プリズム

花ちゃんの演じる自然な愛らしいさつきに惚れてしまいました。演技が本当にすばらしい。このドラマは最高です。

いつものハキハキした花ちゃんではなく、内気で少し無気力でボソボソ喋る花ちゃんは新鮮でした。すごーくだらけてるわけでもないけどあんまり熱量を感じずどこか諦めているような感じがしたけど、恋をしたら輝き出した。恋の力はすごいね、

自分の中で爆発するように陸と悠磨に食ってかかるところが熱演なんだろうけど、暑苦しくて嫌だった。心情を考えればそうなんだけど見たくない部分だったなー、キンキンする声も苦手。争いが嫌いな人には辛い場面だったと思う。

さつきのキャラ設定がイマイチ。グズグズイジイジで気が利かない性格なのに、急に強めに自己主張したり大胆な提案をするので、無垢さや透明感が損なわれている。設定のわりに見初められる程の才能が伝わらないところや、特段本人の魅力も努力もないけれどまわりが勝手に察してフォローしたり評価するところも都合よく話が展開してるなぁと少しシラケる…のも含めて残念なんだけれど、はなちゃんなので中和して見られる。そこがすごい！

自分のお父さんとしか考えられなかった父にもパートナーがいることを徐々に受け入れお父さんのことはだいぶ理解してきたような皐月。お母さんのことは同性だしまだ難しいのかな。真っ直ぐ意見する姿は強く清らかで美しい。ただそんな風に世間は清らかにできていないから眩しすぎる。なんか自分の中に置いてきたものを見ている気分になる。

彼女の演技は、NHKの朝ドラの時から同じ。緊張するシーンでは、早口で口先だけでぼそぼそ言うか、早口でキンキン声。なんて言っているのか聞こえないので、イライラしっぱなし。ほかの俳優さんたちのセリフはちゃんと聞こえるのに…。石原さとみに重なる。

陸と悠磨さんのことを妬んでいた時の2人を見つめる目がとても不機嫌で、心情としては分かるけどそれはテレビで写していいの？と心配になるほどでした。部屋でテラリウムを作っている時はこじんまりした姿がとても似合っているなと思っていたけど、ガーデナーをやるには色が白すぎるなーと思ってみてました。

ぴったり　説得力がでる。