ファーストペンギン！

ギャップを作れるというのは大事ですね。大杉漣さんとか遠藤憲一さんとか、悪役が多かった役者さんも、ちょっとしたギャップで良い人の役も演じる人気俳優になったし、梶原さんも大河ドラマとのギャップ萌えなのでしょうか、このドラマではベテランの漁師に見えるし、跡を継いだ息子との距離感に悩む普通の父親に見えます。漁師らしいぶっきら棒さの反面、内弁慶なところなど、可愛らしくさえ感じます。エンケンさんみたいに、ここから遅咲きの人気俳優になるかもしれませんね。

あっちゃんの叫びに共感しました。ちょっと子供じみた言い方だったけど、これまで自分がどれだけ地道にやってきたか分かってほしいという心からの叫びが切なくて一気に愛しさが増しました。例えれば赤ちゃんに構いすぎていて長男を忘れていたような？なんかとても愛しくなってしまいました。

どちらかと言うと嫌いな俳優さんでした。
いつも 厚苦しくオーバーアクションで濃過ぎる演技のイメージが強い方でしたが
今回のこの役を拝見して、うま過ぎて感動すら覚え、ググり今ここに辿り着きました
他の方も演技派揃いのキャラが濃い中、なぜか分からないまま、この方の演技だけに物凄く引き込まれている自分がいました。隠し味にご自身の毒気を使ってらして、絶妙です。何でも無い一つ一つのセリフや表情、間や動き全てにグッと心を掴まれました

決して際立って目立つわけではない、他の方のほうが皆、遥かにグイグイ来ている中でふんわりと一歩後ろに控えていながら、遠くから優しく鷲掴みにされている感じが初めての感覚です
感動しました、次回が楽しみです

みんなの前だから息子にキツく当たるっていうのもお父さんあるあるなんだろうな。だけど親父！って呼んでもらえるのも嬉しいし、自分の好みのお酒の飲み方を知ってくれているのも嬉しい。でも恥ずかしいから半分しか顔は向けない。お父さんって案外かわいいんだなと思わせてくれた。

ついこの間まで、梶原さんを見ると恐ろしかったのに…強気の組合長を見ておどおどしてる感じが本当に普通のおじさんで。さんし船団丸の行く末と共に、これからどう変わっていくのか楽しみです。