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脚本・ストーリー 4.5 /5.0(90.8%) | 54位 /1127件中 |
キャスト 4.5 /5.0(89.2%) | 202位 /1127件中 |
演出 4.6 /5.0(92.4%) | 32位 /1126件中 |
音楽 4.4 /5.0(87.6%) | 66位 /1127件中 |
感動 4.4 /5.0(87.6%) | 40位 /1122件中 |
笑い 4.0 /5.0(80%) | 94位 /1122件中 |
スリル・興奮 4.6 /5.0(92.8%) | 24位 /1119件中 |
脚本・ストーリー 4.5 /5.0(90.8%) | 54位 /1127件中 |
キャスト 4.5 /5.0(89.2%) | 202位 /1127件中 |
演出 4.6 /5.0(92.4%) | 32位 /1126件中 |
音楽 4.4 /5.0(87.6%) | 66位 /1127件中 |
感動 4.4 /5.0(87.6%) | 40位 /1122件中 |
笑い 4.0 /5.0(80%) | 94位 /1122件中 |
スリル・興奮 4.6 /5.0(92.8%) | 24位 /1119件中 |
ある意味非常に特殊な設定だったと思う。登場人物がすべて「頭の良い人」であり、論理的に説明されると納得してしまう。「理屈ではそうだけど自分の気持ちは違うから」という場面がほとんどない。悪い事をしていた人たちも観念するのが早い。それゆえ観ていてとても納得する場面が多いけど、その分難しい印象もあったかもしれない。
ただ学園ドラマでこれだけ頭脳明晰な人達で構成されているも珍しいのでとても新鮮だった。
学園ドラマなのに挑戦的な音楽で終始「考えて?」というフレーズが使われたこのドラマ。日本を変えたいなら教育からという強い信念を感じた。資源が少ないこの国で教育こそが重要だと昔から言われていたのに、これも平和ボケなのかな。でも御上からはここで立て直さないと大変なことになるという危機感が感じられた。その御上からメッセージを受け取った生徒たちは驚くほど素直に伸びていく。こんなに簡単なら教員は苦労しないよ、とも思いつつも未来は何かが変わるんじゃないかという希望があって良かったと思う。
千木良には高卒認定試験という道がそういえばあった。
詳しく知らなかったけれど、出願が9月中旬までで11月試験のようだからギリギリ間に合ったんだ。
みんなと大学同学年になれそうで、そこは救済としては自力ではあるけれど良かったと思う。
やっぱり頑張っている人が報われる世の中でないと、このドラマの大筋から外れてしまうと思うから。
古代理事長は意外と潔かったな。
教育への理想は上っ面ではなくて、手段を間違えたということなんだろう。
迫田も千木良の覚悟を見て昔の自分を取り戻したし、神崎の父もちゃんと神崎の覚悟を受け取ってくれた。
隣徳の関係者に悪人がいなかったのは本当に良かったと思う。
現実ではこうはいかないのだけれど。
答えの出ない問題を考え続ける。
日々に追いかけられて忘れそうになるけれど、大事なことなんだよね。
そして、まさか槙野がいまさら教職とる発言は驚いた。
官僚はとんでもなく忙しいとは聞くけれど、さらなる学びってこういう立場の人たちこそ大事かもと思った。
御上と母、富永と弟、冴島と弓弦、是枝と母の4つの家族のそれぞれの抱える苦悩と誤解をわずか1時間で展開し、それが無理やりねじ込んだような不自然さはなく、何かしらの繋がりを持って語られていて素晴らしいです。毎回思うのですが本当に神ドラマ。
明るい富永さんにも大きな問題があったのね。弟さんも知的障害があると言っても多分軽度だからこそ姉への嫉妬も生まれるしうまくいかないことへの苛立ちが出てしまうのだろう。そこに親戚の辛辣な言葉があれば尚更だ。なんの責任も取れない人が軽い気持ちで吐いた言葉が一つの家庭を壊すほどの威力があるってことを知らないといけないよね。りゅうちゃんとの話し合いが割愛されてしまったのがちょっと残念だったがいよいよ本丸へ話が移る。それには痛みが伴うんだよね。どう折り合いをつけるのか楽しみだ。
自分たちで考えて自主的に勉強を始めると、もうそれは趣味の時間のように楽しい充実した時間になる。
それが傍目にもはっきりわかる状態になっていたのは頼もしいし、なにより先生たちにとって嬉しいことだろうな。
冨永の家の問題は兄弟児ゆえのこと。
それでも、たとえ伝わらなくても大好きだと伝えることは大事なんだよね。
とても心がすり減る作業だけれど、それでも伝えないと伝わらない。
