※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 3.2 /5.0(63.6%) | 752位 /1088件中 |
キャスト 3.3 /5.0(66.4%) | 854位 /1088件中 |
演出 3.1 /5.0(62.8%) | 777位 /1087件中 |
音楽 3.0 /5.0(60%) | 773位 /1088件中 |
感動 3.2 /5.0(63.6%) | 468位 /1083件中 |
笑い 1.7 /5.0(33.6%) | 984位 /1083件中 |
スリル・興奮 3.6 /5.0(72.8%) | 286位 /1080件中 |
脚本・ストーリー 3.2 /5.0(63.6%) | 752位 /1088件中 |
キャスト 3.3 /5.0(66.4%) | 854位 /1088件中 |
演出 3.1 /5.0(62.8%) | 777位 /1087件中 |
音楽 3.0 /5.0(60%) | 773位 /1088件中 |
感動 3.2 /5.0(63.6%) | 468位 /1083件中 |
笑い 1.7 /5.0(33.6%) | 984位 /1083件中 |
スリル・興奮 3.6 /5.0(72.8%) | 286位 /1080件中 |
美咲さんは自分の信念で犯罪を未然に止めようとした。思うように動けなくなっていたのに。最後まで自分らしく生き切ったともいえる。結末はひっくり返らないし、美咲さんは戻って来ない。でも、彼女が命をはって止めようとしたことの重さや心を思うと、最初抱いていた可哀想なだけの人ではなく凄い人に変わっている。治験の副作用隠ぺいを追いかけていた武良井と、ちょこちょこあちこちに顔を出していた横堀の情報から思わぬ真実が見えた。もし隠ぺいがなくても自殺ということになっていたのだと思うと、隠ぺいされていて疑い深くなっていればこそたどり着けたということなのかもと思った。
真実を積み重ねたら、意外な事実にたどり着いたという展開でした。でもこういう偶然性の高い犯罪の方が、因果関係をたどれない分、真実が闇に隠されるケースが多いのだと思う。だから逆に治験データの隠蔽やカルテの改ざんがあったからたどり着けたという皮肉が効いている。そういう面でストーリーは面白かったです。ただ武良井の棒付きキャンディはやはり「ジェネラルルージュの凱旋」をモチーフにしているとしか思えない。それがダメだとか、パクリだと言うつもりはないけど、何か別の小道具を工夫した方が、もっとオリジナリティは感じたかもしれない。本格ミステリではないが、サスペンス好きにはそこそこ楽しめる。
榊原の知らないところでカルテの書き換えが榊原の名前で行われていて、ある意味榊原も被害者だったということか。真相を知る人を助けるために、過去から抜け出して手術できたのは良かったけれど、ここからはいったいどことの戦いになるのだろう。とりあえずは開発者の意向を受けてデータ改変をした人は特定できたけれど、武良井の大切な人は自殺とはいったい?プラセボではなく治験薬だったみたいだし、薬剤性の間質性肺炎も間違いなさそうだけれど、どうしたら自殺になるのか。ものすごくつらい結末が待っていそうで見るのが怖い。
葵がカルテを改ざんしていたとは驚きです。どんなに優秀な人でも、情に流されることはある。それは榊原もそうだし武良井もそう。でも人の命を預かり、最期の希望となるべき医師が、個人の情で動いてしまっては、患者は救われないけどね。問題は榊原の衝撃的な告白。美咲は自殺したという話です。誰かが治験の状況なり、肺炎を漏らし、治験がうまくいかなかったから絶望したのだろうか?そういう性格には思えないけど。少なくとも院長が誰も救われないと言っている以上、誰か関与した人間がいる。あまりにも救いのない内容ではないことを祈る。
ゆいちゃん残念だな。手術は上手くいったのに。本当に薬って難しい部分があって、大多数の人には大丈夫でもダメな人がいたり、主成分ではなくて添加物の種類でダメだったり。まれに合う合わないが大きく出る人っているんですよね。榊原が過去に囚われているのもあるけれど、せっかく助けた命が消えていくのはつらいな。妹と重ねて見ていたから余計に。これで榊原はメスを握れなくなってしまうのか、それともまた頑張れるようになるのか。そのことと治験の話とどうつながっていくのかな。
結依ちゃん、とってもいいコだったのに、残念です。手術自体は成功していたのにね。榊原に過失はないけど、手術は成功したが患者は死んだというパターンは、近代医学の陰のひとつでもある。このドラマのポイントとなる治験に限らず、薬やワクチンなどの副作用など、人体実験が不可能な以上、どうしても陰の部分は生まれてしまう。せめてそれを隠さないことが、医療における誠意なのだと思うのだけど。榊原がトラウマと共にメスを握れなくなりましたが、厳しいようだけどそれも彼の無責任、いや妹に対する責任の取り方を間違えているからだと感じます。
まさかのプラセボ投与で間質性肺炎?薬剤性の肺炎ではなかったということなのか、それとも開示された情報が偽物なのか。この情報は武良井にはかなりのショックだろうし、榊原を追求する手は緩みそう。生保の薬剤横流しは昔から言われていることだし、横流しまではなくても無駄に大量の薬剤を処方されているのは見たことがある。患者が痛いだの眠れないだの主張すれば、意図的でなくても処方されてしまう部分もあるし、今回のように知っていてと言うならともかく医者側では線引きが難しいなとも思う。
処方箋が必要な薬の転売は前々から問題になっているし、どんな人にもほいほいと薬を出してしまう医者も実際にいる。医者も他よりちょっと頭が良いだけの人間だから、特に優れた倫理感を持っているというわけではない。ただそれを強く求められるから、普通より高い給料をもらい、普通より高い社会的地位を得る。同僚を守ろうとして自ら倫理感を捨てたのだから、言い訳すべきではなく、エゴイスティックな動機を語ったのは、医師として最後の矜持だったのだろう。それにしても武良井の彼女、書類が本物ならばプラセボつまり偽薬の投与組だったわけで、新薬の副作用ではないみたいですね。でも本当なのかな?いずれにせよ武良井はどうするんだろう?
