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脚本・ストーリー 3.9 /5.0(78%) | 367位 /1087件中 |
キャスト 4.7 /5.0(94%) | 65位 /1087件中 |
演出 4.1 /5.0(82%) | 222位 /1086件中 |
音楽 4.1 /5.0(81%) | 179位 /1087件中 |
感動 4.3 /5.0(86.4%) | 47位 /1082件中 |
笑い 3.4 /5.0(67.4%) | 291位 /1082件中 |
スリル・興奮 4.3 /5.0(86.4%) | 69位 /1079件中 |
脚本・ストーリー 3.9 /5.0(78%) | 367位 /1087件中 |
キャスト 4.7 /5.0(94%) | 65位 /1087件中 |
演出 4.1 /5.0(82%) | 222位 /1086件中 |
音楽 4.1 /5.0(81%) | 179位 /1087件中 |
感動 4.3 /5.0(86.4%) | 47位 /1082件中 |
笑い 3.4 /5.0(67.4%) | 291位 /1082件中 |
スリル・興奮 4.3 /5.0(86.4%) | 69位 /1079件中 |
いつか魚住さんのお姉さんが言った言葉「死はみんなに平等」、そうそれが突然の別れでも引き裂かれたまま終わる。そう思うと最後の1日は贅沢すぎる演出で嫉妬にも通じる思いを抱いてしまった。もちろんフィクションで絶対にない話だって分かっているけど近しい人を突然亡くしたことがある人にはこたえただろう。自分の大事な人は何を残したかっただろう、そしてどうして出てきてくれないのだろうと。2人の想いは素敵だった。だけど‥より寂しさを感じた人もいたと思う。
なんだか今までのストーリーが台無しになるような、衝撃的な最終回の展開に唖然。ファンタジーなのは承知の上だけど、この終わり方はなんだかなぁ。心残りがないようやりたかった事、言いたかった事を全て実行できてあの世にいった直木的には良かっただろうけど、「愛してる」としつこいまでに伝えられて後に遺された悠衣の気持ちはどうなんだろ。キレイすぎる最期の思い出に、一生がんじがらめになりそうな気もするわ。
神様がくれたサービスタイムみたいなものでしょうか。人生を突然奪われたものにとって、この時間が何になるのかわからないけど、良い時間は過ごせたようで、ハッピーエンドとは言えないけど、バッドエンドでもないですかね。
ドラマ全体としては映画「ゴースト」の亜流という感じだったけど、魚住の存在が大きなアクセントになっていました。彼の存在がなければ、ただ「ゴースト」の真似で終わっていたかもしれません。直木と悠依の間に魚住を挟み込むことで、死者と生者のどうにもならない距離感と、ずっとそのままではいられないことを感じさせてくれました。少なくともこのクールでは面白さ上位のドラマだったと思います。
直木も幽霊なら勝さんも幽霊。幽霊出すぎじゃない?(笑)でも2人はお互い見えていたのか定かじゃない。もしかしたら英介の罪悪感から見えていた幻かも。英介のいい人になりたかったっていうのは本音で、その夢がすぐそこにあった。過去が足を引っ張ったけど、それは生まれ育った環境のせいでもある。根っからの悪人ではないからやるせない。ただ殺人を犯した時点でもうこちら側には戻れないほどの線を越えてしまった。直木はゆいを守れたから心残りがなくなって消えたのか?だけど実体を伴ってまた現れた。嬉しいけれど消えるたびゆいは悲しみに暮れなくてはならない。それはまた残酷だと思った。
静電気と雷は伏線だったのですね。それで直木が消えた時は、正直、感動が90%と、おいおい幽霊はプラズマかよというのが10%あったwwそこまではいいんだけど、あの不可解なラストシーンは一体、何が起こったんだろう?まさかの夢落ち?それだと陳腐すぎますね。マンガによくある巻き戻しとか時間逆行みたいな奴?なんかそれだと盛りすぎかな。なぜか一時だけ実体化した?それはこのドラマの中で前例があるし、一番あり得そうだけど、落ちとしては弱い気もする。いずれにせよ最終回の展開次第では、印象ががらりと変わってしまうドラマかもしれません。さて、どうなるでしょう?
