったかを知るということはよくあることだと思う。
心配な気持ちに気づいたからこそ、どんどん不安になり眠れなくなっただろうのぶ。
やっと連絡のついた嵩が寝ていたことを聞いて「ずっと寝とけ!」はのぶらしいというか。
本当に素直だし、ある意味不器用なんだろうな。
あれじゃ嵩はなんで怒られたかちんぷんかんぷんで、電話ガチャ切りのあと凹んでいそうだ。
wikiの「昭和南海地震」の項目によると、実際にやなせさんは地震を気にせず寝ていたみたいですね。ただ理由は戦地での砲撃などに比べればなんということはなく感じたから、のようですが。笑えない理由です。
のぶはようやく嵩に対する自分の気持ちに気がついたようです。それであの言動は、のぶだから仕方がないww。気付けば先に進める。これで二人の気持ちはより近付くことでしょう。
戦中の混乱期に南海トラフ地震があったのは知っていたが、戦後すぐにもあったのか。
戦中だったからあまりニュースにならなかったと記憶していたけれど、南海トラフは2発セットだったはずだから、終戦はさんで2発めだったんだな。
せっかく戦争で生き残ったのにと思ってしまう。
今と違って誰かと連絡を取ることが難しかった時代だ。
その上、テレビニュースもない。
ひたすらラジオにかじりついて想像することしかできない。
どれだけ不安で心配だっただろう。
そして、嵩がどれだけ心の中にいたのか気づいただろうか。
平和になって死が当たり前でなくなったからこその気持ちなんだろうなと思う。
これは「昭和南海地震」かな。高知県では死者行方不明者が679人。戦場で地獄を味わった嵩は大丈夫だろうけど、蘭子たちや朝田家の人たちが心配だ。
東日本大震災で被災した経験があるけど、津波の跡はまさに爆撃でもされたように、町がすっかり無くなっていた。家族の安否確認も難しくて、あの時の空虚感みたいなものは経験しないとわからないと思う。テレビで見たり想像するのとはまったく違うからね。阪神淡路大震災をニュースで見た時、大変だとは思ったけど、自分も震災を経験するといかに自分が甘かったか思い知ったし。
のぶもすぐ高知に駆け付けたいだろうけど、距離はもちろん移動手段もない。そのじれったさもよくわかる。苦しいね。
やっぱり千尋くんに気兼ねしてたか。でもそんな気兼ねは千尋くんが怒ると思うけどね。兄貴は生きているんだからしっかりしろ、そんなことしてたらまた誰かにのぶさんを取られてしまうぞって怒ってるんじゃないかな。崇がグズグズしている間に八木さんのかっこよさにのぶが気がついてしまったらどうするのさ。でものぶを追いかけて上京はカッコ悪い気もする。漫画家になると言って上京か?日本中が崇のグズグズを心配してるだろうね。
たとえば浮浪児とか戦災孤児とか、今なら社会的弱者とか困窮者とか、ついそういう言葉で簡単にひとくくりにしちゃうけど、事情はそれぞれで、解決すべき方法も一様ではない。それを何も考えない人が、あるいは統計化したり、標準化するのが、どんな世界でも通用すると信じている人がいるから、やられる方は信用しなくなる。そのために政治家がいるんだけど、票にも金にもならないことは今も昔もやらない。
八木の言う通り、綺麗事だけでうまく行きはしない。でも綺麗事を語る人がいなくなったら、それは絶望的な世界だ。だからのぶは真っ直ぐに綺麗事を考えてほしいなと思う。
嵩の心の中でストップをかけているものはやはり千尋の存在だったか。
勉強でも運動でも勝てない上に、のぶを思う気持ちまで負けたと感じていたら積極的に行けないのもわかる。
