※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 2.1 /5.0(42%) | 1034位 /1087件中 |
キャスト 2.8 /5.0(55%) | 995位 /1087件中 |
演出 2.3 /5.0(46%) | 1006位 /1086件中 |
音楽 2.2 /5.0(44%) | 1009位 /1087件中 |
感動 1.9 /5.0(38%) | 1008位 /1082件中 |
笑い 2.2 /5.0(44%) | 810位 /1082件中 |
スリル・興奮 2.4 /5.0(47%) | 917位 /1079件中 |
脚本・ストーリー 2.1 /5.0(42%) | 1034位 /1087件中 |
キャスト 2.8 /5.0(55%) | 995位 /1087件中 |
演出 2.3 /5.0(46%) | 1006位 /1086件中 |
音楽 2.2 /5.0(44%) | 1009位 /1087件中 |
感動 1.9 /5.0(38%) | 1008位 /1082件中 |
笑い 2.2 /5.0(44%) | 810位 /1082件中 |
スリル・興奮 2.4 /5.0(47%) | 917位 /1079件中 |
なんだか結局最後まで、3人娘が「変人」だというキーワードは当てはまらなかったように思います。実際問題として彼女たちより変わった人なんて、それこそ山のようにいるし。でも全体を通してみると、軽い推理系の娯楽ドラマとしてはまあまあ楽しめたと思います。それもこれも西条を演じる松岡さんの演技力があったからですが。西条のノンバーバルなところがよく表現されていました。最終回としては3人娘のクローズアップということか、犯人はしょうもない野郎でした。アインシュタインを例にあげてたけど、彼の相対性理論は発表当時、世界で3人しか理解できないと言われた。でもこの犯人のいう天才は多くの人に理解されたから危険だとみなされた。つまり犯人のいう天才は理論の天才ではない。作ったものの影響力が想像できないという面では同じかもしれないけどね。いずれにせよこういう勘違い野郎は迷惑。
岡留さんと西条って本当のところでは分かり合えない部分が初めからあって仲良しなんかではなかったんだなと思った。捕まった岡留さんがハッカーの件で西条が関わっていないことを言ったまでは良かったが、その後は優しい顔してマウント取り合ってたもんね。岡留さんは自分の家族を持ってない西条には分からないといい、西条は犯罪者の気持ちは分からないとこき下ろした。この部分だけでも冷たい気持ちが溢れて作品が好きになれない。底意地の悪さを感じる。
岡留さんの気持ち、想像出来なくはないけど、私ならあのハッカーたちを引き込まず、すべて自分の手でやったかな。そういうところが「自分の方が正しい」という甘えなんだよね。自分も悪党になるんだという覚悟とか自覚が余りない。そしてます美の家族話はともかく、伊織の方はほっこりするような家族話になるのだろうか?まあ家族なんてそれぞれの在り方があるから、バラバラだからうまくいく家族もあるから、伊織が率先して家を出るのもありだと思う。まあ何にせよ本人がこれでいいのならいいんだけどね。
うーん、西条が好きになれないなー。ある意味素直すぎて嫌い。いつだったか忘れ物のクマのぬいぐるみが大事な証拠だとは気付かずにその場を乱し美しくないからという理由で捨てたがったりする割に岡留さんの事件では目の色を変えて一生懸命手がかりを探したり。クマが誰かの大事なものってことにも考えが及ばない。本当に自分中心だなと呆れる。だから面白くないんだと思う。人のために頑張れない人を応援したいとは思えないしね。だから勝手にやっててって思う。
やっぱり岡留の自作自演か。でもこれだけ手の込んだ仕掛けだということは、単純に娘を殺した元少年犯に復讐を仕掛けたというより、彼を試した要素が強いのだと思う。拳銃が謎の誰かから送られてきたら、普通の人は警察に連絡する。もし元少年犯がそうしていたら岡留は素直に耳珠していたのかもしれない。でも短絡的に犯罪を犯すようなら、過去の反省もせず、そういう男なんだと世間に訴えることができる。でもそれであの拳銃が犯罪に使われて、死者が出ることもあるわけで、どれだけ正当な復讐だったとしても、他人を巻き込むのはいかがなものかと思う。
