※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 4.5 /5.0(90%) | 58位 /1088件中 |
キャスト 4.2 /5.0(84%) | 365位 /1088件中 |
演出 4.3 /5.0(86%) | 137位 /1087件中 |
音楽 3.6 /5.0(72%) | 452位 /1088件中 |
感動 3.9 /5.0(78%) | 124位 /1083件中 |
笑い 2.1 /5.0(42%) | 854位 /1083件中 |
スリル・興奮 4.1 /5.0(82%) | 127位 /1080件中 |
脚本・ストーリー 4.5 /5.0(90%) | 58位 /1088件中 |
キャスト 4.2 /5.0(84%) | 365位 /1088件中 |
演出 4.3 /5.0(86%) | 137位 /1087件中 |
音楽 3.6 /5.0(72%) | 452位 /1088件中 |
感動 3.9 /5.0(78%) | 124位 /1083件中 |
笑い 2.1 /5.0(42%) | 854位 /1083件中 |
スリル・興奮 4.1 /5.0(82%) | 127位 /1080件中 |
主演の要潤さんの役には演じる上で、その役の気持ちを推し量るという点では特に難しい場面が多かったんじゃないだろうかと思うのと同時に、絶妙な表情な変化と些細な感情の揺れ具合を見事に演じていたのには素晴らしいなと思った。ドラマの内容も、現代社会では風当たりの強いだろう難しい題材を取り上げていて、それについてたびたび考えさせられるような内容であると同時に、御子柴のその後の人生を描いた続編が観たいと思うようなドラマだった。
御子柴が30年以上、会っていなかった妹が初めて登場したが、妹に対しても母親に対しても無表情、無関心な態度に、本心からそう御子柴が思っているのか、装っているのかわからなかった。
拘置所で郁美に面会する御子柴は「(郁美とは)被告人と弁護士の関係で、赤の他人だ」という演出は無慈悲、冷徹な御子柴のキャラを最高潮に印象付けるのに成功したと思う。
それでも、日下部は「なぜ、少女を殺したのか」と問うと、「理由などない、好奇心でバラバラにした、人間も動物も虫も同じ命だと思った」というセリフは、感情を失った機械のような御子柴の人格を思わせたが、結局、「自分が悪魔か、けものの生まれ変わりで、被害者家族だけでなく自分の家族も不幸にしている」と言い、目に涙を浮かべ悩みを打ち明けた場面で、ようやく仮面のような御子柴の顔の裏側の苦悩が判って救われた気分になれた。
それでも検事の岬は郁美が貧困から逃れる為に資産家の夫と結婚し殺害したと主張し、郁美が御子柴の母親だと暴露して裁判官や裁判員の心証をおとしめようと言う、手段を選ばない、なりふり構わない岬の姿は多くの視聴者の怒りを盛り上げるのに有効だったと思う。
ただ、自殺だとしても、遺書の内容だけが自殺の理由ではない気がする。
一番説得力があったのは、御子柴が、女の力で夫を吊り下げることができるかと疑問を投げかけた点だが、すぐに覆されてしまった。
或いは、共犯者がいたのかとも想像させるが、御子柴にとっては、今回も無罪を勝ち取るのが難しそうで、様々な想像をかきたてられるストーリー展開だ。
ついに御子柴の家族が登場し、彼の謎だったパーソナルな部分が見えて面白かった。御子柴の口から凶悪事件を起こしたわけや家族への想いが聞けてよかった。自分の罪を告白しているとき、いつも表情を変えることのない彼がとても悲しそうな顔になっていたのが印象的でした。彼の苦悩が感じられ、見ていて複雑だった。
御子柴が郁美の本当の息子と知らずに面と向かって彼女や御子柴のことを否定する言葉をポンポン言ってしまう大家さん、見ていてひやひやするシーンだった。
御子柴が緊急避難を理由に無罪を主張した時点で、裁判は御子柴有利かと思いました。
しかも、稲見の元妻の証言を引き出した時は、御子柴は勝ったと思いました。
しかし検事の岬は稲見には殺意があったと主張しますが、「殺意が植え付けられていた」との御子柴の反論も見事でした。
何と、入居者の小笠原の孫が栃野が殺したかおりで、小笠原は稲見に後藤を守るように頼んだと証言したので、稲見の殺意も、情状酌量に足り得るだけの、必然性、蓋然性があると裁判官に思わせたと思いました。
ところが、判決が懲役6年とは言え、有罪だったのは、見事に期待を裏切る、アッと、驚く演出だと思いました。
御子柴は「助けを求める人に報いる為に弁護士になった」と言いますが、稲見が「もう御子柴は更生した」と言ったことで、稲見は御子柴の気持ちを救済しようとしたのだと理解しました。
しかし、一方で「御子柴が救いたかったのは、御子柴自身だろう」と、だったら「殺したみどりのことを思い出せ」と言い、一生償えと諭すことも忘れなかったのも御子柴への愛情表現だったのでしょう。
そして、「大事なことを言い忘れていた、ありがとう、今でも自慢の息子だ」と付け加える事も忘れなかったのは、自分が生きている限り、稲見が、自殺した御子柴の父の代わりであるとの思いを伝えたのも、稲見の厳しくも深い「父親」の愛情を感じた感動的な場面でした。
