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脚本・ストーリー 3.7 /5.0(73.6%) | 512位 /1088件中 |
キャスト 3.8 /5.0(76.8%) | 625位 /1088件中 |
演出 3.7 /5.0(73.6%) | 513位 /1087件中 |
音楽 3.6 /5.0(71.6%) | 468位 /1088件中 |
感動 3.3 /5.0(65.2%) | 426位 /1083件中 |
笑い 3.2 /5.0(64.2%) | 354位 /1083件中 |
スリル・興奮 3.4 /5.0(68.4%) | 404位 /1080件中 |
最後だというのに一切歩み寄ろうとしない頑固な国木田が炸裂していて、冒頭からイラっとさせられまた。それに国木田の性格がわかっていながら歓迎会を開こうとしる浅輪の行動も理解できない。
本筋の事件はペンが現場にあって容疑者の1人なのに国木田が自由に動き回れたことや浅輪が短時間で手錠を壊せたこと等、いろいろとおかしなところが多かった印象です。さらに言えば伊勢谷に「殺してくれ」と願った国木田には嫌悪感がわきました。自分が罪から解放されるために他人に犯罪行為を願うなんて人としても警察官として最悪だと感じました。事件が解決して一件落着と丸く収めていましたが、個人的に国木田の株は上がるどころかさらに下がっただけだったので特捜に残る流れは受け入れ難かったです。
シリーズ化して見慣れているので、安定感があります。加納倫太郎(渡瀬恒彦さん)のポジションにタイプの異なる役者さんを置いて、変化を持たせていることも評価できます。冤罪が疑われた事件をきっかけに国木田班長(中村梅雀さん)が仕事に熱意を見せないような態度に変わったことが分かり、事件解決後に特別捜査班のメンバーと融和して笑顔で最終シーンとなったことは、温かい気持ちになりました。しかし、今シリーズで明らかに感じたのは、特別捜査班のキャストの高齢化です。新藤刑事(山田裕貴さん)と浅輪主任(井ノ原快彦さん)以外の役者さんには、素早さ、フットワークの良さといった刑事に求められるものを表現することが、難しくなっていると感じました。特別捜査班のチームワークは本当に良いと感じられるので、次作も作られるだろうと思えますが、五十代のメンバーをどう取り扱うのか、工夫が必要だと思います。(警視総監役の里見浩太朗さんも、メイクでなんとか扮している感じになっています。)矢沢刑事(田口浩正さん)が、青柳刑事(吹越満さん)の無茶に付き合わされるのがかわいそうだなぁと思われるシーンがありましたので、せめて矢沢刑事を巡査部長から昇進させてほしいとも感じました。
安定のシリーズ。渡瀬恒彦さんから井ノ原快彦さんへチームを引っ張る人が変わっても楽しく変わらず観ていられます。それはきっとその他のメンバーが良いからではないかと思います。井ノ原、山田裕貴くん組や羽田美智子さん、津山寛治さん組などぴったりハマる組み合わせもすっかり落ち着きそれぞれが毎度の良い味を出してます。今回から新たに加わった中村梅雀さんは当初憎らしかったけど、この作品の良い所、悪い人では終わらずに一安心、次に繋げてくれると信じています。
小宮山、青柳ときて今度は浅輪と国木田班長が揉める展開には辟易しました。
大二郎の天下り斡旋に屈することなく根拠を探して逮捕状取ったことは警察官なら当然のことだから誉めるのも変だし…。嫌なキャラの印象が回を重ねるごとに増してるので、最終回でどんな過去が明かされようと頑固に歩み寄らず、邪魔しているようにしか見えない言動を繰り返した言い訳にはならない気がしました。
特捜と国木田の現在の関係性からは今までの確執が少し解れてお互いに歩みより始める程度のラストさえ想像がつかないので、どんな展開になるのか心配です。
幹子が犯人ではないならDNA鑑定を拒否することはないだろうと感じたので国木田と意見が一致したのですが、特捜と仲良くしようとする気が見えないキャラなのであまり嬉しさがなかったです。
梨花の爪にあった皮膚片は偽装の可能性もないとは言い切れない、あくまでも"犯人のものと思われる"証拠なので「事件を解決する気があるのか」という青柳さん問いには犯人を逮捕したあと立件する気があるのかと問い返したくなりました。いくらフィクションでも刑事が勘だけで捕まえる演出はそろそろ本気でやめてほしいです。
でも青柳さんのキャラとしては不思議ではない言動だったので、仲間意識のない国木田から正論を言われても苛つくだけで今度はバレないようにやろうと考えるんだろうなと思いました。国木田と青柳さんの揉め事に意味があったのか疑問に感じたので、特捜メンバーたちと揉める演出が今後の伏線に繋がっていてほしいなと思いました。
もちろん任意同行なので月子がいつ帰ろうと自由だけど、わざわざ乗り込んできたモラハラ夫にしか見えない総一郎の意見だけを聞いて事情聴取を邪魔した国木田にはイラっとしました。なので小宮山が"捜査しなくてもいいけど、邪魔しないで!"とブチ切れてくれてスッキリ!
