初恋の悪魔

2022年7月期
総合評価: 3.82 / 5.0 (回答者数22人) 368 位 / 991件中
※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 4.0 /5.0(79.2%) 332/992件中
キャスト 4.4 /5.0(88.4%) 215/992件中
演出 3.8 /5.0(76.6%) 386/991件中
音楽 3.5 /5.0(70%) 498/992件中
感動 3.6 /5.0(71.6%) 236/987件中
笑い 3.1 /5.0(62.6%) 371/987件中
スリル・興奮 4.0 /5.0(80.8%) 129/984件中
24コメント
1 | | 2022-07-18 11:35:47

謎解き組四人の個性がしっかりと出ているし、ドタバタしすぎないのでコメディっぽさも適度、本格すぎないミステリっぽさも適度、ドロドロしすぎない恋愛要素も適度で、どれも「過ぎない」ところはバランスがいいように思います。更にこの四人、それぞれ何か謎というか、問題を抱えているようだし、上司や隣人も何かありそうです。それが物語の中でどう展開されていくのか気になります。何よりもこの四人を演じる役者陣が豪華で、しかも演技力も確かなものがあるメンバーだし、脇役も個性豊か。今のところ期待値は高いです。

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2 | | 2022-07-23 15:34:14

ハズレがないと思っていた坂元裕二さんの脚本、期待値は高かったのにハマったとは言いづらい。一人一人のセリフ量が半端じゃないのは想定内だけど、ボソボソしゃべるキャラが多くて耳が疲れるし情報が多すぎて溢れちゃう。後で見返すと面白いパターンなんだと思うけど、とっちらかった印象に次回どれだけの人が残って視聴するかって所だと思う。事件を自分たちが予想したシナリオに乗せていこうとする警察の怠慢さも見ていて腹立たしい。そしてなりよりドタバタしている演出が痛い。

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3 | | 2022-07-23 18:21:21

なんだか不思議な世界だ。タイトルだけみたら恋物語かと思ってしまった。謎多き人たちが集まって、それも警察の裏方っぽい方々ばかりで事件を解決したと思ったら刑事の手柄になっているあたり、社会の理不尽なことも描いてくれるっぽい。事件そのものは結局自殺ってことなのだけれど、そこへ至るまでの過程もやはり社会における強者と弱者っていう理不尽さが関わっていて、なんだか不思議でよくわからない混沌とした中に上手くいろんな問題をはめ込んであるなと感じた。

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4 | | 2022-07-25 10:02:16

馬淵は随分と兄貴との関係性をこじらせていますね。彼が罵倒するように吐き出した言葉は、すべて自分自身に跳ね返ってくる言葉であり、彼自身への批難です。だからこそあえて自分自身を壊すような結婚は止めた方がいい。従順さと負け犬根性を一緒にしてはダメ。問題は摘木がどうやら馬淵の兄貴のことを知っていて、事件について追いかけてもいるらしいこと。彼女の過去には秘めた何かがありそうだし、気になるところです。そして事件は、ある種のクローズドサークルというか密室的な殺人ですが、最初から犯人はひとりしかありえないし、ちょっと単純でした。でも個性的なメンバーが適度な笑いと適度なシリアスを作り出していて、面白かったです。

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5 | | 2022-07-30 16:32:39

誰もヒーローっぽくなくスッキリ事件を解決!って感じもしない。人生の中では確かに自分が主人公だけど、誰しも不器用で報われることの方が少ないんだなと思う。いろんな人物が放り投げてくれるセリフのどこかに誰かの代弁があって人それぞれ刺さるところが違うのがこのドラマの面白さだろう。なかでも兄を突然亡くした馬淵が「あの日電話に出なかったから兄ちゃんが死んだ」ってセリフはグッと来た。そんなことは絶対ないんだけど、突然の別れにたくさん悩んで悲しんでこんがらがってる苦悩がよく見えた。答え合わせができないこういう悩みを抱えている人は多いはず。馬淵のように誰かの前で泣けたらいいね。