御上が母に伝えたシーンは見ていて苦しかったけれど、やはりあれで良かったんだろうな。
裏口入学問題はやはり千木良が該当していたか。
御上がやってきて、机上の勉強が減った時に一番カリカリしていたから学力に不安があるんだろうと思っていた。
だから裏口入学の該当者だと聞いても驚かない。
ただ、同級生が裏口入学だったと知って、3人がどう考えどう行動するのか。
今の彼ら彼女らなら、感情論ではない大人が考えないような結論を導き出しそうだ。
ヤマトタケルが槙野だったのは想定通りだったが、次元宅で合流していよいよ大きなことが動き出す。
学生の力も借りてというより、しっかり主力選手になっているのがこのドラマの面白さだと思う。
今までの学園ものだったら成績を上げないと先生が辞めさせられちゃうって言ったら先生のためにって団結しそうだけど、このドラマでは子供たちがほんとにしっかりしていてそんなことに踊らされることなく成績が下がっているのは事実だからとちゃんと実のある勉強をしだすところがすごい。御上に対しても何でも言い合える信頼できる人のような関係で今までの先生と生徒とは違って見える。時代が変わっていることを感じることができるのが面白い。外の世界で大人がどんなことをしていても惑わされることがなくきちんと学校の中で成長している場面が見られるのがいいところだと思う。
一色は御上の兄の恋人だったのか。
当時のことを直接知っている人だとは思っていたけれど、同じように心に傷を負っている人だからこその寄り添い方だったということか。
その一色もヤマトタケルではないという。
いったい誰なのだろう?
御上が古代を、是枝が溝端と対峙する。
弱点を考えるとこの組み合わせになる訳だ。
中岡が意外にも切り捨てられる側に入っていることに驚いた。
悪事は古代と塚田が中心にいるということなのか。
それともまだ上に黒幕がいるのか。
冨永が次元経由で御上に助けを求めている。
彼女も家庭で問題がありそうだったが、何があったのだろう。
見るべきところも考えるべきこともたくさんあるドラマで、見た後しばらく頭の中がドラマの中のことでいっぱいになってしまう。
とにかく皆さん芝居が凄すぎる。もちろん脚本も演出も素晴らしい。
光の使い方とか、常に画面の中で動きもあるし、一時間が毎回あっという間です。
1番先に切り詰めるところが生理用品っていうのが分かる気がする。自分さえ我慢すればの最たるものだろう。自分を大事にできなくなってるんだよね。同じ制服を着て同じように登校しているけど背負っているものが違いすぎて相談すらできなくなっている子は世の中にどのくらいいるのだろう。キャストそれぞれが自分の意思を持ってさまざまな感じ方をしていたり見どころが多すぎて全部は言えないけど丁寧な作り方にとても惹かれる。ただ生理のことを男性に聞かれるのが気持ち悪いって感覚は否定しないでいいと思う。その感覚こそが元々備わった防衛本能であると思うから。
感動した。けどちょっと考えさせられることもあった。
御上の兄はずるい。これしかないんだと思い込み追い込まれた人に対して使う言葉ではないかもしれないけど、自殺で人生を終わらせた事実は変わらない。それによって母親は壊れてしまったし、弟は兄の真意をずっと探し求めてしまう。幽霊か幻覚かが出てきたけれど、あの時のままの姿で自分の意思を貫く清い存在のままで問いかけてくる。こちらがいつも試されるよう。ずるい以外の言葉が見つからない。唯一の救いはあの時を知っている一色がいることかな。
生徒たちはしっかりと御上の自分で考えるということを実践しているように見える。
考えた上で、御上自身が生徒たちに説明するべきだと。
御上のお兄さんの抗議の対象が、そもそも発達障害の生徒を学校側が排除したことであって、自分のことではなかったことが凄いと思った。
弱い人と歩調を合わせることができる人はとても貴重な存在だ。
ただ、心を寄せすぎると雁字搦めになった身動き取れなくなってしまう気がする。
本当に優しい人だったんだろうな。
だから、なかったことにしてしまう周りと合わせることが苦痛だった。
なんか、少しだけわかる気がする。
これまでの学園ドラマと違い、バカも不良も熱血教師も出てこない。頭のキレる先生と生徒のやり取りは新鮮だしある種の爽快感もある。メインキャストは溝端は見たまんまだろうけど、それ以外は皆なにか秘めているものがありそう。これなら、ここからは生徒達が御上の手助けをする展開があってもおかしくない。ますます先が楽しみです。
お金はただの紙で、信用があるからこそ通用するというのはその通りだと思う。
たしかに汚い面もあるけれど、それは後からついてきたことであって本質ではない。
