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脚本・ストーリー 2.9 /5.0(58.4%) | 860位 /1088件中 |
キャスト 3.5 /5.0(70%) | 777位 /1088件中 |
演出 2.8 /5.0(55%) | 919位 /1087件中 |
音楽 3.3 /5.0(66.6%) | 620位 /1088件中 |
感動 2.6 /5.0(51.6%) | 806位 /1083件中 |
笑い 1.8 /5.0(35%) | 964位 /1083件中 |
スリル・興奮 2.9 /5.0(58.4%) | 693位 /1080件中 |
脚本・ストーリー 2.9 /5.0(58.4%) | 860位 /1088件中 |
キャスト 3.5 /5.0(70%) | 777位 /1088件中 |
演出 2.8 /5.0(55%) | 919位 /1087件中 |
音楽 3.3 /5.0(66.6%) | 620位 /1088件中 |
感動 2.6 /5.0(51.6%) | 806位 /1083件中 |
笑い 1.8 /5.0(35%) | 964位 /1083件中 |
スリル・興奮 2.9 /5.0(58.4%) | 693位 /1080件中 |
警察官であり事件を担当した刑事という立場があったとしても、証人として出廷した裁判で独壇場を繰り広げるという展開は正直言ってリアリティがなさ過ぎる。
もう少し話を聞いてくれという天樹の怒ったような言い方で傍聴席の一人さえも欠けることがなかったことやタイミングを計ったように入ってきた野々村の発言を誰も止めなかったこと、勝手に動く被告人を座らせようとしない描写、天樹に代わって片瀬の独壇場になる展開など突っ込みどころしかない。天樹が犯人の名前を言う前に一周ゆっくりと回った演出にも辟易したし、片瀬が異常に声を張り上げて己の正義を語る姿は見ていて恥ずかしくなりました。
ですが過去を思い起こす描写で鏡を見て顔の半分がピエロに染まっていく自分を見て、目を見開いた片瀬役の渡辺大さんの表情には引き込まれるものがありました。
刑事7人というタイトルなのに、今回は殆ど天樹しか活躍しなかったのが少々残念でした。連続殺人事件の検察側の証人として裁判に出廷するのだから仕方ないのですが。さらに天樹の事件の真実を法廷で語るシーンが回りくどい。検事、弁護人、裁判官の皆さんがイライラするのも仕方ないように思いました。時系列ではなく最初から「犯人は別にいます」と言ってしまえば横やりも入らなかったんじゃ・・・。
警察官という職業柄、人に逆恨みされることはあるだろう事は想像つきやすいけれど、元警察官の谷内田は息子にまで逆恨みされて可哀想でした。人生に躓いてしまったことを父親の正義という価値観を押し付けられたせいだと思い込んで責任転嫁しているように感じました。
その上、やってもいない殺人の容疑を父親に被せるほど憎むとは、ちょっと理解しかねます。そこまで憎しみを抱く父親には見えませんでした。むしろ生真面目で良い刑事、良い父親のように思えます。
片瀬検事が正義のつもりで殺害した人たちも、確かに不倫や悪質クレーマー、花壇荒しなどしていて、過去の立件しなかった前科から反省しているようには見えませんが、殺されるほどの悪人ではないと思います。片瀬検事は幼い頃に強盗容疑がかかっていた父親が、谷内田刑事に撃たれて亡くなってしまったことを恨んで、ピエロ事件の犯人に仕立て上げた訳ですが、あれだって人質にとられていた自分を助ける為だったのに酷いですよね。谷内田の愛情や思いやりは、ことごとく伝わらず裏切られてしまい、本当に気の毒でした。
息子の康平と片瀬検事は似た者同士会ったらすごく気が合いそうで、嫌ですね。メチャクチャな屁理屈で事件起こしそう。
タワマンの上層階に住めば下の人間を蔑めるってママ友の世界でだけだと思っていたので、あからさまに挨拶を返さなかったり全ての住民が自分の指示に従うと思っている理事長の言動には驚かされました。それにタイミングよく起こった事件を利用して防犯カメラ設置料を着服し、失敗した投資の補填にしようとした理事長の腹黒さにドン引きだったので、すんなり横領容疑で逮捕され絶望的な顔つきで取り調べを受ける姿が見れて少し気分がスッとしました。
