未満警察 ミッドナイトランナー

主演のジャニーズのふたりがコミカルに楽しく演じているのでこちらも明るく見れました。警察学校ってあんなに厳しいんですね。本当に昔ながらの上下関係がある世界なんですね。腕立て伏せとかもさせられるなんて大変です。初回の事件は正直よくわからないまま終わってしまいました。電気ビリビリは恐ろしいですね。真木よう子さんが幽霊みたいで怖かった…というのがかなり印象深いなというくらいで。。これからどんな風にふたりが成長していくのか楽しみです。

事情が事情とは言え告知から半年経ってやっと放送された初回で、まさか最初に来る感想が「思ってたのと違う」だとは思いませんでした。ストーリーの重さがさんざん流れていた予告編から全く伝わって来なかったのは色々都合があったのかもしれませんが、そもそも10代に人気のアイドル2人を主役に起用するべきストーリーなのか疑問です。また、事件の内容についても、面白おかしくドラマ化してはいけない種類の実話をそのまま流用するというのはいかがなものでしょうか。意図せず見てしまってショックを受けた人も多いはずです。とても不快でした。

警察学校の生徒を「未満警察」と表現したタイトルにセンスを感じます。２人の未満警察、本間快と一ノ瀬次郎のやり取りが、40代の私から見るととてもお茶目で微笑ましいです。2人で双眼鏡で覗き見したり、段ボールに乗ってショートカットしたり、下着姿で石を袋に詰めながら語り合うシーンは、ほっこりした笑いを誘います。原作とはかなり内容が違いますが、２人のキャラクターが最大限活かされている感じがするのでリメイク大成功だと思います。

すごーくさわやかな主演の2人だしかわいいし、待たされた分すごーく楽しみだったけど扱われた事件が薄寒くて怖かった。こういう洗脳して一家皆殺しみたいのって何年かに一度定期的にあるよね。真木よう子さん怖かったー。悪そうでも強そうでもない犯人に、なんでもない家庭が標的にされる恐怖。誰にでも起こりうるから尚更怖い。もうちょいケンティーと平野くんを愛でていたいから事件はもうちょいライトでお願いしたい。あとで寒くなる事件は嫌だな。

やっと始まったけど脚本と演出が最悪でした。
事件に繋げるためとはいえ、警察学校の学生が覗きをたっぷり２時間行ったという非現実的なシーンを放送したことに唖然としました。視力がよく、たまたま何か事件っぽいことを目撃してしまい確認するために双眼鏡を使ったという流れならまだ許容範囲だけど、女性を見る目的で双眼鏡を使用した時点でただの犯罪者。しかも本間には犯罪行為をしていた自覚があったので、ラストで｢退学でしょうか？｣という質問をするのではなく自ら辞める意思や罰を受ける覚悟を見せてほしかったです。
正直なところこんな若者が警察官になったらと思うと不安でしかないし、人助けをしてたから遅刻したけど許されるでしょみたいな軽さで上の人が犯罪を揉み消していて、警察官を育てる学校の話なのにどこにも正しさがないことに恐怖を感じました。

早くもカイくん、ジローちゃん呼び合っている2人。同室とはいえ仲良くなりすぎでしょう。警察手帳がない中での2人の初捜査。本来なら捜査課に任せるべきなのでしょうがすぐに動き出すのがこのドラマの特徴。若手警察官が必死に走る姿は昔の警察ドラマのようでとても懐かしく感じます。それにしても本間の博識さ驚かされます。マニアックな事もかなり知っているのは流石です。まだ警察官未満の2人なのにハードな事件が続きます。スマートさよりも泥臭さが目立ちますがそこがこのドラマの良さだと思います。

2話にして１話完結でないところにびっくりしました。1話よりもすっきり終わらせて2人が活躍するところをちゃんと見たかったのですが。。事件は少女の人身売買というなかなかダークでえぐい内容でしたね。加藤雅也さんも怖かったです。上白石さんがゲストにびっくり！大人っぽくなりましたね。ちなみに主演の2人が警察官の卵にあまり見えない…。若いから仕方ないけど女好きという設定がどうしても真面目さを感じられず。。そしてジャニーズでそれで大丈夫？という気もしますし。。