高校生ならではの投資の発表は良かったし、夢があるなと思った。
あのまま優勝するのは少し出来過ぎかもしれないけれど、混沌としている時代だからこそこういうきれいごとは必要な気がする。
神崎君はやっと拘置所での面会が叶った。
被害者家族にまで会いに行っていたんだね。
自分がきっかけでの事件ではないことはわかったけれど、でも自分の罪深さが消えるとは思っていなさそう。
少し神崎君と御上先生の関係が変わってきた様に感じた。
今度は半沢直樹か。金融マン同士で倍返ししてる場合じゃないっていうのはちょっと狙いすぎというか、キャッチーな場面を作りたかったのかなと思うけど取ってつけた感じがして要らなかったかなと思った。お金は汚いものって言葉にハッとした。これほど大事なものはないのに学校で教えないのはおかしいと思ってた。金融や税金の教育はすぐにでも始めてほしい。
神崎くんは思ったより粘るね。自分の記事がきっかけじゃなかったことは救いになったのだろうか。支える御上はいい先生だなと思った。
あの学園ドラマといえばの金八先生の功罪をバッサリと言ったのもハッとしたが、今回は原爆のことを持ち出してきたことにとても驚いた。これによってアメリカではどんな風に教えられているのかも分かったし、日本で今どう思うかについて話せたのはすごい。学校の近代史って前の時代が押してるとどうしても駆け足になってしまうし、いろんな思想が絡んでくるから積極的に議論がされないんだよね。すごく踏み込んでいて新鮮だ。教科書検定は‥一言で言えば必要じゃない?全国の子どもたちが均一的に学ぶには必要だと思う。
御上先生のお兄さんの事件、試験会場での殺人事件、それに加えて学園の裏口入学が絡んでくるのだろうか。
FAXを即座にシュレッダーにかけるところを見ると、溝端先生には思い当たることがあるのか。
見るからに胡散臭いし。
御上先生と槙野は裏で通じてるとかないのだろうか。
病室らしきところの窓から下を見るシーンや墓参りのシーンを見ていると、御上先生のお兄さんと知り合いだった可能性もありそう。
2人で何かを暴こうとしている?
試験会場での事件は、元々爆破の予定だったのか。
だとしたら、犯人は自分の命もかけていたのだ。
犯人にわざわざ会いに行き、あの事件では何も変わらないと犯人を煽る。
御上先生は何をしようとしているのだろう。
神崎の質問に今は答えられないと言っていた。
兄の事件とも関係あるのだろうか。
神崎の新聞が父親のもとにも伝わったが、ごっことは手厳しい。
ここから生徒たちがどう動くのか。
それが御上先生の狙ったことなのか気になる。
子どもたちが自分たちの周りで起こっていることの根本について考えるのはいいこと。視聴者はこの子どもたちのように更にこの先まで踏み込んで欲しいね。
たとえば日本人の本音と建前の話があったけど、その根本も疑った方がいい。実際にはどの国や文化にだって本音と建前はある。ただ本音を言うのが強いタブーなだけ。宗教差別や人種差別とつながるものが多いからね。でもそんな本音をトランプみたいな奴が噴出させている。
たとえば独自教材。中学は義務であり、公教育だからね。学校差や教員差を無くすために一定の基準が必要なのは仕方がない。でも教員の中には副教材には何を使ってもいいという抜け穴を使って、ほとんど教科書は使わない授業をしても、「これに関しては教科書の〇ページから×ページにあります」と付け加えて、教科書に準じていることにしていたりする。そんな方法も事実として黙認されている。だから馬鹿正直に正面から向き合うのも結構だけど、わざわざ意固地になるより、もっと柔軟にやればよかったという面もある。
真山の事件もそうだし、サリンを撒かれても、9.11が起こっても、何も変わらないこともある。でもカタストロフィは小さい点が積み重なった先で突然に起こる。それもまた歴史が証明している。
御上の電話の相手が気になるね。「平川門」はどういう意味なんだろう?いわゆる「不浄門」だしね。
今までの学園ものとちょっと違うなと思います。進学校ならではというかすごくリベラルでみんなが意見を言い合い教え合うことができる。授業の質が高いのだろうと容易に推測できる作りになっている。さすが上級国民予備軍と呼ばれるだけあるなと思う。御上も生徒の悩みを時に突き放しながらもっと考えてと促す。たった一人を殺したところで世界は1ミリも変わらないと言いつつ、御上は世界を変えたいと思っているのだろう。今そのタネを蒔いている最中なのだろう。
