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脚本・ストーリー 3.8 /5.0(76.6%) | 407位 /1088件中 |
キャスト 4.2 /5.0(83.4%) | 391位 /1088件中 |
演出 3.7 /5.0(73.4%) | 515位 /1087件中 |
音楽 4.0 /5.0(80%) | 189位 /1088件中 |
感動 4.0 /5.0(80%) | 92位 /1083件中 |
笑い 2.5 /5.0(50%) | 696位 /1083件中 |
スリル・興奮 4.2 /5.0(83.4%) | 104位 /1080件中 |
脚本・ストーリー 3.8 /5.0(76.6%) | 407位 /1088件中 |
キャスト 4.2 /5.0(83.4%) | 391位 /1088件中 |
演出 3.7 /5.0(73.4%) | 515位 /1087件中 |
音楽 4.0 /5.0(80%) | 189位 /1088件中 |
感動 4.0 /5.0(80%) | 92位 /1083件中 |
笑い 2.5 /5.0(50%) | 696位 /1083件中 |
スリル・興奮 4.2 /5.0(83.4%) | 104位 /1080件中 |
江戸で米の値段を不当に操っていた黒幕の老中安藤帯刀の屋敷に忍び込んでしまうとは流石、雲霧仁左衛門です。安部式部率いる火付盗賊改方が警護する中で、正義感に迷った同心の心を揺さぶるとか心理戦まで登場したのは驚きましたが、まんまと罠に嵌ってくれたのは面白かったし、無事に逃げてくれて安心しました。やっぱり最後は雲霧仁左衛門と安部式部の一騎討ちになったのはゾクゾクしましたね、お千代が庇って刺されたのはビックリですが、それは安部式部を騙す策だったのが一枚上手で感動しました。義賊としての雲霧仁左衛門は凄く格好良いし、仲間の人生も丁寧に描いてくれるので登場人物に感情移入しやすくて面白い作品です。
雲霧仁左衛門は池波正太郎の作でこの本自体素晴らしく大好きな小説です。最初は土曜日の午後6:05からの開始なので意外とサラッとした仕上げで行われるのではないかと思って見ました。ところが予想とは全然違いNHKの歴史大作くらい緻密に作られていて驚きと共に嬉しくなりました。役者の面々が素晴らしく何と言っても中心である仁左衛門役の中井さん安倍式部役の國村さんのお二人を筆頭に心理戦を展開するのはまさしく池波流に感じて面白かったです。特にセットというか小道具というか背景に映るものがとても丁寧に作られていたと思います。しかし土曜日の午後の時間の設定が本格時代劇であるということ、私自身は賛成だが若い世代を狙っているのかそれがいつも疑問に思っています。
無口で頭のキレる仁左衛門がかっこいいし、みんなで協力して盗みをやりとげる雲霧一党も、あの手この手で雲霧を捕まえようとする安部式部たちもおもしろい。熊五郎が商人の変装して狙いつけた家に忍び込んじゃって、バレないかはらはらした!好きな女性を助けたくてわざと安部式部に捕まった熊五郎、処刑される前に助けに来てもらってよかったね!熊五郎にとっておかしらは絶対的に信頼できる相手だから、きっと助けてもらえるって思ってたんだろうな。
第6回ではお千代のにおい袋の謎が分かったが、そうではないかという気がしていた。しかし、ずっと持っていなくても家にしまっといたらよかったのではないか。それにそんなずっと使えるものなのか。日にち経ったら臭いも消えると思うのだが。盗賊改めの屋敷からの盗みが簡単すぎる。盗賊改めは面目丸つぶれという感じ。式部は切腹もんではないのか。身から出た錆とは言え柏屋の最期は哀れに思えた。一番の悪党は老中の安藤だ。とんでもねえ野郎だ。何時の時代にもこういう奴はいるのだな。
第5回はツッコミどころが多かった。式部はけっこう嫌らしい奴だ。静を助けるために投降した熊五郎を信用せず、人質的に勾留したまま。拷問で白状しなければ取引を持ち掛けて、だんだん条件をよくしていって。挙げ句の果てには脱走されて。老中の言うように式部でダメなら誰がやってもダメだろうが。普通は処分されるんと違うんかい。結局、静は釈放したものの冤罪寸前だ。仁左衛門にも読まれていた。ところで熊五郎はどうなるのか。面が割れたから盗めはできないのと違うか。静について行ったのか。
この作品の面白さは雲霧一党がどんな手を使って盗みを働くのかというところがあるのだが、第4回は火付盗賊改方が見張っている中どうやって盗むのかいくらなんでも無理だろうと思っていたがその手があったかという感じだ。しかしけっこう危なかったが、ちゃんと追っ手を撃退する仕掛けまで擁していたんだな。抜かりはないな。式部は鬼になるとかカッコいいこと言ってせこい手段を使う。けっこうみみっちいおっさんだ。これをどうやって切り抜けるかというところだが、どうせ雲霧が勝つんでしょと思ってしまう。