家政夫のミタゾノ

政治家に透明は無理ってことなのか？清廉潔白を昔から声高に求められているのにそうならないのは、それだけじゃ政治はできないってことなのだろう。根回しや忖度のついでに汚職があったり賄賂があったりする。欲深い職業なのだ。いろんなドラマで槍玉にあげられる都庁のプロジェクションマッピングだけど、費用対効果で批判されているのだろうか。こんなところでちょこちょこ批判してないでもう少し賢い方法で批判したらいいのにと思った。

密室で政治を行う父に反発して、極端に透明性を求める娘なのかと思いきや、ただただその方が受けると思ったということなのだろう。
有権者の声がじかに飛び交う時代だからこその感覚をうまく利用した最終回だったかな。

さすがに「頂き」違いはいろいろと見えるところの物も違ってきそうだし気づきそうだとは思うのだけれど、そこはドラマだし。
ダンサーに憧れてた旦那さん設定には笑ってしまった。

プロジェクションマッピングで暴露はさすがにやりすぎな気がするけれど、壮大でド派手な親子喧嘩だなーと笑っておこう。

目の前の人を犯人として捕えるか、それとも目を瞑って逮捕せずこれからの伴侶とするか。すごい選択だなと思いました。最後は罪を償ったら結婚しようと言ういいとこ取り。いい結末だったのでは？だけどずっと追っていた犯人なのに自分が孤独に老いることを恐れて見逃そうかなんてブラックジョークもすぎるでしょう。おばあちゃんが名推理をしていたり、娘が推し活にお金を注ぎ込んでいたりとてんやわんやはいつものことでミタゾノらしいなと思いました。

妹が自立するために結婚する！って間違ってるよね。そんなわけで結婚される彼もかわいそうだわ。でもその彼もバツイチだし母親になんでも決めてもらわなきゃ結婚もできないしだからどっちもどっちなのかしらね。妹の妨害が酷かったけど、あれは正当な理由が後から出てきたから良かったけど何にも問題なかったら姉を不幸にしかねない行為でただの迷惑。最後は姉も彼もちゃんと恋愛しているみたいで良かったけど、あんな母や妹を持つと苦労するなと思った。

やっぱりこのドラマって深夜のテンションおかしめの時間帯に見た方が楽しめるのかも。

心霊現象かと思ったら、ただ単に鉄パイプを探しに来た元嫁で、しかもレスラー。
DVが夫側からだけとは限らないし、なるほど返り血浴びた設定ですか。
ある意味ホラーかも。

そして父は子どもの頃からの義母になる予定の人のパシリ。

妹を自立させたいからと言って、あそこに嫁ぐのは地獄ですやん。
ずっとこき使われる未来が見えるのは、嫁姑問題経験した全嫁の一致の意見だと思う。

これはシンデレラが幸せになった後っていうよりも、復讐の先にあるものって感じかな。結構復讐するドラマが最近多い気がするし、個人でもSNSを使えば恨んでいる誰かを一瞬で吊し上げてしまうこともできるんだよね。デレラも自分の信念を持って相手を思い切り潰しにかかって成功したけれど、そもそもの恨みの元を間違っていたらとんでもないことになることは想定していない。父親だって娘に見せる顔だけで生きているわけじゃない。盲信はほどほどに、だね。

ハッピーエンドの先なんて考えたこと無かった。
たしかに先はあるはずで、そこが本当に幸せかどうかなんてわからない。

ただ、お父さんは思っていた以上に最低だなと思ったし、子どもだったとはいえ何も感じずに信じ切っていたというのは疑問。
本当に信じられていたのなら、お父さんはかなりの演技者だし、子どもにとっては良い父だったのだろう。

お城のような家が元々ラブホだったというのはなるほど納得。

でも黒マジックで消された文字って、角度によって光って見えるんじゃないのかな。

母側からの視点で考えると複雑。子供の手も離れてようやく自分の第二の人生を考えられる年になって良縁に恵まれたと思ったけど、その相手は娘のパパ活の相手だった。いやいや君の娘は僕の娘になる子だから心配で先回りしたんだよって言われても到底納得できるものじゃないでしょ。娘がパパ活をしていたってこともすごくショックだし、人生で一番落ち込むかもしれない。再婚もなしだな。信頼関係ができない相手とは結婚できない。娘は親不孝だな。

これぞユメハラ！夢がない人間はダメだとか、その夢もアイドルとかはありえないと言ったり、夢のためなら身を粉にして働くことは当然だとか。夢という言葉を使ってはいるが結局は俺の思うような立派な職業に就く立派な子供になれ、会社の業績を上げるために俺のために働けと言っているようなもの。要はお父さんの都合しか言ってないし認めていない。そもそも夢なんて勝手なもんでみんなが叶ってみんながサッカー選手になったらどうするのさ？夢を持つことが前提の世の中にガツンと言ってくれて嬉しかった。

「無駄なこと」と口癖のように言う夫への復讐なんだろうなと思っていた。

それが、自分が助からない病気で何もできない夫を短期間で仕込むための芝居だと種明かしされた。
なるほど、と腑に落ちかけたところで、実は味噌に混ぜて長期間毒を盛っていたという。

毒を実際に盛るところまで行っていながら、自分が死に直面して死ぬということが身近になって考えを変えたのだろうか。

まあ、しっかりと家事を仕込んで介護をしてもらうというのも充分に復讐かも知れない。

いろいろあったけど雨降って地固まる、めでたしめでたしで終わらないところがミタゾノさんらしいなと思いました。それにしても最後はゾッとしましたね。愛情もあるけど憎しみもある、結婚生活を長年続けていればどんな夫婦も感情はひとつなわけもなくいろいろあるからね。自分が死んだら何もできない夫が不憫だと言いつつ、相手が死んでくれたらいいのにと思うって相反する感情ですがどちらも本音なのだと思います。人間って怖いな。

立派な会社が入るビルから出てきたスーツの人はエリートだと思ったってお母さん‥。一人の母親として年齢も重ねてきたのにそれでコロッと騙されるなんてどうかと思うよ。しかもそれで結婚までしちゃうんだから驚くよね。生活費どうしてたんだろうとか考えると成立しないのでやめましょう。ま、家族は何人いてもいいってことかな？三点倒立をあそこまで引っ張ると思わなかったけどみんなが幸せならいいんじゃない？あれでお受験成功したらびっくりだけどね。

お受験きっかけに家族の嘘が次々と明るみに出る。
真剣に勉強頑張っていたなら、あんな風に面接でボロが出てきたら許せないだろうな。
本人を含め、全員が嘘を付いていたからこそ丸く収まったというとこだろう。

親３人？が並び立つ三点倒立がシュールすぎる。
３人の間隔もなんとも絶妙だった。

ずいぶんと違う毛色の男性だなと思っていたけれど、結局のところ３人とも似た者同士だったということなのだろう。

一話丸ごと中山美穂さんって感じの濃厚さがとても良かった。こうなることを知ってか知らずかセーラー服姿で思い切り演技しているところを見られて感無量、エンディングまでとても敬意が感じられてすごく愛を感じました。ご老人になったレイコとたかしが話している場面は最初からあったのかな？レイコ役の中山さんを偲んで四十年後も見てみたかったとのメッセージに感じました。松岡さんがミタゾノさんのままお別れの挨拶をしたのもらしくてよかったです。