※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 4.8 /5.0(95%) | 22位 /1087件中 |
キャスト 4.6 /5.0(92%) | 121位 /1087件中 |
演出 4.5 /5.0(89%) | 84位 /1086件中 |
音楽 4.4 /5.0(87%) | 71位 /1087件中 |
感動 4.7 /5.0(94%) | 8位 /1082件中 |
笑い 2.6 /5.0(52%) | 651位 /1082件中 |
スリル・興奮 3.4 /5.0(68%) | 410位 /1079件中 |
脚本・ストーリー 4.8 /5.0(95%) | 22位 /1087件中 |
キャスト 4.6 /5.0(92%) | 121位 /1087件中 |
演出 4.5 /5.0(89%) | 84位 /1086件中 |
音楽 4.4 /5.0(87%) | 71位 /1087件中 |
感動 4.7 /5.0(94%) | 8位 /1082件中 |
笑い 2.6 /5.0(52%) | 651位 /1082件中 |
スリル・興奮 3.4 /5.0(68%) | 410位 /1079件中 |
全話で泣きました。ですが、泣け!感動しろ!と押し付けられている感は全くなく、ドキュメントもしくは由比産婦人科の一員として見ているようで、とてもリアルで自然に泣けてくるドラマでした。俳優さんも全員演技が上手いので余計にリアルさがありました。重い話なのに救われて優しい気持ちになれるドラマで、大変満足度が高かったです。
最終回にふさわしい話だったと思います。アオイの成長とともに、最後に「赤ちゃんは重い」という言葉がとても良かったです。いろんな問題があったとしても、産まれた赤ちゃんはみんな等しく生きてるのだから。そう感じさせるラストでした。また、死ぬために生まれてくる赤ちゃんとの向き合い方や、父親になろうとする旦那、子供とずっといたいという妊婦の葛藤の全てが丁寧で良かったと思います。最後にして静かな美しくも悲しい別れでした。
率直な感想は、ドラマを見ている間中とっても苦しかった。ただただ心が苦しくて、こんな生活環境で育った子供が本当に世の中にいるであろう事、それに比べて自分は幸せな環境で育ててもらったのだと、改めて両親に感謝した回でもありました。
子供を育てる事は決して容易で無い事は分かるし、いつまでも気が抜けない不安や心配はつきまとうのだと思います。大変な状況でも、子供に対して笑顔でいられ強さ、またその笑顔が子供にも安心感を与える事。毎回このドラマに教えられる事が多いですが、今回もまたひとつ勉強になりました。
このドラマの最高によいところは、ハッピーエンドではないところです。
そのまま、起こりうる現実をそのまま視聴者に問う素晴らしい番組だとおもいます。
また、血もリアルで、命を扱ってるのがほんとにすばらしいとおもいます。
アルバイトの看護助手がここまで、責任をもって医療の現場に入れるのかは疑問ではあるが
その立場がまた、このドラマの見せ場でもあるのでアオイの成長とともに見ていきたい。
演出もそうであるが、”人””命” この描写が実に見事だとおもいます。
アオイは、母親に喜んで貰えると思ってしていた事がかえって怒らせる事になってしまう性格ではなく、1つの事に集中し過ぎてしまう障害だったとは驚きました。
子どもの時に通っていた小学校でも、教師がランドセルに注意事項を書いた貼り付ける暴挙をされるアオイの姿が辛く、誰にも理解されていない中で出会った友人のミカも実の母親から嫌われ暴力を受ける境遇と辛い日々を生きていましたが、母親の優しさが詰まった母子手帳を宝物のように持っているのをアオイに自慢する姿に涙が止まりませんでした。
アオイも母子手帳を開いて母親が書いた文字を見て、温かい言葉に赤ちゃんだったアオイと母親の触れ合いを想像して、時間と共に思いが変わっていくと語るアオイは客観的に物事を見る力を持っているので、看護師としての適性を持っていると感じました。
