『ブギウギ』での趣里 (花田鈴子役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
趣里 (花田鈴子役) は 「2024年1月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
歌に踊り、演技と、いずれも高いレベルでこなしてたと思います。まず演技ですが、スズ子をとりまく家族は基本的に作られたものです。本当の両親とは離別し、花田家という良い家族に育てられますが、この家族でひとりだけ他人だということは彼女も理解していました。口にしたのは梅吉に一度だけ。だから彼女のにとって唯一血のつながった愛子には甘いし、大野さんなどと疑似家族を形成する。それを円滑に回す手本はツヤであり、だから大阪の人っぽさを出すしかなかった。そんな背景をしっかりと感じさせてくれる演技でした。歌と踊りは趣里さんの母である伊藤蘭さんを思い出させ、あえてそれを感じさせる演出もありました。そこにはドラマとしての母子、現実の母子という二重性が相まって、より見ているものを引き込むものがありました。見事だったと思います。
舞台に立つと人が変わるところがいい。緊張感も伝わるしなによりパワーがすごい。ラッパと娘も好きだったし最後の紅白もあゆみを前座にしてしまったかのような息を飲むパフォーマンス。最後のさよならコンサートもすごかった。みんなへの感謝と愛が伝わってきた。
回想シーンを見ていて、こんなにも違っていたのかと驚く。今のスズ子はすっかり大阪のおばはん。舞台に立ったらフレッシュさや生きの良さよりもパワーと貫禄すら感じる。ちゃんと計算されてるから違和感ないんだなと思った。
自分で引退すると決めたものの、羽鳥先生の態度に身を固くして相当悩んでいるのだろう。愛子に抱きついたりまりさんに抱きついたりするのも不安の表れだよね。不安がすごく伝わってきた。それでも前に進む強さもあり悪くないと思った。
朝ドラ史上類を見ない難役 立派に勤めていらっしゃいます。
舞台の上でのスズ子ももちろん素敵なんだけれど、寝ている愛子ちゃんにそっと子守唄のように歌ってあげるスズちゃんの歌がすごく良い。透明感があって伸びがあって。山下さんじゃないけれど、スズ子を見ていると元気になる。
関西のおもろいおばちゃんって設定で親しみやすさを全面に出していると思うんだけどそれが関東育ちの趣里さんには合ってないように思います。セリフの前に変に一呼吸飲み込むようなクセがとても気になります。関西の人はどう感じているのかな?
やっと少し元気になったスズ子が愛子ちゃんに歌っていた子守唄が楽しそうで。自分が子どもの頃に聞いていた実のお母さんが歌っていた子守唄ですよね。スズ子の歌声は子守唄ですら聞いていて元気が出ます。
いつもちょっと笑かしてやろうという顔をするのが嫌だなと思っていました。そういうキャラなんだろうなと見逃すことにした。だけど今日の出産シーンだけは酷すぎた。あんなコメディみたいな出産なんてない。死ぬか生きるかの出産をなめないでほしい。
頑張って演技してるなとは思いますが、視聴者にそう思わせるのはアウト。見ていてしんどいです。 スズ子の大人としての成長もあんまり伝わらないし、演技が単調(怒る・泣く・笑う)でTV画面に引き付けられる感動も与えてもらってません。笠置さんとは真逆なタイプに見えますし・・・。
これは趣里さんが本来持っているところだと思うのだけれど、コロコロ笑う笑い声がとても楽しげで愛助さんとの日々がほんとにかけがえのない幸せが詰まった日々なのだと感じさせてくれる。お互いをすぐに庇い合うように見つめたりさすったり、本当に鈴子は愛助しか見ていないところがいい。
舞台のために一生懸命に東京言葉でセリフを言っているスズ子がおかしくて。関西の人が東京言葉を話すとき微妙に言葉が上ずる感じとか、本当に上手い。急にスイッチが入ってドス利かせるところとか、大阪の友人のしゃべりを思い出す。昔のネイティブの大阪人ってこんな感じだよねと懐かしく見ています。
防空壕の中で歌い始めた鈴子、最初は受け入れてくれるかの不安が見えて少しずつ人に寄り添うように優しく歌った。歌って!と言われて歌った2回目はみんなを元気にするようにもう少し明るく、元気の押し売りじゃないのがとても良かった。
防空壕の中で歌った歌が、同じ歌なのに一度目は優しくて、二度目は元気で明るくて。歌い方でこんなに印象が違うのだと改めて思った。声の伸びが素晴らしく美しくて、優しく子守唄風の歌い方がとても素敵で心にスッと入ってきた。
圧巻のステージパフォーマンスでした。このクオリティがあるからこそ、人々を魅了するスターとして説得力があると思います。またステージを降りた際の普段の演技とのギャップも素晴らしいと思います。