もう争うこともできないのだから、どう気持ちに決着つけるつもりなのだろう。
兄貴が幸せになるならと一歩引いていた千尋。
その気持ちも大切にしてほしいなと思うのだけれど、追い込まれた状態で放たれた「戦争さえなかったら…」の言葉はとても強い。
心の底からの叫びと折り合いをつけるというのは周りから見る以上に難しいことだろう。
二人の距離が近づくにはまた違ったきっかけが必要なんだろうな。
東海林さんは本当にのぶのことを買っているんだなと思う。
のぶの悪いところも良いところもわかった上で背中を押すようなことを言い、今度は世間がどう思うかを自分の気持ちのように話すことで覚悟をさせる。
そんなことちゃんとのぶはわかっているんだけれど、頭でわかっているのと他人の口から聞くのでは心へのダメージが違うから、本当に良い上司であり人生の先輩だなと思う。
そして優しい口調で負けるなと。
こういう言葉がずっと心に残り続けるんだろうな、
嵩はまたカバンを渡せなかった。
昔のこういうエナメルのバッグってダメになることないけれど、こんな風に行ったり来たりするとかわいそうになる。
崇、また一歩間に合わず‥。戦地に行き命の儚さを嫌と言うほど見てきたと思うし、千尋くんの熱い思いも知っているのになぜ今踏み込まないのだ!ヤキモキさせるにも程がある。後生大事に取っておいたハンドバックは何故か羽多子さんに渡すというミラクル。知ってて受け取っちゃう羽多子さんが面白かったけど崇は相変わらずだね。まぁ高知中が知るほどの崇の思いに気づかないのぶも相変わらずか。それにしても違うドラマの影響で次郎さんの写真を見るとドキッとするようになってしまった。怖い怖い。
東海林は最後まで良い上司でしたね。短い間であれ、こういう人と仕事ができたことは、のぶにとって財産になると思います。
そして嵩はまたもタイミングを逃してしまいました。あの赤いバッグを受け取ってもらえるときこそ、二人が生涯のパートナーとなるのでしょうね。
でもこの調子だと、いつになることやら。
ヤムさんは釜じいに呼ばれたんのだろうか。結太郎の時のように悲しみの中でもみんなが笑顔になるあんぱんを作ってほしかったのかなと思うとジーンとした。ヤムさんとしたら生きている時に読んでほしかったよね。のぶは釜じいの葬儀が済んで出社したら記者は向いていないと追い出されることになる。それは東海林の愛だと信じたいけどあまりに急で冷たく感じた。もう少し社内の様子があれば違ったのに。と言うことはもう琴子には会えないの?それが1番残念だ。
久方ぶりのヤムさんの登場が釜じいの葬儀中とは、つくづく縁というか。
東海林さんのダメ出しは精いっぱいの応援でもあるのだろう。
酷い言い方のようだけれど、周りが見えないほど、冷静になれないほど夢中になって頑張れるのだからと背中を押しているようにも聞こえてしまう。
きっと休みの間にたくさん考えてくれたんだろうな。
東京へ行って薪先生の手伝いをすると決意した日にヤムさんのあんぱんもどきが焼きあがる。
トウモロコシの粉で今まで以上に香ばしいと思われるホカホカのあんぱんがのぶの力になるんだろうな。
釜じいの最後の「ほいたらね」が飄々と楽しんで生きた釜じいらしくて、天から届いたみたいに感じた。
屋村さん、再登場。生きていたんだね、よかった。
釜次の最期には間に合わなかったけれど、それでも彼のあんぱんもどきは天国への手向けとして届いているだろうと思います。このまま朝田家に残るといいんだけどね。まあそういう人じゃないし、彼なりの生き方があるからなあ。