1話でしたことがまるでなかったかのように、主演2人に"嘘やごまかしは良くない"という台詞を言わせていて呆れました。
一ノ瀬が推理したシーンもとても稚拙でトッポギの店を見つけるのは簡単と根拠のない発言だーをするなと思ったら案の定困りはじめ、そこから無理矢理"根性・情熱・本気"というノリにすり替えていて脚本や演出に手を抜きすぎだろと突っ込みたかったです。それにお店の人が突然来た男二人に女の子の話を気軽にしちゃう描写が現実的ではないなぁと感じました。
まだ2話目なのに次回への続きものだったので、爽快感のなさやここからまた1話分プラスする理由が気になりました。
再度警察に連絡したり救急車を呼ぶという発想がなかったりと自分たちだけでどうにかすことに正義感を感じていて端から見たら無謀に突き進んでいるだけだったので、この問題をなかったことにするために必要な流れを作らなきゃいけないんだろうなと思いました。
例えば助けた女の子達の中に柳田たちが捜索すると言っていた議員の孫がいて感謝されて、問題の帳消しに繋がるとか…。完全に個人的な予想ですが、警察学校の学生が事件を解決するという新しさを感じるドラマだと思っていたのに、毎回主演二人が良いことをするために問題を起こして回るという展開は残念で堪らないです。

救ったはずの亜未がアジトに戻ってきて再度捕まるなどストーリーは雑でしたが、とにかくこのドラマは本間と一之瀬をどう活躍させるかなのでその後の展開を考えるとこれでよかったのかなと感じます。誘拐事件を解決するために本間は自分が今できる精一杯の努力をしようと決意したのは気持ちがこもっていました。当初の何となく警察官になろうとしていた甘い考えは完全に捨て去ったシーンになったと思います。そして2人で誘拐された少女達を救出に行く熱い展開に惹きつけられました。警察ドラマは熱意があってこそさらに面白くなるのだと改めて感じます。今後さらに本間と一之瀬は成長していくはずです。彼らがどこまで突っ走れるのかが今後も注目です。

事件が無事に解決して、家出少女たちも助かって良かったですが、ラストの亜未さんと2人が抱き合うところは必要だったのかな？と思いました。そもそも警察学校ってそんなに部外者が突然入ってこれるものなのかとても気になりました。2人も頑張っていて戦いシーンは良かったと思います。体を張ってがんばっていますね。勝手に動いた二人を責めるのはやはり日本の警察組織は秩序がいちばん大事ということですね。確かに二人の行動は危険過ぎるとは思いますが。勝手な行動する学生が警察官になったら上の言いなりにならないですからね。。

アクションシーンはカメラワークで乗り切ろうとするものではなく本格的で、本気で襲ってくる敵に対して圧倒的な強さがなかったところが一ノ瀬と本間が学生で経験が少ないという点として見れたのでよかったです。でも2話3話でこんな強い敵と対峙してしまって今後どんな事件に首を突っ込むことになるのかと、悪い意味でドキドキしました。
それに1話から変わらず突っ込みどころだらけの展開や演出も多く、一ノ瀬と本間に花を持たせたいのはわかるけどやり過ぎな部分が目につき、逆に主演2人の良さを殺している気さえします。
一番不可解だったのは警察学校の学生が調子に乗って自ら犯罪に巻きこまれに行っているのに、大人たちが本気で止めなかったところです。そして最終的にまた2人のしたことが許されてしまったことにもモヤモヤしました。警察がちゃんと動いていたら起こらなかったストーリーだけど、警察学校の学生が目指す警察官という存在をもう少し憧れのものとして扱ってほしいなと思いました。