でも未成年の学生と一緒にいる写真がネットで公表され人生が一変した准教授やマンションの公共部分を段ボールで埋めつくすほど転売を繰り返していた男は悪いことをしていたという現実を知ることができた流れだったけど、和子は自分のしたことを悪びれもせず裁かれることもなかったので、和子の行動を諌めるような発言があったらよかったのにと思いました。
毎回被害者や周りの人の心の奥底を追及していくんだけど、刑事ドラマにしてはハラハラドキドキ感はないのが残念。それが見どころだと言われれば仕方がないが。シリーズものなのでチームワークの良さは素晴らしく流れるように捜査が進んでいくが、みんな自由過ぎる。本当の警察ではあり得ないのでしょうがドラマということで。それにしても片桐さんはいい人なのだろうけど、吉田鋼太郎さんが演じるとなんか胡散臭くて裏で何かしてるんじゃないかと思ってしまう。
このドラマ、掴みの演出はとても良くて「これからどうなるんだろう」ってワクワクするのに、話が進むにつれて粗と雑な設定が目立ってきて何となく事件が解決して終わるというパターンが定着してる気がします。今回も、青山と朱子がバーで会うまではミステリアスで良かったのに、青山が逃亡してからの展開が突っ込みどころ満載でイマイチ。自分の日記、しかも遺書代わりのメッセージなのに個人名を書かない不自然さ、そのせいで青山が逆恨みされるけど、あれだけ世話になっておいて朱子も何故直接青山に話を聞かなかったのか、大人の男性、しかも刑事がすぐ側でナイフで自殺なんて壮絶な状況でも目が覚めない薬って何?とか、色々気になっているうちに事件が解決しちゃってました。力になろうと頑張ってたのに恨まれたまま自殺された青山が可哀想でした。
お酒を浴びるほど飲んでフラフラだったわけでもなく、水に入れられた薬によって朝方まで意識が戻らず、記憶をなくすような都合のいい薬って何?
井鳥を見つけ家に入り込んで殺し、井鳥と自分の殺害の罪を青山に着せようとした朱子の計画性と、青山から薬が検出されたら一発で計画が壊れるのに薬の量を計りもせず、適当に使って塚本を思い通りの状況にした危うさが噛み合っていない気がしました。
何となく形になっていればいいという雜さを感じ、最後に数字の謎をぶっこんで統一感を出してる演出に唖然としました。数字の謎が解かれる事件では脚本や演出がしっかりしていることを祈るばかりです。
でも信頼できると感じていた青山という警察官の存在がいながら日記に"あいつ"とだけ記して誰なのか明確にせず自殺してしまった橙花の中途半端さと、"あいつ"=青山だと本人に直接会う機会がありながら真実を確認しなかった朱子の中途半端さが似ていて、親子だなと感じさせる描写は良かったです。
結果的に青山の心が深く傷ついただけで救いがなかったオチは苦しかったけど、そんな青山に寄り添おうとする素直じゃない環の存在に癒されました。
青山と同じ施設出身の一色朱子が殺害され、状況的に犯人と疑われると思った青山は逃亡。
警察官だからこそ疑われたら終わりだと思ったのでしょうか?
でも自分がやったのではない、と言うのなら逃げるべきではなかったと思います。刑事ならなおのこと。
捜査から外された専従捜査班の面々も、電話をかけてきた青山にとにかく出頭するよう口々に言うけれど、青山は信用されていないと思ったのか「ひとりでなんとかします!」と逃亡を続行。青山こそ専従捜査班の皆を信頼していたら逃げ回らなくても無罪を証明してもらえたのに。
朱子は頼りにしていた青山が、自分の出世のために裏切っていたと誤解したまま自殺してしまって可哀想でした。娘の燈花と一緒に、来世では幸せな一生を過ごしてほしいです。
休みにも関わらず、それぞれの理由で職場に居合わせたメンバー。正直有り得ないと思いました。予定まで時間をつぶす、試験勉強など、わざわざ職場に来なくても他にいくらでも過ごせる場所あるでしょうに。ワーカホリック・・・?
