ラジエーションハウスII～放射線科の診断レポート～

口うるさく文句ばかり言って自分だけは関係ないみたいなキャラを演じられてることが多くて、田中というキャラはわからなかったです。
ラストで退職願を捨てて辞めなかった葛藤も良くわからなかったです。

小柄で眼鏡姿でよく喋ってウザい、元からいる軒下とキャラが被り過ぎでちょっと鬱陶しい。ドラマの中でも互いに「キャラ被り過ぎ」と言っているけど、ただでさえレギュラーメンバーが多いのに、同じようなうるさい人をさらに追加する意味が分からないです。五十嵐のやり方に理解のある他のメンバーとは違う第三者目線かと思いきや案外そうでもないし、八嶋さんは素敵な役者さんだけど、このドラマに関しては前シリーズと同じくナレーションだけでも良かった気がします。

今まで嫌いな役者さんではなかったのですが、このドラマに関しては要らないキャラクターだったのかも。
前作は本当に素晴らしかった。
視聴者は一人ひとりの登場人物に愛着のような感情がある。
軒下さんとカブるキャラクターを投入し面白おかしく競わせることが狙いだったのだろうが、チームワークのとれたメンバーがせっかく「帰ってきてくれた」のに敢えて騒がしいキャラクターの役柄をカブらせて投入するのは無理と無駄を越え嫌気がさす。
とても残念。

どこかで見たことあるような演技とキャラクターで新鮮味がなく、色々被る軒下がいるのにわざわざ登場させる必要があったのかなあって見るたびに疑問に感じます。うるさいおじさんキャラは1人いれば十分。落ち着いた語り口のナレーションは聞きやすくて素敵なので、勿体ない扱いだけど今まで通りナレーションだけの出演でも良かったのでは？

いつも間が悪くて空気が読めないし、強気な時もあるけど全体的に情けない雰囲気が漂っていて運がない人という設定には合っているしさすが上手いと思います。でもやっぱりどっかで見たことある。「美女か野獣」とか「HERO」もそんな感じの役じゃなかったけ？「田中福男」ではなくいつもの八嶋さんという感じで、わざわざ新たにレギュラーにする必要性を感じません。9話はせっかくメインの回だったのに、立ち位置も展開も新鮮さがなくてあまり印象に残りませんでした。