このドラマで起こる事件は当初予想していたものよりも厳しい事件ばかりです。警察学校の生徒が関われるようなレベルとは到底思えない事件なのがドラマらしいと言えます。これまでは本間・一之瀬コンビで動く事が多かったのですが、トラブルメーカーなので別行動にさせられました。妥当な判断と言えますが少し残念な配置です。その分本間の実力がはっきりと出た内容となりました。彼の知識と回転の速さが随所で見られ、また不安視されていた体力面もかなり向上しています。本間が事実上の主役になってしまったのかは次回以降に判断がゆだねられますが、少なくとも同期の仲間や教官から本間は認められた存在となっています。彼の成長力ばかりが目立ちますが、一之瀬の方もどうなったのかを早く見せて欲しいです。

今回は警察学校の同期のお話でしたが、今まであまり登場していなかったので誰ですか？的な感じが否めませんでした。もう少し主演のふたりと絡んでいてから放送していたら印象が違ったと思うのですが…。自殺したい、とSNSに書き込んだ若者に近づくなんて怖いですね。書き込んだ人たちは本当に死にたいと思ってる人の方が少ないと思います。今では軽い気持ちで書いてしまいますよね、殺されかけて初めて自分が生きたいと思うなんて皮肉なものです。不気味な感じの役が忍成さんにとても合ってましたね。

爽やかなケンティーとしょうくんのコンビとスピード感があるストーリー、かっこいいアクションと見どころは満載なんだけど。警察がこんなにポンコツでいいのか？？警察を志しているとは言えまだまだひよっこにもなってない学生でしょ？？そんな立場の人間の正義感を逆手に取って危険なところに行くのを止めもしないし後方の支援も遅すぎる。下手したら死んでいてもおかしくない。フィクションとはいえ、この国にいることが不安になってきちゃうよ。

本間が男子校出身だから恋愛に疎いと言い訳していましたが、男子校出身でも彼女持ちはいたはずだし言い訳が言い訳になってなくて可哀想だなと笑ってしまいました。
でもだからこそさやかの想いが少しも伝わらず、心の拠り所を作ってあげられなかったという流れはわからなくもないですが、1話もしくは2話から同期たちのキャラや心情を描いて、もう少し伏線になるような演出を入れておいてほしかったです。結果として連続殺人の被害者になることはなかったけど警察学校はやめることになってしまって、結局精神的な意味でさやかは助かったのかと疑問に感じました。
ですがこれまでのストーリーのような壮大すぎる展開はなく、身の丈に合った仲間を助ける内容だったのでやっと作品の世界観を楽しめた気がします。

やだー！私のじろうちゃんに抱きつかないで！と悲鳴で始まった今回。ヤンキー上がりがヤクの売人とはよくある話でその幼なじみの弟が警察を目指す。やっぱ悪と善は紙一重なのか？？いやいやそんな組み合わせないだろう！と突っ込みながら見ていた（笑）このドラマのいいところはアクションがかっこいいのは元より、最後しっかり疲れているところ（笑）爽やかな戦隊モノみたいにすることもできるだろうけど最後はしっかり疲れてる。そこがまたいいんだよね。そりゃそうだよねってなんか可愛らしくなっちゃう。そんで最後のぐーちょうだいには泣けてしまった。強いだけじゃないまだかわいいところが残ってる男の子にキュンキュンしてしまう。

ほぼいつもと同じパターンであまり面白いと感じられませんでした。平野くんと蓮佛さんの幼なじみ設定も年齢が離れているせいかとても違和感を感じました。蓮佛さんの演技は良かったですし、役どころの切ないところも伝わったのですが、いかんせんストーリーに魅力を感じません。助けにきてくれた快くんが制服姿でかっこよかったですね。あと吉瀬さんも素敵でした。キャストのビジュアルを楽しむドラマとしてはいいのかもしれません。