その後、村瀬と小宮山が話してたシーンはにやにやしちゃうほど村瀬カッコつけていたけれどオチも忘れていなくて、ピリピリムードから一転して笑えたし村瀬と小宮山のコンビの良さがとても活きていて最高でした!特捜のこういった抜けたシーンの作り方や入れるタイミングが本当に好きだなと改めて思いました。
この話を観て最初に感じたことは、犯人は特捜9の中で稀に見る最低な人間ということだ。過去に過ちを犯した人たちを食い物にする犯人に対して、ドラマとは言え怒りを覚えた。また、取り調べ中の参考人をあっさりと帰してしまう国木田の対応にも苛立ちを感じてしまった。小宮山が怒りをぶつけたことで少し気は晴れましたが。このやり取りの場にいた村瀬の対応が非常に印象に残った。長年コンビを組んでいる村瀬と小宮山ならではのやり取りにほっこりした。
自分が騙されたという事実に怒りを隠せないのはわかるけど真二郎は現役官僚の父親が殺人犯になったときの息子の苦労は見えなかったのかなと、騙されたことや犯行に及んだことに視野の狭さを感じました。
でも老人ホームでボランティアをする裏で詐欺商法で老人を騙していた祐介も始めた頃から罪悪感を抱いていたようには見えなかったので、被害者に殺されたならいくら死ぬ前にお金を返そうと考えていても同情の余地はないなと思いました。ですが詐欺の被害者がお金を騙し取られ、警察に疑われ、殺人の罪も負わなければいけないなんて救いがなさすぎるとも感じたので、詐欺の黒幕だった亜季子が真犯人でホッとしました。
刑事だったのに10年も経つと忘れてしまうのかと不思議に感じるくらい当たり前のように門脇が嘘をついたことに驚きました。警察が調べてもバレないような会い方をしていたならまだしも、自分からアパートを訪ねてしまってるので、嘘をついて疑惑を深めるより後輩の浅輪に事実を素直に言って圧をかけた方が楽なんじゃないかと疑問に思いました。
でもその違和感があったため和田も怪しいけど門脇も怪しく見え、どっちなのか判断がつかない演出になっていてドキドキできました。
非番の日に一緒にいた小宮山と村瀬が友人に対して付き合っていることを敢えて否定しなかったシーンには、にやにやしちゃいました!浅輪の舌が変とは思いたくないので小宮山の焼いたパンが美味しかったのかすごく気になります。
キャスト、ストーリーほか、すべてに於いて安心感がある。テレビ朝日のドラマはその傾向が強いが、特にこの作品は安定感が抜群である。それはやはり主演の井ノ原快彦の、良い意味での力の抜けたところによるものと感じる。朝の情報番組でもそうだったが、冷静に周囲を眺めながら、出るべき時には前に出て、下がるべきときには下がるバランス感覚が素晴らしい。若くしてベテラン揃いをうまく指揮する力量が、そのままドラマの面白さに直結している。
毎年この時期に放送されるのを楽しみに待っているのですが、年を追うごとにトリックが巧妙になっていて見破るのが難しく、期待を裏切られるのが面白いです。犯人を見破るというよりはトリックを当てる謎解きに近い感覚だと感じます。また人間関係も見所の1つだと思います。浅輪含む特捜班や鑑識との仲の良さや、倫子ちゃんとのやりとりは見ていて微笑ましくなります。新しい班長はまだまだ謎が多く、今後特捜班にどのように関わっていくのかが気になります。
先週の9係シーズン1からの特捜9シーズン1で、全員の成長が比較出来て面白かった。基本的にはキャラクターは変わっていないのに、深みが増してるし、背景知らなくっても個性が強いから初心者でも楽しめる。そんな中に入ってきた新人の新藤刑事、すーっごく大変な役をよくやった!シーズン3では、もう堂々と9係の一員が板についてるんだけど。初回はさすがに空回りが激しすぎて、頑張りすぎてて大丈夫かと思ったのを今回見て思い出した。脇に埋もれずに、初めの浅輪刑事の立ち位置なのに、きちんと違う押しの強い性格の刑事演じられてる。
かなり前に放送されたシリーズ1作目ということで、時代の違いをまず最初に感じてしまった。新人刑事の浅輪が事件に巻き込まれるというお約束のような展開だったが、内容自体は誰が犯人か分からず、推理しながら楽しんでみることができた。また、一風変わった刑事である加納倫太郎を久しぶりに見ることができた点が良かった。まだ信頼関係を築けていない9係の面々の様子も久しぶりに見ると新鮮だった。亡くなった役者さんを見ることができるのは傑作選の良いところだと思う。