清宮の死による結衣の不安、それと重なるような榊原の過去。あんな形で妹が亡くなったら、兄として自分の不注意を悔やむよね。これで榊原がHLHS患者の手術にこだわる理由がわかったけど、そのこだわりの方向性がどこに向いているのか、そこが問題です。ただ単純な悪党ではないことは、武良井も榊原の妹の医療情報を見ているからわかっている筈だし、二人が対立したままなのか、病院内にいる巨悪に共に立ち向かうのか、どちらなのか気になりますね。
榊原は権勢欲ではなく、自分なりの正義みたいなものを持っているようです。業者の持ち物を盗むのは良くないとしても、所詮は利益供与のための裏金。それと知っていての行為だし、足を引っ張るための道具だとしても、ろくでもない内視鏡を導入されるよりは良いし、今のところは必要悪みたいな感じでしょうか。過去の回想からすれば復讐心もなかったわけではないのでしょうが、それがすべててないことは確かだと思います。問題はやはり治験ですか。治験に対する榊原のスタンスが鍵になりそうです。
もともと検査結果を取り違えていたというのが恐ろしい。そりゃ患者そのものを診ている先生と検査結果しか見ていない先生で見解が異なるのは当然で。お茶っこ先生のデータ至上主義は問題だけれど、取り違えを隠していたのはもっと問題。この事件をきっかけに武良井がデータへのアクセス権を得ていたけれど、彼女のことがわかるのかな。回想での武良井の穏やかな表情が印象的で。でも、治験って途中で思わぬ副作用が出て中止になることあるんだよね。治験しか望みがない患者にとって辛いことだ。榊原がなんとなく後に武良井と手を組むような気がする。今体制側にいるのは患者のためなんじゃないかな?
なるほどお茶っこ先生の判断ミスではなく、そもそも検査データを取り違えていたわけですね。検査技師の手違いなのか、カルテ管理のミスなのか、いずれにしても武良井はとりあえずの目的は果たしたわけです。でも恋人の件はどうなんだろう?治験ということはそれなりのリスクはあったわけで、医療側の責任を問える内容なのか、これだけではわかりません。それでも病院側が何かを隠しているのは間違いない。榊原のスタンスも病院側についているというだけなのか、疑問なところもある。病院側にとって目障りになった武良井に、今後どんなアプローチがあるのでしょうかね。
医師だって本当にいろんな考えの人がいる。臨床が好きで人を診るのが上手な人もいれば、病気そのものと闘うことが好きで研究熱心な人もいる。そういう人が同じ病院で同じように診察したり研究したりするのは無理がある。どっちが悪いとかじゃなくてどっちも大事。大きな病院から小さな病院に移ったからといって負けではない。適材適所ってことでしょう。そこを逃げたみたいに言われるのは違うと思う。珍しい症例だから、やったことない手術をやってみたいからと患者を選ぶのを見ると悲しくなる。
いよいよ武良井と榊原の舞台が始まる。まだとっかかりでしかなくて、本来の武良井の彼女の件ではないのだけれど、病院内のいろんな体質的なものが表に出てきそうで。尼子先生が両方をたきつけているように見えるのがやはり気にかかるのだけれど、何かを知っているのか、それとも何かを狙っているのか。それにしてもお茶っこ先生がどこでも急須を持ち歩いてる様子はちょっとシュールで笑える。笑っている場合ではないのだろうけれど。
お茶っこ先生、ヤバいですね。病理的な意味で精神病質者サイコパスっぽい。ナルシシズム、マキャベリズムも持ち合わせているし、いわゆるダークトライアドな人。どれだけ優秀でも、患者側としては嫌だよね、こういう医者は。いずれにせよ美咲の件ではないけど、榊原に詰め寄る端緒になった感じです。榊原には彼なりの強い信念があるようですが、信念は妄執にもなり得る。それは武良井にも言えるんだけど。しかし気になるのは尼子のスタンスです。彼女は武良井に協力的だけど、榊原とも友人の距離を保っているように見える。ただ面白がっている風情だけど、きっと彼女なりの意図がある気がします。
