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脚本・ストーリー 2.2 /5.0(43.8%) | 1024位 /1088件中 |
キャスト 2.6 /5.0(51.4%) | 1032位 /1088件中 |
演出 2.1 /5.0(41%) | 1042位 /1087件中 |
音楽 2.6 /5.0(51.4%) | 939位 /1088件中 |
感動 1.8 /5.0(36.8%) | 1018位 /1083件中 |
笑い 2.3 /5.0(45.2%) | 786位 /1083件中 |
スリル・興奮 2.1 /5.0(42%) | 988位 /1080件中 |
船橋くんが報われないままで良いわけない。の思いで見続けた。船橋くんを見守る地域の地蔵のような気持ちで最終回まで観るに至った。「君が優しい人だということは私がちゃんとわかっているよ」的な。原作とキャストを活かしきれない演出だったと思うから、前半で挫折した人も多いと思う。笑わせきれないギャグ場面がなんとかできたらそれぞれの性格がもっとわかりやすくて見やすかったかも。ギャグはブルーに一任で良かった(笑)
私はこのドラマのキャラたちが気に入って、Amazonプライムでも観ている。
最後まで一貫性のない主張が目立ちました。船橋の暴力を否定し続けた夏帆がある意味で一番暴力的だし、それが夏帆の愛情表現かもしれないけど、不器用な船橋を煽るだけ煽って「自分に優しくできない奴は他人に優しくできない」とか、「最後は思い通りに」とか、自分がそれを抑えさせ、攻撃してきたのに、ちょっと無責任かなと思います。真面目ぶっている連中はご都合主義だし、不良は下らない奴ばかり、顧問の先生も相変わらずゲス。その辺りのキャラを生かせなかったのは、笑いともシリアスともとれない中途半端な演出の問題でしょう。
船橋が自分がいるとみんなが危ない目に会うと考えてしまうのはわからなくもありません。確かに人相や印象で他人にからまれたり、勝手なことを言われたりというのはあることです。シリアスな問題を茶化すように上神どころか邪神の化身ともいうべき顧問のバカな行動。おそらく笑えるシーンとして用意したのでしょうが、呆れて笑えませんでした。そのためにお礼参りというオチも当然すべってしまっています。原作のマンガでは笑えるところも、実写では難しい場合が多々ある。このドラマはそんなシーンが多すぎる気がします。
とにかく不良って奴らは自分より強いやつを見つけると戦いを挑みたくなるものなのか?ただ道で出会っただけなのに、ただお茶を淹れてただけなのに船橋ってだけでケンカを売られるのがなんだかかわいそうになってきた。自分の腕試しのためだけにつっかられるってなんなんだろうね。正義も義理もない喧嘩になんの意味があるのか教えてほしい。あと、部長。文化祭でお客様にお茶を淹れるのに心があれば大丈夫です、はいいけど作法は大事だよーと思ってしまった。
まあくんはとっくに子供には見えないけれど、学生時代ああなりたいこうなりたいと自分のことを考えたことは誰しもあることなんじゃないだろうか。悪魔と呼ばれ続けた船橋も、夏帆ちゃんも優しくなりたいっていうのは変わらない。船橋は誰に誤解されても厭わず自分の中で正しいとか優しいと思う方に突き進んでいてなんだか可愛らしく思えてきた。夏帆ちゃんの方はまだまだ。正義感というよりやっつけてやりたいって気持ちの方が強いし、人を褒めたいというよりも褒めた自分を褒めたいわけだし。自分を見つめて自分を磨くのも青春だよね。
船橋の言動がわかりづらいのはあるけれど、夏帆の対応はちょっとひどいです。世の中、見たことがすべてではないし、自分の理解が完璧なわけでもない。もう少し事情を探るなり、話を聞くなりしてから、行動すべきです。正直、少しも可愛らしさも優しさも感じないし、嫌な女にしか思えません。姉崎ですが、何か隠している秘密がありそうですね。彼女の行き過ぎくらいの慈悲深さは努力している感じがするし、ある意味で船橋と似たところがあるのかもしれません。
