ゴシップ＃彼女が知りたい本当の〇〇

直近ではどうしてもあのヤマキを思い出してしまうので、やさぐれた根津さんにまだ気持ちが切り替えられない。この世代のイケメンも多いからどう突出させるかだろうけど、クールな感じはまだ甘さが残っていて好きじゃないな。

正直なところ、上手くもないし、下手でもない。あくまで個人的な見解ですが、その役柄のその時々の感情は忠実に表現しているけれど、人物の奥行とか背景が感じられません。たとえば不本意なゴシップ誌に負い目を感じているのはわかりますが、それだけです。本来ならその背後には強烈なプライドとか自負する才能とか、たとえ本人の勘違いや思い込みであっても、何かがあるから憤るわけで、そんな背景が透けて見えると、役柄に対する納得度がより上がります。少なくとも大した信頼も関係性もないのに情報提供してくる者を素直に信じる安直さは、背負っているメディア媒体の善し悪しとは関係なく自分の資質の問題です。それで更に凛々子のせいにするのは支離滅裂です。脚本の問題もあるのかもしれませんが、そこを補う創造性を役者さんには求めたいところです。特に溝端さんくらいの年齢の男性俳優は超激戦なので。

アウトローっさを出すには奥行きが足りない。何にせよ中途半端感が出ちゃうんだよなー。きゅんとさせたい場面でも型通り、演出通りだからりり子に対する感情も自分の感情も見えずに全然きゅんとできない。バカ正直な役しかできないんじゃない？

リリコのことを一番知ってる自負があり頼るのは自分だけだと思っていたのに、あっさりカバさんとも仕事しちゃってなんか親しくなってるような気がしてがっかりしてる根津さんが案外素直なリアクションでかわいいなと思いました。

思ったより凛々子にデレるのが早くてつまらない。もっと男っぽく攻めるのかと思いきや線の細さが邪魔をしてなよなよ見えてしまう。今回は強い男で行くんだと思っていたから残念。今やスクープじゃなくて凛々子ばかり目で追っていてがっかり。