そして東海林からのぶへの言葉は、彼女を思う言葉であり、彼女の本質を言い当てた言葉でもある。本当のところ、絶対的な客観なんてない。量子力学じゃないけど、観測者が介在することでこの世界は結果が変わる。だからこそジャーナリストは信じるよりも、すべてを疑わなければいけない。のぶの信じる力が薪代議士のもとで生かされるといいね。
釜じいは強がってはいてもずいぶんと悪くなっていたんだな。
死期が近くなっていろいろ振り返って、女性こそ大志を抱けと息子の帽子をかぶって言う。
のぶの性格も何もかもわかった上で、のぶの背中を押そうとしているのだろう。
釜じいにしても、のぶにしても、一般的な当時の人たちな気がする。
お上の言うことを疑問も持たず、その通りに動いて流されて多くのものを失った。
正しい判断を下すための知識も材料もなかったのだから仕方ない部分もあるだろう。
心の中にツンと痛い思いを抱きながらも日々を生きる。
それでも面白がって生きる。
なかなか難しいことだけれど大事なことだなと思った。
釜じいがずっと千尋くんのラジオと呼んでいたところにジーンと来たな。千尋くんにもらったことを義理堅く覚えていていかにも昔の人らしい。そして結太郎の帽子、石を叩く音は豪ちゃんかな?素敵な演出。崇の漫画も登場して盛りだくさんだったね。あんなに元気な死に際はないだろうけど、あの世へ旅立つ時に孫娘3人の歌声を聞きながら自宅でみんなに囲まれて逝けるなんてこれ以上の幸せはないよね。あの世へ行ってもみんなに歓迎されて再会を喜んでいるんじゃないかな。
釜次は三姉妹の祖父であると同時に、結太郎の代わりに父親でもあったのを言葉だけでなく、存在として示すために、演出さんはあの帽子をかぶせたんだろうね。いい演出でした。
嵩のマンガも素朴でお茶目で、釜次らしさがあり面白かった。
これで釜次は退場ということになりましたが、彼とその息子の残したものは、のぶはもちろん、蘭子やメイコにも受け継がれていくのでしょう。
薪代議士なら、本物の政治家ならば、こうくるよね。
のぶが考えるべきは、新聞記者ができることと、代議士の秘書ができることの違いだと思う。自分はどちらをやりたいのか。実家のことも心配だろうけど、本当に自立するというのは、すべてを背負うことではない。ましてや本当の自由は、時に突っ走らなければ得られないものもある。
釜次さんは厳しそうだね。石屋は粉塵で肺をやられることが多かった。もう少し頑張れればいいんだけど。
薪先生からの電話は本気のぶのスカウト話だったか。
編集長も、その上も怒られると思っていたようだけれど、そんな器の人物ではなかったということだ。
今までの価値観の外の人たちが世の中を動かしていく時代になったという象徴でもあるのだろう。
まだ半人前の自分とどう折り合いをつけるのか。
女が再び仕事からはじき出される時代だからこその恩もある。
蘭子が仕事を失ったのも、琴子が相手を見つけられないのも、メイコが青春に蓋をしているのも社会の縮図だ。
メイコに語ったようにじっくり考えるしかないんだろうな。
それにしても嵩。しっかりしろ!
八木さんも無事で良かった。孤児たちのお腹をいっぱいにすればいいのかって問いはズシンとくるね。虎に翼の寅子たちがまさにその孤児たちのことで走り回っている頃、八木は自分のできる範囲でできるだけのことをしている。こういう民間人もいたんだろうな。のぶだって教師じゃなくなったけれど子供たちのことが心配なのだ。でもいつだって崇は後回し、恋に疎いのは朝ドラヒロインあるあるだけどもうちょっと目の前の崇に目を向けてもいいよねー笑。
薪先生の記事ではなく、八木さんのことを周りに聞いて記事にする。
