※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 3.6 /5.0(72%) | 559位 /1127件中 |
キャスト 4.0 /5.0(79%) | 563位 /1127件中 |
演出 3.6 /5.0(72%) | 560位 /1126件中 |
音楽 3.5 /5.0(69%) | 566位 /1127件中 |
感動 3.3 /5.0(65%) | 439位 /1122件中 |
笑い 2.2 /5.0(44%) | 839位 /1122件中 |
スリル・興奮 4.2 /5.0(83%) | 114位 /1119件中 |
脚本・ストーリー 3.6 /5.0(72%) | 559位 /1127件中 |
キャスト 4.0 /5.0(79%) | 563位 /1127件中 |
演出 3.6 /5.0(72%) | 560位 /1126件中 |
音楽 3.5 /5.0(69%) | 566位 /1127件中 |
感動 3.3 /5.0(65%) | 439位 /1122件中 |
笑い 2.2 /5.0(44%) | 839位 /1122件中 |
スリル・興奮 4.2 /5.0(83%) | 114位 /1119件中 |
京子は今の生活を壊されたくないという。赤沢と守との生活に満足し、会いたい時に母親のように接することができる心麦がそばにいて満ち足りているのだろう。その生活は遠藤親子の犠牲の上に成り立っていると想像できていないところが絶望的で愚かだ。まるで自分以外は不幸でいいと言っているようなもので、だから殺しまでできてしまったのだろう。心麦は真実を知るたびに踏まれる麦のように困難を乗り越え強くなった。山下さんも手助けができないことをもどかしく思いながらもずっと見守ったことだろう。心麦はこれからも真っ直ぐ生きていく、そんな明るく強いラストが心地よかった。
京子は愚かなまでに女で、愚かなまでに母親だったんですね。赤沢はそれでも彼女に一途だった。まあ犯罪なんてものは、己を含めて誰かを愛したり、何かを守るためがほとんど。
でもどうにもしっくりこなかったのは鳴川の動機です。娘のためというのは言い訳くさい。娘に背中を見せるとか格好つけるところが特に胡散臭い。もっとストレートに欲望が見えた方が納得できたんだけど。
何にしてもそれぞれの親子の葛藤が重層的に描かれていて、なかなか考えさせられる内容でした。このクールの民放作品の中では、一番良かったと思います。
ただ親として娘に立派な背中を見せたかった??そんな理由で冤罪を揉み消しそれに付随する不都合な真実は自らの手で消していく鳴川。そこまでして守りたかったものってなんなのだろう。何人の人生を狂わせ、不幸にしてきたのだろう。そこまでしなきゃいけなかったことだったのだろうか。そして詩の秘密はまだまだ根が深い。あの日赤ちゃんは2人いた??でも子連れで殺人に来る人はいない。どんな理由で京子はあの日あの家にいたのだろう。闇が深すぎる。
それぞれ別々のエゴとか思惑で冤罪が作られたり、見逃されたりしたってことか。
そしてそれを暴く側もそれぞれのエゴや思惑だ。人の社会はそういうものの連鎖とか積み重ねで出来ているのは確かだけど、ちゃんと自制できる大人がいないとね。皆、あまりにも欲望が勝ちすぎる。
特に鳴川の動機はちょっと弱すぎる。これで冤罪を呑み込み、更に人を殺す動機になるのだとしたら、娘の方がやりきれないのに。
まあそれぞれの親子模様が描かれている内容だし、法曹側の鳴川と阿南親子、冤罪側の遠藤親子の対比がより鮮やかになるための設定だろうから、説得力の面では気になるけど、物語の構造としては悪くないかな。
あのリュックの男が鳴川だったとは!!もっと若い人だと思っていたし声もだいぶ変えていたからびっくりした。しかも阿南の父親だったんだね。ということはこっちの情報が阿南にまでつつ抜けるということだよね。また内情を知っているであろう鳴川によって心麦がいいように操作されてしまうかもしれないし、ますます目が離せなくなってきた。これだけの登場人物が出てくる中でまだ点と点のままなのが歯がゆい。ラストは綺麗に繋がるのだろうか。
結局、心麦はもちろんだけど、松風も遠藤も、そして阿南も、子どものために旦那をかばおうとした京子さえも、みんな親子の問題が絡んでいた。この構造はある意味でホームドラマだね。まあサスペンス系では横溝正史以来の王道と言えなくもないけど。
鳴川は胡散臭いとは思っていたけど、まさか阿南の父親とは驚いた。何にしてもこれだけの人が殺されるだけの理由がつまらない内容だと、拍子抜けするので、最後はそれなりの因果を見せて欲しいものです。
心麦はうただった。そこに辿り着くまで長かったなーという印象。子供が欲しいと熱望していた夫婦と親を亡くした子供が引き合わされ幸せな家庭を築いた。法的にはいろいろあるだろうが、それでいいじゃないか。心麦の涙はどんな思いが込められていたのだろう。自分が春生たちの子供じゃなかったショックだろうか?実の親が殺されたショックだろうか?周りの大人たちは最善を尽くしたといいたい。あれだけ喜ばれて春生たちの元に来たことを素直に喜べる日が来ることを願っている。
心麦が実は林川歌で、津寺井に歌を養育させたくないので出生を偽ったまでは、違法だとしてもこれほど人が死ぬようなことではない。まあ現実には未成年後見人として津寺井が認められるとは思えないけどね。
それはともかく問題は東賀山事件の裏側にある冤罪だ。しかしこちらも隠蔽のためにここまでするかと思う。余程の理由が隠されているんだろうなと期待と疑念が半々かな。あと2、3回の放送でそこまでたどり着くのかな?