勝手に船橋を罠に嵌めたくせに体力的には敵わずやられて、そっちがダメだから今度は精神的に攻撃してくるなんてひどくないか?船橋を一体どうしたいのかほんとに分からない。ただただ絡まれる船橋が気の毒。心がないなんて喧嘩をする相手にいちいち情なんて持っていたら人を殴るなんてできないのに別次元の話で意味不明。わざと負ければ良かったのか?女の子のことだってちゃんと女の子を守るように戦ったじゃないか。部長だけはそのままで船橋を見守ってほしい。
ブルー樫沢の下手な嘘とワシントン戦法は笑えました。船橋は本気で逃げ続けたけど、樫沢みたいにつっかかってくる奴というのは必ずいます。それに対して責めてばかりの夏帆も酷いけれど、一番ダメなのは姉崎ですね。船橋の過去も知らなければ、樫沢の卑怯さも知らない。彼女の理想論は間違ってはいないし、とても立派だけれど、何でも自分の基準で世界が動いていると勘違いしている。実は自分が一番偏見に満ちていることに気づかないのは、いかがなものかと思います。
船橋が悪目立ちしてしまうからなにかとトラブルに巻き込まれてなんだか気の毒になってきた。喧嘩だってしないって決めたらしないのに歩いてるだけで力試しのように他校の生徒まで相手にしなきゃいけないのは大変。男って強い男に挑みたくなるもんなのかね?なんかいろいろ分からない。船橋も抜けてる感じだけど、いろいろと刺激が強い人生の中で鈍感にならなきゃやってられなかったんだろうな。全てを生い立ちのせいにするのは違うと思うけどかわいそうだなとは思った。
ブルーをいつまで引っ張るつもりなのか意味不明。小学生レベルの話を高校生でやるとは程度が低すぎて引く。高校生にもなって人の容姿で笑うことがどんなにつまらなく品がないことなのか分かっていないなんて恥ずかしい。どうりでヤンキーが廃れたはずだよ。同じくらいの年頃のドラマの消えた青春では男同士の恋愛さえ許容してるのに、髭が濃いくらいで二週も引っ張るなんて呆れる。女の子たちも自分で笑っておいて船橋のせいにするなんてどうかしてるわ。
樫沢と船橋は真逆で、悪魔と言われ続けてきた船橋はそれを気にしなくなり、急にブルーと言われ出した樫沢はそれが気になり出した。姉崎部長の矛盾は「本人しかわからない」ということを「ダメだと」と言っていることです。本人しかわからないなら、まさにそこを判断するのは周囲ではなく本人。勝手に罪悪感を持つのではなく、樫沢に非難されたのなら反省すべきことです。思い込みの強さで船橋たち部員を振り回し、結果として悪魔と言われようと気にしない船橋が、ブルーを気にし出した樫沢に狙われる構図は、姉崎が作りだした因果。なのに割を食っているのはいつも船橋というのは切ないものがあります。
ギャグ漫画として漫画の中では成立していることもこうやってドラマにしてしまうと寒かったり引いてしまったりするエピソードってあるよね。特に今回のはなにが面白くてドラマにしたのか分からなかったな。正義感を全面に押し出してカッコつけてるやつも嫌味ではあるけど人助けになる部分もあるよね。急に出てきて部長に言い寄ってきたのが面白くないって言うのは分かるけど、部員が何人もいる中アウェーの人がただ髭が青いってだけで爆笑されるってなにが面白いの?センス疑うわ。
まーくんもいろいろ考えてるんだけどそしてその考え方は間違ってないんだけど、はみ出しちゃうんだよねー。他の部員が毛嫌いしているように見えるけど、心の声が聞けなかったらだいぶ得体の知れない何しでかすか分からない要注意人物になっちゃうだろう。でもはっきり言えば気づいてくれるし反省もするのがまーくんのいいところ。あのかわいい芯のある部長ならまーくんを飼い慣らすことはできるのか?ふとした瞬間に出た部長のタメ口にこっちがくらっとしてしまった(笑)