番組のプロデューサーが視聴率と組合からの圧力のために人を殺すという動機が短絡的すぎて意味がわからない…。完璧なバレないトリックというわけでもないのに、プロデューサーとしての戦略と言われても馬鹿としか言いようがない。せめて"飴を持っていけ"と自分でADに言わず、2、3人挟むとかメモで伝えるとか、自分以外の誰かが疑われる細工をするとか事件にももう少し深みがあってほしかったです。江上と登の家族愛を描くためとはいえ、事件が微妙すぎて感動できませんでした。
飴に含ませた生石灰で撮影中にタイミングよく殺せるものなのかとか、お店の常連だった江上を実の父親だと高校生の年齢まで登が信じていたこととか不可解点も多くて、強引なストーリー展開だったと思います。
殺人事件も家族愛も微妙だったので、成長しているかは別ですが新藤の活躍が印象に残る回でした。
撲殺と聞くと計画性のあるなしに関わらず容赦のなさを感じますが、被害者が店員に対してパワハラだけじゃなく暴力までふるっていたと知ったらそれほど酷く感じなくなるのが不思議だなと思いました。暴力の理由を知ったところで許せることではないけれど、殺された人が実は裏で…といったドラマでよくある感動展開はあるのかなと、また被害者がに対しての感情が変わることがあるのかなと楽しみにしていました。
ですがゆり子の苛酷すぎる過去や心に抱えた闇の深さが尋常じゃなかったこと、絵美子が暴力をふるう夫には反撃できないのにまったく関係のない人は簡単に撲殺できたこと、お店を続ける気だったのに店内で殺さないように注意していなかった香織の考えのなさなど、女性たちそれぞれのインパクト強すぎて被害者のバックボーンへの興味がまったくなくなりました。
ラストで"父親を殺しても、救われなかった"というゆり子の言葉はぐさりと刺さりました。もし直樹のように優しく抱き締めてくれる存在が幼い頃のゆり子の側にいたらと思うと涙が止まりませんでした。
タイトルが変わってもシーズンを重ねても安定の面白さ。九係の三組の相棒同士のやり取りもそれぞれの距離感も楽しすぎて、警察内でどんなことがあったか覚えていても、いつもどんな殺人事件だったか忘れてしまうのが難点…といえば難点。それでも今回の第三話は事件の内容が印象に残った。子どもの頃犯した殺人と、支持者がいる交換殺人。犯罪自体はよくあるパターンだったけれど、それぞれの加害者が事件後に抱える「間違ってしまった」感がとても辛かった。ただでさえ辛い日常だったのに、もっとつらくなるなんて…。ラストシーンで浅輪が主犯を優しく抱きしめるシーンも良かった。ハグの文化日本にもあったらよかったのに…。
特捜9にしては珍しく、仄暗い感情が残るストーリーでした。浅輪主任と真犯人がお互いを揺さぶり合う駆け引きにドキドキしました。普段あんなにニコニコ優しい浅輪主任が、こういう場面では冷たい眼差しで核心に迫っていくところがたまりません。今回の犯人は悲しい過去を抱えていたので、ただ追い詰めるだけではなく過去を受け止めてあげようとする浅輪主任の姿にぐっときました。
矢沢さんの過去もほんの少し知ることができ、だから絵が上手いし優しい人なんだなぁと納得しました。特捜班メンバーそれぞれの人柄が魅力的で大好きです。
特捜がしっかりと機能しなければドラマにならないので、絶対勝てるだろうという未来が見えているだけに前シーズンの因縁の相手と初回で戦うストーリーは意味があったと思うし、三原の思い通りにならなった結末が見れてホッとしました。
でも射殺事件に警察庁の審議官という肩書の人が参加することが自然なことなのか疑問でした。特捜に嫌がらせをしたいがために捜査をしたいようにしか見えなくて、三原の雑魚感がさらに増している気がしました。それにいくら雑魚とはいえ一番やっちゃいけない決め付け捜査をしてて、そこまでお膳立てしなくても特捜班の良さを表現できた気がしました。なので裏切ったと思わせて時間稼ぎをした村瀬の役回りはとても良かったと思います。上に媚びるキャラだからこそできる騙し方だったので、まさかと思える展開にハラハラできました!
いつものメンバーで安定のバラバラ感。チームワークが良いのか悪いのかわからないまま、確実に事件解決までにまとまっていくチームプレーが大好きです。今回は新しく上司がつかないまま今までのメンバーで捜査を進めていくと言う新しいかたち。その中でもこれからチームに入りそうな人の影もちらほらあり、今後の関わり方が気になるところです。オープニングの構成がルパン三世のアニメ模様なおしゃれで格好いい雰囲気になっていたととも、今までにないストーリー展開になるのではと期待させてくれました。