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6 | | 2022-08-01 10:24:47

いろいろと重要な要素が明らかになりました。まず摘木は多重人格のようです。そして過去に誰かに銃で撃たれた。馬淵の兄が弾丸を一発紛失している。となると摘木が撃たれた弾丸がその弾ということになりそうだけど、馬淵の兄の銃には発射した形跡がない。そうなると誰かが馬淵の弾を盗み、摘木を撃った可能性が高いですね。摘木の別人格が顔を出すトリガーがわかれば、何かわかるのかもしれません。いずれにせよ雪松署長がちょっと怪しくなってきました。万引き事件の方ですが、監視カメラの死角を作るのはやる気のない二代目には無理な話。首謀者はベテラン店員の一択でしたね。

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7 | | 2022-08-04 14:45:35

なんだか不思議なドラマだ。事件を解決するという意味では刑事ドラマの仲間なのかもしれないけれど、現場も事件もかなり特異だし、解決方法も鹿浜家の尚且つ模型の中?コントのようなやり取りが多いし、軽く見るにはいいかもと思っていましたが、ここに来て星砂さんが多重人格っぽいことが判明。悠日のお兄さんのスマホを持っていることも、銃で撃たれたことがあることも。お兄さんの紛失した銃弾は星砂さんを撃ったものなのだろうか?署長の動きも気になるし。てっきり星砂さんはお兄さんの恋人だったとかの設定かと思っていたのだけれど、違う展開もありそう。

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8 | | 2022-08-08 09:36:50

多重人格でもう一人の自分から見たら、今の自分は邪魔な存在かもしれないという話は少し怖いと感じた。自分の中に敵対する自分がいる。てっきり強度のストレスから自分を守るために別の人格が生まれて、それはある意味協力関係に近い意味を持つと思っていたから余計だ。星砂さんの中でいったい何が起こっているのだろう。署長は何かを知っていそうでもある。そして鹿浜家。開けたことのない扉の向こうにはいったい何があるのだろう。だんだん核心に迫っている感じもして、面白くなってきた。もうほんわかは見ていられなさそうだ。

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9 | | 2022-08-08 10:51:22

恋を覚えた人間は、他人の恋愛にも敏感になるということでしょうか。馬淵と摘木、本人たちが自覚する前に、鹿浜に見抜かれましたが、鹿浜にとっては初恋ともいうべき相手だし、恋愛に対するシンプルさゆえに気が付いたのだと思います。それに比べ、 馬淵と摘木は屈折しているものが邪魔をしていたと言えます。雪松を突き落としてしまいましたが、何となく雪松は平気そうな感じがします。事件の方は歪んだ正義感の発露といえる事件で、小鳥も自分が犯人と同じ歪んだ正義で目が曇っていた。なかなかよく出来た脚本だなと思います。気になるのはタイトル「初恋の悪魔」が意味するところが、まだはっきり見えないところです。そこは終盤にならないとわからない仕掛けなのでしょうか。

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10 | 2022-08-10 23:24:39

1話目は空回り感が強かったけれど、信じて2話目を見てよかった!面白い!林遣都がピンクのシャツで料理したとこ爆笑だった!仲野太賀がお兄さんと電話してるところは泣いた!謎の女医?祐子さんも存在感すごい!

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11 | 2022-08-14 23:34:05

今期全部の項目を満たしているドラマはこれしかない!

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12 | | 2022-08-15 11:29:43

ミステリらしい面白い展開になってきました。鹿浜と森園の絡みはそれぞれの思惑が、しっかりと伏線になっているようです。鹿浜が警察に復帰するきっかけになり、そして摘木のもうひとつの人格に合う展開はうまいなと思います。もっと気になるのは森園の方です。森園は自分が追いかけている事件の関係者として、雪松を知っていました。これが偶然なわけはありません。馬淵も摘木の件もあるし、いい加減、雪松の胡散臭さに気づかないと、ただのお人好しというより阿呆です。森園も巻き込み、どんな結果になるのか楽しみです。

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13 | | 2022-08-15 13:59:40

正直、2話までは見るのが苦痛なくらいつまらなかったけど、とは言え気になる要素もいくつかあって、見続けて良かった。めちゃくちゃ面白くなってきてる。全員キャラに癖がありすぎて、ちょっと奇をてらいすぎじゃ?と最初は思ったが、回を追うごとにキャラ設定が活きてきていて、主要キャラ全員が今はとても気になる存在になっている。良い意味で脚本家に踊らされているのが心地良い。色々と広げた風呂敷がどう回収されるのがすごく楽しみ。

