悪魔の弁護人・御子柴礼司～贖罪の奏鳴曲～

要さんにぴったりの役どころでしたよ。クールな役だけど、芯が強く正義感もほどよくあり、楽しめました。私の中でクールな役＝高身長とイメージしていたし、まさに要さんです。ただ、"旬じゃない"感が凄かった。笑

難しい役だったと思いますが、クールで落ち着いた演技を今回の作品で見せてくれました。ドラマ初期では残忍で冷酷、感情をあまり持たないような雰囲気がありましたがどこか寂しさを抱えているよう訳あり弁護士さんの様でただただなんかかっこいいなと観ていましたが、ストーリーが進み彼の過去や仕事ぶりから一人の人間として今できる事を必死にこなしている様が観れそれを演じきった要さんの演技は素敵でした。なかなか主役がない方ですがこういった役はハマるんじゃないのかなと今回の作品で思いました。

眼光鋭い、という言葉が似合う俳優さんだと思います。その雰囲気がこの役にピッタリでした。眼力で演技ができるとでもいいましょうか、主人公の鋭さ、切れ者具合、悲哀、ミステリアスさ、それが要さんの眼によくあらわれていたと思います。特に、ミステリアスさがよく出ていて、それだけでドラマに引きこまれるものがありました。

御子柴の静から動への変化を感じる演技が良い。聞き取り調査を行い家族の苦労を知ってから法廷で母親を弁護する場面で岬検事に対する反論場面、冷静で淡々と弁護する御子柴が珍しく怒りの感情が入り狼狽した様子の演技が良かったと思う。秘策がなく戦術に手詰まり感が出ていて。

とてもクールな印象を受けています。無表情で抑揚のない話し方が冷血な感じを与えてくれます。他の出演者が話す感情的な演技に対しても、やりとりに違和感を覚えるくらいのマイペースな話し方は何があってもぶれない心性を表していて好印象を受けました。

笑わないクールな要潤。常に冷静に真っ当な事も冷酷な事もいい放つその姿は、背が高いからか相手を下に見るようになる効果もあって、冷酷な弁護士を実に上手く表していると思う。自身の過去もピクリとも表情を変えずに語り、かっこいい。