イマイチの票数が伸びているのが不思議。趣里さんは小さな体で底知れぬエネルギーを持ち全身で表現しているのに。大空の弟も良かったが、やっぱりラッパと娘は最高!最初の頃はお気楽に歌っていた感じがあるが、今は何があってもやってやる!という気概も感じる。鈴子としての成長も歌一つで感じることができるところが凄いと思う。
六郎が死んだのは嘘だと絡んでくるお父ちゃんに努めて冷静にしていたけど鈴子自身も信じたくない気持ちやかき乱されたくない気持ちがあと少しで表に爆発するようなそんな危うさを感じ、開戦に沸き立つ民衆の中でした万歳は他のどの人とも意味が違って見えました。すごかったです。ちゃんと鈴子を生きていると思いました。
時代的にもお父ちゃんにもいろいろ苛立っている様子が見ていてわかる。自分の武器を取り上げられ戸惑いながら窮屈そうに歌うセンチメンタルダイナ。声はのびやかなのにちっとも楽しそうではなくて。明るい音楽だけに反する感情を表現するのは難しかったのではと思った。
瀕死のツヤさんの前で嗚咽しながら死なんといて!と抱きつくところが真に迫っていてとても良かったです。泣きじゃくりながらお母さんに子供のように屁理屈を言うのもこれが最後かと思うと悲しかったです。泣きながらなのに息を整えて立派に音程も外さず歌うところはプロだなと感心しました。
スズ子は歌と踊り以外はダメな人なんだろうな。お母さんへささげる最後の歌。本当に感情がこもっていて凄いと思った。
若い頃っていう表現なのかもしれないけど少し子供っぽいかなと思います。それがかわいさでもあるんだけど20代半ばとしてはおぼつかない。素直でかわいい子がステージでは豹変ってところを狙っているならステージでは元気!だけじゃなく大人っぽさも必要かと思います。
羽鳥のレッスンで何度も頭だけを歌わされていて、それが全部違っていて。こんなに歌い分けできる人だったのだと驚いた。最初はUSKらしく涼やかでのびやかに。それが少しずつテンポ感とかも変わってて。声の太さとかも変わっていて凄いなと感心した。
さすがに今日の混乱と衝撃の様子にはもらい泣きしそうになりました。スズ子にとって、あの懐中時計がどういう存在になっていくのだろう。
何度見ても羽野晶紀さんに見えてしまって。声のトーンとか喋り方とか。元気よくて、何かあっても一晩寝たらケロッと忘れてそうな感じとか、この主人公にはぴったりかも。
細い体にすごいパワーを秘めて全身で表現するステージ、一回見ただけで魅了されてしまいました。ダンスも上手でバックダンサーと息もぴったり、表情も豊か。戦後に元気を届けたってキャッチフレーズがぴったりでした。
歌に踊り、演技と、いずれも高いレベルでこなしてたと思います。まず演技ですが、スズ子をとりまく家族は基本的に作られたものです。本当の両親とは離別し、花田家という良い家族に育てられますが、この家族でひとりだけ他人だということは彼女も理解していました。口にしたのは梅吉に一度だけ。だから彼女のにとって唯一血のつながった愛子には甘いし、大野さんなどと疑似家族を形成する。それを円滑に回す手本はツヤであり、だから大阪の人っぽさを出すしかなかった。そんな背景をしっかりと感じさせてくれる演技でした。歌と踊りは趣里さんの母である伊藤蘭さんを思い出させ、あえてそれを感じさせる演出もありました。そこにはドラマとしての母子、現実の母子という二重性が相まって、より見ているものを引き込むものがありました。見事だったと思います。
舞台に立つと人が変わるところがいい。緊張感も伝わるしなによりパワーがすごい。ラッパと娘も好きだったし最後の紅白もあゆみを前座にしてしまったかのような息を飲むパフォーマンス。最後のさよならコンサートもすごかった。みんなへの感謝と愛が伝わってきた。
回想シーンを見ていて、こんなにも違っていたのかと驚く。今のスズ子はすっかり大阪のおばはん。舞台に立ったらフレッシュさや生きの良さよりもパワーと貫禄すら感じる。ちゃんと計算されてるから違和感ないんだなと思った。
自分で引退すると決めたものの、羽鳥先生の態度に身を固くして相当悩んでいるのだろう。愛子に抱きついたりまりさんに抱きついたりするのも不安の表れだよね。不安がすごく伝わってきた。それでも前に進む強さもあり悪くないと思った。
朝ドラ史上類を見ない難役
立派に勤めていらっしゃいます。
舞台の上でのスズ子ももちろん素敵なんだけれど、寝ている愛子ちゃんにそっと子守唄のように歌ってあげるスズちゃんの歌がすごく良い。透明感があって伸びがあって。山下さんじゃないけれど、スズ子を見ていると元気になる。
関西のおもろいおばちゃんって設定で親しみやすさを全面に出していると思うんだけどそれが関東育ちの趣里さんには合ってないように思います。セリフの前に変に一呼吸飲み込むようなクセがとても気になります。関西の人はどう感じているのかな?