ユイが直木は幽霊になってそばにいるんですと言った時に見せた池澤の驚きの表情はやっぱりそういうことだったのですね。自分が犯人だったら一刻も早く口封じにと動いても良さそうなのに随分と時間がかかったなという印象ですがとうとうユイにも魔の手が迫ってきました。直木の口笛でどれだけの時間を稼ぐことができるか不安ではありますがきっと間に合うでしょう。命を削られるとか随分大袈裟なことを言っていましたが、猫の毛をつけたお守りであっさり解決したのはびっくりしました。
そもそも直木が広田邸で殺されたとわかった時点で、莉桜だけでなく、英介も犯人候補に上らなければおかしかった。直木と仲が良かったということで除外したのかもしれないけど、過去の殺人事件のほとんどは身近にいる誰か。直木と悠依はともかく魚住は刑事なんだから警戒しておくべきでしたね。ともあれ悠依の機転は見事だったし、これで直木殺しの真相がはっきりしそうです。成仏した筈の弥生が宋先生のマフラーを拾うシーンがあったけど、もしかしたら直木と悠依の最後を暗示しているのでしょうか。
ラブストーリーとは全然関係ない話になっちゃうけど、このドラマを見ていると子供の生育環境って本当に大事なんだなと思う。いろんな理由はあるだろうけど親がいなかったり守ってもらえなかったりする子供たちが出会う危険ってごく普通に暮らしている子供たちの何倍にも何十倍にもなるのではないだろうか。りおちゃんやすずかちゃんたちが潜り抜けた危ないことを思うと胸が痛い。ゆいを襲った少年もまた被害者の1人だと思う。そういうところにも目が向いて社会が変わっていくといいな。
悠依を物理的に助けたくとも助けられず、結局は距離を置いた筈の魚住に助けられた時の直木の切なさは相当なものだったでしょうね。また宋医師がどんな原因であれ、自分の旦那を失ったことは許さないと言ったのも心が痛い。結局、人の死は本人だけの問題ではなく、その周囲にも大きな痛みをもたらすわけで、ただの数字であらわされる死者1名ではないと改めて思いますね。そして英助はやはり怪しいですね。あのグミは莉桜たちを乗せた車の運転手が食べていたものと同じ。もっと深い闇がありそうです。
思い残しがあるからこの世にいるのか。そうなると大体の人がこの世にいるね。死は平等と言いながらこの世に残っていろんな思いを伝えられる直木は特別だよね。その特別を生かすも殺すも直木次第。いつ消えるとも分からないなら尚更もっと伝えることがあるんじゃないかと思ってしまう。事件の方は直木の存在を知って顔色を変えた池澤さんも相当怪しい。葬儀でギャン泣きしていた池澤さんが殺害に関わっているとしたら救えない話になりそうだ。
魚住の好きが、悠衣を好きになったというより直木を思う彼女が好きだというのは、何となくわかる気がします。だからこそ直木が消えてしまう影響はいろいろある。でも人が死ぬというのはそういうこと。どんな人の死も少なからず影響は拡がる。更にこのままだと魚住の命に危険があるとなると、悠衣は彼を突き放すでしょう。でもそれは直木とも話せなくなるというジレンマが起こります。そして気になるのはもうひとり現れた幽霊。ここにきての登場だけに何かを知っていると考えるべきです。それは成仏に関することより、直木の事件である可能性が高い気がします。
直木の気持ちも悠依の気持ちもわかるけど、板挟みの魚住は大変だww。でもやっぱり直木の言い分の方が正しい。ただ魚住には悪いけど、伝えられる手段があるのだから、しっかりと話をするべき。そうしないと成仏するタイミングはどういうものかわからない以上、もっと後悔する可能性があるのだから。莉桜が悠依を巻き込まないように突き放したのは間違いないでしょう。500万円もおそらくはいかがわしい行為の代償だったのだろうと思います。でも涼香が殺された理由はその背後にある組織や組織の者ともめたという可能性が高いとして、なぜ直木が巻き込まれなければならなかったのか。そこが事件の鍵になるのかもしれません。
体が無くなってしまった今、直木にも思うところはあるでしょう。いつまでも自分がこのままいられるとは思えないし、ゆいのためにいなくなるって選択肢もあると思います。ただすぐに成仏って考えじゃなくて残されるゆいのためにできるかぎりのことをしてあげてほしいですね。事件の方は最初に亡くなっていた女の子とは別の場所で直木は殺されていたことになります。あの場所を知っていた人、カーペットを剥がし焼却し、遺体を運び出せる人。りおちゃんだけじゃ無理だよなー。
