※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 3.0 /5.0(60%) | 831位 /1128件中 |
キャスト 3.7 /5.0(73.4%) | 724位 /1128件中 |
演出 3.0 /5.0(60%) | 836位 /1127件中 |
音楽 3.1 /5.0(61.2%) | 776位 /1128件中 |
感動 2.6 /5.0(51.2%) | 835位 /1123件中 |
笑い 3.1 /5.0(61.2%) | 435位 /1123件中 |
スリル・興奮 3.5 /5.0(70%) | 367位 /1120件中 |
脚本・ストーリー 3.0 /5.0(60%) | 831位 /1128件中 |
キャスト 3.7 /5.0(73.4%) | 724位 /1128件中 |
演出 3.0 /5.0(60%) | 836位 /1127件中 |
音楽 3.1 /5.0(61.2%) | 776位 /1128件中 |
感動 2.6 /5.0(51.2%) | 835位 /1123件中 |
笑い 3.1 /5.0(61.2%) | 435位 /1123件中 |
スリル・興奮 3.5 /5.0(70%) | 367位 /1120件中 |
あれだけの贅沢をしてきておきながら急に自分の足で歩けと言われて、はいそうしますと言える人ってどのくらいいるのだろうか。それこそ御伽噺、憑き物が落ちたように真人間みたいな顔している面々が滑稽に見えた。丈洋が家族にとって人格者でいい人であったからこそなんだろうけど、夫婦で小さい店から大きくした過程で果たして美琴だけが悪かったのだろうか。丈洋が知らなくていい苦労を全部背負っていたということはないだろうか。数年後の天宮寺家を見て見たい気がした。
このエンディングのために鈴木保奈美さんをキャスティングしたわけだ。最後の結果を除けばただ投資格言を引き出すだけのにぎやかしだものね。逆になぜこの人がと思っていたから、オチとしてはわかりやすかった。
マネーゲームと家族問題にみえるけど、これは庵野に騙されている。贅沢ばかりしてきた人たちだ。家族ごっこなんて使えるお金が現実としてない状況に直面したら、すぐに崩壊すると思う。まあ丈洋もそれはわかっているけど、死ぬ前に家族ごっこをしたかったんだろう。庵野としてはそれをくみ取った結果なのだろう。
個人的には豪華キャスト陣のわりに物足りない内容だったけど。
ep1観た所 全体的に全員の演技が変でこれは監督の演出力のせい。(団子屋は下手過ぎ)
唐沢氏の白髪 取ってつけた様で漫画化した容貌なので現実社会で見たら笑いを堪えるよ。
スーツ 眼鏡 傘ステッキとシンボルはもう充分揃ってる。演技力あるので全く要らぬデフォルメ、役者の演技を貶めている。
冒頭の屋上シーン 怖過ぎた もう下半身が震えたよ 他のどの映画よりも現実味あった!。
丈洋と美琴の夫婦も一枚岩じゃないんだな。若かりし頃の一号店でハンバーグを焼く丈洋と接客をする美琴はとても幸せそうだったのに、それから何十倍のお金を手に入れて大きなお屋敷に住んで立派に着飾っても今は幸せそうに見えない。その人生って成功だったのかね。ビジネスの手腕は確かに美琴にはあったのだろう。ただそれは綺麗なものじゃなかったし、それに守られてきたのに丈洋はそのやり方を好きにはなれなかったのだろう。せめて夫婦がお互いを認め合って労わって最期を迎えてほしいと思った。
沙織の人生を思った時に恵まれているとは思っても幸せだったかと言われれば違うような気がして不憫だと思った。この騒動は大塚家具を思い出す。あれも娘のクーデターは実質失敗したからね。丈洋と美琴は才覚があって自分で切り拓いた人生だけど子供たちは違う。2人は子供達の才がないことを嘆いてばかりのようだが、どうやって育ててきたのだろうか。後継者となるべく教育をちゃんとしてきたのか?中途半端に甘やかして中途半端は地位を与えるのは生殺しに近い。子育ての失敗を子供達のせいにしてはいけないと思った。
