※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 4.5 /5.0(89.6%) | 71位 /1087件中 |
キャスト 4.6 /5.0(92.4%) | 113位 /1087件中 |
演出 4.6 /5.0(91.4%) | 43位 /1086件中 |
音楽 4.6 /5.0(91.4%) | 34位 /1087件中 |
感動 4.6 /5.0(91.4%) | 17位 /1082件中 |
笑い 2.6 /5.0(52.4%) | 645位 /1082件中 |
スリル・興奮 4.5 /5.0(89.6%) | 39位 /1079件中 |
脚本・ストーリー 4.5 /5.0(89.6%) | 71位 /1087件中 |
キャスト 4.6 /5.0(92.4%) | 113位 /1087件中 |
演出 4.6 /5.0(91.4%) | 43位 /1086件中 |
音楽 4.6 /5.0(91.4%) | 34位 /1087件中 |
感動 4.6 /5.0(91.4%) | 17位 /1082件中 |
笑い 2.6 /5.0(52.4%) | 645位 /1082件中 |
スリル・興奮 4.5 /5.0(89.6%) | 39位 /1079件中 |
普通につまらなかったです。シーズン1はそれなりに面白かったのに、ストーリーが暗く、処刑や毒殺で次々人が死んでいく、観ていて気持ちが悪くなる。
和宮のストーリーは完全に有吉佐和子の『和宮様御留』のパクり。大奥の設定にも無理がある。
シーズン2に入ってから視聴率が3~2%になり、視聴者からも見放されたドラマ。
この世界では3代将軍の頃から女が政権を握ってきたわけでそういう中でいろんな価値観も変わったはずだから、幕末になって西郷が女が取り仕切る国を恥ずかしいと思うのはちょっと違うかなと思いました。そこを新しい国と胸を張れないのが寂しいというか悲しかった。あのまま男子の数が少なければ戦は起きなかったのだろうか、せめて慶喜が将軍にならなければ、などと思わずにはいられない。福士蒼汰さんで始まり福士蒼汰さんで終わる。ドロドロしながらも爽やかな大奥、楽しませてもらいました。
慶喜の自分の出自を鼻にかけた言動は、結果的に徳川家を排除断絶させる流れを呼ぶことになる。先帝が「ひとのついてこん男だ」と言われていたことが思い出されてしまう。今では評価が変わってきている慶喜ではあるけれど、大阪城を抜け出したこととか、いろんな事象がこの慶喜だとしっくりきてしまう。勝にしても、天璋院にしても、こんな慶喜の尻拭いはしたくないけれど徳川と江戸のために、亡くなった人たちの意志を継ぐべく奮闘するのが本当に上手くできたストーリーだと思う。家定の病床でのことも、ちゃんと天璋院に正しく伝わって良かった。船の上での梅子との会話にみんなの望んだ未来が来るのかもという希望が託されていた気がして、とても素敵な最後のシーンだと思った。もう終わってしまうのがさみしくてたまらない。それはとてつもなく大きな喜びと出口のない救いようのない悲しみが過不足なく描かれていて、本当に中身の濃いドラマだったからだろう。
史実だと家茂は若干20歳で亡くなっている。志があればあるほどこの世を去るのは惜しかっただろう。家茂があと三十年生きてくれればこの世はどう変わっていたことかと思わせる聡明ぶり。もう見れなくなるのかと思うと悲しい。宮様も同性と言えどやっと心から気持ちを分かち合える人と出会えたのにさぞ悲しかっただろう。さあ次回から最後の将軍のお出ましだ。どうして慶喜は男として描きたかったのか、その答えはあるのか、とても気になっている。
やはり史実では家茂公は大坂で亡くなられるのでそこは変わらず。せっかく宮さんと心も通じ合われて、養子も貰われてこれからというのに。お節介で命まで捧げて、というのはお二人ともに当てはまる。上様の体を心配して、江戸に引き戻すために自らの体を捧げようとした宮さんとて同じだろう。大奥に戻りたいという上様の最後の言葉が、元々囚われの場所であったはずの大奥が、少なくともお二人が肩を寄せ合って、お互いを思いあって生きる居心地の良い場所に変わっていたということ。上様が亡くなられたことを好機と言えてしまう慶喜と大奥の関係がどうなっていくのか。上さんと宮さんの幸せで穏やかな時間をもう少し長く見ていたかったな。