切ないですね。今までは直木の失踪や事件の関与など非日常の出来事についていくのが精一杯で混乱の方が大きく、どちらかと言うと直木をフォローする気持ちがあるほど落ち着いていたゆいでしたが日にちが経ち遺体も見つかったことで直木がいない現実というものをいやと言うほど感じる時がやってきました。寒空の下隣を歩くあなたはいないし、温めてくれる手もない。大事な人を亡くす喪失感がいろんな表現でされていて同じような思いをされた方には少し酷だったような気もします。ただそのゆいにぴったり寄り添って歩く直木を見て癒されました。亡くなった大事な人もきっと同じように寄り添ってくれているような気がして心が温かくなりました。
残念ながら直木の体は遺体として見つかりました。覚悟はしていたといえ、その肌の冷たさを感じた時の悠依の気持ちを想像すると、本当に胸が痛みます。口笛でちょっとだけコミュニケーションがとれるようになって、少しだけ彼を近くに感じるようになったのにね。問題は直木を殺した犯人ですね。気になったのは英介です。子どもが山小屋にと聞いた後、車の中でぽつりと「どうしてあんなところに」と呟きましたが、「あんなところ」の意味は純粋にそのままなのでしょうか。広田家で直木が殺された可能性が高く、莉桜だけでなく涼香の写真も出てきたことから、広田家には裏があったのかもしれませんね。それにしても役者陣が皆、素晴らしい。
直木の過去が辛すぎました。家庭が崩壊するにはいくつか要因があるけど、子供の病気っていうのもある。標準的な家庭でも1人の子の急変で家族全員がそちらに引っ張られていろんなバランスを失う。その子が死んでしまうかもしれないと思ったら我を忘れるだろうし全力で守りたいと思うだろう。こういう困難な時ほど家族の力が試されるんだけどね。最後まで必死にバランスを取っていたのは多分直木。弟のためとはいえ3回も自分の体を削って耐え、父親の八つ当たりの暴力に耐え、母のこちらへ向かない視線にも耐え‥。死んだかもと知らされてもなお弟の心配をする母。居た堪れない。ゆいの大きな愛で救われた。抱きしめてあげられないのは歯がゆいけれど直木にちゃんと伝わって良かった。
直木の家庭環境と、それを知った悠依の言葉は胸が痛くなります。どうやっても親兄弟は選べないけれど、恋人は選ぶことができる。結局、それが恋愛の本質なのではないかと思います。それだけに直木がどうなったのか知りたいという悠依の思いが伝わってきます。そこに至る鍵として浮上してきた莉桜。彼女が何かを知っているのは確実でしょう。そうなると広田家とあの500万円が大きな意味を持ってきそうです。幽霊の樋口もよかったですね。板倉さんというキャスティングは絶妙だったと思います。
直木がぼそっと喋る本音のだいたいがゆいに向けたものなんだけど、魚住に言わなくていいですって言うやつが全部本当はゆいが聞きたい言葉なのが切ない。もう死んじゃったし今更言ってもゆいが悲しむかなとか仕方ないとか思ってるのかもしれないけど、せっかく口に出したなら伝えて欲しい。言葉が足りなかったと後悔しているなら、そして伝える手段があるのなら全部精一杯の気持ちを伝えて欲しい。もう直木には言葉しか残せないのだから。
これは面白いです。サスペンス悲喜劇とでもいえる展開だけど、悲劇の部分は悠依と直木が、喜劇の部分を魚住と直木が作り出し、このトライアングルがうまく様々なディテールや感情のグラデーションを作り上げています。その三人を演じる井上さん、松山さん、佐藤健さんのバランスもいい。内容ですが、まあ魚住がいなければ、涼香を殺した犯人は直木だろうってことになり、被疑者死亡って扱いになっていた可能性が高いでしょう。普通に考えると莉桜が今の姿なり状況を知られたくなくて涼香の口を封じたのかもしれません。広田が莉桜に返してといった500万円が鍵になるのでしょうか。でもやっぱり気になるのは直木の体。それが行方不明であり、事件の鍵になっている作りが、よく出来ています。
日本版ゴーストってところだろうか。ゴーストももう古いから知らない人は新しいかもしれない。ただ番宣しすぎちゃったせいで初めの方のまだ死んだのか死んでないのか分からないドキドキが全然味わえなくてとても残念。まだ死んでないと思って見てたら面白い場面だったと思います。そして行方不明の彼氏が幽霊になってしまったと聞いたらまず聞くのは死んだ経緯では?どうして死んだのか全く聞かなかったのはとても不自然だし、一刻も早く遺体に駆け付けたいと思うところがないのが引っかかってしまった。