一之瀬に焦点を当てた内容となりましたが、これまでの彼のイメージを覆すようなストーリーではなかったのが少し残念です。幼馴染が覚醒剤の売人をやっているとの事で潜入捜査をすることになった2人。キックボードを使った事もあるのですがいつものようながむしゃらさが足りなかったように思います。派手なアクションシーンは相変わらずですがストーリー的に光ったのは、一之瀬ではなく本間とそして及川教官。いつも厳しい及川教官ですが2人の事を気に掛けているのがはっきりと伝わりました。見せ場は多かった一之瀬ですが、しんみりしたストーリーが彼の持ち味を薄れさせてしまった気がします。本間の成長速度に比べて何となく置いていかれているような気がします。

2ヶ月の間にいろいろなことに首を突っ込んでしまったせいで先輩である刑事たちから睨まれ、疑われているのに暢気というか1ミリも緊張感がないし、笑顔がどうのというコントまで始まって唖然。これまで頼りにならなかった現役警察官たちを馬鹿にしたいのかなと思うくらいで、オチも刑事が汚職してましたというものだったのでそれがさらに明確に表現されている気がしました。
でもそのコントから流れるように事件の捜査に加わることになった展開は無理矢理感がなく、冒頭の面接シーンと最後まで繋がりがあった点は良かったです。それに以前と変わってしまった凛花が"逮捕されてしまえばいい"とか"素直に助けてと言えばいい"と愚痴る一ノ瀬に本間が"大事なこと限って正直に言えない"と言ったシーンも素敵でした。

これまでなら外出先で事件にあって大騒動になるはずが、休日に過去の事件の再調査を皆でするなどなんだか序盤は妙な雰囲気でした。スコップ男事件と称された連続殺人事件はかなり面倒な事件のようで、ありえないほどの強引な捜査で容疑者が逮捕されました。明らかに冤罪なのに何故このような捜査となったのか。容疑者の家族からすれば絶対に許せない事でしょう。不本意にも警察学校での立てこもり事件となってしまい、本間と一之瀬も当然巻き込まれます。立てこもり犯と警察との駆け引き。こういった場面では一之瀬は全く役に立ちません。本間の鋭さがやはり発揮されます。非常事態にもかかわらず右往左往しなくなったのは彼の成長の証。事態を冷静に分析し何をすべきなのかを正確に判断する様子は驚きでした。ありえない展開はこのドラマの持ち味です。結末は次回に持ち越しとなりましたが、緊迫感のある見所満載の内容でした。

警察学校に一般の人が水鉄砲を持って簡単に入ってこれたみたいな状況はよくわからないし、及川に危害を加えようとしてるのに学生が助けようとしたら犯人が"どいつもこいつも何なんだ"と叫びだしたので、ここが警察学校だとわかってないみたいな台詞だなと違和感を覚えました。
ですが唯一まともなキャラだと思っていた及川が自分のせいで学生まで人質に取られている状況で頑なに事件の話をしないという不自然さが保身のためではなく、上に揉み消された事実をどうにもできなかった過去の自分を恥じていたからだとわかる流れに繋がっていて脚本に深みが感じられるようになったなとわくわくしました。
本物のスコップ男を捕まえて、都合の悪いことは揉み消せばいいと思っている国枝をぎゃふんと言わせてほしいです。

警察学校での立てこもり事件。射殺許可も下りているという緊迫した状態の中どうやって事態を収拾するのかすごく期待したのですが、事件は解決せずに終わりがっかりしました。片野坂はスコップ男事件をある程度つかんでいるようでした。警察組織の壁を越えられなかったために事件を解決することが出来なかったことが後悔となります。左遷を受け入れて、いつか解決できる人材が現れることを願っていたというスタンスは良い設定だと感じます。本間と一之瀬が片野坂にとっての希望のようです。このドラマ最大の難事件となるスコップ男事件。再びこの事件に挑む事になる時には、彼らがどこまで成長しているのかが鍵になるでしょう。