たしかに意義はありそうだ。
薪先生自身が自分よりも…とおっしゃっていたくらいだから、こういう方向の記事は先生の意思にも合うものだろう。
みんなが苦しいときに孤児たちを集め私財を投じて食事だけでなく教育もというのはなかなかできることではない。
教育はその後の生きる糧となるから、食料以上に重要だ。
こういう人がいたおかげで生き延びた子どもたちがそれなりにいたんだと思う。
それにしてものぶは鈍感だ。
周りがみんな気づいていても、本人だけは気づかない。
いったいいつ気づくんだろう。
八木の行為を偽善と言ったり、焼け石に水だと言う人もいるだろうね。でも出来もしないビッグマウスよりも、目の前のできることをする人の方が信用できるし、本当の意味で行動力があり、優れているのだと思う。それは薪代議士もそうだけどね。
八木が暗に指摘する通り、施しで終わっていいのかというのは、どんな時代でも公的扶助の抱える大きな問題だね。でもその日を生きるのに必死な人たちに、未来を考えろなんて言葉は届かない。
まあ明日が見えないほどの貧乏とか貧困とか飢餓を経験していない人、特に生まれながらに裕福な2世議員には絶対にわからないだろうけど。
のぶはおでんトリオに対する様子や、のぶの質問への返事を聞いて、彼女が先生だとなんとなく察したんだろう。
この混乱期にどん底だというガード下で活動するということは反社会的なことにも関与したり、いろいろ報道されてはまずいこともあっただろう。
冒頭の麻雀もそう。
だからこそ、知らないと言ったというのだろう。
のぶのとっさの機転や、旦那を亡くしても前を向き自立しようとする強い心や、きちんと自分のことを見つめることができる様子を見て自分のところで働かないかと誘ったのだろう。
自ら闇市へ出かけ、人々の言葉を書きとっていたのぶは先生との相性が良いと見える。
少しさみしそうな嵩。
思わぬところで出会った八木上等兵から、何かをまた得るのだろうか。
八木上等兵があんな風に笑うのだと、戦争の残酷さを改めて思った。
薪代議士の言うように、軍で内地にいた尉官だと戦犯容疑も関係ないし、軍のものだった物資を横流しして儲けた輩もいる。それで与党で名を成した代議士もいるからね。それを元部下が告発する本を読んだことがあるよ。
それにしても演じる戸田恵子さんといえば「アンパンマン」の声優さんだし、もしかしたらこの薪さんがある意味でアンパンマンとつながるような活躍を見せるのかな。
そして八木の再登場。ゴーリキの「どん底」を読み聞かせって、子どもにわかる内容じゃないだろうに。でもとりあえず笑顔なのはよかった。
宇宙一嘘をつくのが下手な3人ってくだりを見ると本当に戦争が終わったんだなって思いました。こんな呑気なことで笑えるのが戦争のない時代なんですよね。ここに豪くんや千尋くんもいてほしかったと心から思います。東京は崇がいた頃とはまるで違っていて悲しいですが、ここから復興しようと力強く動いている人の活気も伝わります。そこに出たガード下の女王、戸田さんの大きな笑い声がとてもいいですね。男が始めた戦争ですが、多くの男も失いました。男女力を合わせていい世界ができるといいな。
どうして高知新報に嵩が入れたかを飲み屋で琴子が教える。
健ちゃんじゃないけれど、一つところでグルグル回る嵩を少し情けなく思いながら見ていたから、いよいよ動き出せるんだろうかとちょっぴり期待した。
でも、とりあえず新聞社に入れたことへのお礼を言っただけでおなかが痛くなるという…
やっぱり情けない嵩だと思ったら、他の二人も。