とにかくここまで拡げたストーリーをフラグ回収とばかりに無理矢理たたみこむのではなく、自然に頷ける着地点に期待したい。
赤沢みたいな刑事が幅を利かせていた時代があったんだよね。多分冤罪もたくさんあったと思う。自分は正しいことをしていると言い聞かせないと崩れてしまうような危うさがある。本人もだって100パー正しかったと思っていないから松風を見てどきっとしたのだろう。阿南は別のやり方で心麦ちゃんを導こうとしたが失敗。客観的にとか物理的にとかいいつつなにも証拠が示されないのに賛同できるはずがない。ハラハラしたが心麦が賢い子で良かった。
阿南にけしかけられて赤沢が強硬姿勢になりました。赤沢はなぜこんなにむきになっているのだろうね。
もちろん松風の父親である久世が鍵になっているのはわかる。問題は久世、心麦の父である春生、そして赤沢、その全員が刑事だったこと。そのうち確実に後者ふたりは東賀山事件に関わっている。そして久世は失踪、春生は殺害。
冤罪の隠蔽に関わる警察の闇みたいなものがあるとして、なぜ、誰が、画策、あるいは意図したのか。まあ阿南が合っていた人物が黒幕なんだろうけど。
新たに登場した鳴川さん、なかなかの個性だね。緊張感が高まってきたところなので、いい感じで弛緩させてくれます。
赤沢さんの持っていた水が京子さんの持ち物から出てきた時にはあっと声が出てしまった。これは信仰宗教かなにかが絡んでいるのだろうか。心麦は唯一の家族だった父親に死なれ、冷たい海に放り投げられ自分自身も誰かも分からなくなって必死にもがいている状況だと思う。そこに優しくしてくれる京子さんまでもが真の味方じゃなくなる日が来てしまうのだろうか。それだけは避けたい。でもあのお守りの中にはきっとGPSが入っているのだろう。心麦の心の安らぐ日はまだだろうな。
松風の父親と赤沢には接点があったわけか。赤沢の指示で京子が渡したお守りには、おそらくはGPSか盗聴器がついているのだろう。ますます赤沢が本当に心麦を心配しているのかどうなのかわからなくなってきました。
少なくとも現実なら、ここまで偶然に東賀山事件の関係者が重なる筈はなく、春生は意図的にそれが集まるようにしていると感じます。普通の親ならこんな魑魅魍魎の世界に娘を引き込むとは思えないし、やはり心麦自身にも何か関わる重大な問題が隠れているのでしょうね。
じゃないと巻き込む理由がない。ただの自己満足なだけの鬼畜な親になってしまうもんね。
染田のあの時こうしていればの回想に胸が苦しくなった。ボタンの掛け違いのようなことが重なって転がり落ちていく人生はあまりにも不幸で苦しい。でもお金もなく仕事もなくなにも利用価値がなさそうなおじさんに薬物を渡すってあるのかな?薬物のために偽物をたくさん作ったってどうも割に合わない。雑だなと思った。そして途中に出てきた小学生のスカーフを切ったのは被害者だったっていうのもなにか繋がるのか?染田が自分が書いたとした手紙でまた真実が歪んでしまう。本当のことまで辿り着くか心配だ。
重たいね。本格派といえばそうかもなんだけど、救いがないとも言える。梁田まで不審な死を迎えてしまった。
神井ってホントに嫌な奴だね。松風に「見下ろすな」とか怒鳴っていたけど、あの態度、自分の方が相手を見下している。こういう奴が一番まともじゃない。
赤沢刑事ばかりか阿南検事も妙な動きをしている。まったく陰謀だらけだ。
こんなのに巻き込まれてまで、真実を知りたいという心麦の強い動機がいまひとつわからない。
それより戸籍上は親子なのだから、遺産を夏美に預けないで松風に管理を相談した方がいいと、私ならアドバイスする。
だからこの重さを引っ張るだけの動機が欲しい。
