※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 3.1 /5.0(62.6%) | 773位 /1089件中 |
キャスト 3.7 /5.0(73.4%) | 710位 /1089件中 |
演出 3.2 /5.0(64.2%) | 753位 /1088件中 |
音楽 3.0 /5.0(60.8%) | 766位 /1089件中 |
感動 3.2 /5.0(64.2%) | 455位 /1084件中 |
笑い 2.6 /5.0(52.6%) | 634位 /1084件中 |
スリル・興奮 3.2 /5.0(63.4%) | 549位 /1081件中 |
海外資本の企業を招いてしまったという責任を取る形で和佳が社長を辞めることで事業は残る。たしかに組合長がかばってくれたことは嬉しかったけれど、和佳が辞めたら、さんしの人たちは経緯わかってるから良いにしても、外から見たら違った評価になったりしないかなと思ったり。和佳はどうやって生きていくのだろうと心配になった。周りからのいじめや村八分が度を越していて、ドラマとは言え酷すぎて脱落しそうになったけれど、実話が元だと言うのでなんとか完走できた。ただ、本当に命に関わるようなことあったのだろうかというのは気になった。
漁協長もビビっちゃう重鎮に堂々と話をつけられちゃう和佳がすごいと思った。シングルマザーで自分だって余裕ないのに、身を削って漁師たちの目を覚まさせてやっと軌道に乗ってきた会社を辞めるなんて誰にもできないだろう。そんな潔さが眩しく本当に政治家になってほしいと思った。最後はだいぶフィクションが入っただろうけど、心意気は伝わった。いろんな分野で和佳さんのように私利私欲に走らず真っ直ぐに未来を見据えて活動してくれる人が増えることを願っている。
ちょっともやっとするラストでした。実話を元にというけれど、原作者はこのドラマみたいに政治的に追い出されたりはしていない筈だし、ラストは問題意識がそもそものテーマとは違う方向がすり替えられていたように感じます。こういう問題を解決するのは基本的に立法や行政の側。それこそ政治的人脈のある辰海のような人間がやるべき仕事です。そういう連中の怠慢が原因であり、単なる一事業者の和佳が責任をとるべき内容ではありません。このエンディングはどこか政治や行政、漁協に忖度した感じがします。役者さんが頑張っていただけに、どうせフィクションを組み込むなら、もっと第一次産業の本質に突っ込んだ話にして欲しかったです。
苦しい展開が多くても徐々に良くなると思って見ていましたが敵が多すぎて穏やかな日々が遠く見ていて疲れるので脱落しました
おっと安全保障問題にまで発展してしまいましたねえ。まあこの浜の問題に限らず、水源地であるとか、米軍や自衛隊の基地周辺地とか、離島や農地、山林など日本の安全保障上まずい土地の権利を海外資本が秘かに買っている事実はある。それを規制する法律は2021年にようやく成立した。だからこの時点で和佳が気づける筈もない。まあその環境や状況を憎んで破壊しようとする人とより良く変えようとする人の違いかな。百戦錬磨の元官僚に、普通の人が丸め込まれるのは仕方がない。それと忘れちゃいけないのは、この外国資本に近いことを日本の企業もバブル期にはやっていたということ。
言っても聞かない人にはやってもらうのが一番!お魚ボックスのその先を知るためにレストランに行ったのもそうだけど、今回も人集めに片岡さんを連れて行ったのはいい案でした。ただ駅に置き去りにしちゃうのは、ちょっとかわいそうだったかな?田舎に住んでいる人が都会の知らない駅に置き去りはだいぶ怖いと思うよ。子供がいてくれて良かったけど、ちょっとやりすぎだったかな。漁協もそうだけど変化を好まない人もいる。そこに甘い汁があれば尚更だ。まだ抵抗勢力に悩まされそうで辛い。
結局、古いとか新しいとかは関係なくて、その時に有効かつ発展的で持続できるモデルなのかどうなのかですよね。漁協システムは過去には有効だったと思うけど、今となっては発展的ではない。まあ漁協そのものという以上に既得権益から逃れられない人たちが問題なのだけど。それにしても片岡は本当に子どもみたいです。ただすねて嫉妬しているだけ。あれだけ和佳が頭を下げ、奮闘している時に、ふんぞり返っていて、いい気になっているのは自分の方だと理解できないのは、いい年してみっともない。なんだか和佳が小学校の先生に見えてきてしまいます。