まさかの和宮が女性!なかなか手がこんでいて面白い。実際子供がない夫婦でしたからそう来たかと驚きました。また輿入れした理由がお母さんを独り占めしたかっただなんて、今までの苦労が目に見えて悲しかったです。そして次の将軍になる慶喜は男性なんですね。やる気のない不真面目な男に描かれていますが、本物の和宮のように気弱で度胸がなかったり乱暴者だったり不真面目な人物は男性になっているのは少し気になるところです。
替え玉の和宮は女で、しかも左手が欠けていることで座敷牢で育てられて。後から生まれた本当の和宮を妬んで、母を独占したくて身代わりになったという話には心苦しくなった。それでも、そんな理由であったとしても、あなたの勇気でたくさんの人が助けられているという上様の言葉が美しすぎて。宮さんはどれだけ心救われただろうと思う。上様と心通じた宮さんは少し明るくなられたように見えるし、髪を切ってあげている姿も穏やかだった。だからこそラストの勧行院が金魚鉢を割ったシーンは胸がつぶれる思いがした。
父親の慰み者だった家定が本当に好きだと思った相手が見つかって良かった。あれだけ体が弱かったのにお腹に子まで宿して‥だからこそ狙われてしまったのだろうか。思惑が入り乱れる世の中で誰が毒を盛るとも分からないところでは毒など盛られなくても早死にしそうだ。そしてやってきた和宮。女性を嫁がせたとは恐れ入った。徳川を途絶えさせようとする罠なのか?聡明な福姫が和宮が女性だと知った後どうするのかがとても気になる。
婚姻が政争の道具であった時代に、愛するということの意味を考えること自体無意味だったのかもしれない。共に同じ時間を生き、同じ時を刻むという喜びを知った二人と、それを微笑ましく見守る瀧山。本当に美しい幸せなシーンだった。それだけに、その後のことは残酷すぎて。取り乱す人がいるからと大奥への知らせは1か月後。それは昔の後を追う習慣を止めるためかもしれないし、跡目争いへの大奥の介入を避けるためでもあるかもしれない。だとしても、辛過ぎる。ただ、家定が跡目にと考えていた福子の中にちゃんと意思が引き継がれるのは嬉しかった。史実を上手く組み込んで、それでいてそれぞれの登場人物が生き生きとしていて説明っぽさが全くなくて。もっと長く見ていたい、もっと深く描いて欲しいと思うのは欲張りだろうか。
井伊直弼に対する阿部様の対応が素晴らしくて。言いたいことをはっきり言ったうえで、わざわざお運びいただいたお礼を申し上げる。とても女性的でもありながら、芯の強さも見えるすごいシーンだなと思った。そんな阿部様が病に倒れ翼をもがれる様子は見ていて辛いものがあった。それでも、家定の身代わりとして最後まで全うすると言った時は晴れやかだった。代わりに自分が飛ぶと言った家定も痛々しい。心通じ合っているように見える胤篤の本心がどこにあるのかもまだわからないし。福子のカステラに毒を盛ったのは誰なのか。家定がこのまま元気で居て欲しいと願うけれど史実を思うと無理なんだろうな。
あっちもこっちも毒入りお菓子、そんなことが日常茶飯事だとしたら姫がすぐにカステラを口にしたり正弘が上様からともらったカステラを疑いもせずに嬉しそうにしたりするシーンが少し信じられないなと思った。男同士なら刃傷沙汰のものも女同士だと毒の盛り合いになるのかと思うとどちらも考えることは一緒なんだなと悲しくなります。正弘の空に羽ばたくのに自分の翼が折れるなんて思っても見なかったみたいな表現がありましたね。人生は思ったよりも短い、やれる時にやらなきゃいけないと教わったような気がします。
おばあさまが言っていた通り男を増やすと碌なことがない。なんで家慶を間引きしなかったのかねとため息が出る。江戸時代も末期になればいい悪いはともかく、日常のサイクルは決まっていてそこまで将軍も忙しくなかったんでしょうかね?ここでまた広大院のおでましとなりました。姑退治の後は息子だなんて因果ですね。機転を効かせて孫娘を守ったまではいいけれど、なんならもう少し早く助けられなかったものかとも思いました。正弘と家定の侍従関係も素敵だなと思いました。
新たな化け物・家慶登場を恐れながら見たが、意外とあっさり亡くなって拍子抜けした。たしかに男社会に戻った中で、家定を守るために阿部正弘は奔走したし、家定の怖れや諦めも見えたのだけれど、やっぱり時間が足らなさ過ぎたのかな?瀧山のキップの良さと、艶やかさと、それと才あふれる感じがとても良い。陰間が花魁のごとく聞かざるのは、女が恐れないようにという気配りから来ているというのが凄い設定だと思うし、存在そのものが家慶の対極にあるようだと思った。正弘のために薩摩から御台所を迎えるという家定と正弘の物語も史実を思うとあまり続かないだろうし、そこが悲しい。