野々村に誘われ急きょキャンプにやって来ましたが、フットワーク軽いですね。いきなり誘われて準備もしていなかったのに。刑事だから慣れているのでしょうか?
熾守村の都市伝説を検証するために来たミステリーサークルのメンバー、佐知子ら片恋二人組の嫌がらせが陰湿。よく笑って許せるなぁと思いました。取り合えずナイフで引き裂いた洋服を弁償してほしいと思うのが普通ではないでしょうか。ああいう恋の仕方はイヤですね。
今回は片桐が置いてきぼりになってしまって可哀想でした。しかもお土産が竹トンボって。もう少し早く来ていたら一緒にキャンプに行けたのに残念。
休日なのにみんなが揃って職場に集まるとか何の用意もしてない人たちを連れてキャンプに行くのに準備万端だとか、警察官だからなのか他のお客さんたちとフレンドリーに接しちゃったり川崎が倒れて何か起こってると危機感を抱いている状況の中で暢気に女子二人で温泉に入りに行ったりと上げれば切りがないほど不自然な出来事が多すぎて、この脚本に誰も違和感を抱かないのかと突っ込みたくなりました。
その中でも次の日にケーキが出てきてゾッとしました。前日に買ったとしたら生ケーキの消費期限的にまずいし、箱にも入れず保冷ボックスに入れていて生クリームが溶けていない不自然さが怖かった。
面白回を求めている刑事ドラマではないので、しっかりと作り込まれた脚本や演出が見たいなと思いました。
刃物を持ったまま子供を連れ回し縛り付ける描写があったり、あんぱんを食べているところを凛が羨ましげに睨んでいるかのようなシーンがあったりと凛を誘拐したという演出はとてもしっかりしていました。でも交差する捜査シーンを見ても朝倉が凛を誘拐する理由が見えなかったし、転んだとき以外の凛が泣いたりぐずったりしていないのが気になっていたので、一緒に犯人を探していた事実と誘拐されていないと凛が証言したことで納得できました。
声がでなくなるほどのショックを受け、泣き声さえ出ていなかったのに母親を傷つけた犯人が捕まったことを理解し一生懸命お礼を言った凛と、その一言で自分のしたことが少しだけ報われたと思えた矢木の涙する姿は褒められることではないけど感動的で胸が苦しくなりました。
勝手に潜入捜査をしちゃったり潜入がすんなりいったりするのは都合上仕方ないんだろうけど、テロを考えている人たちがその時期に新しい人をうろちょろさせるという馬鹿設定にしておきながら、盗聴機を仕込むのはしっかり怪しむという矛盾は笑える。盗聴機は取り付けたけど肝心なところが聞けなかったとか、もう少し違和感を覚えない脚本や演出で見たかったです。
それにまったく連絡を取っていなかった関係ならわかるけど、沙織の母親が娘からの連絡がなくなって2年も何もしなかったというのが理解できなかったし、ご遺体なら身元不明ではないのでは?うまいことテロを阻止したみたいになってたけど、せっかくスタンガンで意識を奪ったのに目が覚めるまで待ったり、殺人についてペラペラ告白したりと犯人の言動に突っ込みどころしかなくて呆れました。ナイフを持ってたなら青山は刺されてて、死んではいないけど血まみれくらいじゃないと臨場感も何もない。
最後まで雑さが目立っていて残念でした。
WINDに潜入捜査していた室井が殺害されたのに、公安はなんの手立ても打たなかったの?と疑問に感じました。捜査進行のために遺族に連絡出来ないのは仕方ないとしても無縁仏のまま2年もほっとくのはおかしいというか、冷淡だと思いました。実際の公安がどんなだか知っているわけではありませんが、仲間が殺害されてそのままは有り得ないでしょう。
犯人たちが助成金を騙しとって、それが露見するのを防ぐためにテロを企てる、というのも大掛かり過ぎるような気がします。
自白を引き出す為に青山がわざと捕まりますが、無抵抗の人間をいたぶることに快楽を感じている犯人が気持ち悪かったです。