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14 | | 2022-08-20 07:23:04

鹿浜の家のミステリーと鹿浜自身の過去。元の家主との関わり。偶然の交流だったけれど2人にとってはとても大切な交わりで、お互いが救われたんだなー。鹿浜の着ているシャツが最初から気になってはいたのだけれど、それは彼が変質者というアイコンのようなものかと思っていたら、そうではなくて元家主からのプレゼントだった。他者との交流という窓を開いた大切な1枚だった。みんなでカラオケへ行っている様子がどことなくぎこちなくても素敵だ。そして、例のスマホ。署長の様子の不気味さを感じ取った星砂が持ち去った。が、途中で人格が入れ替わったのだろう。ただ鹿浜が保護したっぽいから、これからどう展開するのか。隣人が元弁護士で、署長とも縁がありそうなのも気になるところ。どんどんと引き込まれていく。

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15 | | 2022-08-22 10:18:35

リサの登場で摘木の過去がだいぶ明らかになりましたが、物語自体は彼女のことだけでなく、馬淵の兄の問題、森園が追いかけていた事件、鹿浜が気づいた事件など、たくさんのことが絡まり、どうやら最後にはひとつのところに集約しそうな感じです。しかしこの複雑さをうまくまとめているのだから、よくできた脚本と演出、出演者の芝居のうまさが光ります。それにしても多重人格でそれぞれが違う人に好意を寄せるというのは、なかなかありそうでない発想です。絡み合ったものがどう解決していくのか、終盤が見ものです。

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16 | | 2022-08-22 14:13:57

星砂の二重人格が鹿浜にも知られた。もう一人の星砂の意思は引き継ぐと言った鹿浜はまっとうに優しいと思う。それは根拠のない大丈夫とかではなく、彼女にとってものすごい安心を与える言葉だったはずだ。もう一人の星砂の話から、悠日の兄の話が出てくる。失われた悠日兄の銃弾の謎と星砂の過去。雪松署長も本性を現し始めた。森園が追いかける事件と星砂の恩人の事件につながりが見えた。盛りだくさんな回だったけれど、いよいよ過去の事件が動き出しそうだし、それに署長が関与していそうである。二人の星砂がどうなっていくのか、恋模様も含めてがぜん面白くなってきた。悠日の婚約者との話がここで生きてくるのだろうかと思ってみたりした。

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17 | | 2022-09-04 13:47:46

もう一人の星砂と鹿浜の関係を目の当たりにして、星砂が伸びをした仕草きっかけに悠日が暴走するシーンがとても切なくて悲しくて。もう一人の星砂だっていなくてよいわけでないとはわかっていても、その人が消えないと自分の愛する人は戻って来ない。悠日への先生の寄り添い方も素敵だと思った。思い出など要らないと言う星砂と、少しの思い出があれば良いという星砂。本来は同居すべき二人が分断されている。よく似た3つの事件と雪松署長との関係が少しずつ出始めている。最後の雪松の姿は何だったのだろう。何がちゃんと終わったのだろう。少しずつ少しずつ明らかになる事実によってどんどん引き込まれていく。

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18 | | 2022-09-05 10:36:05

摘木から馬淵への手紙は泣けました。彼女は覚悟したんですね。リサの問題が解決しないと何も前に進まないと。だからもうひとつの人格にすべてを委ねた。たとえそのままもうひとつの自分から戻って来られないとしても、その方が馬淵のためにも良いだろうと思ったのだろう。問題は鹿浜。初恋をこじらせ、明らかに間違った選択をしている。人として馬淵ともしっかり話をすべきなのにね。もしかしたら自分が馬淵だけでなく摘木も傷つける可能性を考えていない。そして雪松ですが、怪しい彼にも何か背景があるらしい。まあ必ずしもリサがいい人かどうかはわからないし、馬淵兄の銃撃の理由も予想できないので、どんな展開になるのか楽しみです。