中絶手術を選択する人には様々な理由があると思いますが、安易に受けてよい手術ではないと思います。でも中絶をしなければ母体の命が危険にさらされたり、産まれてきても長く生きられないとわかっていて出産するリスクを考えると選択肢のひとつとして必要なものだとも思います。産めないという悩みを抱えて訪ねてくる女性の気持ちを汲んで診療所を掲げている老夫婦の思いが痛いほど胸に突き刺さりました。安くて同意書も必要ないからラッキーと思って中絶を繰り返す女性ばかりではないです。我が子には望まれて愛されて産まれてきて欲しいときっとみんな思っているはずです。だからこそ診療科の老夫婦は女性を責めることなく受け入れていたのだと思います。次は必ず望まれて我が子を産んで欲しいと思いながら手術をしていたと思います。産む選択も産まない選択も、女性には身体的な負担がかかります。望まれない妊娠の辛い結末がとてもリアルに描かれていて、とても切なくなりました。
私は去年子供を帝王切開で出産しました。
なので、出産に関するドラマには非常に興味があり、妊婦さんや赤ちゃんを自分に置き換えて見てしまいます。
お産は、一人一人に違いがあり、14歳で母になった少女が一生懸命子育てをする姿、そして少女が自分の母との約束を守る所でジーンときました。
私には、子育てに協力的な夫が居ます。ですが、少女は一人で子育てを頑張っていました。私ですら、大変でしょうがないのに少女の大変さは、計り知れないだろうと自分と重ねて見てしまいました。
様々なケースをドラマで見ることにより、出産は奇跡なんだと感じることができました。
育児は、思い通りにいかない事だらけですが、このドラマを通じ私は恵まれている、この子を大事にしなければ。という気にさせられました。
人はいつ「母親」になるのでしょう?妊娠したときでも、赤ちゃんを手にしたときでもなかったら…と考えさせられる話でした。過去と現在を上手く往き来し、由比先生が初心を思い出す流れになったのも、脚本の技量を感じました。改めて由比先生を応援したくなる素晴らしいエピソードです。また、看護師だからこそ「妊娠を恐れる」といった描写があり、とても共感してしまいました。彼女がどうしてそう思うのかも理解できるので、どんな決断をくだすのか気になります。
赤ちゃんの誕生を心待ちにしていた真知子と、陽介。きっと3人での明るい未来を、疑うことなく夢に描いていたはずです。しかし、無事赤ちゃん誕生の、反面、真知子の突然の死。陽介にとっては、どん底に突き落とされた思いですね。ずっと真知子の幸せな妊娠生活を見ていたアオイにとっても、辛い経験になってしまいました。無事な出産が当たり前ではなく、奇跡なのだと、思わされます。そして、ひとりで、娘美月を育てる陽介。真知子が残した育児メモ。「死なないで」とのメモには、泣きそうになりました。
出産後すぐにお母さんが死んでしまうというケースを、身内・医師・看護師、それぞれの人間がどう受け止めるのかというところが興味深かったです。。 妻を亡くした夫の情けなさと強さが、とても丁寧に描かれていて、見ごたえがありました。
命にしっかり向き合っている主人公が、出産未経験の少女の目線と看護師の卵としての目線を両方持っていて、いろいろなことを考えてながら成長している様子が伝わってきて、面白かったです。由比病院には頑張って復活してもらいたいと思います。
これまでの話で「生まれてからも大変だよ」と赤ちゃんに語り掛けていた主人公アオイが、5話にして「生きるってつらい」と赤ちゃん以外の人間に対しても独白するのが印象的でした。ただただつらい現実の前で、残された家族や、現場の医者や看護師が何をするのか、とても丁寧に描かれていたと思います。たとえば、マニュアルを一つつくるのも、「今出来ること」になるんだなと実感できました。由比が深く胸中を語らず、その眼差しでしか感情をうかがい知れないのがとても印象深い演技で、切なかったです。
出産の明るい話も暗い話もあるけど、半分以上が暗くなる話。
だけど見ていて惹き付けられるし、命を繋ぐってこういうことなんだなと新しい命と消える命を見ることが出来て好きです。
見た後は家族に優しく大切にしてあげよう!と思えるドラマです!
出産のドラマは他にもあるけど、リスクとかママ達の事情とかにも焦点を当てているから斬新!
笑える事は少ないけど息を飲むようなシーンが多く、時間が止まってるかのような感覚を覚えることもある!