どれだけ統計的な手法などを使ったとしても、結局のところ経済学は科学じゃない。結果から逆算して分析することはできても、予測モデルなんて当てにならない。岡田はそんなことは百も承知で、沙織をうまく誘導して自分の利益にさえなればいいようなスキームを作った。
沙織みたいに自分がわからない分野の専門家を使う場合、チェック機能が働くように複数の人間を入れるべき。その金はあるんだからね。でも「友だち」という曖昧な関係の岡田を頼り、目先のそれらしい言葉に踊らされた。ちゃんと契約で動くプロを雇う方が安全なのに、自分の人脈を誇示したかったんだろうね。
美琴はそれがわかっているから、岡田なんかに頼り、自分に対抗して経営に足を突っ込もうとする未熟な娘の頭を抑え込んだのだろう。「生きている」という庵野の言葉は、美琴が彼女を本気で潰そうとまではしていないという、母親としての思いも無くはないという意味でもあったのだと思う。経営には向かないから違う生き方をしろという、優しくはないが厳しい親心が少しはあったのだと思いたい。
施設に入っても一度も顔を見せない息子や親の誕生日さえちゃんと言えない娘とそばに寄り添いなんでも世話をしてくれる他人‥そんな逆転現象が起きるから看護してくれた人に財産を相続させたいって発想が生まれるんだよね。まぁ後者は仕事なんだしそれで対価も受け取っているのだから相続するまでは間違いなのだけれど、気持ちは分からなくはない。たとえお金で繋がった縁だとしても殺されるのは勘弁してほしいけどずっとその下心を見せずに死ぬ時には涙ながらに見送ってくれたらwin-winだと思う。何が正解か分からないな。
丈洋社長も本心では英美子を疑っていたのだろう。一方で彼女を信じたがっていたのだと思う。だからこそ庵野の提案を受け入れた。
財団に財産をという話の後でも英美子が丈洋の手をとっていたら結末は変わっていたのだろう。でも結果が出たあとに「IF」の話をしても仕方がない。
庵野の涙は丈洋の孤独に同情したのではなく、共感したんだね。だから思わずというか、知らずに涙が流れた。
それにしても貧乏人にはわからないのが、この醜い遺産争いだ。5000億円以上の資産なんだから法定相続分だけでも巨額な取り分になる。自分で稼ぎだしたわけでもないし、それで十分すぎるくらいじゃないかと思ってしまう。
将来的に価値が上がりますよって美術品ってほんとにあるのだろうか。誰かがいいって言った絵が誰しもがいいっていうとは限らないし、みんなに受けているものをお金持ちもいいと思って買うとは限らない。美術品の価値なんて流動的で読めないのが本音じゃないのか?それにしても作家の絵が一万円で売れて最終的に客が400万で買う‥、それでも作家には一万以上のお金は入らないんでしょ?そこの仕組みに絶望よ。つくづくすごい世界だわ。
そもそも美術品とか文化的遺物とかいうものは、その芸術的価値とか歴史的価値とか個人的な思い入れとか、と市場価格は関係ないからね。
あの御子柴の抽象画だって本当に欲しいと思う人がいれば、実際に価格は数百万円の値がつくかもしれない。
だから努と果澄が笑えるのは、物の価値がわからないからではなく、自分が認める価値にお金を出せないこと。それって成金とか投資家の感覚だ。別にそれをダメだとは思わないけど、それなら「私は絵の良し悪しではなく、市場価値の高いものを買う」するくらいの度量がないから、無能を晒すことになる。
ドラマとしてはいよいよ相続の内容が決まり、本丸に突入という感じでしょうか。
ま、人間だもの、自分たちで法律を作っていいとしたらそりゃ自分たちのいいように作るでしょうよ。だから実際に裏金を作ったって刑罰も受けないし納税もされない。今回の暗号資産だってやってるでしょうよ。問題なのはその法律を精査するところが機能してないってところよね。しょせん同じ穴のムジナなのよ。最終的には人工知能のAIに決めてもらうしかないかもしれない。あんなボンクラが政治家になれる国はダメだ。政治の問題よりゴシップが好きな世の中はもっとダメだ。
暗号資産の光の部分ばかり語られるけど、影の部分としてマネーロンダリングなどに利用され、某独裁国家やテロ組織、マフィア、暴力団などはもちろん、資産家たちの一部が暗躍している。