確かに船橋がバイクを燃やしたのはやりすぎかもしれないけれど、それはある意味で因果応報の部分があります。でも彼を茶道部から追い出そうというのは、とても意地の悪い暴力です。船橋が茶道部員たちに何かをしたわけでもないし、迷惑をかけたわけでもない。ただ印象が悪いとか、怖いということが理由になるなら、美男美女で清廉潔白な人しかダメなのかと言い返したくなりますね。そして自分がそうであるのか考えてみればいい。夏帆の「孫の手」は笑えました。
独特だけどかなり好き(笑)かほちゃんとの競歩だけで笑えるってすごい。船橋くんのだいぶズレてるひょうきんの感覚が分からないけど、彼なりの正義や優しさが心の声としてダダ漏れなのが面白い。こういう何考えてるか分からない男の人の心の声って案外面白いのかもね。バイクも焼いちゃったけど、それまでの話の中で廃車にしてもいいほどだってことも分かってたからこちらもびっくりしないし北沼がゲスすぎるから当然の報いだと思う。
ラインのやりとりを看板の差し込みで現すというチープさは笑えました。北沼のメソッド演技というのも演劇人あるあるの可笑しさでした。駆け引きなしでバイクに火をつけるのは、ギャグとしてはともかく、マンガだからバイクだからという差はこの際関係なく、大事なものをダメにされるという気持ちは、実際にやられないとわからないところもあります。船橋の行為は決して正義ではないし、周囲に引かれるのも仕方がないけど、泣き寝入りするしかない世界よりも少しだけ希望が持てる気がします。
茶道部の顧問は最悪だね。茶道部は自分をもてなすカフェくらいにしか思ってないのに男子部員が来ちゃったからって無理に従えようとして最悪だよ。相手に土下座にも見えるお辞儀をさせておいて最後には自分は寝そべってたからね!それに怒ることもなくひたすら首を押されても頭を下げなかった二人の対応は良かった。顧問が去った後、なんにも悪いことをしてない部長が二人に謝ったのも良かった。先生って呼ばれることに慣れるとろくなことはない。大人として恥ずかしかった。
まずこのドラマでちょくちょく使われるカメラ目線はどうにかならないものでしょうか。普通それは古畑任三郎のモノローグみたいに、メタ領域に触れる場合に使われる技法であって、こういう使い方は新しいというより雑な感じがします。茶道部の顧問である縦島は最悪ですね。でも学生の頃を振り返ると言行不一致な教師って結構いた気もします。再びマンガ原稿のことで怒った船橋ですが、山田や部長の言葉を聞いて、不良たち相手にどんな対応をするのか見ものだなと思います。
世の中、見た目で決めつける人が多いとはいえ、夏帆は不良に絡まれた時に助けられておきながら、船橋に対しての偏見はちょっとひどいですね。暴力にはいろんな暴力があり、船橋は確かに暴力的だけれど、夏帆の行為だって充分に暴力的です。それに比べてマンガ部とのシーンは、まさに一期一会ですね。彼らは大事な原稿を守ってくれた船橋の行為が心に刺さったのでしょう。それにしても茶道部員の無意味なカメラ目線やわけのわからない妄想映像は必要なのでしょうか。演出があまりにも残念です。
なんだか原作マンガに比べて中途半端。船橋は原作の絵柄みたいにデーモン小暮みたいな感じにするくらいでよかったように思う。とにかく悪魔の不良というほど怖くもなければ、彼の残念さや隠された痛みもすべてが中途半端にしか伝わってこない。演出も最初のラップみたいなシーンの意味がわからない。小劇場系の演劇の影響を受けているのか、何十年か前のアングラ劇の手法をラップにして少しだけ今っぽくしただけに思える。また役者もせめてもう少し高校生らしさを感じるキャスティングをして欲しかった。
最近の高校生のドラマはほぼ20代の役者さんを使うのはなんでなの?ヤンキー設定だから体は大きい方がいいとかあるの?月9であんなに爽やかないいとこの坊ちゃんを演じた人と同一とは思えない雰囲気に困惑してしまった。脇を固める俳優さんたちもいろんなドラマで社会人の役が目についたから、制服が似合ってないのよ。制服が似合う世代に譲ってあげたら?と本気で思う。ヤンキーと茶道を組み合わせるとどうなるか?ただお行儀が良くなるだけなのでは?とあんまり期待していない。