御子柴は過去に凶悪犯罪を犯しているけど、現在の弁護士の姿を見ている限り悪魔とは思えない。冷徹な雰囲気だけど、恩師のために真実を見抜き子供にも優しいのは御子柴の今の本当の姿だと思った。稲見が御子柴を突き放しつつも、愛情にあふれた言葉を伝えた時はとても感動したし、御子柴が改心したのは稲見がいたからだとよく分かるシーンだった。
御子柴が自分の犯した罪に苦しんでいる様子があって、もっと詳しく当時の事件のことを知りたいと思った。
御子柴の過去、およびなぜ彼が稲美をそれほどまでに弁護したいのかが理解できる話だった。しかし、謎は稲見がなぜ御子柴の気持ちと反対に罰を求めるのかだ。稲見が隠している何か、老人ホームの闇、殺された栃野に何か隠された秘密がありそう。それに、交通事故で亡くなった稲見の息子が何やらこの事件に心理的な影響を与えている様な気がする。医療少年院時代のルームメイトだった嘘崎がリンクしている展開になったら面白いが。鍵は殺人を犯した栃野が無罪になった緊急避難の適用だ。御子柴が岬に対して使用している「法律は絶対に正しいのか?」にあると思うが。
御子柴の医療少年院時代がクローズアップされて興味深かった。人を信じない雰囲気の御子柴少年に、親友と呼べるような友達がいた事に少し救われるような思いがした。でも、親友の死、教官に怪我を負わせてしまうなど不幸は有賀、この教官の熱意あって今の弁護士御子柴がいるのだと、信念とはすごいものだと思った。だからこそ、御子柴は教官に裁判で勝つ事で少しでもその恩を返したいのだろう。事務員洋子の動きが御子柴の先を読んでいるようでいい。そして、彼女の言葉で少しずつ御子柴も変わってきているように思える。
そりゃダークになるよなぁ、と思ってしまうくらいの子供時代の回想シーンが見応えありました。
稲見の「埋め合わせ」が全てを語っているようでした。
同じ部屋の嘘崎も寂しい子だったんだろうと思います。
でも御子柴に対しては凄く前向きな言葉を残していて、事件を起こしてなかったら自立心も早くて積極的な人物なんだろうと思いました。
嘘崎の夢が御子柴を左右していたのも驚きでした。
自分を鼓舞するような関西弁が印象的でしたが、日を追うごとに笑顔で話せていたように、もし生きていたのなら今の御子柴も少し違うキャラできっと弁護士にもなっていなかったと思うし、今の御子柴を知るにはとても重要なシーンでした。
下半身不随になっても、決して許すわけでもない、でも強く抱きしめてあげる稲見の行動が良かったです。
単純に稲見とヘルパーの栃野の事件だと思っていたら栃野の過去の話が出てきて、頭を捻ってしまうところでしたが、もしかしたら稲見は自分の一生をかけて御子柴に罰を受けなければならないと教えているのかなと思いました。
栃野のブルーオーシャン号の裁判でホームにまで来ていた弁護士の姿を知っていた稲見が栃野と衝突した時に栃野にとって逆鱗に触れる言葉を言ってしまったことが描かれていない場面なのかな?と思っているところです。
洋子が自分から稲見の奥さんに会いに行く熱心な姿が良かったです。
御子柴を助けてあげたい思いが伝わってきます。
何かと御子柴に対してそわそわする姿も可愛い、自分自身会社の上司や先輩への対応があーだったなぁ、とリンクするところもあって気持ちが入ります。
洋子とあすみは友達と言うより今は御子柴の情報を共有する関係で一緒にいる雰囲気に見えます。
2人のシーンになると必ず言い争いになってしまうし早く御子柴のことが解決したらなぁ、と思って見てしまうところです。
医療少年院の実態についての描写がわかりにくかったですね。その不安な真相が、教官の個人的裁量の大きさだとすれば、ギリギリの法制度といえる少年犯罪法の成り立ちに危惧を与えるものといえるのでは。
あの死体配達人事件の14才の少年が同房の16才の少年を脱走させる為に、教官に重症を負わせた事について罪を問わなかった教官の報告義務違反は許されませんね。罪を償ってなかったという事になります。
生きて罪を償い続けろと言ったこの教官の責任は重大極まりなく、生死の決定権すらあるのかと疑いざるを得ないということです。
そして、この教官が、その少年を世に送り出し、少年は「悪魔の弁護人・御子柴礼司」になってしまった。そして、年老いた教官は老人ホームで殺人を犯し、自らへの厳罰を求めている。怖ろしいことになってしまいましたよね。
なぜ、フジテレビのドラマになっているのか。視聴者の疑問が解けるのはいつになるのでしょう。御子柴礼司は贖罪をしようとしているのでしょうか。法的な贖罪はもう済んでいなければいけませんが。また、時代が硬化的・金属多用的になっていく中、木材文化的なセンスでどうします!?。ベートーヴェン等の音楽を贖罪と結びつけるのはどうでしょう!?
疑問多々の「悪魔の弁護人」。まだ、御子柴のやりたいことが見えてません。それを早く知りたくて、注目したいです。
悪魔の弁護士とタイトルにあるのでどれだけあくどいやり方をするのだろう、と思って観たが第一話だからか、それほど汚いやり方で法廷弁護しているとは思わなかった。ただ、御子柴の過去が早々に明るみになるが、少年時代に犯罪を犯してした(と思われる)のは衝撃的な過去の登場だと思った。その過去から悪魔の弁護士、なのだろうか。弁護方法は特にひどいとは思わなかったが、何故警察がそんなこと調べていないの?と突っ込める部分はあった気がする。一話完結だと思っていたらそうでなかったのはちょっと意外だった。