助けてくれた人は探し人だったけれど名乗らずはぐらかされて。
きっとはぐらかす理由があるんだろうね。
戦争を始めたのも男だという言葉にいろいろ考えてしまう。
嵩からすれば、これはのぶに見せたかった東京ではないよね。背景で鳴いていたのはオケラかな?だとしたら演出さんもなかなか細かい。
腹を壊したのは、今だと海外旅行、特に東南アジアの屋台で食事をして腹を下すのに似ているかな。当時は地方よりも東京の方が、いろいろ問題が多かった。
薪代議士はヤクザと麻雀か。まあリアルなら積み込みとか、いかさまされてつぶされると思うけど。とりえず女傑ということで、のぶはいろいろ影響を受けそうだ。
急にのぶと次郎が思い合ったいい夫婦だったみたいに描かれるのが腑に落ちない。それならもう少し夫婦だった頃のエピソードが見たかったし、もう少しデレたのぶも見てみたかった。夫婦の頃、次郎さんはいつもとても愛おしそうにのぶを見ていたけどのぶからはそんな熱いものは感じなかったから余計に取ってつけたエピソードみたいになってしまった。肺病でそばに寄れなかったんだから骨になった次郎さんの骨壷を抱くとか、もうちょっとあっても良かったよね。
今だと古臭いと言われちゃうかもしれないけど、のぶの言う通り、結婚って不幸とか嫌なことも共にできるっていう気持ちがないと続かないと思う。言い換えれば忍耐とも言える。それが嫌じゃない関係。難しいことだけどね。
メイコはケンちゃんにそれとなくアプローチするけど、ケンちゃんの方は鈍い。嵩のことを考えると、類は友を呼ぶってところか。
でも嵩はのぶの気遣いを知って、ずっと秘めていた思いに火がつくかも。二人が東京でどう過ごすのか気になります。
さすが東海林。すかさず嵩を引き抜いてきましたか。平成令和世代には実感できないと思うけど、手塚治虫が活躍するようになっても、昭和の時代ではマンガとかアニメはどんなにブームになっても、所詮子どもの娯楽というのが共通認識だった。バカにされていたと言ってもいいくらい。手塚さんが医学部出身のエリートじゃなかったら、認められるのにもっと時間がかかったろうね。
そして嵩はのぶの前で男気を見せた。あの質屋の奴は気に入らないけど、昭和は戦後でもすぐに手を出す暴力的な時代だったし、こういうバカは結構いた。
次は東京か。メイコがうらやましがるね。さてそこで何が待っていることやら。
東海林さんが言うように人は見かけによらない。
嵩はこと絵のことになると、ものすごい集中力と才能を発揮する。
のぶの後押しもあって同じ高知新報に入社できた嵩。
社会部に配属されたけれど、記事はからっきしダメなようだ。
きっと彼の中の出力は絵が優先されるということなのだろう。
新しい月刊くじらの原稿が落ちた時、またもや嵩の出番。
困ったときの眼鏡君。
いずれ交わることがあると言っていた寛先生の言葉が頭に浮かんだ。
のぶのナイスアシストで崇の入社が決まったね!立派な学校で絵を学んだ経験もあるんだし新聞の危機も救ったし、なのに全然大物感がないところが崇っぽくて好き。限られた時間の中でお題が出されるけれどそこは戦地で紙芝居を作っていた経験がいきているのかなと思った。あれだけの苦難を乗り越えた割にいつまでも鈍臭い崇がちょっとだけ腑に落ちないけれど、それがいいところなんだろうね。でもこれじゃのぶとの関係も子供の時と変わらない。それでいいのか?崇!
いやあ、嵩くん、地味に活躍しているじゃないですか。あんな短い時間で、それなりのクオリティのものを描けるのはやはり才能を感じます。さすがですね。これが月刊くじらの目玉として評判になっていくのかな?