西条も吉良も基山もいたって普通。西条みたいに仕事よりプライベートを大切にしたい人は今は大勢いてその権利が認められている中で変人扱いとは、多分昔体質の警察組織の中ではってことなのかなと思って見ています。ヒーリングマッサージの先生の乙葉さんはピッタリすぎて私も施術を受けたい!と思った人多数でしょう。あのいい声と癒しの笑顔があれば世の中は思うがままでしょう。1番の親玉じゃなかったことは救い‥なのかな?あれは転がされるわと思った。
毎回思うことだけど、3人娘はいずれも「変人」ではないかな。犯人に向けた西条の主張はいつもまとも。頭がおかしいのは犯人の方。このエスティシャン見習いに対する言葉も、言い換えれば「我思うゆえにわれあり」ということ。そしてそういう思弁をする人は、西条みたいに、あるいはデカルトのように、マルクスの言った全てについて疑うことを前提とする必要がある。このエスティシャン見習いみたいな盲信はもはや信仰だからね。まあネット記事を鵜呑みにする人たちも似たようなものだし、そういう風潮を揶揄する脚本でもあるのだろうけど。いずれにせよ西条は極めてまとも。こういう人の方が好きだし、信用できる。でも基山の弟の件は違うでしょ。ひったくり泥棒を追いかけるのに自分も誰かの自転車を盗んで良いことにはならない。ただの自転車かもしれないけど、持ち主にとってはとても大切なものかもしれないし、そうではないにしてもこれで事故でも起こしたら目も当てられない。単純な正義感はこのドラマではいらないと思う。
芹沢の妹の非常識さに呆れた。警察官になりたいと思っていたのに就職活動をして内定までもらっていたのに呆れた。採用に携わる人やその企業に本気で就職したかった人に失礼でしょ。そして西条にお世話になりながら騒音などに全く配慮しないのにも呆れたし、やりかけのパズルを完成させてデコった上に壊すとかほんとにありえない。壊した事を謝った描写は一切なくモヤモヤした。そんな人のことを1ミリも考えられない人が警察官になりたいとか1ミリも共感できなかった。
何なのだろう?この根拠のない自信。たかがひとつの教室で圧倒的存在にもなれないのに、全国レベルに放りこまれたら、その他大勢でしかないのにね。個々の家庭は知らないけど、子どもは法的にも間違いなく社会から守られている。でもそれは甘えさせるためのものではない。いろんな意味で学ぶための時間を与えるためだ。その環境を与えられているのに、結果だけは他人のせいなんてのは通用しない。それにしても芹沢の押し付けは迷惑だよね。西条の気持ちがよくわかる。わかるといえば安達の気持ちもわかる。何にしても彼女たちや彼らはタイトルにあるほど「変人」ではないかな。
鑑識の子が1人でカチカチやって西条が無罪だって証明できちゃう事件を対策本部まで立ててやることなのか?と思ってしまう。あれだけ定時で帰る人なんだから行動パターンは読めているし、偶然だかなんだか分からないけど隣に住んでるのも警察官だし悪いことできるかどうかはすぐに分かるはずだけどね。事柄の大小がチグハグでちゃんと物語が練られていないような粗さを感じる。音鉄ならぬ音バスの基山さんの特技が活かされたところだけは面白かったです。
これって結局のところ岡留の銃はどうなったの?娘の自己がどういうものだったのかはわからないけど、加害者に対する復讐を計画した岡留の狂言という線はない?いずれにせよいろいろと不自然なことが残されました。西条の冤罪は晴れたけど、24時間誰かがいる警察署だし、出勤簿の状況などからしても、西条が犯人ではないことなんてすぐにわかりそうなものだけどね。内部で起こったこの程度の事件もすぐに解決できないようじゃ、警察って無能なのって思ってしまう。いずれにせよ芹沢は男を見せましたね。西条に響いているかどうかは別だけど。
西条がウイルスを仕込んだという可能性はないでしょう。ここまで西条が働いている場面を多く見てきましたが警察組織に何かしてやりたいという反抗心や利用してやろうという気持ちが一切見えなかったから。そして個人的に追っている事件もなかった。そうすると西条は利用されたって方が正しいと思う。定時で上がるのが常ならばPCが空く時間も多いし何かと都合が良かったから選ばれただけって気もしますけどね。お隣さんの正体がバレたけどなんで花火大会まで誘ったんだろう。
