ソロ活女子のススメ5

ちょっと休職するだけなのに退職して二度と会えないみたいな扱いをされて戸惑ってる姿が面白かったです。居場所がなくなる感じがするし、復帰しづらくなりますもんね。不安になる気持ちも分かる。こういう意外な繊細さが垣間見られたのも新鮮だったし、今シリーズは色々考え込んだり悩んだりして様子がおかしいことが多かったので、最後の最後で「皆行くよ～」ってノリノリで飲み会に向かういつもの石岡しさ全開な姿が見られたのも嬉しかったです。

トラベルブルーになって「ヘルプミー」って連呼しながら社内を逃げ回ったり、コソコソ隠れてたのに恵の「餞別渡そうと思ってた」発言を聞いて即行で出てきたり、御翔印帳を貰った途端にご機嫌になってトラベルブルーが吹っ飛んだり、石岡のお調子者で単純な性格が存分に発揮されてる姿が面白かったです。煩いし色々面倒臭い人だけど不思議と憎めなくて、きっとどこに旅しても誰とでも上手くやっていけるだろうなあって感じられたのも良かったです。

猿島で彩子と遥に遭遇した時の、傘を猟銃に見立てて牽制する姿が面白かったです。ソロ活でモノローグが多い分、いつも以上に表情が豊かで、要塞を見て歴史の話を聞いて、そのたびに心や感情が揺れ動く様がしっかり伝わってきたのも良かったし、モノローグも落ち着いた良い声で滑舌も良く、島や歴史の解説としてもとても聞きやすくて良かったと思います。

恵が執筆を引き受けた時に嬉しそうに駆け寄ってきたり、「よし！」って大きな声で気合を入れてる姿が、絶対に良い本にしようっていう気概を感じさせて良かったです。ズレてるところがあるし意思疎通が怪しい時もあってそこはちょっと不安だけど、やる気十分で頼もしい担当さんになるんじゃないかなあって、今後の恵とのやりとりがすごく楽しみになりました。

あからさまに動揺したり慌てたり、誤魔化すのが下手くそなところが良くも悪くも正直で素直な石岡らしさを感じさせました。執筆の話を恵さんになかなか出来なくてモダモダしてる姿も、普段本作りの大変さを目の当たりにしてるからこそ、負担になるかもって気軽に言い出せないのかなって伝わってきて良かったし、遥に舌打ちされた時の目が点になった顔も、一瞬なんだけど漫画の一コマみたいに面白くて印象深かったです。

また彩子さんと言い合いして揉めてたけど、上司だからと遠慮せず絶対に意見を曲げない姿から、担当作家さんへのリスペクトや仕事における石岡の信念やプライドが伝わってきたのは良かったです。ずっと様子がおかしかったけど、完全復活したように勇ましく元気な姿が見られてホッとしました。恵さんに「パンクでロック最高イエーイ！」って言われた時のポカンとした顔も面白かったです。

彩子さんとの言い合いはしょうもなかったけど、ちょっと元気になっていつもの石岡らしさが戻ってきたのは嬉しかったです。あまりの必死さと切実さに、何であんなムキになって上司と互いの世代をディスり合うことになったのか、会話を全部聞いてみたくなりました。映像では喧嘩の途中からしか流れていないけど、結構長くやり合ってるような熱量とテンポ感があって、突然始まった感じがしないところも良かったです。

前回に引き続き、いまだに自分らしさ探しに迷走中で、声も小さく態度も丁寧でしおらしくっていう謎のキャラに変貌してる姿が面白かったです。迷走キャラも良い味出してるけど、いつもの明るくてちょっとおバカさんっぽい感じが一番石岡らしい魅力が感じられて好きなので、次回はもとに戻ってくれてると良いなあって思います。

冒頭の原人の真似、前に出てきて台詞を言う時も立ち位置に戻る時も、姿勢も歩き方もしっかりキープしたままなりきってるのがジワジワくる。突拍子の無い発想で午後から出勤してきたり、サッカーしないのに雰囲気でサッカーボールを持参したり、「自分らしく生きて！」って同僚たちに力強く訴えたり、変な拘りを見せて「またやってるよ」って彩子さんたちに呆れられる姿も石岡らしくて面白かったです。

何やら企み顔で地球儀持ってきて高速で回転させて、勝手に恵の旅行先を変更しちゃう姿が子供みたいで、シーズン5になっても石岡変わらないなあって笑ってしまいました。このちょっとアホっぽくて無邪気な感じがドラマの緩い空気感に合っていて良いですね。恵にメルボルンの写真集を渡してタイムトリップツアーを提案する粋な計らいも格好良かったです。