東海林が論説員に喰いかかっていたけど、まさにその通りで、実のところはGHQの目を気にした以上に、日本人自身があの戦争から目を背けたかったのじゃないかと思う。もう戦争経験者の生き残りは少なくなってしまったけど、善し悪しは後の歴史家に任せるとして、ちゃんと起こったことをできる限り資料として残すのは大事なことだよね。そこにマスコミが存在する意義がある。
ガチガチに緊張している嵩がもう本当に嵩らしいというか。
自己紹介が名前だけだったり、試験用紙を吹き飛ばしてしまったり見ていてかわいそうなんだけれど笑ってしまう。
嵩はのぶ相手だと思っていることを言葉にして出せるんだよね。
それはいろいろあったけれど、今までの時間の積み重ねによるものが大きい。
でも、仕事を探すにあたって、やはり自分のアピールが少しでもできないといけないんだろうな。
嵩が昔、漫画で入賞したのって高知日報だったのか。
それならなおさらアピールできだたろうに。
のぶが思い出して、タイミングよく急ぎの絵が必要になって、すべてがつながって就職になるのかな。
のぶと嵩が一緒に働くのを見たら、本当に平和な戦後が来たんだと実感できるんだろうな。
崇の新聞社への入社の動機は父親が働いていたからってだけだったのがいつもの弱気を更に弱気にしてしまったのではないか。新聞社に入って何がしたいってことがなければ採用はされないだろう。もっと自分にできることをアピールしなきゃ!とテレビの前でこちらがジレてしまう。新聞社なのに漫画を推されたらそりゃ受ける会社が違うと言われるわな。ともあれのぶのファインプレーに救われた、あとは崇がどこまで自分の存在をアピールできるかだね。
これは嵩の挿画が使われるかもしれないね。なんにしてもこれは嵩にとって大きなチャンス。ここまではのぶのおかげだったり、原稿が落ちたり、運の要素が大きいけど、それをつかみとれるかどうかは彼自身の勝負。四の五の言わず、この仕事を受けて欲しいね。
メイコはケンちゃんの居場所を知ったし、きっと会いに行くんだろう。どんな結末がまっているかわからないけど、戦前には不可能に近かった自由恋愛だし、喜びであっても痛みであっても、それを知ることは悪くないかな。
飲み屋でのコミュニケーションが仕事につながるのは昔は結構あったんだろうな。
母が子供のころ、職場の部署の新年会を自宅で毎年していたから、大勢の酔客が周りにいたみたいな話もよく聞いたし。
結構、仕事と飲みは切っても切れない感じだった。
琴子の飲み仲間が広告主になってくれたから、とりあえずの金銭面は解決かな。
挿絵とか表紙の話も出ていたし、このあたりで嵩が絡んできそう。
入社試験会場にもいたし、のぶが推薦するのかな。
大事そうに健ちゃんにもらった万年筆を胸にしまう嵩がかわいい。
終戦を迎えて、のぶは教師を辞めて新聞社に入って流されない正義を探し虎に翼の寅子は裁判所で働き孤児たちのために奔走しブギウギの鈴子は傷ついた人々のために歌った。みんなが傷ついている中、自分も少なからず傷を負いながらも何ができるのか考える時期だったと思う。めいこも自分に何ができるのか考え始めた。高知の田舎から東京はなかなかハードルが高い。いつかのど自慢に出るめいこちゃんが見たい。その時までくらばあも元気でいてほしいな。
広告に限らず、飛び込みの営業はホント大変だからね。断られるのは当たり前。理不尽に怒鳴られることもある。先生と呼ばれ、頭を下げられる立場だったのぶが、厳しい言葉にもめげずに頭を下げられるのは偉い。
何にしても、もつべきものは友ですね。琴子らしい理由ですけど。
そして嵩が新聞社の入社試験にやってくるとは。てっきりのぶが漫画とか挿絵が必要になって、紹介するのかと思っていた。
また東海林が拾ってくれるのかな。口下手の嵩だけど、頑張ってほしい。
めいこの家出が高知で止まってくれて良かった。あんなにみんなに可愛がられて育ってきたのにみそっかすって意外に思ったけど、バリバリ働いているお姉さんたちを見たら畑仕事なんてしてられないよね。何者でもないからこそ何者かになれるってこともある。めいこがいつかのど自慢に出る日はあるのだろうか。のぶの家にスターが誕生するかもしれないなんて思いもしなかった。戦争が終わって全てを戦争に負けたせいにしたくないって気持ち、分かるなー。
メイコは歌手志望というか、のど自慢にチャレンジしたいんだね。
あの美空ひばりさんものど自慢荒らしと呼ばれたというし、そのひばりさんも北島三郎さんも「NHKのど自慢」では不合格。でもチャレンジすることでしか得られないこともある。
戦後、女性も自由に羽ばたける時代に向けて、少しずつ自立していくのは良いことだ。のぶも月刊誌がやれることになったしね。
まあメイコは高知にはケンちゃんもいることだし、もしかしたらもしかするかも知れないけど。