御上は周りにいる人に目覚めてほしいんだろうなと思います。それは生徒たちであり是枝であり溝端なのだろう。一人一人に少しの違和感を残して目覚めるの待ちをしているように感じる。自分一人では世界は変えられないけど、他の人に気付きを与えることで御上もまたバタフライエフェクトをしかけているのではないかと思う。それが民間に降りた御上の戦い方なのだろう。ここからバージョンアップではないリビルドが始まると思うとワクワクする。
神崎が暴いた不倫の先生の娘が、国家公務員試験での事件の犯人だったのか。
先生はコップの水が溢れそうになっていたところにトドメの一滴になっただけだと言っていた。
いったい何が原因で溢れそうになっていたのだろう。
たしかに不倫記事はただ単にゴシップだなと思う。
ただ、その裏にあるものまで暴いたら、それは意味のある記事になるだろう。
舞台は高校だけれど、そこはあまり関係なくて、あるとしたらまだ吸収力のある若者という点だけだろうか。
いろいろ考えさせられる話が次々と展開されていて、なかなかに頭が忙しい作品だと思う。
問題作と呼ばれるようになる可能性があるドラマですね。教育の問題以上に、社会正義とは何かを問うている感じです。
カーターの「ハゲワシと少女」だけでなく、沢田教一の「安全への逃避」とか、浅沼稲次郎の刺殺とか、ジャーナリストが撮影よりも救助を優先すべきだという議論は多々あります。それは助けないのは「悪」という「善悪」を基準にしている。でもジャーナリズムは「社会正義」を体現するもの。「正義」の対義語は「不義」。神崎は「善悪」よりも取材対象者である冴島への「不義」を嫌がった。カーターの写真で「社会正義」を心に刻んだ神崎に、御上がたかが不倫を暴いたくらいで「正義」ぶるなと教え、やっと本当の「正義」が芽生えたということだね。
そして冴島の娘が語る「テロ」とか「革命」って言葉。きっと「造反有理」だといいたいのだろう。ある面でそれは御上の言う「バージョンアップでなくリビルド」という発言に近い。でも似て非なるものだよね。御上がどう思っているのかはわからないけど。
それとアクティブリコール。受験生とかその親は、これが良いってすぐに飛びついちゃダメ。それだと御上の言うスーパー熱血教師への狂信と変わらないことになる。まったく同じ親、まったく同じ環境、まったく同じ教育、まったく同じ体験を積んだ数百人を、最低でも2グループに分けて実験しないと、どんな因果関係があるのかわからない。つまり証明する実験は不可能。アクティブリコールはこういう方法が有効な人も結構いるから、やってみたら?という程度の話だと思った方がいい。まあそもそも頭の良い奴には材料さえ与えれば勝手に消化する。出来る人はすでにその方法論を理解しているからね。そこをはき違えないように。
主役と脚本家が「新聞記者」だからね。
安倍政権の闇を叩いてアカデミー賞を獲った。
今回は教育問題にメスを入れる。
日本がここまで落ちぶれたのは教育に問題があるのではないか。
真のエリート教育を怠ったせいだ。
エリートの責務は弱者救済にある。
そんなことを考えてるエリートが今の日本にいるか?
今だけ、金だけ、自分だけ。
アベノミクスによって日本の貧困化が急速に進んだ。
大企業と富裕層だけが良い思いをしている。
格差のない一億総中流の平等な日本はどこへ行ったのか。
ラストでテロだ革命だと言っていたが、狙う標的が違うだろ。
東大生を狙っところで世の中は変わらない。
山上は安倍を狙って統一教会に致命傷を与えた。
自分の人生を犠牲にして狙うなら意味のある選択をしないと。
学園ものは今までもたくさんあって、いろいろ見たから軽く流す感じで見るつもりがどんどん引き込まれた。
教室の感じは今までのものと大きく違わない気がするのだけれど、この何とも言えない不穏な感じが通奏低音のようにずっと響いているのが今までのものと決定的に違う気がする。
最後にバタフライエフェクトという言葉と、不倫記事を書いたことと国家公務員試験会場での事件が関わってくるのだろうか。
叩くのは簡単だけれど、その背景まで考えたのかという問いは誰でも発信できる今の時代だからこそ頭に置いておかないといけないことかも。
御上先生が見る生徒はかつての自分か、それとも親友か。
また学園ものかーと思って見始めたけどこれが結構面白い。ジャーナリストを気取って先生の不倫を暴いたところでそれが誰の役に立ったのか、先生は職を追われ家族にも捨てられ惨めな生活を送っている。不倫なんかするから悪いとぐうの音も出ない正論で叩き潰して面白いのか。ドラマでは掲示板だったけど今はSNSで誰でもこの生徒と同じことができる時代なんだよね。バタフライエフェクトの話はとても興味深い、でも人は影響し合って生きている以上避けられない問題なんじゃないかと思った。