次郎ちゃんと快くんのコンビはとても爽やかだしアクションも気合入ってるし見どころ満載だけど、ストーリー的にこれでいいのか？警察不審に陥らないか？？2人の活躍を描くためには誰か大きな敵が必要なのは分かるけど、それが警察である必要はあるんだろうか。まだ警察学校に通っているような子たちに手柄を取られて、挙げ句の果てには自分たちの黒い部分までさらけ出されるってどんだけ警察はダメな組織なのよ？？どうしても警察を貶めているようにしか見てなくて不快。

警察が動かなきゃ真実を明らかに出来ないのに、自分が上に立てていると思っていて感情だけで動いている智也と自分たちが及川や本間の機転によって救われていることに気づいて理性的に行動しようとする直子の対比がよかったです。智也は直子を尊敬するような発言を何度もしてたけど、直子の指示を聞こうとはしていなかったので一枚岩ではないところにハラハラさせられました。それと人質の学生さえも射殺して構わないと言う国枝の異常さが犯人は国枝に近しい者か警察内部にいることを示している気がしていたので、片野坂と本間のプロファイリング結果が答え合わせのようになっていたのがとてもよかったです。
2話で終わるかと思っていたのでスッキリはしませんでしたが、国枝が殴られて連れてかれたのでもし殺されたら"ざまぁみろ"と言えるかなと思いました。

交番での実務実習となりますが、実習生を現場に出すはずはありません。ですが当然の流れで2人は事件に首を突っ込みます。ドラマでの強盗事件としてはかなり雑なものでしたが、被害者の心情をうまく出せていました。いつもながら強引なストーリーではありましたが、警察官としての仕事らしいことは今回が一番出来ていたように思います。柳田刑事や稲西刑事のアクションもあり本間や一之瀬以外の人も輝いた内容となりました。ただどうしてもスコップ男事件が気になってしまいます。事件は進んでいくようでいよいよ大詰めに入るようです。

今回だけ脚本家代わったの？ってくらい話が面白かった！！引きこもりの親子の話、良かったよねー。警察が外から入り、犯人が裏口から出る。まるでシムラ後ろー！と叫んでしまうような展開（笑）ドキドキが止まらなかった。でもさ、ピストルで撃たれたお母さん重傷だったのね？なのに警察来てるのにそのまま放置っておかしくない？？死んでたならともかくお母さんの搬送がなにより先でしょうよ。意識ないからとはいえけが人を硬い床の上でそのまま置いておくって人間的にどうなのかと思ったよ。

交番での実務実習初日に本間と一ノ瀬が大きな事件に遭遇する確率の高さはストーリー的に仕方ないのかもしれないけど、日本で強盗が銃を持ってて撃たれる事件に遭遇する確率の低さと噛み合わせるのは無理があると思いました。
それに電話後即お金を奪いに来、手口の鮮やかさから考えると殺す必要はなさそうなのに、警察官だけでなく一般人相手でも平気で銃を向け、お金も受け取ってないのに殺してしまうのは犯人が短絡的すぎる気がしました。さらに言えば引きこもりの男が復讐のために警官を襲って銃を奪うって、実務実習中の学生だったとはいえ警官が襲われて銃を奪われた事件が起きてすぐなのに警戒心がない描写は違和感満載だし、簡単に銃を奪われてしまったことに唖然としてしまいました。
せっかく深みのあるストーリーになってきたと思ったのに、また突っ込みどころ満載のご都合展開に戻ってしまってがっかりです。でもラストで一ノ瀬と本間を煽るようにわざとらくしスコップ男の姿で現れたのが柳田だったので、スコップ男の事件はちゃんと魅せてほしいなと思いました。

かなりスリルのあるリアルな話でおもしろかったです。芝居をうって警察から銃をうばう、電話でアポをとって訪問詐欺を働くなど斬新な犯罪スタイルがみてとれるもので怖かったです。二人組みの犯罪者を管理するもっと偉いヤクザがかなりこわかったです。警察学校の実習はコミカルかつドラマティックに描かれていてよかったです。中島健人さん演じる学生が、前回腰を怪我してコルセットを装着していたことで今回の事件のピンチをのりきった伏線は上手いものだと思えました。