自分は誰の子か、心麦にはもう母も父もいなかてこの世にたった1人で生きていかなきゃいけない。そんな中でその問いは生きることに等しいくらい重要な問題なんだと思う。自分は誰に望まれこの世に生まれたのか、自分は誰に愛されここまで来たのか、根幹が揺らぐ問題なのだろう。似てますよね?と自分の中に両親の面影を探さないと心細くて踏み出せない心麦を抱きしめてくれる誰かがほしい。松風がそこまでならなくても風を防ぐ盾にはなってくれそうでよかった。
赤沢の焦ったような強引さとか、秋貞を誘導するような捜査は、彼が何かを隠そうとしているようにしか見えないね。少なくとも阿南検事を軽視する態度は偏見に満ちているし、正しい人物には思えない。
神井は厄介だね。客観的な真実なんてこの世界に存在しないことをわかってないのか、あるいはそれさえどうでもよくて自分の目や耳しか信じていないか、いずれにせよほとんど狂信者みたいな奴だ。世界の曖昧さを許さない、まさにその名前の通り「神」のごとく自分の定規を持っている。
展開としては、主人公が父親が関わった事件とその全容に近づくたび、知らなかった事実に直面したり、様々な思惑に翻弄されながら、真相にたどり着くんだろうけど、シリアスが即ち重さではない。
全体的にどんよりと重たすぎる。
主人公は何かを知るたびに重みを背負うのではなく、何かから開放されていかなければならない。そうでなければ父親がわざわざ重たい課題を託すわけがない。少なくとも物語の構造としては、そういう形が定型だ。であれば主人公が何か決意を固めるごとに、少しずつ心が身軽になっていく変化が欲しい。
遠藤親子の悲劇はマスコミや警察に作られた冤罪なのだろう。マスコミが疑わしいと記事を書き警察が乗ったというところか?力郎の方も調子に乗りやすいタイプみたいだし世論共々押し流されたって感じ。それで自白の強要。多分息子のことで揺さぶられ疲れ果てたのだろう。第一発見者なんてなるもんじゃないな。そして友哉の歩んだ人生も救いようがない。母親に一縷の望みを託して電話した先が通じなかった時心が折れたのだろう。そして心麦‥。父も母もいない今真相まで辿り着けるのだろうか。
これって友哉も力郎も、親子で冤罪かも知れないってことか。
友哉の過去は悲しいけどわかるよ。たとえ嘘でも親とか自分に張られて定着してしまったレッテルは簡単に剥がせないし、ずっとついて回る。やられた経験のある人ならわかると思う。友哉がたどり着いた父親が「諦めた」という答えは頷ける。
そうなるといよいよ赤沢は怪しいなあ。警察が隠蔽に走る可能性はある。
心麦と夏美が親族でないからといって、心麦と春生が親子ではないとはまだ言えない。むしろ夏美が養子だった可能性もあるしね。いずれにせよ彼女に財産の管理を任せるのは止めて、それも松風にした方がいいんじゃないかな。
とにかく友哉以外の5人の冤罪メンバーの素性が気になる。早々に調べないと赤沢も名前を知った以上、何かが起こるかもしれないね。
春生と心麦のラーメンを食べているシーンだけで二人がどれだけ仲良く生きてきたか分かる。さりげない日常でまたすぐ訪れるであろう日々がたった数時間で途切れてしまう恐怖と喪失感で一気に心麦の心情に近づく。親身になってる風でなってないおばを出すことで心麦の孤独を深めプツッと途切れたあの時を追う。よくできた作りにまんまとハマり初回が一気に過ぎていった。普段と変わらない生活の中で父が感じていたもしもはどこから来ているのか。これは考察が捗るねぇ。
なかなか本格的なミステリーのようです。原作は漫画なのですね。そちらは知らないので比較はしません。
春生の殺害ですが、問題は犯人がなぜ殺しだけでなく放火までしたのかです。何かを探し、見つからなかったので隠滅のために火をつけたとも考えられます。そうすると心麦が家事現場に行った理由を尋ねた赤沢がまず怪しい。
伯母の夏美は心麦に残された遺産を使い込みしたいだけかな。気になるのは屋台の店主。春生があんな手紙を預けるのだから、信用はできるのだろう。
まずは手紙にあった他の人物がどういう連中なのかを探ることからだね。