治済の最期は見どころがありました。最終的には意思疎通ができない寝たきりの状態になり迎えた最期なのでそれはそれで良かったかなと思いますが、大切な子供たちを失った御台とシガが自分たちの命をかけて行った復讐の最後にそれでも母だからと医者に診せたいと懇願する将軍が御台の立場から言えば悲しかったです。さて人痘が進んで男が活躍する世の中になりました。すると治済の不安が的中。乱暴者が増えました。最後の場面はおぞましすぎて直視できませんでした。
治済に志なんてものはないただのサイコパス、人が苦しむ様子を見て楽しむなんて怖いですね。あんなに位牌が増えても誰も何も言わないのは治済が怖くて言えないのもあるし、嫌なら消してしまえばいいという時代だったのでしょう。ただ男が増えることを子供も産めない役立たずが増えても仕方ないと言ったのは面白かったです。これぞ逆転の大奥の発想だなと思いました。その役立たずがのさばるこの世を治済ならどう見るのか、それも聞いてみたい気がしました。
なんとおぞましい。治済は、ケダモノ・もののけ、そういったものを内に抱えている人であったのか。源内を襲わせ、家治とその子を死に追いやるだけでなく、自分の孫まで手にかけ笑っているとは。身の毛もよだつとはこのこと。一方、途絶えたように見えていた種痘が源内の書付によって細々と続けられている村があり、そこでは男たちが元気に働いている姿には涙が出そうになった。軽症の赤面の種なら熊由来でも大丈夫だというのは朗報だ。良いものはどんなに迫害されても細々とでも残っていくのだ。そして家斉の自我の目覚め。黒木に土下座をする姿には驚いた。それだけの覚悟があるということだろう。
これは今よりも死ぬことが近い時代だったからなのか源内さんも青沼さんも死ぬことよりも精一杯生きるということに重きを置いていて、だからこそ感動するのだろうなと思いました。源内さんも青沼さんもものすごく頑張ったのに理不尽な不幸に見舞われる。だけどこれがこれからの基礎になってくれればいいと思って笑って人生を閉じられる。もちろんその先が見たいのは当たり前だけどその潔さに胸が切なくなる。ありがとうという言葉をたくさん背に受けて本願成就した青沼さんの笑顔が忘れられない。
なんと救いのない…。治済のあたりの良さに隠された腹黒さ。治済の子どもは人痘接種が上手くいくのに、定信の甥は副作用で亡くなってしまう。これが逆だったら?と思わずにはいられない。真っすぐな定信が治済のようには振舞えないのは明らかだから。赤面を克服したいがために自分の身を削って頑張った者たちが道を閉ざされ命を絶たれる。ヒトの悪意とはなんとも果てしなく醜くえげつないのだろうか。青沼が言ったように種痘の技術が後の世に残ることは確かに重要だ。彼らの生きた意味までは奪えないと信じよう。
前回はインフルエンザが出てきて今回は予防やワクチンの話になって未知のウイルスに右往左往する姿はコロナ禍を経験した今の私たちに通じるものがあって物語がより身近になり面白かったです。こういう人たちの努力があって今があるのだから、このコロナもいづれは怖がられないものとなるといいなと思いました。ただ出る杭は打たれる。怪しいことをしていないのに敵ができる、そんな中定信の純粋さが担がれてしまっている印象があって心配だ。
シーズン1ですっかりその世界にどっぷりはまって、首を長くして待っていました。幕末をチラッと見せて、赤面疱瘡がおさまったかもしれないと希望を持たせつつ、続きの世界が始まった。長崎の出島以外では外国人との接触がなかった訳だから、当然見た目の違う人を見て恐れ怖がるのはわかるような気がする。勢いの良い平賀源内と、奥ゆかしい青沼。一見真逆に見える二人だけれど、芯の強さや思いの強さは同じかな。男でも女でも一つ所に押し込められると足の引っ張り合いが起こるのは同じ。その中で青沼がどうやって味方を増やしていくのか、赤面疱瘡をどうやって克服していくのか楽しみだ。
始まりました大奥!!待ってました!長いこと赤面疱瘡が治らないのですね。誰かにありがとうと言われたいからと医学を学ぶ青沼さん、今で言うハーフのいでたちは鎖国していた日本ではとても珍しく鬼と恐れられるのも納得です。それにしても大奥に入れば女性の集団でも男性の集団でもあまりやることは変わらないのですね。上の者へ取り入る者、表面上には優しい扱いをしても裏で陰口とか、これはもう人間のサガなのか?なんだか悲しくなります。青沼さんの澄んだ目で変えてほしいです。