明日、私は誰かのカノジョ season2

これも結構しんどくなるようなドラマだったから見るのをどうしようか迷ったけど、今回の始まり方はドロドロしてなくて良かった。アイドルの卵なら今やSNSでゴシップが上がれば簡単に潰されてしまうから身綺麗にしておかないといけないけれど、吐き出したい気持ちや甘えたい気持ちもあるもんね。そういう相手ができたのはよかったんじゃないかな。瑠奈も仕事は仕事だけどプロ意識持ってそうだし誰かに寄りかかっていないところがいいと思った。

原作は未読ですが、
Season１が素晴らしく良かったので、
Season２が始まると知って期待していましたが、
現状ではとても落胆しています。

Season１は、若い女性たちが精いっぱい、たくましく、あぶなかっしく、懸命に生きているようすを、若手女優陣が魅力的に演じていました。こんなに演技力の高い、そして見目麗しい女優さんがいるんだと驚かされました。なかでも斎藤なぎささんは出色で（特別編もまた素晴らしかった）、これからの女優業が楽しみです。
主題歌も印象的で、ドラマのテーマにもピッタリで、毎週テンション爆上がりでした。

しかしながら２では、ヒロインのルナ役が棒読み。声の抑揚がなく、表情もワンパターン。見守りたくなるような、応援したくなるようなキャラクターになり得ていません。心情の吐露も、作文を一方的に読み上げているようで醒めます。
主題歌もタイトルバックの映像にハマってないように思え、引き込まれるものがありません。　

また、Season1が女優・相手役の俳優ともに画面に華があり過ぎたせいか、とても地味で単調に感じ、退屈です。
第2回で１のキャラクターが短いシーンで出てきていましたが、見た目もキャラクター造形のハマり具合も際立っており、１の素晴らしさを改めて感じることになりました。

原作を読んだらまたドラマの感想も違うのかもと思いますし、
今後ひきこまれる演技や展開が待っているのかもしれませんが、
第2回まで観た時点では、このような感想になります。

こちらもガチ恋ですか。やっぱり推しはコンサートや映像の中で会うぐらいがちょうどいいのかもしれないと思いました。変に接触できてしまうから接触できた人をずるいと思うし、自分もと追いかけたくなってしまうから。お金を投げれば自分にも言葉をかけてくれる世界は心音のようなまだ幼さが残る学生だと心配です。瑠奈と隼人の恋を知ったら暴走しそうで怖いです。瑠奈とシーズン1にいた子たちが同じ大学の子たちだと判明しました。こういうリンクは大好きです。楓くんも見れたし画面の中に知っているキャラクターがいないかついつい探して楽しんでいます。

ルナは奨学金の分も貯まったしそれ以上のお金もあるならその仕事は辞めてもいいんじゃない？大学に行きたくて始めた仕事だし今は思いっきり勉強して恋して相応のバイトしてで十分じゃない？もしその恋が終わっても大学卒業して普通の職業について普通に暮らしていけるでしょ。金銭感覚がバグっちゃってるのかもね。感覚がバグっているのは心音もだね。ガチ恋しちゃってるもんね。こういうガチ恋勢がいるしルナも危険じゃない？そしてそれを処理できるほど隼人は頼りにならなそうなのが辛いところだ。

隼人の育ちの良さそうな屈託のない笑顔に惹かれていたけど、それに自分が負けて卑屈になってしまうかもしれないっていうのはすごく分かる部分がありました。世界線と言ったら大袈裟かもしれないけど、育った環境の違いは大きいです。隼人の人の良さが留奈を傷つけることもある。ただそんな隼人だから今回の件で留奈を責めることもなかったんですけどね。ネットの誹謗中傷に立ち向かう留奈はかっこよかったです。別れて終わりは留奈の性格上あるかもと思っていたので意外性はなかったな。

えみに主役が移りました。このドラマでは最年長かな？他の子たちが多少なりとも家庭環境や家族に翻弄されていたので同情の余地もあったけれど、えみだけはそれはないかな。まず42にもなって寝坊でバイト飛ぶってどういうこと？キリギリスを体現しているような生き方は不器用というより考えが足りていないと思う。レター先生も怪しさ全開だし、合う職業はホステスってずっとやってきたなら当たり前じゃん。今頃友達と比べても無駄よ。なんか虚しいね。

レター先生との出会いは怖かったなー。人が占いに頼る時って心が弱っていて誰かに導いてほしいとかそういう時だからね。ひとりぼっちで寂しいと感じている時に、あなたを待っていましたなんて言われてほしい言葉を言ってくれたら陶酔してしまうのも分からなくはない。そういうのを全部ひっくるめて分かっていてコントロールしているレター先生がめっちゃ怖い。そこに乗らないママは人生の達人だね。耳が痛い言葉ほどちゃんと聞いた方がいい。大人になるとなかなか言ってくれる人がいないから。危なっかしいエミに近づいてきた人はいい人なのか？幸せになってほしいな。

えみが遊びだって聞いちゃったのはかわいそうだったけどある意味一晩だけの関係でそれを聞いたのは良かったかもしれない。それ以上深手を追うこともなくその悲しみの瞬発力でレター先生とも切れることができたし自分の人生とも向き合うことができて生まれ変わることができた。いろんなことを見ないでふわふわ生きていけるのって長続きしないんだよね。一緒に死んであげると言った友達が長い年月を経て一緒に生きよう！と手を握ってくれたのには感動した。その手がある限りえみは生きられるだろう。人生は長い。おばさんになってからが本番だ。頑張れ！エミー！