患者による看護婦へのセクハラってあるだろうなと思う。実際に義母が若い看護師さんへセクハラまがいの言葉かけててびっくりしたことがあって謝ったことがあるから。ある一定以上の年齢の人ならなおさら悪気なくいろいろ言ったりしたりしてそうだなと。厳しい先輩はなかなか分かりにくい守り方だったけれど、少し不器用なだけだったのだろう。清掃員がストーカーで盗聴器つけて歩いてたというのは恐ろしすぎる。ありとあらゆるところに出入りできるという意味では、悪意ある人はいて欲しくない職業だと思った。
ただのパワハラ全開の先輩は実はいい人で自分なりのやり方で後輩を守りたかった。そしていつも笑顔で人当たりのいい人がストーカーだったなんて皮肉だよね。お掃除の人がいろんなところに盗聴器を付けていくって衝撃的よね。ただ先輩は後輩にだけは事情が分かるようにしておいてほしかったわ。あれじゃ善意に気づかず辞めてしまうよ。それにしても病院ってまだセクハラパワハラなんでもありなのかね?ナースにはなにしてもいいってどうにかならんかね。
自作自演かと思いきや、それこそが見事な芝居。しかもその奥には更なる思惑があるというどんでん返し展開は面白かったです。描き方はシンプルなのに、ストーリーは複合的という、連続ドラマとしては悪くない形だなと思います。でも似たようなドラマやキャラはいたなと思ってしまいますが。気になるのは武良井が追う榊原の医療ミスというのが、どういうものなのかですね。「良い看護師が優れた看護師とは限らない」という、榊原の言葉はそのまま「良い医師が優れた医師とは限らない」という皮肉とも自嘲とも聞こえてきます。さて白石からどんな話が聞けるのでしょうか。
信頼関係の構築って、単純に実績とかだけでなく、やはりどれだけ自分と向き合ってくれるか、というのは重要だと思う。仮病で入院したという偏見が強くありながら、上條はちゃんと患者の異変に気付いた。それって普通なら偏見が邪魔をして見逃しがちなこと。だからこそ彼女に執刀して欲しいと思うのは、さすがに海千山千の政治家の眼力というべきところでしょう。さて盗撮事件の方ですが、まあ条件はある種のクローズドサークルですから、ひとつひとつ条件を潰していけば、犯人にたどり着くという感じですかね。それよりも武良井と榊原の間に何があるのか気になります。
院内警察なんて初めて聞いた。結構大きな病院に通ったりしていたのだけれど。最近増えてきたとかそんな感じなのかな?モンスターな患者が増えてきたとかそういう関係かな?警察といいつつ、警察OBのようだし、あまり大きな権限はなさそう。患者にこっそりお酒飲ませてあげてたり、ちょっとあり得ないことやっているけれど、秩序保つためには必要なのかも。今回は子どもの大切なぬいぐるみを隠して手術の延期を狙う医者と、不要な検査を増やし診断を遅らすことで執刀医になることを狙う医者。自信がない医者も嫌だけれど、やたら自分で手術をしたい医者も嫌だな。武良井と榊原は何かしら因縁がありそうで、それは榊原の手術への執着が原因なのだろうか?
医療は誰のためにあるのか、見失いがちだけど大事なことよね。病気の体は医師の経験値を上げるためでもなければ実験台でもない。医師からやったことない症例だけどやってみたいですって言われたらなんだか実験台のような気がして嫌かも。やっぱり信頼関係は欠かせないからよく意見を聞いたりして決めたい。ただ今患者が医師を選べる立場にあるのか疑問もある。私はあの先生に手術してもらいたいと大きな声で言える力関係でありたいと思った。
ナースエイドもそうだけど院内警察だなんて初めて聞いて、病院という組織も変わってきているんだなと思いました。手術に自信がないから子供の患者からぬいぐるみを奪って手術を先延ばしにするって‥なかなか幼稚な考えに驚いてしまった。自信がない医者に切られるほど不安なことはないので自信がないなら職替えをお願いしたい。でもそんなヘタレで終わることなくヘタレなりの戦い方を見出してみんなに協力してもらうことにしたのはとても良かったと思う。