ウエンツさんの市長役はどうもしっくりこない。近年はいろいろ良い演技を見せるウエンツさんだけど、政治家特有の傲慢さを感じない。賛否の分かれる役どころという設定がある以上、もっと胡散臭さがあるとよかった。吉良の内面が垣間見られましたが、彼女なりの葛藤がよくわかり、とてもよかった。さて問題は西条。安達は彼女を内偵捜査していたとなると、疑惑はだいぶ前からあった筈で、泳がされていたと考えるべき。でもそれなら基本的に定時に帰る彼女が職場でひとりになる時間は少なく、IDを利用された可能性の方が高いと優れた刑事ならわかりそうなもの。さて、どうなることやら。
奥さんを疑っていたならなんで警察を呼んだんだ?って思った。あのプライドの高そうな一家で夫婦間で窃盗があったなんてもっとも伏せておきたい事案だろう。しかも数ある中からそこまで高くない時計だし、もっと穏便に済ませる方法はなかったのか?と思うけど、そこに第三者の目を入れることで知らなかった事実が明らかになるから面白い。自分のように弁護士になってほしいと思うことは子供の将来のためでもあるけど押し付けるのはよくない。でも声優になりたいって言われたら考えちゃうかもなー。
父親の時計を勝手に処分した娘は良くないけど、これはドラマ中でも言及されていたけど「親族相盗例」にあたる。たとえば子どもが親の財布からお金を盗っても「親族相盗例」となり、警察は介入せず、家族で解決してくれという話になる。だからあえて他人を容疑者の中に入れたのだろうけど、ちょっと無理矢理な感じがする。だって訴えた父親は最初から奥さんを疑っていたからね。弁護士がそれを知らないはずはない。いずれにせよ子どもにとって(それなりの大人にとっても)進路は重大な決断だし、どうあれちゃんと話し会える環境を作るのが親とか大人の責任でもある。コンプラの人はちょっと蛇足感ありかな。
変人たちってタイトルが付いているのに西条も吉良も基山もごくごく普通の人で面白みが欠ける。これじゃただ組織の中にいる定時で帰りたがる人ってだけでしょ。特に基山なんかは生活感溢れすぎているし特別感はない。西条も科学で証明できないことはないといいながら幽霊に怯えすぎ。怖がっちゃうと女子っぽくなっちゃうからつまらなくなる。唯一ミステリアスさが残る吉良も悩み多きシングルマザーってだけ。夏だから幽霊?って安直な気がした。
幽霊の仕業と考えるよりは、普通に生きている人間がやったと考えるのって当然だよね。何で幽霊が前提なのかな?最近のドラマとか物語って幽霊がいることが当たり前みたいになっている。で、ドラマの結論はやはり問題の人物は生きていたけど、結局息子は幽霊かよって展開。むしろ今時は幽霊はいないと100%断じられる人の方が変人扱いされるのかもね。あくまでもざらざらとした肌感みたいなリアルさがあるからシニカルさが生きる展開のドラマ設定なのに、こういうのはいらない。
山羊座のB型ってそんなに変人ですかね?私も山羊Bなんだけど。ところで事件の鍵となるぬいぐるみですが、普通なら3つの可能性を考えます。1つは犯人のもの。2つは被害者のもの。3つはまったく関係ない。刑事なら当然の判断だと思うんだけど、あっさり犯人と結び付けすぎる。まあ視聴者をミスリードさせるためなのはわかるけど、ちょっとあからさまかな。西条の整頓されていないと気が済まない脅迫観念のような感じは良いとして、だからといって物証をさっさと誰かに押し付けるというのは、また別の感情。そもそもぬいぐるみも定型の箱に入れてしまえばいい。そういうところも違和感がある。
人は悪いことはできないものだ。昔の人は誰が見ていなくてもお天道様が見ているなんてよく言ったもの。犯罪の証拠となるクマのぬいぐるみが証拠隠滅したと思っていたのに思わぬところが警察署内部に入っていたなんてドラマチック。更に作った人まで出てきちゃうところはちょっとできすぎかなと思った。人は変われる、とは思うけどやっぱり最後は自分の強い意志で変わっていくしかないのだ。見捨てずに長い目で見てくれる人に報いようと努力できる人が変われるのかなと思った。
刑事ものって昔から体温高めの人が多くてそれこそ24時間働いているようなイメージだけど、一つの職業として見た場合こんな3人もいてもいいんじゃないかなと思いました。それで事件を解決しちゃうならコスパが良すぎるし言う事なしだろう。今回は胡散臭さ全開の夫ではなく黒幕はお嬢様育ちの妻。自分の披露宴を使った大胆な犯行に驚きました。マニピュレーター設定も納得。案外いろんな事件でこう言う人物が関わっているのかもしれないという恐怖を感じました。