カムカムエヴリバディ

バリバリの2枚目なのにシャツにケチャップつけちゃったり、すっとぼけた感じがるいちゃんを安心させるようで見ていてほっこりします。ショーで舞台に上がってるのにるいちゃんばかりチラチラ見ちゃってとてもかわいかったです。

一番はじめに覚えている記憶が進駐軍？もしあの子だとしたら結構大きかったよね？それより前のことは悲惨すぎて忘れてしまったのだろうか。親子で花火をしてるのを見ながら何を思っていたのだろう。その時だけふとジョーさんとるいちゃんが小さい子に見えた。なんとも切ない顔が印象に残った。

勇気を出しておでこを見せたるいちゃんを優しく労るように大切にするように抱きしめたジョーさんにため息。やっとるいちゃんにも寄りかかれる存在ができたのではと感慨ひとしおでした。大好きなるいちゃんのことならなんでもこい！の包容力にうっとりしました。

ひなたちゃんからアメリカの位置を聞かれて答えるるいちゃんを見つめる目がとっても優しくていいなー。大丈夫？いつでも支えるよ？って目で言っている。言葉よりも目でいつもひなたやるいを愛おしそうに見ているのがとっても好きです。

いつも穏やかで母と子に何かあれば必ず子供の気持ちを汲み母を支えてくれる。相変わらずかっこいいし優しいしいい旦那‥？？いや働いてから言ってよ。こんなんでイライラしないのはルイだけだよ。いつでも余裕がある態度が逆にムカつく。

大きなお月様のようにるいちゃんや家族を見守る姿が優しいですね。30年帰らなかった岡山に帰るるい、隣にジョーさんがいてくれるからできたんだと思います。思い出にでしゃばらず、でも倒れるような時にはそっと支えてくれるような存在。いつも家族をよくみているのがわかります。素敵ですね。

普通なら世間の目は、ただ奥さんを働かせてぶらぶらしているダメ男です。でも彼には彼の必死で生きたドラマがあり、でもそれを言い訳にしないでにこやかに生きているところが、本当に魅力的なキャラクターでした。どこかオダギリさんらしいファッションだったし、時代のわりに優しすぎたり、恰好良すぎるところはありましたが、芯があるのにどこかつかみどころのない感じをかもし出す演技は素晴らしかったと思います。オダギリさんでなければ、この味は出せなかったでしょうね。

たった数ヶ月の中で実年齢よりずっと若い年から演じてこられて、若い時は顔もたるみもなく若々しく仕事をしていなかった時期は髪も顔もだらしなくなってピアニストになってからはなんだかシャキッとして知的になりました。その生活スタイルや年齢に応じた見た目の作り方がすごいなと思いました。

本当に錠一郎はオダギリさん以外考えられない。

病気になり音楽ができなくなったら何もできない人の役なんて、他の人がやったらもっと深刻そうで辛気臭くなりそうなところ。
こんな役をオダギリさんは、気が良く柔らかくどこか憎めない冴えないでくのぼうとしてしっかり演じた。
凄いのが、"イケメンが無理して冴えない人やってる感"があまりなかった。
一方で、錠一郎は楽器を持てばバッチリステージ映えするかっこいいミュージシャンとしての姿も演じ分けられるだけの器量も持ってなければいけない。

正にハマり役だと思う。