『あんぱん』での吉田鋼太郎 (朝田釜次役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
吉田鋼太郎 (朝田釜次役) は 「2025年7月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
まずキャラ設定がいい。この時代、戦争が起きたタイミングによって、この釜次みたいに徴兵されて訓練は受けても、どの戦争にも出征しなかった世代がいる。第一次大戦に出た屋村、太平洋戦争に出た豪たちと、微妙に戦争観や世代体験が違っているからこそ、朝田家がこの時代の縮図となっているのだと思います。 釜次は「はちきん」のぶの祖父であり、父親代わりでもあるので、土佐の「いごっそう」ぶりを象徴している存在でしょう。頑固で妥協しない負けず嫌い、そして豪快。そんな土佐の県民性といわれるものをベースに、朝田家の人たちの柱として存在感をみせてくれました。 吉田さん、さすがです。
ラジオを千尋くんのラジオと呼び、それ自体を千尋くんのように愛で話しかけるところが釜じいの中で千尋くんが生きていると感じることができてすごくいいなと思いました。結太郎の帽子もそう、モノに宿る亡き人の面影を大事にしているところが良かったです。
厳しく、そしてさみしそうな顔で「ヤムはどうしているだろうか」と言うところが、あんなにもケンカしていたのに根っこでは家族同然になっていたのだと悲しくなった。放浪者が配給にありつくことができたのだろうかと、こちらまで心配になった。
ヤムさんとの二人のシーン。とても見ごたえがあって良かった。ヤムさんがなんと語ったのか。後日出てくるだろうか。のぶを引き留めながら、去っていくヤムさんの後ろ姿を見るシーンも何とも言えない雰囲気を出していて苦しい気持ちになった。
半纏に触れる蘭子を見守る後ろ姿がいいなと思っていた。多くは語らないが豪のことをずっと心配しているんだなと思えたから。そして今日の号泣シーン、手紙を持ってきた人にくってかかることはせずしっかりとお礼を言ったのは豪の家族としてちゃんとしていたかったからだろう。それからの慟哭が胸に突き刺さった。
この時代の頑固じじいをやらせたら本当に上手いよね。ただただ頑固なのじゃなくて、ちゃんと情もある。戦地に行った豪を想い続ける蘭子を横目に、早く戻ってこいと言うところ本当に心にグッとくる。言葉の間とか声色とか染み入る。
本当に頑固だし、短気だし、なかなかに扱いが難しい老人って感じでもあるのだけれど、のぶが帰ってきて「じいちゃんに会えてうれしい」って半ば強制的に言わせておきながらデレるのがめちゃくちゃ可愛かった。
のぶの出立の時には一人メソメソ泣いていたり、のぶが帰省した時には「誰に一番会いたかった?」ってワクワクした顔で聞いたり、おじいちゃんって言われると満足げに笑ったり、孫にデレデレな姿が可愛らしくて微笑ましかったです。寮生活がかなりキツくて見てるこちらまで心がヒリヒリしてしまうけど、釜じいたちの温かな雰囲気にすごく救われた気がします。
声が大きくて喧嘩っ早いところがあって、ザ・昭和の頑固親父っていう雰囲気がよく似合っています。スーツをビシっと着こなした役のイメージが強かったけど、こういう古風な役もハマる方なんですね。強情だけど高圧的な感じがなく何処かチャーミングさがあるところも、朝田家の温かな雰囲気にマッチしていて良いと思います。
息子の墓石を掘っているシーンが何とも切なくて辛くて悲しくて。それが本当に感情を最初控えめに、それが悔しさも一緒に噴き出したように突っ伏すところで心持っていかれた。
まずキャラ設定がいい。この時代、戦争が起きたタイミングによって、この釜次みたいに徴兵されて訓練は受けても、どの戦争にも出征しなかった世代がいる。第一次大戦に出た屋村、太平洋戦争に出た豪たちと、微妙に戦争観や世代体験が違っているからこそ、朝田家がこの時代の縮図となっているのだと思います。
釜次は「はちきん」のぶの祖父であり、父親代わりでもあるので、土佐の「いごっそう」ぶりを象徴している存在でしょう。頑固で妥協しない負けず嫌い、そして豪快。そんな土佐の県民性といわれるものをベースに、朝田家の人たちの柱として存在感をみせてくれました。
吉田さん、さすがです。
ラジオを千尋くんのラジオと呼び、それ自体を千尋くんのように愛で話しかけるところが釜じいの中で千尋くんが生きていると感じることができてすごくいいなと思いました。結太郎の帽子もそう、モノに宿る亡き人の面影を大事にしているところが良かったです。
厳しく、そしてさみしそうな顔で「ヤムはどうしているだろうか」と言うところが、あんなにもケンカしていたのに根っこでは家族同然になっていたのだと悲しくなった。放浪者が配給にありつくことができたのだろうかと、こちらまで心配になった。
ヤムさんとの二人のシーン。とても見ごたえがあって良かった。ヤムさんがなんと語ったのか。後日出てくるだろうか。のぶを引き留めながら、去っていくヤムさんの後ろ姿を見るシーンも何とも言えない雰囲気を出していて苦しい気持ちになった。
半纏に触れる蘭子を見守る後ろ姿がいいなと思っていた。多くは語らないが豪のことをずっと心配しているんだなと思えたから。そして今日の号泣シーン、手紙を持ってきた人にくってかかることはせずしっかりとお礼を言ったのは豪の家族としてちゃんとしていたかったからだろう。それからの慟哭が胸に突き刺さった。
この時代の頑固じじいをやらせたら本当に上手いよね。ただただ頑固なのじゃなくて、ちゃんと情もある。戦地に行った豪を想い続ける蘭子を横目に、早く戻ってこいと言うところ本当に心にグッとくる。言葉の間とか声色とか染み入る。
本当に頑固だし、短気だし、なかなかに扱いが難しい老人って感じでもあるのだけれど、のぶが帰ってきて「じいちゃんに会えてうれしい」って半ば強制的に言わせておきながらデレるのがめちゃくちゃ可愛かった。
のぶの出立の時には一人メソメソ泣いていたり、のぶが帰省した時には「誰に一番会いたかった?」ってワクワクした顔で聞いたり、おじいちゃんって言われると満足げに笑ったり、孫にデレデレな姿が可愛らしくて微笑ましかったです。寮生活がかなりキツくて見てるこちらまで心がヒリヒリしてしまうけど、釜じいたちの温かな雰囲気にすごく救われた気がします。
声が大きくて喧嘩っ早いところがあって、ザ・昭和の頑固親父っていう雰囲気がよく似合っています。スーツをビシっと着こなした役のイメージが強かったけど、こういう古風な役もハマる方なんですね。強情だけど高圧的な感じがなく何処かチャーミングさがあるところも、朝田家の温かな雰囲気にマッチしていて良いと思います。
息子の墓石を掘っているシーンが何とも切なくて辛くて悲しくて。それが本当に感情を最初控えめに、それが悔しさも一緒に噴き出したように突っ伏すところで心持っていかれた。