前回の話がすごくよくできていて1時間があっという間ですごく良かったし、やっとスコップ男の正体も見えたのにここに来て一週休みはキツかった。1話完結の時は良かったけど、今はちょっとだけ同時並行で前の事件を引きずってるじゃん。せっかくのテンポが台無しだよね。他のドラマで儚げな笑顔を振りまいている女優さんがこちらで警察官としてビシビシ働いているのも違和感ありあり。まぁそれは放送時期の関係で仕方ないけどなんか変な感じ。またあのテンションで見られるか不安。

壮快さが売りのドラマなのに回りくどい演出を多用したために、面倒なストーリーとなってしまいました。本来なら本間と一之瀬2人の躍動感あふれる行動が見せ場になるはずだったのにそうはならなかったのは残念です。スコップ男事件が警察組織を揺るがす事件だというのははっきりしました。真相はこれまでに出ている情報でほぼ見えてくるのでしょうが、かなりぼかされているものも多いので非常に複雑です。片野坂教官がスコップ男だというのはほぼ決まりだと思いますが、隠された事実が何なのかで状況は一変するかもしれません。最期まで駆け抜けていくのがこのドラマだと思いますので、どんな事になろうとも本間と一之瀬はがんばってくれるでしょう。

つまんないなー物語が。せっかくイケメン2人のバディーでアクション満載で頑張ってるのになんかつまんない。警察の中だけで遊んでる感じなんだよね。どうしてもMIUと比べてしまうけどなんのメッセージ性もなくない？？だって警察内部に悪人も善人もいてそこだけで揉めてるの。これって警察のイメージダウンじゃないか？？これを見て警察官になろうなんて人も出てこない気がする。ここに来て泰造さんの怪演が目立ってきたけどまさか泰造がラスボス？？ちょっとショボい。

快くんと次郎ちゃんコンビの初めてのぶつかり合い、殴り合いのシーンの後にさらに信頼度が深まった感じが男の友情のような感じがしてスゴく良いシーンでした。
殴り合いのシーンで快くんの眼鏡が飛びましたが、その時に眼鏡だけが写され、割れていないのでまだ事件は終わらないというメッセージになっていたところがよかったです。
正反対の2人だけど、責任感や事件を解決したいという思いから周りの人も巻き込んでいける人柄もスゴく好感がもてます。

ホントにいいドラマで最高！
最終回なんて、、

柳田じゃなくて、片野坂でもないなら一体誰なのか。
柳田じゃないとしても一ノ瀬や本間や橘の命を奪っても構わないようなヤクザみたいなやり方をした時点で警察官としてヤバいし、数日間連絡が取れなかったのに帰ってきて何の問題にもなっていないのが不思議。
片野坂でもないとしたら柳田の呼び出しがなければ証拠を持っている一ノ瀬たちの居場所もわかってないという展開がお粗末すぎるし、一ノ瀬たちにお前たちが犯人を見つけろ、事件を解決しろとあれだけ言っていて銃を向けるというキャラの変わりようには驚きしかない。
一緒に銃を向けられて命の危機という状況で守ってくれた同期にさえ犯人の名前を口にしようとしない橘の言動がまったく理解できなかったし、ガラケーで動画を再生して頭からではなく途中再生になるという都合の良さは何なんだろう。それになぜ誰も橘が証拠になる動画が撮影されたガラケーを持っていることを疑問視しないのか、謎というより何かを隠すためにあえて触れてません感が強すぎて違和感が半端なかったです。ここ数話面白い展開なってきていたので、終わりに近づいてまた意味のわからない設定や都合の良さ満載で白けました。警察学校の生徒が憧れるどころか一般人が頼りにできそうな警察官が一人もいない設定は酷すぎる気がします。

