しずかちゃんとパパ

言葉を話すようにする手話はお手本のようなものでもなくかなりフランクに見える。正確さより感情に重きを置いたところがすごくいいと思いました。そして筆談する時の文字の綺麗さに驚かされました。鶴瓶さんの魅力がまた増えました。

聾学校の同窓会のシーンが圧巻でした。みんなが聞こえない中でいろいろ飛んでくるサインを卒なく返してみんなと盛り上がっているところがすごいなと思いました。同窓会に来なかった理由が、ここは楽しすぎるからだった。言い終わった後の少し寂しそうな顔がとてもよかったです。

楽しい時は楽しい、悲しい時は悲しいと顔を見れば一目瞭然でそれがパパの魅力なんだなと思います。だからこそしずかちゃんと喧嘩して今まで娘を寄り添わせてしまったことを知って悲しみの顔は見ていられないほど悲しげで切なくて辛かったです。

すごいなー、喋らなくても全然魅力が損なわれない。身振り手振りと表情で全部分かるようになっている。伝わらなくて怒り出しちゃうところとか抱えたジレンマがよく見えました。しずかちゃんが嫌われてるって言われた後の表情は悲しくて見ていられませんでした。

純介さんは読んで字の如くすごく純粋な人ですよね。さくら先生の前では隠すことなくデレデレするし、しずかちゃんとの毎日は喧嘩も本気で笑ってしまう。どうしても娘の手を借りることが当然になってしまう毎日をこれではいけないとハッとしたような表情で思い返す。素晴らしいなと思います。

映画もドラマも演技うまいなぁ…と思って見てきましたが、このドラマがまた素晴らしい。耳の聞こえない、愛娘と地道に暮らす写真屋のおやじの実在感に、エンタメの味付けをほどよくプラス。過不足ない。素晴らしい。バラエティーではバカっぽいキャラでもありますが、実は天性の計算力がおありになる、とお見受けします。

私も手話を習ってます。鶴瓶さんの手話表現を見ていると普段テレビで見る鶴瓶さんのままのイメージに重なり、頭にインプットされた声が聞こえるような自然な演技に引き込まれています。

私も手話を習ってます。鶴瓶さんの手話表現を見ていると普段テレビで見る鶴瓶さんのままのイメージに重なり、頭にインプットされた声が聞こえるような自然な演技に引き込まれています。