帰らないおじさん

公園で働き盛りのおじさんたちが夕方集まって野球盤で遊んでいる。ポンポン飛び出す懐かしい選手の名前に一気に戻る昭和感がいい。昔はテレビが全てみたいなところがあるから、スポーツなどは特に共通項が多くその当時活躍した選手の名前を言えばみんなが盛り上がれると言うのは昭和世代のあるあるだろう。ただ、推定50代のおじさんたちが自由に遊べるところが公園っていうのが寂しくない？日本はどこまで貧しくなるのだろうと見ていて不安に思った。

娘の歓心をかうために、ケーキ作りを習って悪戦苦闘してる常田さんが健気。お付き合いで一緒に体験レッスンを受けた渡辺さんや星さんのほうが、上手にスムーズに完成させられるっていうパターンは有りがちな感じだけど。
何度も練習して見栄え良く作れるようになったケーキも素敵だけど、そこまで頑張ってきた姿を見たら、常田さんの娘さんも泣いて感動したかもね。

まぁおじさんが夕方の日の光に照らされて無邪気に遊ぶって、なかなかノスタルジーもありそれでいて最先端のようななんか変な感じです。定時で帰らざるを得ないおじさん３人が公園に集まり棒切れを拾い散歩に出るって文字にするとなかなかシュールだね（笑）ま、妻側から言わせてもらえば仕事を言い訳に家庭での役割を放棄した結果、居場所がなくなったってことでしょ。にこやかに遊んでいるけれど、現実逃避にも見えなくはない。寂しさまで感じてしまった。