やっと少し元気になったスズ子が愛子ちゃんに歌っていた子守唄が楽しそうで。自分が子どもの頃に聞いていた実のお母さんが歌っていた子守唄ですよね。スズ子の歌声は子守唄ですら聞いていて元気が出ます。
いつもちょっと笑かしてやろうという顔をするのが嫌だなと思っていました。そういうキャラなんだろうなと見逃すことにした。だけど今日の出産シーンだけは酷すぎた。あんなコメディみたいな出産なんてない。死ぬか生きるかの出産をなめないでほしい。
頑張って演技してるなとは思いますが、視聴者にそう思わせるのはアウト。見ていてしんどいです。
スズ子の大人としての成長もあんまり伝わらないし、演技が単調(怒る・泣く・笑う)でTV画面に引き付けられる感動も与えてもらってません。笠置さんとは真逆なタイプに見えますし・・・。
これは趣里さんが本来持っているところだと思うのだけれど、コロコロ笑う笑い声がとても楽しげで愛助さんとの日々がほんとにかけがえのない幸せが詰まった日々なのだと感じさせてくれる。お互いをすぐに庇い合うように見つめたりさすったり、本当に鈴子は愛助しか見ていないところがいい。
舞台のために一生懸命に東京言葉でセリフを言っているスズ子がおかしくて。関西の人が東京言葉を話すとき微妙に言葉が上ずる感じとか、本当に上手い。急にスイッチが入ってドス利かせるところとか、大阪の友人のしゃべりを思い出す。昔のネイティブの大阪人ってこんな感じだよねと懐かしく見ています。
防空壕の中で歌い始めた鈴子、最初は受け入れてくれるかの不安が見えて少しずつ人に寄り添うように優しく歌った。歌って!と言われて歌った2回目はみんなを元気にするようにもう少し明るく、元気の押し売りじゃないのがとても良かった。
防空壕の中で歌った歌が、同じ歌なのに一度目は優しくて、二度目は元気で明るくて。歌い方でこんなに印象が違うのだと改めて思った。声の伸びが素晴らしく美しくて、優しく子守唄風の歌い方がとても素敵で心にスッと入ってきた。
圧巻のステージパフォーマンスでした。このクオリティがあるからこそ、人々を魅了するスターとして説得力があると思います。またステージを降りた際の普段の演技とのギャップも素晴らしいと思います。
イマイチの票数が伸びているのが不思議。趣里さんは小さな体で底知れぬエネルギーを持ち全身で表現しているのに。大空の弟も良かったが、やっぱりラッパと娘は最高!最初の頃はお気楽に歌っていた感じがあるが、今は何があってもやってやる!という気概も感じる。鈴子としての成長も歌一つで感じることができるところが凄いと思う。
六郎が死んだのは嘘だと絡んでくるお父ちゃんに努めて冷静にしていたけど鈴子自身も信じたくない気持ちやかき乱されたくない気持ちがあと少しで表に爆発するようなそんな危うさを感じ、開戦に沸き立つ民衆の中でした万歳は他のどの人とも意味が違って見えました。すごかったです。ちゃんと鈴子を生きていると思いました。
時代的にもお父ちゃんにもいろいろ苛立っている様子が見ていてわかる。自分の武器を取り上げられ戸惑いながら窮屈そうに歌うセンチメンタルダイナ。声はのびやかなのにちっとも楽しそうではなくて。明るい音楽だけに反する感情を表現するのは難しかったのではと思った。
瀕死のツヤさんの前で嗚咽しながら死なんといて!と抱きつくところが真に迫っていてとても良かったです。泣きじゃくりながらお母さんに子供のように屁理屈を言うのもこれが最後かと思うと悲しかったです。泣きながらなのに息を整えて立派に音程も外さず歌うところはプロだなと感心しました。
スズ子は歌と踊り以外はダメな人なんだろうな。お母さんへささげる最後の歌。本当に感情がこもっていて凄いと思った。
若い頃っていう表現なのかもしれないけど少し子供っぽいかなと思います。それがかわいさでもあるんだけど20代半ばとしてはおぼつかない。素直でかわいい子がステージでは豹変ってところを狙っているならステージでは元気!だけじゃなく大人っぽさも必要かと思います。
羽鳥のレッスンで何度も頭だけを歌わされていて、それが全部違っていて。こんなに歌い分けできる人だったのだと驚いた。最初はUSKらしく涼やかでのびやかに。それが少しずつテンポ感とかも変わってて。声の太さとかも変わっていて凄いなと感心した。
さすがに今日の混乱と衝撃の様子にはもらい泣きしそうになりました。スズ子にとって、あの懐中時計がどういう存在になっていくのだろう。
何度見ても羽野晶紀さんに見えてしまって。声のトーンとか喋り方とか。元気よくて、何かあっても一晩寝たらケロッと忘れてそうな感じとか、この主人公にはぴったりかも。
細い体にすごいパワーを秘めて全身で表現するステージ、一回見ただけで魅了されてしまいました。ダンスも上手でバックダンサーと息もぴったり、表情も豊か。戦後に元気を届けたってキャッチフレーズがぴったりでした。