いつの時代でも技術の進歩は、それに対応する法整備の遅れにつながるけど、その法を整備すべき国会議員がこうではね。まあ実際にそういう議員がいそうだと思われている時点で、議員への信頼低下を感じる。
そして美琴は何を隠しているんだろう?皆から一目置かれることに成功した庵野だし、そろそろ丈洋がいろいろあると言っていた天宮寺家の陰の部分に、切り込んでいきそうです。
美琴は善人なのか悪人なのか、はっきりしないところがいい。娘婿に生命保険をかけ孫を誘拐しクルーザーのパンフレットをしげしげと眺めるところは悪人としか言いようがないけど、娘が真っ直ぐに意見するようになり自分と距離を置こうとする娘婿を頼もしそうに見る目は悪人だけでは済まないなにかがある。やり方は回りくどいが老い先短い自分の人生をかけて子供たちを再教育しているようにも見える。まだ自分が動けてなんら支障がない、ここらが最終試験なんだと思う。
今のところ美琴は合理的で、どうあれそのタイミングでもっとも損をしない選択を良しとしている。だから庵野の画策に勘づいていても許容していると理解するべきなんだろうね。
ただ明らかな失策をすればあっさり切られる。宏樹はそこに情のようなものを求めていたけど、それは情というより、自分への言い訳だというのがこのドラマの主張なんだろう。
でも宏樹が天宮寺家から距離をとるのは正解だとして、動画配信で収入をというのは今風ではあっても、説得力はないな。そういうことが無理だというのではなく、ご都合主義で安易な展開という意味でね。だってそれってまるで不祥事を起こした芸人じゃん。
愛人に対するお手当まで会社の経費にしていたなんてセコすぎて引くわ。お金持ちが遊ぶならもっと綺麗に豪快に遊んでほしいもんだわ。あの一家の財産があれば、一夫多妻で子供も産ませて一生面倒見るくらいの豪快さがほしいところでもある。まぁ自分が築いたものじゃなければ先細ることは確かなのでそれができない小さい男ってことよね。そこに縋って生きる女も大したことないけど最後みんなで立ち上がったからには大きく成長してほしいところだね。
庵野の役目は天宮寺家の財産を守ることだから、その中には考え得る損失も最少にするということも含まれるわけだね。だから愛人たちを納得させ、手を引かせるためにあそこまで焚きつけた。
それにしても順平もせこいよね。昔の政財界の大物たちは愛人に対してももっと綺麗かつスマートに金を使った。だから大したスキャンダルにならなかった。まあ所詮小者ということだね。果澄の弱味も握ったし、庵野としては上出来なのでしょう。
それにしてもドラマとして飯田の存在意味は何だろう?わざわざ鈴木保奈美さんをキャスティングして、ただの盛り上げ役ってことはないよね。今のところよくわからないなあ。
コメディ要素もあり、痛快さや考えさせられるところもあり、面白いと思います。唐沢さんの軽妙な芝居も絶妙です。
テーマがお金だけに、人のエゴとか欲とか、ドロドロしたところが出がちなテーマだけに、その軽妙さが救いになっているなと思います。
ただ庵野が飯田に説教じみたことを言ったけど、あそこはいらないんじゃないかな。所詮、他人のお金で商売をしているだけのバンカーが、あまり偉そうなことを言うとその多くがブーメランになって返ってくるんじゃないのと思います。むしろ終始飄々としていて、主張はその行動で見せる方がいいと個人的には思います。
それにね、素人に金融のプロによる詐欺を見抜けというのは酷な部分もある。素人が庵野のようにディープな情報を集めるのも難しいし、やれたとしてもお金がかかる。そんなお金は飯田にないからね。どんな努力にも立場や環境によって限界がある。そこはプロだからこそ理解していて欲しいかな。
もっと難しい話かなと思ったら結構分かりやすくなっていたので面白かったです。唐沢さんと鈴木保奈美さんが共演となると中年以降は胸熱だろうし。歳を重ねてもお二人ともとても魅力的で嬉しかったです。潰れかけの団子やの話がたくさんの人を巻き込んで解決していくところは面白かったですが真面目な素人が騙されてしまう世の中はゾッとしました。融資を受けたいだけなのにカモにされるなんて怖いですよね。プライベートバンカーなる職業にはご縁はないだろうけど物語は楽しめそうです。