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脚本・ストーリー 4.1 /5.0(81.6%) | 260位 /1088件中 |
キャスト 4.2 /5.0(84.6%) | 346位 /1088件中 |
演出 4.1 /5.0(81.6%) | 235位 /1087件中 |
音楽 3.5 /5.0(70.8%) | 500位 /1088件中 |
感動 3.5 /5.0(70.8%) | 276位 /1083件中 |
笑い 3.6 /5.0(72.4%) | 210位 /1083件中 |
スリル・興奮 3.1 /5.0(61.6%) | 603位 /1080件中 |
主人公の民生が楽しみの一つである絶滅しそうな食べ物を家族や誰にも迷惑かけず、予算内で一人で食べに行く食旅ドラマ。毎回ほっこりとしていて実際あるお店でもあるので食べに行きたい!と思わせるような物ばかり。それぞれのお店や食べ物に思いが詰まっている。民生演じる濱津隆之さんの哀愁深い演技もたまりません。少し滑舌悪いですけどそこも味がある。しかし深夜ドラマ、そしてTVerですぐ放送されなかったのが残念でした。昨年も同じ食ドラマだった面白南極料理人が楽しかったのでもっと盛り上がるかと思いましたがいまいち盛り上がりに欠けましたね。
今回が『千秋楽』って事で、民生さんが前から行きたかったところに向かいましたが、「高ボッチ高原」って架空の場所かと思いながら見てしまいました。
(本当に長野県にありました。すみません)
お店の『食堂SS』さんの「普通定食」がサバの味噌煮でとても美味しそうでしたね~
できれば「普通定食」の名前の由来も聞いて欲しかったです。
初回から見ていなかったので、途中で今までの観光地や食べているシーンが流れた時に、本当に『旅』×『絶メシ』ドラマだったんだ、と思いました。
ラストで、また来年につながりそうな終わり方だったのでSeason2があるのかな?
会社での回想シーンが中年サラリーマンを象徴してました。若い人は適当に言いたい放題、上司は気分次第、間に挟まれるが中間層は会社には捌け口がない。
現実逃避の1泊2日行きたくなる気持ちが良くわかります。でも2泊3日以上ではダメなんです。1泊2日でないと現実逃避でなくて本気の逃避になってしまいますから。ただ痛いほど同世代として気持ちが分かります。
土日だけ知らない土地で誰にも邪魔されず過ごしたい、日曜日の次は月曜日になってしまうので。そこで自然に会社に行けるようにしたい、新しい気分で次の週を迎えたい。
自分も車の中でプラネタリウムで癒されたいです、もちろんオリオン座くらいしかわかりませんけど。
今回の奥多摩、島勝さんのトロロ定食はトロロだけではなく定食としてのクオリティが高い印象です。付け合わせを食べなくでも、美味いと分かる気がします。美味い定食は付け合わせがしっかりしています。民生が島勝にいる間に島勝に30年以上前に無銭飲食をした男が謝罪に訪れるが、あれは本当にタヌキかキツネが化かしに来たのでしょうか。
ラストの畑で傘を持って力を入れて引き抜く、有名アニメの回想シーンは意味深過ぎて自分には少し理解できませんでしたが、何となくは伝わりました。
民生って、週末に誰もいない家でゆっくりとすればいいのに、もう『冒険の旅』に行くのが我慢出来ない体質になっているんですね。
今回は奥多摩にある『島勝』さんなので「もしかしてカツかな」なんて思っていたら、まさかの『とろろ定食』を頼んだので「地味じゃない?」と思ってしまいました。
ところが出てきた定食が小鉢沢山でとっても美味しそ~!!絶滅するのはもったいないです。
奥多摩の緑あふれる場面も出てきて、『グルメ&旅』ドラマみたいだと感じました。
あと、謎の男が「30年前に無銭飲食したのを謝りに来た」んですが、本当にありえそうですね~
主人公須田が車中泊を楽しむ様子、行った旅先での出会い、絶メシのビジュアル、など、自分も一緒にトリップしたような気持ちになりました。絶滅しそうなお店での料理はどれも歴史があり、店主の思いが込められているように感じました。また、家族との関係も中年男性あるある、で、自分の家庭と比べたりするのも楽しかったです。主演の濱津さんの演技は初めて見ましたが、声も聞き取りやすく、このドラマでは冴えない中年サラリーマンを自然に演じていて、素晴らしくハマってました。