途中まで新人3人に振り回されてなんとかやっていこうと頑張る片岡さんに肩入れしていたけれど、事件があってからあっちゃんがとても不憫に思えてきてしまった。古株メンバーで仲良くこじんまりやってきたところにいろんな改革が押し寄せて、いいこともたくさんあるけれど心が穏やかでいられないことだってあっただろう。イケイケドンドンを好む人もいるけれど、穏やかに静かに暮らしたい人もいる。ひっくるめてみんなで頑張ろうと言ってもまとめるって難しいもんね。内部分裂は1番の敵。乗り切れるか心配だ。
ジャンヌ・ダルクって表現はよく使われるけど、結局は裏切られて無惨に殺されるわけで、個人的には褒め言葉ではないように感じるんですけどね。会社とか部活とかでもそうだけど、組織は新人が入って来た時が一番揺らぎやすい。一応、会社組織なのだから、予め決め事をしっかりしておくべきでした。それにしても魚がブランド化してきているというのに、この漁協の後進性はなさけないし、そこに付け込む有力者も腐っています。漁協という組織の問題というより、結局はそこに集う人間の問題だと改めて感じます。
これってどこまでが本当の話なんだろう。実際ニュース番組に取り上げられたのを知っているし見たこともあったけど、周りと揉めてるなんて話は出てこなかったと思う。架空の話ならいいのだけれどモデルが分かってしまっている以上、批判を受けないだろうか?物語には敵は必要だけど違う心配が生まれてしまって単純には楽しめなくなっている。
和佳は本当に忍耐強いよね。彼女の立場なら、とっくに投げ出すか、本当に漁協のやり方をマスコミにぶちまけるか、どっちかだと思うんだけど、彼女はどっちも取らない。でもそのやり方は実は伝統的な日本式。とにかく粘り強く耐えながら、外堀を埋め、説得する。ぶちキレて倍返しする発想は平成以降のもの。だから和佳は新しいタイプのシングルマザーだけど、やり方は昭和の女みたいです。永沢はいつか漁師として戻って来れるといいですね。彼女の気持ちが危険な仕事でもあるから永沢を心配しているというなら納得だけど、自分の独占欲だとしたら、永沢は女性を見る目がないなと思います。
最近じゃコンプライアンスとかの問題なのかドラマの中でもいい人だらけだったので、こういう荒くれた漁師とか思ったことをズケズケ言っちゃう人とかに、ちょっと驚き気味で見ています。
実際は厳しいことを言いながらも本音は違うんだろうなとは思うのですが、それも相手のことを親しく感じているからこそ裏面まで推測するのであって、ドラマでそこまで感情移入してるわけでもない人に厳しいことを言われても、言葉のインパクトばかりが強くなり、本質まで辿り着けないことがあります。
今回も同性愛者を告白した義理の息子の縁を切るとか切らないとか。相手のことも考えずに結婚を勧めたりとか迷惑極まりない。偏屈な爺さんどもには付き合いきれん!と思ってしまいます。
妻がこのドラマを早々に2話で途中リタイアしていました
私は途中4話から見て面白くて仕方がないのですが、時代なんですかねー
私には(もっと強烈な本物の)漁師の叔父がいますが、堤さんの漁師の演技が上手いので振り回すパワーが見ていて辛く疲れてしまうようです、私は世代柄パワハラ気味な台詞は普通ですし耐性もあります、男なので心と発言とのギャップも感じ取れます
悲しいなぁ、あの強烈なキャラの裏にある照れや優しさや少年のような素直さ、から元気、そして自己犠牲すらも、なかなか見てはくれないようです
声が大きいだけで怖い、嫌な人だ、と決めつけて、その中までは見てくれないようですね
それが今の時代かあ、だから早送りで映画も観れる訳なんですねー
俳優さんの奥深い演技は伝わらず、目に見える表面ばかりの分かりやすい、ソフトな軽いものが求められているのですかねー
皆疲れてもいるんですかねー
観ている本人は決して単純な心では無いはずなのに、相手を心で感じ取ろうとする気持ちや余裕が無い時代なのでしょうか
悲しいなぁ
やはり琴平は片岡の息子だったんですね。医学部への進学はお金がかかるし片岡の父親としての思いはともかく、琴平の判断はいろいろ考えてベストなものだったと思います。彼のカミングアウトには驚きましたが、何となく伏線めいたものもあったし、なるほどという感じですが、田舎では受け入れてもらうのがなかなか厳しいのも確かだと思います。漁協は相変わらずですね。あれだけ強弁するけれど、結局、漁協は漁業の衰退を止められていないわけで、自分たちの責任は棚上げというのはちょっと御粗末すぎます。
社員のことを食べさせていくにはと一生懸命考えて、もう和佳は立派な社長だね。「渡せるものはロマンしかない!」かー、めっちゃかっこよかったな!小さな片田舎で自分の魚がどうなってお客様に届くのかを想像できない漁師を65万も自腹を切って都会のレストランに連れて行くって漢気がありすぎて惚れてしまいそうだよ。やっと漁師と心が通じたと涙を流した和佳、口でどんなに言っても怒っても宥めても百聞は一見にしかず!レストランは大成功だったね!
