『ザ・トラベルナース (2024)』での中井貴一 (九鬼静役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
中井貴一 (九鬼静役) は 「2024年10月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
この中でハラスメントをしたことがあると自覚している人は手を挙げてと言われても微動だにせず背筋をきちんと伸ばして座っているところがとても九鬼さんらしくて良かったです。ナイチンゲールを意識しながらも毒舌を吐いたりするところも人間らしくていいと思います。
広島弁のタメ口で旧友として五味と接するシーンが良かった。込み上げるものを堪えて無理して微笑んでるような表情や、五味を安心させるように力強く頷く姿、勇気づけるように握る手、余計な言葉がなくても、余命僅かな友人を思う気持ちが痛いほど伝わってきて切なかったです。歩との揚げ足取りのような痴話喧嘩も小気味良くて面白かったです。
仲が良いのか悪いのか、ポンポンとテンポの良い歩との嫌味の言い合いが楽しいです。歩への怒りを爆発させる四織の迫力に思わず身体が動くけど、グッと堪えてただ見守る姿勢を崩さない姿も、歩を信頼して「恨ませておきましょう」という彼の意志を尊重しているのが伝わってきて良かったです。
高圧的な大貫に広島弁で凄むシーン、迫力あってスカッとしました。普段、温厚で物腰も柔らかいからギャップが凄い。周りをよく見ていて勘も鋭くて、先の先まで読んで自分の思った通りに事を進める聡い人だけど、チクチク嫌味を言ったり、洗い物中もわざとらしく水を冷たがったり、歩相手だとちょっと大人げないというか、子供の喧嘩みたいな空気になるチャーミングさがあって親近感が沸くところも魅力に感じます。
台詞の間や視線、表情などがその後の展開に繋がる伏線になっているけど、わざとらし過ぎず、でもしっかりと観てる側の印象に残る絶妙な塩梅の芝居がさすがだなと思います。シレッと嘘をついたり、全てお見通しのくせにしらじらしくすっ呆けたりという飄々としたところと、薬師丸とのやりとりで見せる穏やかだけど何処か棘があってピリついた緊張感漂う姿のギャップも良かったと思います。
文句なしに上手いです。軽妙かつ重厚。相反するものだけど、場面によって自然にその変化を見せてくれます。実にベテランらしい見事な役作りだと思います。シーズン2ということもあり、キャラは完成されているし、岡田さんとの息も合っている。セリフ回しは絶妙だし、動きもオペ看のシーンでも器具出しは実にスムーズ。ちゃんと練習しているのがわかります。若い時はかなり下手だったので、経験が匠を生むのだなと改めて思います。
歩との言い合いで見せる流れるように滑らかな長台詞が凄い。台詞一つ一つが聞きやすいし、次から次へと文句が溢れて来るところが静の頭の回転の早さと小姑っぽさを感じさせて良かったです。顔を合わせれば口喧嘩ばかりしているけど、互いへの信頼感が伝わってくる歩との空気感も懐かしかったです。
この中でハラスメントをしたことがあると自覚している人は手を挙げてと言われても微動だにせず背筋をきちんと伸ばして座っているところがとても九鬼さんらしくて良かったです。ナイチンゲールを意識しながらも毒舌を吐いたりするところも人間らしくていいと思います。
広島弁のタメ口で旧友として五味と接するシーンが良かった。込み上げるものを堪えて無理して微笑んでるような表情や、五味を安心させるように力強く頷く姿、勇気づけるように握る手、余計な言葉がなくても、余命僅かな友人を思う気持ちが痛いほど伝わってきて切なかったです。歩との揚げ足取りのような痴話喧嘩も小気味良くて面白かったです。
仲が良いのか悪いのか、ポンポンとテンポの良い歩との嫌味の言い合いが楽しいです。歩への怒りを爆発させる四織の迫力に思わず身体が動くけど、グッと堪えてただ見守る姿勢を崩さない姿も、歩を信頼して「恨ませておきましょう」という彼の意志を尊重しているのが伝わってきて良かったです。
高圧的な大貫に広島弁で凄むシーン、迫力あってスカッとしました。普段、温厚で物腰も柔らかいからギャップが凄い。周りをよく見ていて勘も鋭くて、先の先まで読んで自分の思った通りに事を進める聡い人だけど、チクチク嫌味を言ったり、洗い物中もわざとらしく水を冷たがったり、歩相手だとちょっと大人げないというか、子供の喧嘩みたいな空気になるチャーミングさがあって親近感が沸くところも魅力に感じます。
台詞の間や視線、表情などがその後の展開に繋がる伏線になっているけど、わざとらし過ぎず、でもしっかりと観てる側の印象に残る絶妙な塩梅の芝居がさすがだなと思います。シレッと嘘をついたり、全てお見通しのくせにしらじらしくすっ呆けたりという飄々としたところと、薬師丸とのやりとりで見せる穏やかだけど何処か棘があってピリついた緊張感漂う姿のギャップも良かったと思います。
文句なしに上手いです。軽妙かつ重厚。相反するものだけど、場面によって自然にその変化を見せてくれます。実にベテランらしい見事な役作りだと思います。シーズン2ということもあり、キャラは完成されているし、岡田さんとの息も合っている。セリフ回しは絶妙だし、動きもオペ看のシーンでも器具出しは実にスムーズ。ちゃんと練習しているのがわかります。若い時はかなり下手だったので、経験が匠を生むのだなと改めて思います。
歩との言い合いで見せる流れるように滑らかな長台詞が凄い。台詞一つ一つが聞きやすいし、次から次へと文句が溢れて来るところが静の頭の回転の早さと小姑っぽさを感じさせて良かったです。顔を合わせれば口喧嘩ばかりしているけど、互いへの信頼感が伝わってくる歩との空気感も懐かしかったです。