最近流行りの飯系ドラマの中でもちょっと変わった物語であまり聞きなれない言葉「絶めし」それと「車中泊」を全面に押し出していて初めはなんだろうと思いながらみていましたがだんだんと引き込まれていきました。普段は主人公の須田民生の視点で話が進んでいくんですが今回はなぜか鏑木の視点で話が進みます。別視点に切り替わってのまるまる1話、予告を見るかぎりもう1話ありそうですがこの演出すごく好きです。そして何よりストーリーのキモとなる絶めし。ラーメンと海鮮丼どちらも美味しそうで実際、食べに行きたくなりました。
会社の後輩が自慢げに語るSNSの話題に感化されて、旅先での自撮り多めの須田さん。だけど、撮る写真がどれもショボ顔なのが何とも微笑ましいよ!そして、秩父の雲海を拝めなかったけれどめっちゃ味のある洋食店に出会ったこの引きの強さ。そこはまさに絶メシの雰囲気たっぷりな名店!しかも、人知れず根付く物語が隠された思い出たっぷりのオムライスはローカルルールに則ったパワフルな盛り付け!そして、店主の重々しい一言…。それを受けての須田さんの食べっぷりは言葉につまるものがあったね。時の流れを切り取ったようなシーンの連続はこちらも目頭が熱くなった!誰の目にも触れることなく紡がれる物語にスポットを当てる内容には毎回熱いものを感じる。
今回も最大のテーマである“自由”を強く感じる展開は良かったね!決して不幸せという訳ではないけれど、仕事場や家庭で日々感じるモヤっとした感覚や煩わしさからの解放、そして美味しいラーメンという流れは少年漫画のあらすじを彷彿させる。何気ない日常を切り取って丁寧に描写する場面や初めて入るお店で様子をうかがう場面のオドオドは共感できる人も多いはず。日々、ストレスを感じるのが当たり前になってしまっている僕らに優しく響く内容に作り手の優しさを感じるよね。
今回絶メシ屋は絶滅しそうにないくらいの繁盛店でした。店主のキャラクターもいいし、料理の盛もいいし。でも、たしかに赤字覚悟のお店は跡継ぎになる人をみつけるのは難しいのかな。若くなくなってしまったことを揶揄するテーマでしたが、民生さんは今の日本の平均年齢からしたら若い方になるのじゃないかしら。会社での仕事は古い人のやり方より若い人のスキルが重視される時代になっているので、そこは絶メシと同じく深いテーマですね。これからもそんなテーマのしくじりが出てきそう。謎のキャンパーと再会できてよかった。二人はこの先一緒に食事をすることがあるのでしょうか。
民生の旅への緊張感がどんどんやわらいでいるのが良いですね。謎のキャンパーとの再会で食事に誘われても断固として断ることができました。この分でいけば、会社での弱腰も少しは改善されるかも。家の中ではとくに嫌われているわけでもないし、疎外されているわけでもない、でもちょっと家族に遠慮がちなお父さん。子供は男の子だったらまた違っていたのかな。いえ、週末だけでも自分の時間が持てるというのはとても贅沢な気がします。主婦だって本当は自分だけの時間って欲しいんですよね。お父さんが自分に重ねて楽しむためのドラマかもしれませんが、私は自分に重ねて楽しんでます。といっても、今回のとんかつ屋さんは入らないかな。アラフィフに無限ミックス定食はなかなかハードルが高いです。
自分も人の名前が思い出せないときは、「あの」「先輩」などごまかしていたことを思い出し思わず笑ってしまいました。それに気づいた主人公のなんとも言えない表情が、リアルに冴えないサラリーマンを描いていると思います。今回出てきた醤油ラーメンは本当に美味しそうでした。跡取りがいない中でも、毎日「美味しいラーメンを食べさせたい」という気持ちで手打ち麺を作り続けているご主人はほんとうにかっこいいと思わされました。
今回は後継者になる息子が出てきたから絶メシではないかもしれないですね。お母さんの味が新しい「蕎麦屋」に移ってしまうのだとしたら、やっぱり「絶メシ」になるのかな。食堂のシーンがとっても興味深かったです。朝から焼酎飲んで「人生」語ったりして、時間や心に余裕のある仕事関係っていいですよね。民生さんの上司との関係とは対照的でした。昭和のなつかしさやうらやましさの中には、面倒くさいほどの人付き合いや、もらった賃金で生活できるゆとりなどがあります。今回は「人生」がテーマでした。「絶メシ」のテーマは毎回「人生ってなんだろう」にもつながっているのかなとも思いました。
あー、こんな生活いいなーと思ってしまった。時間に余裕があって多少お金にも余裕がなきゃできない。ま、独身貴族ならいざ知らず家族持ちにはできるようでできない贅沢だな。まして世の中のお母さんにはできそうにない。車中泊だって男性だから1人でできるけど、女性なら危なくて難しいと思うし、やっぱり生まれるなら男に生まれなきゃ自由は手に入らないのかと考えてしまった。でも男性だって会社でたくさん嫌なことも我慢しながら頑張っているもんね。旦那がこんなことをやりたいと言ってきたらたまには許してあげようかな。