一次産業の人の中には、片岡みたいな無理解があるのは確かでしょう。漁港で育つと、ああこういうのあるなと頷いてしまうところがあります。でも自分の理解のなさに気がつけば、新しいアイディアや工夫につながるし、それは他の人とつながるチャンスにもなる。田舎か東京かの問題ではなく、一番はやはり相互理解なのでしょう。これで和佳のブランディング計画が、ようやく理解されたのではないでしょうか。そして琴平の隠し事が発覚しそうです。まあきっと彼は片岡と関係があるのでしょう。和佳の忍耐はどこまで続くのでしょうね。
前半漁師たちが和佳への疑惑や鬱憤を溜めに溜めて、ぶちまけて、感動の和解!に持っていきたいのは分かる。だけどシングルマザーへの偏見が強すぎるし、パワハラセクハラなんでもありの仕打ちに同じ女性として見ていて辛かった。詐欺師に間違われた和佳も営業経費のことはもっと分かってもらってから行ったら良かったと思う。だけど、子供の育ち方まで言われる筋合いは1ミリもない。どうして頑張って一人で子育てして働いているお母さんをそこまで叩く気になるのか。別れた旦那は子供のために何かしてるのか?和佳がどうしてそこまでこんな漁師たちと付き合いたいのかわからなかった。
ファーストペンギンといっても、やはり和佳は日本的なファーストペンギンですね。突破力があるというより、おそろしく忍耐強い。私ならぶち切れて、誹謗中傷や怪文書に関して訴訟を起こすかもしれません。でもそれだとどんな結果になっても自分は悪者のまま語られるでしょうね。彼女はポジティブというよりタフです。あのタフさは尊敬に値します。気になるのは琴平です。実はあの浜のことについてよく知っている雰囲気があります。もしかすると片岡が見ていた写真の男の子と関係があるのかもしれませんね。
和佳にとってこの漁港がどんな意味を持っているのか、そういうことをもっと知りたいかな。人生かけた大勝負を片岡に頼まれたってだけではこんなに突っ走れないと思う。肝心な片岡は出たり引っ込んだりと頼りにならないし私が和佳なら首を突っ込むだけばかばかしいと思ってしまう。史実があって上手くいくと分かっているから辛い場面も見られるけど、逆を返せばこんなにひどい漁業長とかがいるってことでしょ?密かにディスってるようにも見えて面白い。
みんなで寄ってたかってイジメているように本当に見える。余所者だし余計かも知れない。雨の中で絶望している姿は本当に見ていて辛かった。組合長が統括を脅して、脅されたと言わせるのありそうで怖いし、何よりみんなが手のひら返すのひどすぎる。上手く大臣のバックアップを取り付けたけれど、あの組合長がそんなに簡単に引き下がるのだろうか。今まで通り、すべての力を自分のところに集約したいのだろう。まだまだ一波乱も二波乱もありそうで。その度に片岡達は手のひら返しを繰り返すのだろうか。それにしても片岡の他人任せ、他力がひどい。
既得権益を持った奴というのは、片岡の言う通り、良いとか悪いとか、理屈や何かはどうでもよくて、とにかく自分に逆らう奴が気に入らないのでしょうね。実際、そういう奴は相当数いるし、権力者には何も言えない日本人もまた多数だというのは、ドラマの中だけでだけでなく現実問題として実感します。ただ和佳のようにうまく多くの人たちを巻き込んでいくことで、ある臨界点を越えると、雪崩をうったように一気に変わるのも、日本人の特長だと思います。だからそこまで頑張れるかどうかが分かれ目になります。次の問題は片岡が和佳に通帳ごと預けてしまうような面倒くさがるとか、他人任せというか、そういうところでしょう。変わるのは他人で自分たちはそのままなんて通用しません。漁協だけでなく、漁師自らも変わらないとね。
互助と言う意味では漁協は大事なシステムだと思う。今と違い販路を確保するのも個人では難しかった時代、地名を冠した漁協が代表して売ると言うのはとても合理的なやり方だったと思う。しかし今はネットもあり、自分で販路を見つけることができる時代。必要なものを自分で用意しなければならないというは大変かもしれないが、慣習に縛られて何もしないよりも良いと思う。国がこういう事業を後押ししているのも初めて知った。それにしても気持ちの良いタンカだ。見ていてすごくすっきりした。
なんと言っても盛り上がったのは奈緒ちゃんの啖呵よね。その前にグズグズやってくれたからそれを全部回収するような啖呵によくやった!と思いました。ただ実話をドラマチックに、と番宣をしていた通りドラマチックにしたいあまり雑なところもありました。一万円で立て直す話は一旦流れたのにも関わらず、お魚ボックスができるようにいろんなところに掛け合って許可を取ったのは反感を買うというか揉めますよね。漁協がいい顔しないのは当たり前です。ドラマチック優先でこの先もいくなら実話とはかけ離れてしまうかもしれないですね。
漁業に限らず、片岡みたいに現状を変えようと口にしながら、その実は自分たちに実害のない簡単なことで改善できないかと、都合のいいことを考えている人や会社って多いと思います。そんなことがあるなら、すでに誰かがやっている筈で、ほとんどの場合、構造的な問題として変革が必要なのに、大ごとになると腰砕けになる。まさに日本社会の縮図のようです。日本は同調圧力があると言う人たちがいるけど、同調圧力というよりも、和佳のように自分の意見を持ち、行動できない、単にヘタレの社会なのだという気がします。実話だということなので、こういうパワフルな女性が実際にいることは、この国の救いだとさえ感じます。奈緒さんの並みいる名男優を向こうに回した気合の入った芝居も好感が持てます。