片野坂さんがただの殺人鬼かと思いましたが、彼なりに守るものがあっての犯行だと知り、驚かされました。娘さんはあんなに近くにいたんですね。でも彼女も罪を犯したまま警察官になろうとするのもちょっとどうかなとも感じました。家族がみんな殺人を犯したとしたら、亡くなったお姉さんはとても悲しいだろうなと思います。片野坂さんも上司にいうのではなく自首すれば良かったのにと思いました。家族を守りたい気持ちもあったでしょうが、このまま普通の生活を送りたいという本音もあったように感じました。いずれにせよ、捕まった天満さん家族がかわいそうな話でした。

これまでに学んできた事の集大成がスコップ男事件の真相へと導きました。このドラマの魅力である本間と一之瀬の派手なアクションシーンはありませんでしたが、片野坂教官との緊張感あるやりとりで目を離せない展開となります。あまりにも偶然が重なり複雑になってしまったのがこの事件の悲しい事情です。さらにすごいと感じたのはこのドラマの序盤から伏線が様々なところで張られていたことです。これほど完成度の高いシナリオは本当に見事です。主人公2人の成長も表情に良く現れていて、見ごたえのある作品となりました。

娘を虐められていてその虐めがおじいちゃんが有名な権力者だから問題にされなかった。だから妹がその犯人を殺してお父さんが埋めた。おじいちゃんが真実を隠したできな的な雰囲気だったけど、埋めたお父さんも警察官だったからここまで謎のまま逮捕されることもなかったんだよね？？こちらだって十分大目に見てもらえてたじゃん。しかもお父さんは自分が犯人だって名乗り出たのに上司に阻まれ‥って、は？自首できないの？なんかいろんなことにがんじがらめになって可愛そうな自分って感じ。独りよがりすぎる。

片野坂がスコップ男だとした場合、最初の被害者が女子高生というのがあまりにも繋がらないなと思っていたので真犯人が被害者の女子高生に恨みを持った子供だったという流れにわくわくしました。そして証拠の映像があると言いながら誰が犯人なのか同期の本間や一ノ瀬に聞かれても口を割らなかった橘への違和感が、自分が仕出かしたことへの罪悪感や恥だったとわかり納得できました。さらに橘が片野坂の娘だったという展開は予想していなかったので、かなり驚きました。
2人目、3人目の被害者は1人目を隠してしまった時点でどうしようもなかったとその状況を想像し、さらに上司に別に犯人を仕立てあげられたという事実を知ってしまった学生たちが教官である片野坂を責めることがなかったことに言葉がでなかったです。そんな犯罪者である自分を責めもしない優しい学生たちを死をもってさらに裏切ろうと考えていた片野坂の心情や、事件を解決したのに何の達成感も得られなかった本間や一ノ瀬たちのことを思うと苦しくなりました。

じろーちゃんとかいくんの2人の助け合いや友情がとても感じられる良い作品でした。最初1話完結かなと思ったら、何気に毎話繋がりがあって、最後の方は、最初に思っていたストーリーから覆されるような結末でした。犯人は予測つかないし、この人がどういう立場で仲間なのか的なのかも分からなくなっていって、続きがとにかく気になるドラマでした。最後の方は、柳田が犯人なのかと思う名演技で本当に分からなかったです。
しかし、ホームページの片野坂の紹介のところに縦書きで「警察学生指導かつ犯罪プロ」と読み取れる文があって、それが思いっきりネタバレだったのが、少々残念ではありました。

甘ちゃんの学園ドラマみたいな、ただのジャニーズアイドルのために作られたような警察ドラマ。後半に行けば行くほど内部のミスや挙句には内部に悪い人がゴロゴロ出てきて警察のメリットってどこにあるのだろうと思って見てたけど。まさか最終回終わって数日で主要キャストが逮捕されるとは‥。ここには忖度はあったのかね？まさかその日じゃなきゃ逮捕できないなんてなかったろうよ。それで泥を塗られたケンティーと平野くんがかわいそうだね。あーあ、再放送はできないな。