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19 | | 2022-09-11 21:02:33

朝陽は雪松のことを尊敬して慕っていた。命令に疑問を持ち、調べ始めた時の気持ちはどんなだっただろう。いろいろわかってきて絶望とかそういう気持ちの中にいたのだろう。悠日はどう決着つけるのだろうか。森園や鹿浜も雪松を疑い始めている。しかし電話の感じや最後に息子と思われる男が出てきたことから、息子をかばって別の犯人を仕立て上げているのだろうか。もしそれでリサは射殺されそうになったのだとしたら怖すぎる。それにしても朝陽と悠日が生きている間に分かり合えなかったのが悲しい。お互いに持たざるものに嫉妬していたのかな。

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20 | | 2022-09-12 10:35:48

コミュ力って大事ですね。結局、いろいろな事件が絡みあって複雑になっているけど、一番こじらせているのは鹿浜であり、彼のコミュ力のなさが、馬淵とそして摘木も傷つけている。そしてそれぞれが事件解決の糸口を掴みながら、協力体制を阻んでもいる。見ている方は本当にじれったい気持ちにさせられます。摘木はいわゆる統合人格のようなものが出始めているのかもしれませんね。そもそもどちらも同じ彼女の中に存在する人格で、片方が傷つけば、もう一方だって影響を受ける。鹿浜はそこをもっと考えるべきなのですが。

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21 | | 2022-09-19 10:53:39

一連の事件は雪松ではなく、その息子の犯行だったのでしょう。まあその結末は予想の範囲内だし、あの展開でその可能性に気づかない連中もどうかしている。人を信じやすい馬淵はともかく、疑い深い鹿浜がそう考えなかったのは、事件そのものより摘木のことが気になって仕方ないからなのでしょうね。残された謎はリサと雪松の関係ですが、リサが摘木のいうような善人なのかはまだわかりません。ともあれ多重人格者がそれぞれの人格で恋をする結末として、どう決着をつけるのかが、一番興味深い謎かもしれません。

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22 | | 2022-09-20 15:17:26

雪松署長が仕事終わりに見せる表情から、誰かをかばっているのではと思っていたが、やはり息子だったのか。証拠のスニーカーを投げ捨てようとしたところを捕まえたのに、話をすっかり信用してしまって。父が殺すとわかっていて、友人の居場所を都度都度教えるのはさすがにおかしいと思うのだが、あまりにさらさら話したから信用してしまったのだろうか。それにしても、とっさにあんな話を思いつくなんて怖い男だ。最初の事件は川でだったのだが、本当は何があったのだろう。刺された弁護士はなぜあそこに戻ってきていたのか。

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23 | | 2022-09-26 11:13:03

雪松が息子をかばっているという真相は、大方の予想通りといえるでしょう。「初恋の悪魔」というタイトルからして、問題は摘木のふたつの人格と、それぞれに恋をした馬淵と鹿浜の関係でした。悪魔は悪魔しか倒せないというメタファーは、そのまま摘木と鹿浜の関係に投影され、ふたりがそれぞれの思いと対面で向かい合い、解決する結末は、ここまである意味で子どもだった鹿浜が、初恋の悪魔を呑み込んで大人になった感じがします。その背後にはもっといろいろと呑み込んだ摘木の存在があり、兄の死の真相を乗り越えた馬淵がいるわけで、それぞれが痛みを抱え、一歩先に進んだということなのでしょうね。なかなか面白いドラマだったと思います。

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24 | | 2022-09-27 15:14:35

やはり雪松署長の息子が犯人だったか。止まらない通知が恐ろしかった。息子から延々と垂れ流される連絡に署長は平常心を失ったのだろうな。それでも警察官なら、親なら、正しい判断をして欲しかった。事件のことより、星砂のことがどうなるのか気になっていた。途中、悠日が婚約していた時に自由恋愛のような条件が出てきていたから、二人の男性の間で行ったり来たりとかいう展開かと思ったけれど、そうではなくて切ない展開だった。ちゃんと鹿浜と最後のお話ができたのは良かったと思うけれど、やっぱり切ない思いは残る。初恋を手放して親友を手に入れたと理解するしかないかな。様々な痛みや苦しみを乗り越えた4人の関係が素敵なまま続きそうなのが救いだ。

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