陽介の怒りや悲しみが痛いほど感じて胸をえぐられる思いだった。あんなに陽気で看護師や先生まで周りを笑顔にするような人だったのに、突然すぎる妻の死は陽介の生気も奪って声にも力が入っていないのが、見ていて辛過ぎた。対照的に産まれた美月の泣く声が大きく響いて、陽介に「死ぬな」と言っているようで、見えない力が働いているような不思議な温かい気持ちになった。陽介の怒りを一身にうけた由比が、それでも陽介の身を案じているのが立派で、陽介にもそれは十分伝わって感謝しているのに、元には戻せない現実が悲しかった。
他の出産ドラマとは違い、人間の嫌な部分、妊娠出産のダーク面を強く押し出した作風がとても面白いです。特に「不機嫌な妊婦」の回では、妊婦の不機嫌な理由があまりにも重く悲しく、視聴がつらくなりました。それでも最後に少しだけ希望を見せる演出がとても素晴らしかったです。台詞も最小限で、役者の演技の上手さにかかっているあたりも良いです。リアルな産院の現場だからこそ、ドラマ的な解決ではなく、主人公の「こうだったらいいな」という希望的な妄想で物語を締めるのも目新しいです。
第1話は 中絶が中心の内容で 中絶をただ悪いものと捕らえているのではなく 命のはかなさ悲しさ尊さ そして 産まれてこられなかった命への思いがよく描かれていたと思います。それを踏まえての2話は 中絶出来なかった女子高校生の話でした。赤ちゃんを養女として育ていくと言ってくれた優しい両親に何故もう少し早い段階で相談出来なかったのだろうか?少し疑問も残りました。赤ちゃんに強い愛情を感じてしまったアオイが赤ちゃんを捨てようとした女子高校生の家まで怒りのまま自転車で向かいましたが病院までの距離・身体への負担を身を持って感じ女子高校生への気持ちが少しずつ変化していく様子がよく描かれているなと思いました。ただ 何故 アオイが自分の事を赤ちゃんのママになった気持ちにまでなったのか 途中で 赤ちゃんが成長してアオイの事を「ママ」と呼ぶシーンより他のシーンを丁寧に描いて欲しかったとと思います。
子供を持ちたいと考えたことすらなかった人が、生まれたばかりの赤ちゃんを前にすると、ただただ愛おしいという感情でいっぱいになるのがすごく伝わってきました。病気で子供を望めない人もいる現実は当事者にしかわからない苦しみがあって、胸が締め付けられました。まだ子供の高校生が子供を産む現状に怒りを覚えましたが、同時に救いたい気持ちもあって、産んだ子供を捨てる行為は許せないけど、捨ててしまう前に一瞬芽生えた母性のかけらのようなものを感じて、切なくなりました。
読んだ事はないけれど、原作が漫画だと聞いたので、もっとほんわかした感じのドラマかと思っていたら違いました。登場人物もそんなに多くないし、キャストもこじんまりとした印象ですが、重たくて結構シリアスな内容です。毎日、中絶された胎児が瓶に入れられて、回収されていく場面とか、日本の死因の第一位が、本当は教科書に載っている通りのがんや脳卒中や心臓病ではないんだよ…という場面が、本当にそれが現実なのかな?とショックで、とても強烈でした。命とは何なのか?なんて、大それたテーマではありますが、主人公の若さや透明感があるだけに、とてもリアルな感じのドラマだと思いました。
漫画が原作の産婦人科の話だということは知っていましたが、こんなにデリケートで重い内容を取り扱うとは思っていませんでした。産婦人科が出産だけの場所ではないということはもちろん知っていますが、中絶のことや未受診妊婦さんのことは現実の世界ではあまり詳しく語られることがないのでハッキリと描写されていることに驚きましたし、とても考えさせられました。バイトの高校生が初日に体験するにしては重すぎるとは思いますが、今後も彼女の目線でさまざまなエピソードが切り取られ、彼女自身も成長して行くのが楽しみです。
NHKとは思えないくらい赤裸々な内容を取り上げているのですが、主人公を取り巻く医療現場のスタッフがとても魅力的なので、決して嫌な気分になることはありません。初手から問題のあるケースが起きますが、主人公以外のスタッフがあまり動じずに黙々と働いているのが印象的でした。主人公アオイが仕事から何を吸収してどう育っていくのかが、期待して見ています。アオイの生い立ちや看護師を目指す理由などがだんだん描かれていくのも楽しみです。
元々原作を読んでいたのですが、ドラマ化されると聞いてどんな風に描かれるのか色々と想像していました。実際に観てみると、とても丁寧に作られていてよかったです。主演の清原果耶さんの演技がいいですね。アオイの未熟さや、持って生まれた性質などによる他人との違和感をちゃんと表現されていて、どんどん物語に引き込まれました。また、瀬戸康史さんは若いながらも芯のある頼もしい先生に見え、好印象でした。それから酒井若菜さんがお母さんということに驚きました。